掲示板「チームオンコロジー」

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EDUCATIONAL SEMINAR
The 3rd TeamOncology Workshop
橋本 浩伸(NCCH) 2009/11/15
11/13-15の3日間、東京八重洲でTeamOncology Workshopが開催されました。今年で3回目となるこの会ですが、その前身であるEducational Seminor in Japanを含めると8回目の開催です。

今年も上野先生をはじめとするMDアンダーソンのMentorによる熱のこもったプログラムでした。コミュニケーション、リーダーシップ、EBMを学び臨床に生かすべく参加者全員が一丸となって課題に取り組みました。

私は、おもにAグループのTutorとしてお手伝いさせていただきましたが、コミュニケーションやファシリテートの難しさを再認識しながら参加者の皆さんの熱心な姿勢にパッションを感じ自身の姿を再確認すると同時に、皆様から明日から頑張るエネルギーをいただくことができました。

2泊3日のプログラムが終了した時の参加者の皆さんの清々しい笑顔がとても素敵でした。

Aグループをはじめ参加のみなさま、スタッフのみなさまお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

上野先生もおっしゃっておられましたが、Workshopの感想や、会場では言えなかったことや、言い足りないことをお書きいただければと思います。

掲示板への投稿にはE-type(外交的)I-type(内向的)の差が少ない様に思いますので是非ともよろしくお願いいたします。
The 3rd TeamOncology Workshop
小崎 信子(滋賀医科大学医学部附属病院看護部 ) 2009/11/16
オブザーバとして、2日目の夜から伺いました。

講義も聞きたかったですが、各チームで精力的に取り組まれている様子を拝見し、チーム医療に対する思いをさらに深めました。
今の日本は、NSTや緩和ケアチームなどの活動を「チーム医療」としてそれでよしとしてしまっているのではないか、と思います。患者の一部の症状だけが切り取られて対処されてしまっている感が否めません。
専門分化することは、それぞれが独自に動くためではなく、各分野のエキスパートの知識・技術そして思いを結集して、一人ひとりの患者さんに活かしていくためのものだと改めて感じました。
病気ありき、治療ありき、患者ありきではなく、まずは人間ありき。

最後にMDアンダーソンの先生方の話を聞いて、これはいいと思ったことを行動に移していくことの大切さを実感しました。
まずは、自分が一歩ずつ。

みなさま、本当にありがとうございました!
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
Seiko Bun(NCCH) 2009/11/18
講演だけを聞いていても、ピンとこなかったチーム医療。
しかし、この3日間のワークショップで聞いただけでは理解できなかったことが、目の前が開けたように理解できたように思います。課題を行っている時の私たちは、確かに皆がリーダーでした。

しかし、MDACCのチーム医療をそのまま日本の医療に適応することは難しいと思います。しかし、日本の現状にあったチームのあり方があるように思います。それを模索していきたいと思います。

そして、上野先生は「良い仲間とmentorを持ちなさい」とおっしゃっておりましたが、このプログラムに参加したみんなが私にとって良い仲間となりました。
また、Mentorの先生方も本当にすばらしかったです。
中でも、Dr.Liaoには感謝しております。先生のようになりたいという目標になりました。

3日間の貴重な時間をありがとうございました。
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
三輪教子(市立西脇病院) 2009/11/18
「課題を行っている時の私たちは、確かに皆がリーダーでした。」とBunさんが書かれているように、Dグループはみなさんが生き生きとprogram作りに参加されていました。プレゼン後に質問させていただきましたが、積極的に各職種から返事が返ってきて、いいチームだなと思いました。

充実した3日間という感想を持っていただいて、ほっとしています。Bunさん、素晴らしい目標ができてよかったですね!
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
市川 欧子(東京臨海病院) 2009/11/18
チーム医療とEBM、というキーワードに惹かれて今回参加しました。NST、PCTをやっていますが、化学療法チームを運営するにはその辺りが壁になっていると感じていましたので。

