掲示板「チームオンコロジー」

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EDUCATIONAL SEMINAR
study by observation
大西 卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/13
初めまして。
慶應義塾大学医学部5年の大西卓磨と申します。

じつは私、今Houstonにいます。
縁あってObsever(Medical Student)として上野先生のもとでお世話になっています。

昨日(11日)にヒューストンに着き、今日(12日)初めてMD Andersonに行きました。
今日は上野先生のStem Cell Transplantation Clinic(Breast Cancer)を見学させていただきました。

私がポリクリで見た診察風景とは全く違うものを目にして、
いくら国の違いといえど本当に同じ「病院」なのだろうかと衝撃を受けました。

システム面では比較しようがないぐらい全てが異なるので、とりあえず上野先生の診察技術(患者さんとのコミュニケーション等)を盗めるだけ盗ませていただこうと思い、よく見ていましたが、
ずばり「信頼関係とはこのことです」と教科書に載せたいぐらいの信頼関係が築かれていると感じました。

日本でも、患者さん一人あたりの時間がもう少し長ければフレンドリーな診察ができるのでしょうか・・・
でも、そもそも大学で患者さんとのコミュニケーションなんて学びませんし、なかなか難しいかもしれません。


握手で始まり、握手で終わる。
良いですよね。
Re:study by observation
野木 雅代 (東京医科大学病院) 2009/08/13
大西さん、はじめまして。
Houstonはいかがですか?とっても暑いのではないでしょうか?
私も、JME2009年組として4月にMDAへ見学に行きました!
沢山の衝撃を受けました!

 医学部では、患者様とのコミュニケーションを習わない、と話されていましたが、看護学校で習っても私は新人の頃、何をどのように話したら良いのか分りませんでした。

 信頼関係を持って話されている、先輩の姿を見て、私もあぁなりたい!その気持ちだけで、今につながっていると思っています。

 大西さんも、上野先生からたくさん盗んできて下さい!

 頑張って、いや、楽しんできてください・・・

Re:study by observation
愛子(TRCH) 2009/08/14
大西さん こんにちわ。ヒューストンではバッファローウィングをぜひ召し上がってくださいね。私は2005年組で薬剤師としてMDアンダーソンに行きました。医師の診察を見て一番感心したのは、よく教育されたであろう患者に対する態度でした。挨拶、患者をリラックスさせる会話、アイコンタクト、診察するポジション、言葉使いなどです。これは各個人がそれぞれたどり着いたものではなく最低限のマナーとしてトレーニングされていると感じました。あなたの話を聞きます、私はオープンですというのをハッキリと言葉や態度で示すことは患者を安心させる大切な表現だと思いました。人間ですから気分もあれば相性もありますが、患者が入ってくるとまず笑顔!でスイッチが入るのです。すばらしいマナーだと感じました。信頼関係はそこから始まっていくので、双方の努力無しに魔法のように手に入るものではないと思いました。ぜひ観察してまた大西さん自身の感想を是非聞かせてください。
Re:study by observation
Eri Mashima(金沢医科大学(6年)) 2009/08/14
卓磨君
無事にヒューストンに着き、上野先生の元にいるようで、何よりです!

私も医学生(6年生)として上野先生の外来を見学しました。
その際、思ったのは、患者さんと医師、という関係と共に、人と人、という結びつきが、医療の中ではとても大切なのではないか、という事です。

治験という、選択肢を提示する際、先生が「私は医療従事者だから偏りを受けていると思う。自分でよく考えて、参加の有無を伝えてほしい。」と、おしゃっていた事。

患者さんが、自分で色々調べ、この治療法を試す事は出来るか?と提示してたいた事。

先生も患者さんも、まず自分を知った上で、相手を知ろう、相手に伝えようとしていたのが印象的でした。
また、患者さんと医療従事者が共に歩んでこそ、医療て成り立つんだなぁと実感しました。
テキサスでは患者さんのお話を聞いていても学ぶ事が多かったです。
多様性という言葉をかみしめたし、私も人間的に成長しなきゃ!と強く思いました。
ヒューストンに行った経験は、いつの間にか6年生になっていた私にとって、どう医師として生きていきたいか、を考える良い機会でした。

国試の勉強をぼちぼちしつつ(苦笑)、卓磨君の土産話を楽しみにしています!
マッチング情報ありがとう!
ヒューストン楽しんでね!
Re:study by observation
大里 洋一 (東京医科大学病院) 2009/08/14
素晴らしい御体験をなさっているのですね。
薬剤師の大里と申します。

よく、上野先生は「こういうのもスキルなんです」とおっしゃいます。

信頼関係を気付くスキルもあるでしょうか?

