掲示板「チームオンコロジー」

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EDUCATIONAL SEMINAR
Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
Y.Kojima(St.Marianna Univ.) 2013/04/20
Hello from Houston!!
Houstonはやや肌寒く、小雨で私たちを迎えてくれました。入国審査で時間がかかり、迎えに来て下さっていたLimoの運転手さんが警察に注意されるというhappeningもありましたが、皆無事に到着しました。
programの内容も昨年とは変化があり、非常に楽しみです。宿泊先もMDAに近い所に変わり、素晴らしい環境を提供して頂いています。

週末はしばし休息をとり、programに備えます!
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
大内紗也子(京都大学医学部附属病院) 2013/04/21
本日は、土曜日。私たちは一日お休みでした。ヒュ-ストンに来て3日目。始めてのオフ。
6人で昼すぎから宿泊施設の周りをウロウロ。今日はお天気も良くて、素敵な一日でした。
あまりに外が気持ちよすぎて、ホテル~MDアンダ-ソン~Rice University~ホテルまで3時間歩いたり、走ったり。。
いい運動になりました。
夜は、始めての自炊。シャズが、トムヤムクンを作ってくれました。
久しぶりのお家ご飯美味しかった-。
なんとかかんとかやっております!
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
向原徹(神戸大学医学部附属病院腫瘍センター) 2013/04/22
JME2013のみなさん

レポートありがとうございます。
みなさんのexcitementが伝わってきます。

毎年変化のあるprogramですので、みな興味をもっていると思います。続けてレポートお願いしますね。

これからしばらくTexas sizeの食事にexposeされると思いますが、どうか身体に気をつけて、enjoyしてください。

では。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
宮道二葉(北里大学病院) 2013/04/23
First training day, 22 Apr
週末のWelcome reception,international festival(Brazilian)でホリデイモードでしたが今日からいよいよ研修が開始されました。シャトルバスでちゃんとMDACCまでたどり着けるのか不安でしたが無事間に合いました。

1.Your Development as a Leader By Janis Yadiny
自己紹介も兼ねつつなぜ私たちがここに来たのか、どうしたいのかみんなでシェアしました。急速に変わりゆく社会(少子高齢化、ベビーブームの世代の退職、医療の発達etc...)を背景にどのようにLeadershipはとるべきなのであろうか。5つのキーワードをもとにこれから考えを深めていきたいと思います。①Model the way(行く先を教示する/②Inspire a shared vision(ビジョンを共有させる)/③Challenging the process(挑戦できる過程であること)/④Enable others to Act(相手が行動できるようにする)/⑤Encourage the Heart(心に訴えかけるもの)※和訳は適切でないかもしれません

2. MDACC Tour by Achille Arcidiciano
午後はMDACCの白衣に身を包まれイタリアン紳士に院内を案内してもらいました。患者家族用のラウンジ、cancerサバイバーのボランティア、患者用のPCやプリンターなどなど、ここでは患者の家族も含めての医療が提供されているのだと感じました。24階からのviewはとてもクリアーで美しかったです。帰国時に私たちも同じようなviewを持っていけますように。to be continued...
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
苅谷三月 (岐阜大学医学部附属病院) 2013/04/24
Apr 23
本日の天気予報はサンダーとありましたが、何とか一日天気は持ちました。明日はどうなるでしょう。。。

本格的な研修開始後2日目の朝は、シャトルバスにも少しずつ慣れてきました。
午前中は2グループに分かれ、GroupAはInpatient Leukemia、GroupBはInpatient ThoracicでPHARMACYの役割を見学をしました。
PHARMACYの一人は、今は忙しいけれどもMDACCの方がやりがいがあると言っており、目的を持って働くことが重要だと感じました。

午後は、昨日に続きJanisから"Your Development as a Leader"について講義を受け、Success to the Power of You.この言葉が印象に残り、Powerを得られるように5週間頑張りたいと思います。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
SHAZRINA(Kobe University Hospital) 2013/04/25
Apr 24..MDACC Day 3
朝はシャトル到着時間に起きて寝坊してしまいましたけど、25分ぐらい歩行でMDACCにたどり着くことができてセーフでした。

今日は2つのプログラムに:
①Palliative Care (Dr Yennu)
MDACC Palliative Care Teamは1999年に結成されて、意外に歴史が浅い。Palliative Care Unit, 他科を周るMobile UnitとOutpatient Clinicの3つのユニットに別れている。それぞれのチームにPhysician, Nurse Practitioner, Nurses, Social Worker, Physical Therapist, Pharmacist等他職種がそれぞれの役割を担い、素晴らしいチームだった。早期よりPalliative Careを始めることの重要さを研究するPilot studyが始められ、このためにThoracic CancerのためだけのOutpatient clinicもできている!MDACCではPalliative Careという言葉よりは"SUPPORTIVE CARE"という言葉を使用している。本日のプログラムではPalliative Careに大切なのはEducation(患者と医療従事者に対する教育), Training(ケアに必要とするスキルの訓練)とTrust(患者と医者あるいはPalliative Care医師と他科の医師の信頼関係)が大切ということを学んだ。是非このPalliative Careの大切さを思い、日本でみんなと実践しましょう。

② Pathology Unit ( Dr Sahin )
Breast Pathology Unitの医師に詳しい講義で乳がんの病理の基礎より臨床まで学んだ。手術で切除された乳房組織が病理部と届くときから診断が決まるまでのプロセスを目で見て身で感じることができた。他施設研究に用いられているCryotherapy後の乳腺組織の診断にも幸運にも立ち会い、このプロセスにも病理医、外科医、放射線診断医等multidisciplinaryな関わりを見ることができた。乳癌術後の患者に放射線治療のみを担当する放射線腫瘍医師の私にはとても有意義なプログラムだった。
Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
Y.Kojima(St.Marianna Univ.) 2013/04/26
ONSへnurseが参加しているため、今日は職種別行動となりました。
physician二人は朝からcancer prevention ground roundに参加しました。シリーズで開催されている様でしたが、本日はmelanomaについてでした。1時間程拝聴し、その後はDr.Theriaultの外来見学と続きました。時間をかけて、丁寧に、そして思いやりを持って診察にあたられていました。中には術後間もない方で、まだドレーンが入ったままの方もおられ、外科医と直接discussionを済ませてから診察にあたるなど、しっかりcommunicationをとられていました。
午後はいわゆる血液内科の病棟で、staff nurseの仕事を4人別々に見学しました。私がお邪魔した病棟は昼頃に多職種での回診をしており、そこにstaff nurseも参加する形でdiscussionをしていました。その後、stem cell transplantation等の治療が行われ、治療が落ち着くまで上級看護師が病棟に残り治療に当たっていました。病棟にはchaplenもいて、治療がうまく行く様にと、患者さん、家族、看護師と手をつないで皆でお祈りしていたのが印象的でした。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
大内紗也子(京都大学医学部附属病院) 2013/04/26
Kojima 先生