参加してみて、EBMは大事だけれども、それ以上に大切なことは目標の共有であるという基本が再確認できました。同時にEBMの共有をどのように行っていくかのヒントもいただきました。ありがとうございます。そして大小様々な目標設定の上にタイムフレームがあれば、各々が自覚を持ってリーダーシップを発揮しだすのだということを実感しました。

E人間なのにあがり症なので全体の中ではろくに発言もできなかったのですが、積極的に発言される/熱心に耳を傾ける皆様の真摯な態度に「この人達の患者はなんて幸せなのだろう」と心から感服していました。患者として、どうか皆様がその熱意を忘れずに医療の道を邁進して下さるようお願いします。そして一医師として、今回の経験を自分の周りから草の根で広げていけるよう努力していこうと思います。本当にありがとうございました。
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
三輪 教子(市立西脇病院) 2009/11/19
市川先生、ご投稿ありがとうございます。私も昨年、先生が書かれていたように「患者として、どうか皆様がその熱意を忘れずに医療の道を邁進して下さるようお願いします。」と思いました。

今年のプレゼンでは、どのグループも、患者さんの満足度や、しんどさを積極的にアセスしようとされていました。また、確かグループAの発表だったと思いますが、ほんとに患者さんのことを考えているか?というスライドがあり、素晴らしいと思いました。患者として、こういう視点を常に忘れずにいてほしいなと思いました。

Dr.Feigも、講演で、チーム医療の中心にいるのは、病気ではなくて、患者さんであることを忘れないように、と話されていましたね。

「参加してみて、EBMは大事だけれども、それ以上に大切なことは目標の共有である」そのとおりですね!
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
佐治重衡(SMU, IMC, Med. Oncol.) 2009/11/19
参加されたみなさまお疲れ様でした。

今回は、裏方の役割が主になってしまったので、Cチームのみなさん、あまりみてあげられなくてすみませんでした。

2002年からみていますが、ベースラインの違いに驚きを感じています。数年前に3日後の目標だった部分が、今回はほとんど最初の時点ですでにできているチームが多かったように思います。

気づきを、自分の動きに変えていかれることを期待しています。

しかし、Dの女性陣の活躍はすごかったですねえ。
またそれを支える、男性がたの姿が印象的でした。
うち(家庭)と一緒です。

Re:The 3rd TeamOncology Workshop
Ayako MORI(NCCH) 2009/11/20
3日間のワークショップでは、大変お世話になりました。
短いながらも濃密な3日間で、かけがえのないものをたくさん得ることができました。
ご一緒したすてきなメンバーやMentor, Tutorのみなさまとの出会いもとても貴重な財産になったし、みんなで作り上げたチームワークのおかげで、チームの力の偉大さを実感することができました。時間を忘れ、夜を徹して作業する中で、同じgoalに向かって、チームの信頼と絆が深まっていくプロセスを体験しました。これからの自分にとっても大きなエネルギーとなりました。

私自身も、自分自身を振り返って、チーム医療について、患者さん中心のがん医療について、看護師として、どんな役割を果たすことができるか、たくさんのヒントを得ることができました。

このような機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

身近なところでは、まず、NCCの幹細胞移植チームが、患者さんのためにも、日本の移植医療のためにも貢献できるチームになれるよう、チームメンバーみんなで頑張ろうと思います。
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
上野 直人(M. D. Anderson Cancer Center) 2009/11/21
皆さんのコメントを読んでいるととても励みになります。この会を毎回する食べにアンダーソンがんセンターのスタッフもとても勉強になります。もちろん僕自身にとってもよりよいリーダーになるにはどうすればいいのか考えさせられます。
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
高橋優子(大阪医科大学 一般・乳腺・内分泌外科) 2009/11/22
19日からの臨床外科学会の主幹にあたっていた関係で、投稿が遅くなってしまいました。
このwork shopにご参加の皆さんの中にも本学会にご参加いただいた先生方がたくさんおられたかと思います。会場でお会いできた方もおられましたが、お会いできなかったみなさんにも、主幹校の一員としてご参加いただいたことを、まずはこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 さて、1週間が経過しましたが、いまだに私のなかでは最終日のpresentationでの後悔が胸の中にくすぶっております。
私はチームNihonba"C"の一員として、program作成に参加させていただいておりましたが、質問が臨床試験のことに集中してしまい、私は、自身の施設柄、臨床試験の経験や知識がが少なかったこともあり、何も答えられませんでした。
このことは、それまでに培ったチームワークを裏切ることであり、非常に反省しております。
最後にチームのために、機転をきかして自分の英語力を生かすことができなかったことが恥ずかしくてしかたありません。
チームCのみなさん、申し訳ありませんでした。
Dr.Theriaultに一人で対応していただいた形になったことも申し訳なく思っています。
上野先生の"続けられないtrialなら最初から立てないほうがマシだ”というコメントもありましたが、つらい一言でしたね。
audienceから見れば、チームDのpresentationが本当に完璧だっただけに、私たちが死刑宣告を受けた被告たちが壇上にたたされていように見えてしまったでしょうね(苦笑)。