おそらく「スキル」だけでは100%その技術を得られないとおもいます。その人の人間性とか、環境とかの問題もありますし。でも、そういう指針があるかないかは非常に重要だと感じています。
Re:study by observation
上野 直人(M. D. Anderson Cancer Center) 2009/08/14
信頼関係のスキルですか。

Active Listening.
Assertive Skill.
Conflict management.
Do the right thing.

この四つをどのように組み合わせるかだと思いますよ。
言うのは簡単ですが、未だに僕も苦しんでます。
Re:study by observation2
大西卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/14
二日目の見学を終えて帰って来てみれば、たくさんのコメントが!!
ありがとうございます!!!

引き続きコメントとして見学したことを報告させていただきます。

今日は朝、上野先生の研究室のミーティング(報告会?)に参加させていただきました。ミーティングはアツかったです。議論がヒートアップすると意見が飛び交い、Chandra先生曰く「Chaos」な状況になります。たとえ上野先生が聖徳太子の耳をお持ちだとしても、まとめるのは至難の技だと思いました。

その後、ラボを見学させていただきました。病院の様子は日本と全く異なるのですが、ラボの様子は同じように見えました。

上野先生が臨床もやっている先生だからなのかもしれませんが、良い結果が出たらすぐに臨床に活かせそうな研究でした。
その、なんていうか、あれです。炎症性乳癌の、あれなんです。すみません、単語が出てきません・・・ごめんなさい。

臨床に繋がる研究って良いですよね。
私は臨床のみでやっていくつもりだったのですが、こういう研究なら良いかもしれない、と思いました。


話は変わるのですが

帰り道、MD Andersonとホテルとの間にある病院群に寄り道しながら帰っていたのですが
そんなことをしてるうちに雷鳴轟き大雨が降り出しまして、
仕方がないのでBaylor Clinicのロビーの椅子に座って雨が止むのを待っていました。
すると知らないうちに眠ってしまっていたらしく、警備員に起こされてしまいました。1時間も寝ていたようです。

警備員「誰か人を待っているのかい?」

私「ごめんなさい。雨が止むのを待っていたんです」


時差ボケから抜け出せません。
Re:study by observation
飯原大稔(岐阜大学医学部附属病院) 2009/08/14
大西さん

臨床と研究、両立できれば最高ですね。
私は薬剤師ですが、日常の薬剤管理指導から得られた薬物療法の問題点(副作用等)について研究をしていこうと取り組んでいます。私たちで解決できない点は、基礎研究を行っている方とコラボレーションしています。
臨床にいるメリットは患者さんを身近に感じることができ、患者の抱える問題点が直接伝わってくることかなと思っています。

私はJME2009のメンバーとしてMDAに行きましたが、残念ながら上野先生のLaboの見学はできませんでした。うらやましいです。
Re:study by observation
高橋侑子(岡山大学医学部 ) 2009/08/14
大西君

こんにちは、無事にMDAに着かれ充実した毎日を過ごされているそうで安心しました。

私も3月に上野先生の回診や外来を見学させていただきました。
MDAではスタッフの素晴らしさはもちろんですが、患者さんやそのご家族の診療への積極性や信頼の深さにカルチャーショックを受けました。それは日々診療される中で、患者さんとの信頼関係、情報提供が十分に行われているからだと思いました。
患者さんが自発的に発せられる言葉を十分に聞き、考えられる選択肢を話すだけではなく先生の見解を話される。決して強制するのではなく、考える余地を与え、患者さんが納得されるまで質問に答えられる姿にとても感激しました。
また、日々の何気ない会話の中にスキルを効果的に使い、患者さんの病状に対する理解度を上手に聞き出されていたことがとても印象的でした。