私も2月にstem cell transplantationの病棟に見学に行った際に印象に残ったのが、チャプレンが、輸注の時に幹細胞に対してお祈りをしていたことでした。なんというか、きっと患者さんは気持ちも部分でも救われるというか、自分が患者だとしても神様にも守ってもらえるように感じるのではないかと強く思いました。

私たちnurseは本日からワシントンDCで開かれているOncology Nursing Society Congressに参加しています。
噂に聞く大きな学会でとても楽しみにしていたのですが、想像以上でした。
今日一番印象に残ったのが、opening ceremony
でも夕方の Extraordinary Healer Award for oncology nursesにしても日頃のベッドサイドケアを行っている看護師のケアを認めて、empowerしているところでした。
なんだか、私の方が、力をもらったというか、日頃行っている看護をみんなで認め合えた感じがしてうれしかったです。
まだあと3日、おもいっきりいろんんことを吸収して帰ろうと思います。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
田口 (大阪府立成人病センター) 2013/04/26
大内さん

リポート有難うございました。
リポートを通して日本にいる私たちも世界で、世界の看護界で起こっていることを知ることができて刺激になります。
これからも現地から課題も含めていろいろと発信してくださいね。
くれぐれも食べ過ぎに気を付けて!!
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
中村(SLH) 2013/04/26
JME2013のみなさん

現地リポート有難うございます。
みなさん楽しそうですね!
二葉リポーター、Leadershipの5つのキーワードのご紹介有難うございます。なるほど!ですね。

日本は、ゴールデンウィークに突入しました。

ヒューストンの下雅意彩リポーター、そちらの様子はいかがですか?落ち着いたらで構わないので、情報お待ちしてまーす。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
下雅意 彩(済生会兵庫県病院) 2013/04/27
中村先生コメントありがとうございます。ヒューストンに来て1週間。広大なMDA内の位置関係や宿泊ホテル周辺の環境の把握もでき、ずいぶん慣れてきました。
こちらの気候は思っていたより涼しくて、こちらの人もunusual!と言っていましたが、MDAへの往き来にジャケットとストールが欠かせません。

今週はPharmacyの見学が多く、日米の違いを知ることに興味津々でした。

初めにPharmD(臨床薬剤師)の役割を知るために肺がんと頭頸部がんを扱う科の入院、外来を見学しました。PharmDは4名が従事しており、週ごとにローテーションしながら医師、看護師とチームを作って協働していました。薬剤師は事前に来院予定の患者情報を収集して化学療法のフォローアップや導入するかもしれない患者の薬剤説明の準備などおこなっていました。また、日本の薬剤師は行わない事柄ですが、国民皆保険制度のないアメリカではCrizotinibなど高額な薬剤の支払いができない患者もいるため、それをどの保険でカバーできるかなど保険会社と患者との間を仲介することも臨床薬剤師の重要な役割のひとつだと話されていました。しかし外来呼吸器科の一日の患者数は80-100人もいて、臨床薬剤師が一人で患者ケアにあたるのでかなり忙しい!
印象的だったのはほぼ全ての化学療法が外来で導入、継続されていることです。CDDPを含む肺がんレジメンも特別な理由がある高齢者や、はじめから電解質バランスのコントロールが必要な患者くらいしか入院させません。あっても年に2-3人程度とのこと。日本でも行われている施設もあると思いますが、外来ではCDDPがshort hydrationになるので患者に対して飲水指導をおこなっており、腎障害のリスクについて話すと、もし発症してもそれは「患者責任」とはっきり言うほど、十分な患者教育をしてという自負を感じました。

薬剤部では外来や病棟にいる薬剤師とは役割を分けているStaff Pharmacistとテクニシャンが働いており、テクニシャンが内服注射調剤や抗がん剤やTPN等のミキシングを担い、それをStaffが監査を行っています。日本では特に当院では、ですが…調剤、ミキシング、薬剤指導管理業務まで一人の薬剤師が同日に行っている環境とは違い業務が細分化されています。多くの人が関わることで処方の4重チェック体制ができあがっていますが、途中Staffにおいては特に患者の状態をリアルタイムに情報収集しているわけではないので、その過程の必要性がやや疑問視されました。

ミキシングルームでの驚きは、すべての抗がん剤に(被爆リスクの低いものもすべて)閉鎖式システムを使用していたことです!お金持ち!より菌が混入しない環境をつくれるため、リサイクル(同じバイアルを複数処方に使用)していたので、そこで少しは経費削減になっているのでしょうか。また、中に入っている保存料によって保存期間が決められラベル管理されていました。長いもので1週間保存されているものもありました。

さらに、MDAでは昨年10月にアメリカで初めての導入と聞きましたが、「CHEMOCATE」と呼ばれる処方と連動した重量監査ソフトの入ったPCが安全キャビネット内に設置され、抗がん剤調製時に使用しているところも見学させていただきました。処方調剤からミキシングまで一人でできてしまいます。いくらするのだろう・・・。

今回2名の薬剤師がJMEに参加していて、規模も内容も違うそれぞれの日本施設についても情報交換しながら、日米の違いについて毎晩のようにDiscussionを重ねています。そんな時間が何とも楽しい日々を過ごしています。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
大内 紗也子(京都大学医学部附属病院) 2013/04/30
JMEプログラム2週間目を迎えました。
今日も2つのグループに分かれて行動。
AグループはDr.Theriaultの外来の見学、
Bグループは、Emergency roomを見学しました。

私は、Aグループ、医師の外来を医師の目線から見学するという新鮮な体験をしました。
朝9時から17時過ぎまでびっちりと患者さんの予約が入っていました。
DrTheriaultのオフィスには、APN1名、RN1名、フェローが一人という体制でした。
午前中に5名、午後に5名ほど診察をしていました。
新患には、約30分ほど時間をかけて診察と問診を、化学療法中のフォローアップや治療終了後の患者さんには15分ほど時間をかけての診察をしていました。
昨年11月の研修の際にJanisが話していたactive listeningをDr.Theriaultは自然な感じで行っていました。
どうやってその方法を手に入れたのか?
訪ねたけれど「自然に」という答えが返ってきた!!