ただ、このpresentationにいたるまでの経過においては、われわれのチームCは本当に各職種関係なく、意見を投じあい、それぞれにリーダーシップを発揮できていたと自負しています(これは私だけではないと思います)。E-personの多いチームでありましたが、EはI寄りに、I-personはE寄りにあまり差がなく皆であのprogramをつくりあげることができたと思っています。
言い訳がましくなりましたが、このことだけは、是非みなさんにも知っていただけたらと、今回投稿にいたりました。

なお、workshopそのものに関しては、非常に有意義で、今後の参考にしていきたい事柄を沢山学べたと思います。
ですが、投稿された方の中にもありましたように、MDACCのシステムそのものを今の私たちの日常の中にそのままあてはめることはまず無理でしょう。MDACCのmultidisciplinary team careにも始めがあったように、まずは、同じ考えやvisionを持った人を増やして、少しずつ"change"していけたらと思いました。
まだ大学院生の身では、キャリアも形成していかないといけませんし、すごく時間がかかることだとは思いますが、地道に頑張っていけたらと思います。

今回、学年の近いみなさんとも多く知り合う機会ができました。このご縁を機会に、施設に関係なく、若手(?)の私たちからmultidisciplinary careを広めていけたらと思います。

長くなってすみません。。。

p.s. チームCのみなさん、写真、もうすこし待ってくださいね
(^ ^;)
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
上野 直人(M. D. Anderson Cancer Center) 2009/11/23
死の宣告ですか。厳しかったですか。笑
虐めているのではありませんので、もう少し優しく言った方がよかったですかね。でも、我々医療従事者の行為、考え方は、常に患者に影響していると考える必要があり、それを意識しながらい医療をする必要があります。

常にチームのコミュニケーションを考えて、まとめることが大切ですね。高橋先生、常に応援しています。もし何か相談できることがあればいつでも連絡ください。

頑張ってくださいね。
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
橋本 浩伸(NCCH) 2009/11/23
高橋先生

お疲れさまでした。

私はA・Bチームの補助チューターでしたが、C・Dチームの様子を拝見(偵察?)しておりましたので少しだけコメントさせていただければと思います。

Cチームは、とても良くまとまり協調した非常に良いチームだったと思います。
問題点の抽出やディスカッションにおいて皆さんがリーダーシップを発揮されて役割分担をしている姿を見て関心しておりましたおりました。

私が考えるには、このワークショップはグループワークの過程でのコミュニケーションスキルやリーダーシップの重要性を感じていただくことが大切だと思っています。

高橋先生が書かれているようにMDAのチーム医療をこのまま持ち込むことは不可能だと私も思います。
また、日常に戻ると、このワークショップのように理想を追求することが出来ず、壁にぶつかってしまうことも多いと思っています。

1週間経ったのでワークショップ終了直後とは少し違った感想をお持ちの方もいると思います。
その時にこういった場で意見交換が出来ることがこのprogramの強みだと思っています。

高橋先生のこの思いにどなたかチームメンバーが答えてくれると良いですね。お疲れさまでした。
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
高橋 優子(大阪医科大学 一般・乳腺・内分泌外科) 2009/11/23
上野先生直々にお返事がいただけるとは。。。
もちろん、虐められているなどとは思っておりません(^^;)
“愛のムチ”と心得て、頑張ります。
自分に足りないところが見えたことが、今回参加させていただいた最大の効果だったと思っています。

温かいおことばに感謝いたします。
頑張ります!!