私はMDAで見るあらゆることが衝撃的で素晴らしかったです。
ヒューストンは今想像を絶するくらい暑いと思うけど、頑張ってたくさん楽しんで下さい!!!
study by observation3
大西卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/15
おはようございます。
ヒューストンは今、午前5時です。
たくさんのコメントありがとうございます。

それでは3日目の報告をさせていただきます。


今行っている2週間の見学は、もちろん上野先生のご厚意によるものなのですが、
見学の話を上野先生に持ちかけてくださったのは慶應の佐谷先生なんです。
じつは私、その佐谷先生から重要なミッションを課せられていまして
ズバリ
「MDアンダーソンのGSBS(Graduate School of Biomedical Sciences)と慶應医学部大学院の違いをレポートする」
というものです。

というわけで、午前中はGSBSのAssociate Deanの先生と、上野先生の研究室にいるGSBS1年目の方にインタビューさせていただきました。
インタビューでGSBSの魅力を語ってもらっているうちに自分が行きたくなってきて困りました。


午後はBaile先生とJanis先生に会い、Behavioral Scienceの話やFuculty Developmentの話を聞きました。
Bail先生は患者さんとのコミュニケーションの中でも特に難しい「悪いニュースをどう伝えるか」を研究なさっている方で、すごく勉強になりました。
MDアンダーソンWebサイト上
http://www.mdanderson.org/education-and-research/resources-for-professionals/clinical-tools-and-resources/i-care/patient-doctor-communication-icare.html
で動画なども見れるようなので、興味のある人は是非。

Janis先生が話してくださったFuculty Developmentというのは、Fuculty自身が仕事を成功させるためにもどういう心の持ち方をするべきかというものです。
MDアンダーソンの新人Facultyはみんなこの授業を受けるそうです。素晴らしいですよね。
日本でも早く導入して欲しいです。


以上のような感じの、見学3日目でした。

帰りにSt.Lukesで財布を落とすというハプニングがありましたが、すぐに気付いたので助かりました。本当に危なかったです。
そろそろ命も落としかけないので、気をつけたいと思います。
Re:study by observation
佐谷(慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/16
大西君

上野先生のお陰で、大変有意義な研修が展開できているようでとても嬉しく思います。
米国と日本の違いを認識するところから始まり、その違いがなぜ生じるのか、そしてそれぞれの長所と問題点を明確にして、自分のスタンスを見出すことができればいいですね。今回の訪問だけで決して出る結論ではありませんが、これから長く意識して考えるべき問題だと思います。良いきっかけができてよかったですね。

GSBSのシステムに関しても調査いただき、ありがとうございます。いろんな課題を与えたために忙しくなって申し訳ありませんが、米国のMD-PhDコースについても知っておられる方に少し尋ねてみてください。日本も研修システムの導入と、臨床の中で学ぶべき問題が多くなったことから、基礎研究をしっかり行う医師の数が減少しつつあります。その対策として政府はMD-PhDコースの設置を考えていますが、そのシステムの構築は私達に任されています。本システムの大先輩である米国はどのようにこのコースを考えているのかも知りたいところです。

どうか体に気をつけて、エキサイティングな毎日をお過ごしください。

study by observation4
大西卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/18
ご無沙汰しております。
(主に睡眠面で)充実した週末を過ごし、実習も2週目に入りました。
昨日、17日に行った実習について書かせていただきます。

昨日はFeig先生と一日中一緒にいて、Feig先生執刀の手術を2件見学させていただきました。
2件とも腹部の腫瘍だったのですが、じつは私、学校の病棟実習でまだ一般外科を回ってなくてですね、腹部の手術を見るのはこれが初めてだったんです。

なので手技が日本とどう違うのか比べることはできませんでした。
目には焼き付けたんで外科を回ったときは今回と同じ手術の見学をさせてもらうようにしようと思っています。

