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患者と医療者のコミュニケーション
再発卵巣がんの治療法
ゆう(熊本県) 2011/02/09
以前、カルボプラチンのアレルギーでご相談をさせて頂き、上野先生をはじめ多くの方からアドバイスを頂戴し感謝いたしております。
その後、タキソール単剤にて治療をしておりましたがその甲斐なく、また新たに傍大動脈リンパ節へ再発・転移が見られ2009.12月に切除手術を受け、その後6クールでカンプトとシスプラチンの抗がん剤治療で8月に寛解となり、経過観察となりました。
その間CA125は5~6台と安定をしており、本年2月半年振りのPET-CTにより2009.12月に切除したリンパ節部分と左腰部の筋肉に光る部分があり、その他にPETでは光っていないけれども、CTにて両肺に数ミリの怪しい部分があると診断を受けました。
担当医には放射線と抗がん剤治療の再開をと言われております。
抗がん剤も前回治療終了後から6ヶ月しか経っておらず、カンプト・シスプラチンが使えるギリギリの線だと思います。
担当医からはまだ抗がん剤の種類は聞いておりませんが、今後考えられる治療法や抗がん剤の種類等アドバイスがあればよろしくお願いいたします。
CA125は1月が7.1、2月が8.1と微増はしております。

   
Re:再発卵巣がんの治療法
瀬戸山修(宮城県) 2011/02/11
 ご心配のことと察します。
 「CTにて両肺に数ミリの怪しい部分があり,放射線と抗がん剤治療の再開」との主治医の先生の意見の用ですが,この状況は,どの程度のものなのか,お知らせいただいた情報だけでは,状況が判断できません。
 基本的には,ゆうさんの疑問を主治医の先生にお話になることが必要ではないかと思います。
 薬学的な観点からいいますと,ゆうさんの病気は,シスプラチンが効果を発揮して6ヵ月くらい効果が持続するシスプラチンが効きやすい,いわゆるプラチナ感受性の範疇に入るものかもしれませんので,これまでの抗がん剤も使えるかもしれません。
 タキソールは3週毎に注射していましたか?3週毎で悪くなっても週1回の投与で効果が認められるという報告もあります。
 また,ドキシルという薬剤やジェムザールという薬剤もあります。
 情報ではまだ怪しいという段階で,転移が確認されたとは言えない状況と思います。
 がんの療養生活にも栄養と運動も重要と思います。残された治療はまだあると考えて,主治医の先生と良くお話になって,より良い療養生活を送ることを願っています。

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