橋本先生
そのように見ていただいていた方が、他にもおられたことを知って、安堵いたしました。
有難うございます。
私も、グループ内外の忌憚のないご意見を期待しております。
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
増田紘子(岡山大学病院) 2010/01/04
明けましておめでとうございます。岡山大学の増田です。
昨年は本当に貴重な、楽しい経験をさせて頂き、大変御世話になりました。

12/25にとっても残念なプレゼントをいただき、MDAに行くことは出来ませんでしたが、研修を振り返って、たくさんの反省と、それでも楽しかったなあって、感じています。

正直めっちゃ悔しいですが。実力はどうあれ、MDAに行きたい!!という思いだけは負けてるつもりはなかったので。

ザブングルの加藤以上に

悔しいですっ!!!

 チーム輪passionのみんなや、他のグループのみなさんとも、研修後時々連絡を頂いて、本当にすてきな出会いを頂いたと思っています。
選ばれた方にもご連絡を頂き、改めて、自分に足りていなかったものを感じさせて頂きました。

私自身、clinical trialに参加して頂くことは治療の大きなチャンスをえることだと思い、積極的に参加して頂きたい治療だと思っています。しかし、私たち医療従事者の熱い気持ちが、患者様の不安に気づかず、見て見ぬふりをしてしまってることがあるのではないかと、感じることがありました。
clinical trialに安心して参加して頂くために、私たちは、もっと、患者さんと話し合って、理解し合わなければいけないと感じています。
最高のがんセンターだと認められ、多くのclinical trialを行い、エビデンスを作っているMDAの医療を、実際の現場を本当に感じて見たかったです。
患者さんの表情や気持ちを知りたかった。

ほんとにほんとにほんとに
めっちゃ悔しいです!! 

 team WA passionのみんなとなら、本当にtrialも成功させて、私たちの掲げたvisionも達成できるかもしれない、本当にそう思える、みんなのpassionを感じられて、いい経験ができました、チューターの先生の一人が、私も一緒に参加したかった、と言って下さいましたが、最高のほめ言葉だったと思います。そんなチームをこれから、作っていけるように、熱を失わず、今年一年も頑張って行きたいと思います。

皆さんの1年も充実しためっちゃHAPPYな年でありますように!   
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
上野 直人(M. D. Anderson Cancer Center) 2010/01/04
増田先生、くやしいですか。笑
もう一度来年チャレンジするのはどうですか。
これかれもチームオンコロジーを色々とサポートしてくださいね。
Re:The 3rd TeamOncology Workshop
Seiko Bun(NCCH) 2010/01/06
増田先生

WA!PASSION!で一緒のチームだった文靖子です。
私もMDACCに行きたい気持ちはありました・・が、チームDのメンバーが選ばれたことは私にとって、とてもうれしいニュースでもありました。
私も初めは、MDACCに行くことは大きな目的の一つでした。

しかし、ワークショップに参加したことで考え方が変わったように思います。3日目が終わった頃には、MDACCに行くことは私の中で最重要項目ではなくなっていたように思います。

そう思えたのもワークショップでチーム医療の新しいあり方や考え方を学べたからだと思います。特にDr.Liaoがおっしゃっていましたが、リーダーシップのとり方、EBMの適応方法、コミュニケーションのとり方のエクササイズがたくさんできたと思います。この経験は本当に有意義だったと思います。
自施設にかえってからも少しづつ具体化してきているんじゃないかなと思っています。

チームD以外にも、NCCHからMDACCに行く人がいます。選抜者の方たちが、たくさんのことを報告してくれると思います。それを楽しみにしています。
行けなかった分、報告を貪欲に聞き出しましょう(笑)!

増田先生と一緒にチームを組めたことは私にとってとても良い刺激になりましたし、なによりも楽しかったです!
また臨床腫瘍学会(いらっしゃいますか?)でお会いできたらいいな、と思っています。