手術スタッフの構成や使ってる道具は日本とあまり変わらないように思いました。

Feig先生の後ろをずっと付いて回っていたので、手術終了後の家族への説明も見させていただきました。


以上のように、昨日は外科医の仕事をたっぷり見学できました。
残念なのは、私が医学英語を十分に勉強していなかったせいで術式の説明等が理解しきれなかったところです。
これは相当落ち込みました。
上野先生の外来の時もわからない単語が多かったんですが、昨日はそれにも増してわかりませんでした。
完全に勉強不足でした。こんなに素晴らしい見学をさせていただきながら本当に申し訳ないです。
頑張って勉強します。


余談になりますが
術衣が小豆色なのですが、楽天イーグルスの大ファンである私としては、イーグルスカラーだったのでテンションが上がらざるおえませんでした。
:study by observation5
大西卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/19
日本ではインフルエンザが再流行してるようですが、みなさんは大丈夫でしょうか。なんだか帰りたくなくなってきました。

今日、18日の見学報告を書かせていただきます。

午前中はFeig先生の外来、午後は上野先生の外来を見せていただきました。
どちらも乳癌外来なわけですが、手術前の説明や手術後のフォローアップが中心のFeig先生の外来は比較的あっさりとした感じでした。
それに対し上野先生の外来に来た患者さんは重症の方が多く、一人一人の診察にかける時間も長めでした。

末期の患者さんに対して治療の目標をどう設定するか、というのはかなり難しい命題です。
私はインフォームド・コンセントのことを「治療方法を提示して後は患者さんに選ばせる」ことだと思っていたのですが、医師はただ選択肢を提示するだけでなく、患者さんが正しい目標を持てるように誘導することも必要だということを学びました。

患者教育というのでしょうか。
日本の5分診療ではなかなか難しそうです。
study by observation6
大西卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/20
なかなかやることが多く、そもそも私自身作業速度が遅いため観光をする暇がありません。
そんな充実した毎日に悲鳴を挙げつつ感謝をしながら今日の見学内容を報告させていただきます。

今日は水曜日なので、先週と同じく上野先生のStem Cell Transplantation外来でした。
しかし、今日は何故か初診の患者さんが多く、1から幹細胞移植の話をしなければいけないため、説明にかかる時間が長くなり、また患者さんからの質問もバンバン飛び出してくるため、一人あたりの診察時間がかなり長めでした。
午後の診察が終わるころには上野先生もかなり疲弊した様子だったのですが、患者さんの前では全くそれを見せずに幹細胞移植についての説明を丁寧に繰り返していました。
まさにプロフェッショナルです。

上野先生の外来を少し抜けて、私はテキサス大学のMD-Ph.Dプログラムについてco-directorの先生にインタビューをしに行ってきました。
この先生がまた優しいこと優しいこと。
院内で迷ってしまい待ち合わせ時間に遅れた私を笑顔で迎えていただき、約1時間にわたって、MD-Ph.Dプログラムについての話をしてくださいました。
帰りはまた道に迷わないようにとStem Cell Transplantation外来まで送っていただき、最初から最後までお世話になりっぱなしでした。

MDアンダーソンには聖人君子しかいないんでしょうか。
おそろしい病院です。

どこに行くのでも道に迷うという点でも恐ろしい病院です。
study by observation7
大西卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/21
投稿するのが遅くなってしまいました。
昨日の見学内容を報告させていただきます。

昨日は木曜日だったのでまずはラボミーティングからスタートです。
先週も思ったんですが、上野先生の研究室のみなさんはみんな仲良しで良いですね。上野先生に対しても敬いつつフレンドリーな感じで、とっても良い研究室です。
MDアンダーソンにある研究室は全部こんな雰囲気なのでしょうか。もしかしたら特に良い雰囲気の研究室なのかもしれません。
上野先生が臨床で培ってきたコミュニケーションスキルが研究室においても端々で活かされてるように感じました。

ミーティング後はずっと実験を見せていただいていました。世の中色んな機械があるんだなあと感心してばかりです。
科学ってすごい。

帰りに上野先生のオフィスに挨拶しに行ったら、現在MDアンダーソンでフェローをしている日本人の先生が来ていて、一緒にお話ししました。
バリバリ働いててカッコよかったです。英語もすごく流暢でした。