そして、患者さんや家族に「JentleにKindlyに」コミュニケーションをとっている姿が印象的でした。

また統計的なデータに基づいて、その数値を患者さんに伝えながら今の治療のゴールや目標などを明確にしているところも印象に残りました。
Multidiscipnly Teamで働くためには、そこに嘘やごまかしがあるとうまくいかないということを
今日考えながら見学していました。

個人的には、RNとAPNという2種類の看護師がどのように仕事を分けて働いているのか?
とても興味を持ちました。
APNは、Dr.theriaultの診察の前に診察をしたり、ケモのオーダーを医師に指示に従って書いたり、検査のオーダーをしたりしていました。
RNも、DrTheriaultの患者さんの予約を取るといったような事務的な仕事もしていましたが、患者教育のパンフレットを渡したり、ケモ後の副作用や生活のことなどを問診して医師へ伝えるという役割を担っているようでした。
2人のナースが、外来がスムーズに回るようにサポートをするといった体制で動いていました。
日本では、外来では医師がすべてを行っているのでしょうか?
患者さんにとって、他職種がかかわることで3分医療でははくて、医師としっかり話ができたり、看護師と生活面の話、薬剤については薬剤師とかかわるといったように、十分にゆっくりとかかわることができる体制があって
いいなと思いました。
しかし一方で、看護師や薬剤師が医師の指示やサインのもとに医師が行っている仕事を手伝っているという中にそれぞれの専門性を確立していないと、自分が今何のために何をしているのか分からなくなるのではないかという危惧も持ちました。
昨日までのアメリカでのがん看護学会において話し合われていたのですが、どうもアメリカではCNSはすたれてきているようです。残念ながら。
NPという資格を持って働く人、それから新しくCNL(Clinical Nurse Leader)という人が出てきているとのことでした。
これはちょっとショックというか、日本においてもCNSの役割や患者さんや医療者とのかかわりを明確にoutcomeとして示していかないと同じような運命をたどることになるのではないかと思いました。

夕方からは上野先生による「Creer Development」について。
Shere the Visionの話を聞いて、今までのもやもやの霧が晴れたような気分になりました。
上野先生から宿題として、それぞれのMissionとVisionをフェイスブックにアップすることを課されました。
私たちのMissionアンドVisionを読む人に共感を持ってもらえるかどうかはMissionとVisionが明確になっているか、読む人を引き付けられるかどうか、ひとつのインディケーターになるとのこと。
たしかにその通りだけれど、なかなかに勇気がいるなぁ。。。

というわけで、
これからJME2013のメンバーがぼちぼちとフェイスブック上でそれぞれのMissionとVisionを発表していくと思います。

皆さま、どうか読んでいただければと思います。。。

Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
横田真里(・・・・・・) 2013/04/30
JME2013のみなさま


様々な部署での見学が徐々に始まり、多職種の関わりや日本とアメリカの違いを学び、メンバーでの議論も盛り上がっていることと思います。
みなさんからのレポートを楽しく読ませていただいております。


特に下雅意さんからの薬剤師の関わりに関するレポートは、同じ薬剤師としてとても興味深く読ませていただきました。
MDAでのPharmDの活躍は素晴らしく、誇りを持って働いていらっしゃると思いますが、それをそのまま日本へ持ち帰ることは難しく、日本とアメリカの国民性や保険などの医療制度の違い、細分化された薬剤師の役割、システムの違い(予算の違い?)など、その裏には様々なことが関連していると思います。

薬剤師側の視点だけではなく、医師や看護師側からの視点もぜひ学んで、さらに有意義なものとしてください!

ここでの学びを日本でどう活かすか、みなさんがたどり着く答えを楽しみにしています。
どうか体調に気をつけて、ヒューストンでの日々を楽しんでください。
またレポートお待ちしております。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
宮道 二葉(北里大学病院 薬剤部 ) 2013/05/01
30 Apr.
1.Pharmacy(Thoracic/Head&Neck Center)
今日は2チームに分かれて薬剤師の業務を見学しました。私のグループはThoracic/Head&Neck centerで午前は入院、午後は外来を案内してもらいました。肺がんではほとんどのケモは外来で行われており入院患者は救急から運ばれてきたりより複雑な症状を呈している患者が主でした。前回ラウンドした血液内科と異なりチームもPhysician,Pharmacist,Advanced Practice Nurse(APN)が一人ずつの計3名x2チームとコンパクトでした。入院時は患者のヒストリー、ラボデータの情報収集を行い治療計画に基づいて必要な薬剤をオーダーしバイタル、L/Dにあわせて薬剤調整を行い、医師と相談のもと検査オーダーも行っていました。日本で拡大しつつある薬剤師による持参薬確認も近いものがありますがMDAでは持参薬は使用しません。研修医や病棟医が行う他科・他職種併診依頼などの事務的な業務も薬剤師が行っており業務分担により医師の診察や本来すべきことへの時間が確保されやすいのではと考えられます。もちろんすべては患者のためにですが。さらに薬剤師の重要な役割の一つである退院時の処方支援(実際にはオーダーしています)があります。日本でも退院処方を事前に薬剤師が介入することで不必要な薬剤の削減(自宅での残薬を考慮したり、漫然とした急性期処方をカットする)が可能になっており、入院時と退院時の薬剤師の介入は日米の背景は異なるものの存在意義は共通すると思いました。
外来はThoracicとHead/Neck に一人ずつ薬剤師が配置され各セクション4~6人の医師の相談や患者へのChemo teaching、ケモオーダーなどの処方支援を行います。Thoracicは非常に忙しそうで時に1人のDrのみでも35人の患者をもつため業務の分担なしには1日が終わらないでしょう。ケモ導入時には必ずChemo teachingがあります、薬剤師が忙しい時にはAPNが行ったりとAPN,Dr (incl Fellow),Pharm D residencyとのチームワークを強く感じました。これが実現できているのは皆が同じ部屋にいて顔が見えコミュニケーションがうまくとられているからでしょう。
2.IRB preparation
明日のIRB委員会に向けてIRBの一般的な内容をDr.Theriaultに教えて頂きました。日本は薬剤の適応外使用は保険適用がありませんが米国では適用外使用でも保険がカバーすることもあり実際に使用されることがあるため時に危険です。研究ならば製薬会社が支払います。故に研究で治療を行える方が安全だという考え方もあります。ここMDAでは多くの研究がなされているためIRBのグループも5グループと多いです。1グループ20名、他職種、異性、の連携でここにおいてもチームが形成されています。明日のactive会議が楽しみです!
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
苅谷三月 (岐阜大学医学部附属病院) 2013/05/02
1 May
ヒューストンも5月に入りました。
日本はゴールデンウィークですね。
研修も2週目に入り、A、Bそれぞれのグループ活動が増えています。

昨日、上野先生から「Vision」「Mission」をFBの投稿する課題が出されました。
グループが分かれているため、空いた時間にそれぞれのグループで各自の「Vision」「Mission」を語り始め、明確にする作業を始めています。ディスカッションし、また考えることが必要だと感じています。どこまで、今週中に明確にできるかはわかりませんが、皆頑張っています!!!

