掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
乳がん全摘後抗がん剤の使用について
浪江(埼玉県) 2021/10/04
お世話になります。今年、48歳になりました。健康診断でマンモを受けて異常なしでした、その翌月の7月に左胸のしこりの痛みで乳腺外科を受診したところ、反対の右胸の乳がんを告知を受け、8月下旬に右胸全摘しました。先日、やっと病理検査の説明を受けることができました。
浸潤性乳管がん
腫瘍部 18×10
腫瘍の大きさ 55×20×10
センチネルリンパ 陰性
グレード1
ホルモン両方とも90%以上
her2 score2+
ki 5から10
stageⅠ

今、追加でFISH検査を出していただいているところです。病理検査の説明を受けた日に、リュープリン半年間のものを腹部に打ち、タモキシフェンを14日間分いただきました。

①病理検査の腫瘍部18ミリは、抗がん剤を打たなくても良いのでしょうか。

②もし、抗がん剤が必要な場合、もしくは、her2陽性の場合の抗がん剤を打つ場合、リュープリンは、影響するのでしょうか。

③また、主治医の先生は、her2陽性の場合の点滴は副作用がないから、髪の毛も大丈夫ですともおっしゃってくださいましたが、抗がん剤は併用しないのでしょうか。

いろんなサイトを検索して、自分なりに情報収集をしましたが、よくわかりませんでした。

どうぞご教授お願いします。

Re:乳がん全摘後抗がん剤の使用について
JTOP(東京都) 2021/10/11
浪江さま

乳がんの手術を受け、その後の治療が始まったところですね。体調はいかがですか?
投稿では、ご自身の治療で抗がん剤を併用しないのか、気にかかっているご様子でした。

乳がんの術後治療には、ホルモン療法、抗HER2療法、抗がん剤など複数の種類があります。
患者さんごとに
浸潤部の大きさ、リンパ節転移の個数、組織グレード、Ki-67 index、年齢やホルモン受容体の有無、HER2受容体の発現の有無など、がんの特徴を確認して、それぞれに適した治療を検討します。
また、治療の副作用は、使用する薬剤によって異なります。主な症状として、ホルモン療法では、ほてり・のぼせなどの更年期様症状など、抗がん剤では白血球減少・吐き気・脱毛・しびれなどが生じることがあります。抗HER2療法は、それ自体というよりも組み合わせた薬剤の副作用が現れることがあります。

このように個人個人のリスクと、用いる治療の副作用の強さや種類に応じて、どの治療を行うか、最終決定することになります。

ここからは、浪江さまのお体を実際に診ていらっしゃる主治医の先生に、今抱えている疑問や気がかりを質問していただくのが良いかと思います。
ご自身で調べてわかったこと、わからなかったこと、をメモにして先生に見ていただくのも伝えそびれることがなく良いかもしれません。

浪江さまが安心して治療を行えることを祈っております。

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