上野先生が「外人みたいに英語話すねー」
と他人事のように感心しているので
私は「先生もでしょ!!」と突っ込まざるおえませんでした。
Re:study by observation
岩田侑子(岐阜大学) 2009/08/22
大西さん

はじめまして、こんにちは。
私もこの5月にMD Andersonで病院実習(6年生)していて、上野先生やDr.Feigにすっごーくお世話になりました。

私も上野先生の外来を拝見してすごくスタッフの方々の協力体制に感激しました。スタッフ方々の雰囲気のよさって絶対患者さんにも伝わりますよね☆
私は他の科の先生の外来も見学しましたが、どの先生の外来でもすごく協力体制がととのっていた気がします。

私はアメリカ実習から戻ってきてから「考え方変わったね!」と何人もに言われたくらいです。(それまでがダメダメすぎたんですけど、笑)
残りの実習も頑張ってきてくださいね!!


P.S.私もなーーーんども迷子になり、泣きそうになり、その度に皆さんに助けて頂きました。いろんな意味で恐ろしく、でもみんなに優しい病院ですよね!
study by observation8
大西 卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/22
見学報告としてはこれが最後になります。
あとは明日あたりにみなさんのコメントに対する返事をまとめて書かせていただきますね。


午前中はラボに行き、いつものように見学させていただきました。
途中Chandra先生に大学院について質問して、課題レポートの補強を行いました。

12時に今度からMDアンダーソンで働かれる大西先生(まさかの同姓)とお会いして、ランチを食べながら日本の医療について、アメリカの医療について、医学部について話しました。やっぱりこっちで医師をやろうという方はやる気がすごいですね。
少し分けていただきたい。

それから大西先生と一緒にラボの方に行って、上野先生の研究室メンバーである林先生と会い、3人で話しました。
これまた林先生もバリバリ働いてる方なので圧倒されます。
アメリカで働いている日本人は熱い方しかいないのでしょうか。

最後に上野先生に挨拶をして、私の見学は終了しました。

佐谷先生からの課題に加え
じつはこの約2週間、上野先生からも宿題を課せられていました。
この掲示板に毎日報告を書きこむこと

MissionとVisionを作ることです。

昨日、私のMissionとVision第一稿を提出したのですが、駄目だしをいただいたので、練り直したいと思います。
日本に帰ってからもやることがいっぱいありそうです。


本当に充実した見学でした。
上野先生、佐谷先生を始めとして、お世話になった全ての先生方に感謝しています。日本に帰ったらお礼のメールをすごい数送ることになりそうです。本当にたくさんの方とお話しできました。

そして
ここまで読んでくださった方々もありがとうございました。
今回の感想など、まとめはまた別に書かせていただきます。
それも読んでいただける嬉しいです。
Re:study by observation
上野 直人(M. D. Anderson Cancer Center) 2009/08/23
大西君

お疲れ様でした。大西君はとても頑張りました。帰国してからの活躍を楽しみにしています。佐谷先生が 大西君を紹介していただいたことに感謝しています。


岩田さん、間嶋さん、高橋さん

コメントをしていただきありがとうございます。頑張って一緒に良い医療をつくりましょう。
返信コメント
大西卓磨 (慶應義塾大学医学部 ) 2009/08/25
昨日無事帰ってきました。
コメントの返信が遅くなってしまい申し訳ありません。


野木雅代さん> はじめまして!Houstonすごく暑かったですけど、MDAの中はとっても快適でした。夏だってことを忘れてしまうぐらい。
医学部では患者さんとのコミュニケーションを習わないと書いてしまいましたが、じつは、少しは習うんです。医療面接って言いまして、一応テストもあるんですけど、実際はほとんど役に立ちません。
もっと実際に使える「生きた技術」が欲しいと思い、上野先生の様子を見ていました。
技術を盗むことができたかどうかはわかりませんが、すごく良い見学ができたと思っています。

愛子さん> こんにちわ。愛子さんのコメントを読んでから、お店に入るたびにバッファローウイングの存在を探していたんですが、結局食べることができませんでした・・・。すごく残念です。
患者さんへの態度は本当に素晴らしいですよね。みなさん根底に思いやりの心があると思うんですが、それにコミュニケーションスキルがプラスされることでより良好な医師患者関係が築けるようになるのではないかと思いました。