今日のGroupBのObservationはRadiation Oncologyでした。
私はRNについたのですが、彼女に「あなたのVisionは何ですか?」と尋ねたところ、すぐにMDACCの「Vision」と自分の「Vision」を話してくれました。彼女の「Vision」は、「Good experience for patient」、彼女は自分の行うことを明確にできており、彼女のケアは「Vision」が示されていると感じました。
改めて自分の「Vision」を行動でコミットできるものにしようと思いました。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
野木雅代 (東京医科大学病院) 2013/05/02
JME2013の皆様

いつも詳しい内容での投稿をありがとうございます。
MDACCの様子を聞かせていただくことは、懐かしくもあり、
さらにパワーアップした研修を受けられる皆さんを羨ましくも思います。
情報をシェアしていただけることを感謝しております。

 苅谷さん
 病棟ナースがすぐにVisionを語り、実践に表れている・・・
さすがだな、と思いました。

私の周囲では、まだまだ個人の「目標管理」の大切さをやっと管理者からスタッフに伝えている段階なので、現場もこうして組織のVisionと個人のVisionが融合できると良いなと思いました。
また、新たな発見がありましたらお知らせください!
そして、Visionのreviseガンバッてください(^^)

Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
大内 紗也子(京都大学医学部附属病院) 2013/05/03
ヒューストンに来て早いもので、もう2週間が経ちました。
私たちは、ジェットラクからも日ごろの仕事からも解放されてこちらの生活になじんできています。
本日は、Nursing Day!!
6人みんなで、Nursingに触れてきました。
午前中は、それぞれナースプラクティショナーや、看護師についてシャドーイング。
私は、臨床経験が豊富そうなベテラン看護師さんに半日ついていました。
話を聞いていると、Joyceと同じ日から働き始めているとのこと。21年!!
臨床現場でのシステムや看護システムなんかいろいろと打ち立ててきたことなんかを聞けて、新鮮でした。

シャドーイングは、もう慣れたもので、いろんな部署で薬剤師や、看護師、医師につかせてもらい、
一般的なそれぞれの役割をとらえつつあるように思います。

午後からは、JoyceのアレンジによるNuring lectureでした。
4時間、ながかったー!!
途中あまりにも疲れ過ぎていた私たちに、Joyceがチョコレートを差し入れしてくれました。
Nursing maneger、educatorなど4人のプロフェッショナルな看護師の方から講義を受けました。
私が、もっとも印象に残ったのは、Associate DirectorであるCNSからのお話でした。
彼女は4年半前にMDAに雇われ、なんと!!最後に雇われたCNSだそうです。
今後CNSはなくなり、APNとしてはNP(ナースプラクティショナー)かCNL(クリニカルナースリーダー)に統一されていくとのことでした。
CNLとは、私の理解が正しければ・・・。
CNSほど大きな対象をもたず、少ない人数(一つの病棟単位)を対象として、臨床での実践を行うリーダーになるとのことでした。またCNLも修士課程をでていないといけないそうです。
MDAでも、この秋からCNLを雇う予定にしているそうです。
今日話を聞いたのは、造血細胞移植病棟の話を聞いたのですが、6つの病棟を持っていて、6人のCNLを雇う予定だそうです。彼女たちは月-金で働き、患者さんの直接ケアを行うRNのリーダーになるそうです。
現在は、MDAではRNは、一日2-3人患者さんを受け持っていますが、秋以降は4-5人の受け持ちとし、その分看護助手さんを雇い、助手さんに採血や清拭などのケアを委譲し、CNLと共同して働いていく体制に変更していくとのことでした。
大きな変化がありそうな予感!!

日本では、今CNSがいて、CN(認定看護師)がいて、また特定看護師(仮)の問題があって・・・。
アメリカでCNSが消えていく現状があるというのはCNSである私にとっては、とてもショッキングなことでした。
CNSがなぜ、消えていく運命となったのか?
私の解釈では、CNSのアウトカムを管理者に見せる形で出していくことができなかったのではないか?そう感じました。
今日、4人の先生をお迎えしましたが、4人がそれぞれに「evidennce Based Practice」を何度も繰り返し言っていましたが、日本においても日ごろベッドサイドで行っているケアを「evidennced Based Practice」としていく作業をCNSがリーダーシップをとって行っていくことが、日本でCNSが生き残っていくことができる方法なのではないかと思いました。

明日は、朝からHospice Tour!!
また違った体験ができそうです!!
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
下雅意 彩(済生会兵庫県病院) 2013/05/05
今日も一段と冷え込む朝を迎えました。ヒューストンは毎年この時期はとても暑いとうかがっていましたが、どうやら今年は異常気象のようです。。。
そんな冷たい風を頬に受けながら今日はMDAのメインビルディングから歩いて10分ほど離れたところに立つHouston Hospiceの見学に行ってきました!
Houston Hospiceは1980年に設立され、アメリカにあるホスピスの中で最も古い歴史を持つ施設です。元邸宅であった煉瓦作りの外観はまるで英国のカントリーサイド。建物の中は、木の温もりに包まれた個室、図書館、チャペルがある他、付添いの家族が一時的に滞在できるようランドリーや喫茶室などの環境が整っていました。また壁にはボランティアの方の手による大きなタペストリーがあちらこちらに飾ってあり、医療施設とは一線を画した赴きです。外に一歩踏み出すと、鮮やかな緑が美しい広大な庭が広がっていて、歩くだけで自然と心も体も癒されていく感覚がありました。今までの人生を振り返る大切な時間を優しくサポートしている空間だなと感じました。
そして、ソフト面でもとても充実していて、医師、看護師、チャプレン、ソーシャルワーカー、ボランティア、グリーフケアを行うBereavement Coordinatorと呼ばれる方など多職種でケアに関わられていました。提供するケアには4段階のレベルがあり、1.在宅支援2.入院ケア3.救急時4.患者死後の家族ケアで、中でも大部分を占めるのが在宅支援です。輸血を除いて、TPNや抗がん剤治療など治療継続している場合にも受け入れ体制がある点は日本のHospiceでの受け入れ状況と非常に異なると感じました。
テキサス州では余命6か月と診断されるとがんでなくともHospice対象となり、ここでは250名を超える患者を受け入れています。Medicareを持つ患者は100%カバーされ、他の保険会社では一部負担になる場合も多く、Houston Hospiceは非営利組織で必ずしも資金が潤沢ではないようでしたが、その分患者からの寄付を多く受けられるよう信頼あるケアプログラムであることの評価を常に行っています。見学の途中Hospiceに入院されている患者さんのご家族が、私たちとお話しする機会を持ってくださり、この環境に感謝していることをこみ上げる涙を抑えながら語ってくださいました。ケアは患者だけでなく家族も必要としていることに胸を打たれました。グリーフケアはボランティアの方やLPSと呼ばれる専門の資格を持つかたにより患者の死後13か月のフォローがされていました。亡くなられてすぐにメールでコンタクトをとり、2週間後には電話フォロー、その後3か月毎に家族の悲しみを支援する体制がとても行き届いていました。アメリカのボランティア精神はとても外向きで、より快適な環境になるよう多くの方の支援が医療には必要であることを改めて考えさせられました。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
Y.Kojima(St.Marianna Univ.) 2013/05/07
ここHoustonの気候はいつになく涼やかで、今朝も10℃程度。宿舎からMDAまで歩くには程よい気温でした。
今朝は7:00からJanisの同僚に会って、数日前に行ったBirkman Direct assessmentの結果についてadviceを頂きました。Birkman methodとは、MBTIとはまた違うもので、米国空軍で開発された行動パターン分析手法で、自分自身の持ち味を分析し生かす手法です。GE、Walmart、Microsoft、P&G、など全世界で8000社 300万人の実績があり、toolにはなんと日本訳もありました。このtoolを用いて自分のleadership style、自分自身の行動の傾向を理解し、リーダーとしての強み弱みを理解し、他者にこれを公開することで、チームビルディングに生かす手法です。結果やその説明が非常に興味深く、1時間があっという間に過ぎました。freeのiPad appも存在しており、体験してみてもよいかもしれません。USAにはこの様な評価のためのtoolが多く存在し、いかに実際にそれをbusinessの場でteam managementやleadershipに活かそうとしているか、という事に改めて感銘をうけました。
 その後、夕方まではgroup Aはemergency centreへ、我々group BはTheriault先生について外来見学でした。今日は15人程の予約患者さんたちを9:00から16:00まで、RNと二人で丁寧に診察しておられました。
今週はNational Nurses' weekとの事で、MDAでも毎日行事が企画されていて、今日はNursing Excellence Awardの発表の日で、Theriault先生に付いていたRNもnominateされていました。
 外来の後はUeno先生の講義へと続きました。各自のMission and VissionをFBにupするという宿題を無事に果たしたmemberに新たに出された課題は、Goalsも含め各自のcareer development planをより具体的にしてゆく努力をすること、そして最終週に行われるpresentationの準備も進めるようにとの事でした。
 第三周目に突入し、残り僅かの期間で何を何処までachieveできるかが問題ですが、そこはみんなteamworkを発揮して頑張っています。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
Bando(Tsukuba) 2013/05/07
nurse's week、とっても素敵な習慣だと思います。医療者も誇りを持ってさらに良い医療を目指す、良い気風なんですね。
小島先生のかかれたBirkman Direct assessmentに関するレポートを興味深く拝見いたしました。自分を客観視するためのツールと、その結果を日常に取り入れる合理性を学ぶ機会があることがさすがだな、と思います。
日本ではGWも終わってしまいました。皆様のレポートをみるとこちらもがんばらねばと、モチベーションが高まります。
皆様の研修が実り多きものとなりますように。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
SHAZRINA(Kobe University Hospital) 2013/05/08
JME in Houston, Week 3, Tuesday, May 7:
プログラム中盤に突入。
午前:Group Aは上野先生についてBreast Medical Oncology Observation、Group BはNursing (Clinic Observation)。
午後:全員でPharmacy&Therapeutics Meeting。
  上野先生の外来は本日は忙しく、受診予約は午前8:00~午後5:00で、約20人でした。外来の90%は進行乳がんや上野先生ご専門のInflammatory Breast Cancerの患者が受診されます。外来チームの構成は同様でPhysician1人と専任のRegistered Nurse、Nurse Practitioner、PharmDそれぞれ1人でした。今日はナースと薬剤師の外来での役割も理解したいという目的で医師につくだけではなくNPやPharmDの患者に対する説明の仕方・内容も見学しました。私たちGroupAが関心を持つPatient Educationについてですが、新たな化学療法が始まる前にChemotherapy Guidebookが渡されて、化学療法に対するinformationがたっぷり書かれていました。このように患者に自分の病気・薬剤を理解するのに素晴らしい教材だと思います。ただし、ある程度枚数のあるブックレットで患者の元々の教育レベルは様々で果たして全ての患者が全ての内容を読み、理解できているのかは疑問として残りました。。。
 もう一つ気になる事は、Mid level providerの住み分けです。今日も上野先生の外来で、薬剤の説明をpharmDがするのか、NPがするのか。。。physician’s work roomで気まずい空気が流れる事もありました。。。日本では、このような権限は医師以外に与えられていないのですが、コミュニケーションの難しさを改めて感じました。
  午後はみんなP&T Meetingに参加しました。MDACCで新たな薬剤を導入するための薬事委員会。今日の薬はFDAに認可されたばかりのado-trastuzumab emtansine (Kadcyla)とPomalidomide (Pomalyst)でした。結果は投票で二つとも使用O.K.でした。
  最後に、今日は私とAyaがBrinkman Testの結果を聞くためにBobに会いに行く順番です。自分を理解し、日常生活や職場で活躍するのにすごくためになるセッションでした。私たちに説明するために2時間半も時間をもらいましたが、それでは終わりませんでした!Bobはなんていい人ですね。。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
宮道二葉(北里大学病院) 2013/05/09
早いものでプログラムも半分が終了しました。ちょっぴり日本の繊細な味が恋しくなってきた今日この頃ですが果敢にメガフードと戦うために今日もジムに行ってきました!笑

さて本日もチームごとに、チームAはBrain/Spine,外来ケモ室の投薬見学、チームBはGI外来,緩和ケア見学を行いました。お昼はShen先生によるチームにおける統計学もあり充実した一日でした。
Brain外来を主に報告させて頂きます。

「このチームいいね!」
これが午前中を終えた時に自然と3人のメンバーからでた言葉です。目には見えない、言葉では表しにくいけれど、確かにチームワークがすばらしかったです!
MD,fellow,NP,Research Ns,Registered Ns,PharmD それぞれが各々の職能を理解しているからこそ本当のチームが形成されていると感じました。