Eriさん> どうもです!
私も患者さんの態度が日本と違うように感じました。すごいオープンですし、なにより悲観的でなく前向きに考えているように感じました。
国民性の違いなのかなとも思ったのですが、上野先生曰く、患者教育の賜物だということです。医師も変わり、患者も変わる、お互い変わることが重要なのかもしれません。
私もだらだらと暮らしているうちに5年生になってしまっていました。今回の見学で、まずは勉強しなきゃ!と思いました。MDAの先生方と患者さんとの信頼関係は、先生方の豊富な知識によっても裏打ちされているんだと思うんですよね。

大里洋一さん> 私は、信頼関係において人間性が占める割合は大きいんじゃないかと思っています。ただ、いくら患者さんを思いやる気持ちがあっても、「どう接したら良いのかわからない」という医療従事者も多いのではないかと思います。
そういうときに、どういう風に接するべきかという指針があると、とても助かりますよね。

飯原大稔さん> 特に大学病院は、もっと臨床と研究を上手に両立させても良いんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょうね。
恥ずかしながら、薬剤師さんの仕事については全然知りませんでした。副作用は患者さんにとってかなり重要な問題だと思います。それこそ臨床と基礎のコラボレーションじゃないと出来ない、素晴らしい研究ですね。私も研究するなら、そういう臨床のメリットを活かせる研究をしたいです。
研究室の風景は日本とほぼ一緒です。ただ、上野先生の研究はすごく面白いので勉強になりました。

高橋侑子さん> おかげさまですごく充実した見学ができました。私は上野先生の回診は見れませんでした、Feig先生の回診は少し見たんですけどね。うらやましいです。
患者さんが納得するまで質問に答えるのは本当にすごいですよね。私も医師になったらそうしたいのですが、果たして日本の5分診療でどこまで出来るのか、大きな課題になってきそうです。
ヒューストンの暑さは予想通りだったのですが、室内の寒さが予想以上でした。

佐谷先生> じつは先生のコメントを読むまでGSBSについてだけ調べればいいのかと思っていまして、コメントを読んでからMD-PhDについて調べなければいけないことを知り、大慌てで路線を変更しました。
米国と日本の違い、ありすぎて驚きました。全く違うと言っても過言ではないかもしれません。米国の医療から何を学んでいくか、環境からシステムから違いすぎるだけに難しい問題だと思います。
MDAでは本当に素晴らしい体験ができました。このようなチャンスをくださった佐谷先生には本当に感謝しています。

岩田侑子さん> はじめまして。5月に行ったんですか!上野先生の受け入れ体制のアグレッシブさには目を見張るものがありますね。
医師患者関係だけでなくスタッフ間の関係も重要ですよね。みんなで協力して医療を行っている、という姿勢があって雰囲気がとても良かったです。
この見学では本当にたくさんのことを学べました。問題はこの体験を私の中でどう消化していくかなんですが。私も岩田さんのようにみんなに変わったと言われるようになりたいです。
最終日に上野先生のオフィスから研究室まで迷わずに行けたときは、感動のあまり泣きそうになりました。

上野先生> 本当にありがとうございました。オンコロジーに進むかどうかも決めていない私に対してこのような手厚いもてなしをしていただき本当に感謝しています。自分のMissionとVisionを作り上げ、それが実現できるように頑張りますので、これからもご指導よろしくお願いします。
Re:study by observation
上野 直人(M. D. Anderson Cancer Center) 2009/08/25
大西君へ

どの科、あるいはどの分野に進むかが問題ではありません。もちろんオンコロジーを志してくれるとうれしいですが。メンターとして大切なのは医療従事者を育てることで、メンティーの将来を分野を最後まで面倒をみることです。メンターとメンティーの関係は一生続くべきものであり、関係を作るときは真剣に考える必要があるので、一種の契約的な要素があるのかもしれないですね。(^^)

大西君が良い医師になることを楽しみにしてください。また、メンターをおおいに利用してください。