臨床試験中の18歳の患者にはresearch NsとNPで診察、おなじNsといえども視点が違う、またPharmDとはちがってフィジカルアセスメントを行っていました。70代男性、悪性膠芽腫(GBM)グレード4、手術・放射線・化学療法を終え発症後もうすぐ9年という方の診察の流れを見学。RNの問診、バイタルチェックを始めとしfellow(スタンフォードから1ヶ月研修にきているDr)による診察、フィジカルアセスメント、そしてMDへ細かにこれまでの経歴を伝えMDとfellow両者による診察が行われました。1時間半に渡る診察は綿密でそれぞれの職能が発揮されていました。
ここのクリニックではPharmDは1人、spine外来、入院もカバーします。そのため常にチームメンバーの部屋にいる訳ではなく彼女専用の小部屋に滞在していました。必要であれば連絡が入りオーダーチェックやケモ説明を行います。彼女はMDAで17年勤続というベテラン薬剤師、これまでにThoracic,ICU,GI,ATCなど様々な部署をまわっておりそれぞれの特色を聞かせてもらえて貴重でした。確かにGIのクリニックは医師1人ごとにチームが形成されており薬剤師も1人ずつ配置されていましたが、それはGIがケモオーダーが多くpharmDのニーズがあるからです。Brainは他のスタッフと同じ部屋にはいなく「必要時」でありますがそこに孤立感を感じる必要などまったくないのだと強く感じました。各科特色があり、特にMid Level Practitionerが良くも悪くも共鳴しているため相手のことを理解していないと簡単にカオスになるのだとこれまでの見学を通して思いました。

患者の薬剤確認に関しては日本のお薬手帳や薬情利用のほうが正確だと思います。ここではほとんどが口頭確認で薬剤名のみで患者も理解し応答できているところは患者教育の徹底に感激しますが、医療者に聞かれなかった薬剤も本当はあるのでは・・・と疑問になることもありました。

あっという間に週後半です!vision/mission,projectと目の前には大きな大きな山がありますがみんなで乗り越えていきます!




Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
津川浩一郎(聖マリアンナ医科大学) 2013/05/10
 こんにちは。聖マリアンナの津川です。皆さん、Houstonで充実した日々を過ごしておられるようですね。皆さんの話をみて、私が行った2004年の頃を懐かしく思い出していました(もう9年前だなんて!)。診療、研究、教育、はたまた、ボランティアも、とにかく、あらゆる分野にヒト、モノ、カネが豊富で、余裕があるなあ、ということが実感されました。また、いろんなアイディアや種を大事にする、育ててみようよ、という気風も感じました。丁寧に仕事をする、楽しく仕事をする、MDACCをみて感じたことはそういうことだったかな、などと思い起こしております。
 Texas BBQ、Wing、Crayfish、Alligator など、食べ物も懐かしい思い出ですね。食べられましたか?
 取り留めも無いオジサンの話で失礼しました。健康に留意して、残りの日々を有意義にお過ごしください。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
苅谷三月 (岐阜大学医学部附属病院) 2013/05/10
May 10
本日は元々のスケジュールにはなかったのですが、Joyceに教えていただいたStem-cell-transplantation treatment meetingに朝8時から参加しました。総勢50人は参加しており、参加者は医師、看護師がいました。薬剤師さんがいたかどうかは確認できませんでした。
このmeetingは、Social issue をフォーカスしたものです。それぞれが捉えた、患者の意向、ストレス状態、患者の理解度、家族背景、QOLなどを踏まえて、治療の妥当性などを話し合われ白熱したmeetingでした。meetingの方法は、医師が話し合いたい事例をプレゼンし、その後話し合う方法をとっていました。
話し合いの中では、対立することもありましたが、進行役の先生がGroup consensusが得られるようにファシリテートされ、よい話し合いがされていました。
治療だけに焦点が絞られるのではなく、Socialな視点についても意見をぶつけ合いconsensusを得たうえで、患者さんの治療に望む姿勢は見習いと思いました。
もう一点、私は英語に自信がないのですが、こちらの人は流暢な英語でなくても、とにかく言いまくっていました。この姿勢もぜひぜひ見習いたいものです!!!
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
佐々木裕哉(小倉記念病院) 2013/05/11

【Stem cell transplantation について】

JME 2013のメンバーの皆様からの、臨場感溢れる書き込みをワクワクしながらいつも拝見させて頂いております。

Hematopoietic stem cell transplantation は私のライフワークであり、最も興味のあるところです。

私が医師3年目で初めて経験した際に、“命のリレー”の瞬間として感じたことを今でも鮮明に覚えています。以前、大内さんがこの掲示板でチャプレンが幹細胞に対して祈りを捧げていたシーンの書き込みがありましたが、そういった厳かな雰囲気の象徴だと思いました。

病状の経過・社会的背景が十分に検討され移植の日を迎えると苅谷さんよりご報告頂きましたが、MDA において、sibling donor: (兄弟などの) 血縁ドナー に対する配慮においては、どのような工夫がされているのでしょうか。骨髄や末梢血幹細胞を家族のために提供する意思、提供しない意思を自由意思として決定するために特別なユニットなどがあるのでしょうか?

ただでさえ、限られた研修時間内でみっちりの内容だと思います。もし、余裕があれば是非教えてください。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
大内 紗也子(京都大学医学部附属病院) 2013/05/14
佐々木先生

ご質問ありがとうございます。
実際に造血幹細胞移植病棟だけではなく、いろんな病棟や外来の見学をしているので、正確な情報が把握できていないので、
再度また確認をしてお返事をしたいと思います。

ただ私が2月に病院からの研修でMDAに来た際に聞いたことをお伝えしたいと思います。

MDACCには、6つの移植病棟があって、合計で100ベッドあるようです。
移植の適応患者さんは、まず外来で移植コーディネーターさんと面談をします。
移植コーディネーターさんはMDAに9人いるそうです。
彼女たちは全員、看護師です。
コーディネーターさんごとに担当する医師が何人か決まっており、その医師が担当する患者の移植前のコーディネートをしていました。
日本と違うところは彼女たちはあくまでも移植前にしかかかわらないと言っていました。

移植コーディネーターが、患者とそのcare giverと面談を行い、移植の概要や兄弟の有無、骨髄バンクについて説明をしていました。
(患者ごとに1冊の冊子を渡していました。もちろんcare giver用にも一冊別にありました!)

そしてドナー候補の兄弟に、連絡を取っているのも彼女たちでした。検査に応じない人もいれば、HLAがマッチしても、断る人もいるとのことでしたが、ドナー候補の権利をまもることも移植コーディネーターの役割だと話していました。

このようなことで答えになっているでしょうか?
また何かあればぜひ
意見や質問など教えていただければと思います。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
SHAZRINA(Kobe University Hospital) 2013/05/14
JME 2013..4週目突入。

AM:"Your Development as a Leader" by Janis Yadiny
久しぶりにJanisに会いました。今日はそれぞれのMBTIのタイプを理解しながらLeadershipを行うことを学びました。Leaderとして①Attitude management (Mental Energy), ②Physical comportment (Physical Energy), ③Interpersonal communication (Emotional Energy)という3つの要素が欠かせません。また、"Secret's of a CEO" by D.A.Benton や "Be Excellent at Anything" by Tony Schwartz等Leadership skillsを磨くために役に立つ書籍などもJanisに紹介していただきました。

PM:"Proton Therapy Center Tour"
MD Anderson Proton Therapy Centerは2006年に設立されました。施設内に広島原爆により白血病になったSasaki Sadakoさんについて書かれた石碑を見つけました。当センターの設立に携わった我が師Dr Komakiが彼女のクラスメイトであり、施設の真ん中に折り鶴が飾ってあり凄く印象的でした。
当センターでは3つのガントリーと1つの固定ポートによる陽子照射ができ、毎日朝の6時~深夜12時まで150人も患者を治療しています。治療機はHitachi製です。Prostate, Thoracic, CNSが主な3種疾患で、その他Head and Neck,Liver等に対する治療も行っています。アメリカは日本と同様に粒子線治療の技術が進歩、近年施設数も急増中です。高額な医療で日本でも同様ですが、数があっても施設間での競争意識のため、他施設共同研究が実現しにくい原因ではないかという疑問が残ります。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
佐々木裕哉(小倉記念病院) 2013/05/14
【造血幹細胞移植について】

大内さん

 詳細なレポートを有難うございました。血縁ドナーにおいても移植コーディネーターさんが関わられるのですね。

 当施設でもドナーさんの自由意思を守るため、最大限の努力は行っておりますが、レシピエントとドナーを別々に診療していくに当たり、場所や時間の設定に工夫を要する場面が多々あります。「ドナー候補の権利をまもることも移植コーディネーターの役割」とはっきりおっしゃる点に、力強さとプロ意識の高さを感じます。

 お忙しい中、有難うございました。引き続きのスケジュールもタイトだとは思いますが、お身体に気を付けつつ、さらに充実したものとなりますよう応援しております。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
下雅意 彩(済生会兵庫県病院) 2013/05/15
今日は各チーム乳腺腫瘍内科と放射線腫瘍内科に分かれて外来見学をしました。
私のチームは上野先生の外来で、火曜日は特に忙しいと有名とのことで約20名の患者さんを診ておられました。
乳腺外来でのチーム編成は医師、看護師、NP、薬剤師の各1名ずつに、時にリサーチナースや多様な民族の言語に対応する通訳の方が参加されることもありました。
私自身今まで自施設の外来診察風景をみることはほとんどなかったので、ここでの見学を通して医師、看護師の視点を知るとても貴重な経験になっています。
上野先生が患者さんとお話しされる上で、とても印象に残ったのは“患者さんの理解度確認”。今日化学療法を受ける場合、患者さん自身が抗がん剤の名前を言えるか、現在何コース目か、もしくはもうすでに全コース終了しているのか、放射線治療はどこまで進んでいるのか等、一度説明したら周知のことと流れていくのではなく、患者さんが化学療法室において治療を受ける際に、患者さん自身に必ず質問されるそうです。その際、患者さんが自分の治療について理解できていないと判断されると、化学療法を中断して主治医のところに戻されてしまい、再度自分の治療について理解することが求められるとのこと。真の意味で十分な説明の上で得られた同意“Informed consent"が得られることがとても大事なことだと感じられました。がんの治療において医療従事者と患者の関係は、いわばパートナーであると言われた上野先生の表現が印象的でした。
これは薬剤師の仕事にも共通していて、化学療法導入によるたくさんの情報を患者に与える故に、話をしながら患者さんの表情をみながらどの程度理解できているかに目を光らせ、オープンクエッションが飛び交っていました。
また、一つの外来の中で説明内容が各職種でオーバーラップすることはありますが、それぞれに専門性による力のいれどころが少しずつ異なり、様々な角度での念入りな説明が行われることにより、患者さんの理解向上につながっておりチームで関わる意義を感じます。

今朝はテレビからA.ジョリーが乳がん予防として乳房切除したとのニュースが流れてきて個人的には衝撃的でしたが、こちらの乳がん患者さんに対してはよくよく遺伝子検査をすすめている場面を目にしています。そして対側乳がんの発症リスクを考慮して予防切除する場面にも出会いましたが、日本の現状はいかがでしょうか。。。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
Y.Kojima(St.Marianna Univ.) 2013/05/16
先週土曜日に、Morgan Welch Inflammatory Breast Cancer Research Program and ClinicのセミナーがMDA院内であり、president DePinho も参加する中、研究成果の発表や今後の方向性についてのdiscussionが熱く行われていました。みなさんご存知の通り、上野先生が牽引するこのprogramはおよそ5年前から始まり、高く評価されています。
14日の午前中は、この様に一つの大きなprojectを運営して来た中で、うまくいった点や今後改善すべき点についてfocusしながら、projectのkey memberの方々にお話をうかがう機会を頂きました。こうしたprocessを通して、projectを運営する難しさは勿論、そのために必要なpointやknackについて、深く考えさせられました。ここアメリカでは表面上はややeasygoingな感じで物事が動いている様に見えることがありますが、仕事をするに当たって、最低限守らねばならないルールを守る、ということに関しては非常にstrictです。当り前かも知れませんが、重要なことです。また、私たちがcareer developmentを考える上で、再三再四、上野先生が強調されることに、勿論passionは必要だが、commitmentがなければダメということがあります。これを意識して実践してゆかねばと思います。

午後はteamBがIRBのうちの一つを見学する番でした。MDACCには分野別に5つのIRBが存在し、審議するprotocolの数にあわせて、月に1~2回それぞれに行われています。protocolは複数のreviewer(複数科の医師、薬剤師、看護師、生物統計家やその他専門家)によってreviewされ、Clinical Research committeeにおいて、科学的妥当性について評価されます。数千というprotocolが動いているMDAでは新規のprotocolも数多く、IRBにかける前にCRCで評価するprocessを踏んでいるそうです。CRCをpassするとはじめてIRBにかけられます。倫理性や試験の妥当性について最終的に審議され、翌週には結果が通達されるそうです。
研究者がプロトコールを提出してから、"approved"となるまで期間は概ね30日程度。一度走り出したprotocolも365日以内に経過報告の義務があり、これを怠ると中止させられます。現在走っているprotocolの進捗などの報告およびその承認のあと、新規protocolの審議を行って通常2~3時間程度かかる様です。今日はスムーズに終わっていました。MDAでは血液腫瘍内科にあたる部門からの第I/II相試験が山の様に走っており、この日の審議内容も多くがそうでした。今回の見学を通じ、これを支えるsysytemがあることにただただ違いを見せつけられました。確かに一朝一夕にはいかないとは思いますが、日本も負けてはいられませんね。

最後にMDAでresearch nurseとして長く働いていらっしゃる日本人の方にお会いする機会が得られました。researchの数が数千とありますから、それに携わるmanpowerも推して知るべしです。research nurseだけで400人程度とのこと。RNとなり、臨床経験を最低2年積みさえすれば、誰でもresearch nurseになれるそうです。一人でいくつかprotocolの担当となり、protocolを熟知し、physicianをsupportしつつ試験参加者をsupportします。沢山の第I/II相試験が走っていますから、それ専属のnurseのほかに専門の薬剤師がいたり、phase I 外来やtranslational research外来というものもありました。main buildingの近くに現在建設中のビルがあり、そこは新しくresearch centerとなる予定だそうです。
researchにかけるmanpowerやinfrastructure、budget。決して完璧ではないながらも、常に先を見据えて、O十年後のがん治療を良くする為に邁進する北米No.1の施設のmission, vision。
是非Houstonで、五感で感じてみて下さい。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
大内 紗也子(京都大学医学部附属病院) 2013/05/17
研修も、4週目の終わりを迎えています。
今日は朝からstem cell transplantのカンファレンスに参加しました。
これは移植前の患者さんの適応や移植リソース、前処置の方法などを他職種で検討するカンファレンス。
医師を中心として、移植コーディネーターさん、看護師などなど他職種がそろっていました。
1時間の中で15人くらいの患者さんについて話し合っていました。本日は白熱した議論にまで至っていませんでしたが、カンファレンスを傍聴していて思ったのは、
こっちのひとはどんなときもユーモアを交えて話をすること、アメリカンジョークとでもいうのでしょうか。
そういう中で、治療法を決定していったりだとか、コンセンサスをとったりとか、ジョークを交えることで
会話が円滑になるのではないかと感じました。

日本で、私も他職種カンファレンス、それも移植の適応について検討しようとしているのですが、なかなかに話し合いができないというか。。。運営の仕方について試行錯誤しているところでした。
このカンファレンスを参考に、日本に帰ったら医師と相談しながら進めて行きたいと思いました。

そしてその後はDr.Babieraの外来を見学させてもらいました。
本日1日で約15人の患者さんを見ていました。
Dr.Babieraのチームは、PAとNPと3人でした。
なんとなくの印象ですが、外科はNPじゃなくてPAを使っているような感じがします。
今までにいろんな外来を見学させてもらい、それぞれに特色がありますが、
Dr.Babieraのチームは、Dr.Babieraの人柄がとてもにじみ出ている外来でした。
シビアな状況の患者さんと話をするときは、あいまいさを持たさず、「きっぱりと」でもその中に少しでもある「Good News」も一緒につたえていました。
また放射線科医、腫瘍内科医と3人でチームを組んでともに患者をみるということも、試験的に開始しているようです。
本日は、3者で同時に患者さんを診察していました。
約1時間かけており、これから3者で見る方法を改善していくとのことでした。
なぜこのように同時に見ることをするかというと「地元の患者さんが、MDAは診察に時間がかかる」ということで、離れてしまうため、地元の患者さんが便利に診察に来れるために方法を模索しているとのことでした。

初診の患者さんが、いきなり3人の医師に囲まれてそれぞれの治療の特徴を伝えられ、どのように治療を進めて行くことがベストなのかを選択することは、結構情報過多となってしまうのではないかなとも思いましたが、
3者が同時にそれぞれの治療のメリットを話すことで公平な話し合いがもたれるのではないかとも思いました。
今後、改善していくとのことですが、うまくいけば患者さんにとってとてもいい診察になるのではないかと感じました。

来週水曜日が私たちの最終プレゼンの日です。
現在はそれに向けてチームに分かれて、ひたすら話し合いの毎日。
仲間と語り合うのは、楽しくもあり、そればっかりだと疲れる時もあり。
一言で言うと充実した毎日を送っているのでしょうね。
あと残り少ない日々。
後悔のないように日々過ごしたいと思います!!!
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
宮道二葉(北里大学病院) 2013/05/18
Happy Friday!
4週目が終わろうとしています。やっぱり金曜日はみんな口々にhappy friday,have a nice weekend!って言って素敵だな~日本でもこうなりたい。。
本日はbreast clinicでした。私のチームは上野先生の炎症性乳がんクリニック、Bチームは外科のDr.Gainerのクリニックでした。初診のIBC患者さんの診察をNP→M.D→各種コーディネーター3名(臨床試験へ同意されたため)と順を追ってみさせて頂きました。保険が確定できないためいくつかの検査が延期されているのも日本の国民健康保険制度ではみられないでしょう。と同時にこちらの保険の補う範囲の広さに驚愕しています。乳房摘出後のインプラントの気軽さ・・・日米で乳房摘出に対する女性の考え方は異なるのでしょうか。
今日はセカンドオピニオンに来られた患者さんにもお会いしました。自分が最善の治療を受けたい!!その一心でここに来られました。プライマリーDr
もおそらく間違ってはいないでしょうが放射線科医、外科医と連携がとれていないのか、ずれが修正できていないのか、、このままではこの患者さんの再発の可能性は否定できない状態とのことでした。そういった意味でMDAではBreastの外来フロアは部屋をまたげば外科医、腫瘍内科医が顔をあわせることができる、週2回他職種でミーティングを行いズレがないように確認できる、故に患者へ最適で迅速な治療が提供できる理由のひとつだと思いました。
Pharm.Dも病棟、外来専門のClinical Pharmacistのみならず調剤室、混注室、病棟のStaff pharmacistの方にもたくさんお話を伺いテクニシャンとの共存について学びました。
残り1週間、プレゼンテーションに向けて準備を進めるとともに、Enjoy houston!! ここでしか会えない人、聞けない話、見れないもの、食べれないもの(笑)、五感を最大限に使って仲間と過ごします。
わーい週末!いよいよNASA☆
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
T.Yamaguchi(神戸大学医学部附属病院) 2013/05/19
こんにちは。JME2012の山口です。いつも臨場感ある研修レポート、昨年を思い出しながら楽しみに拝読しております。
多くの職種が、それぞれの独自性・specialtyを発揮し……ここまでは日本と同様かも知れませんが、MDACCではそこに絶妙なcommunication skillが潤滑油のような役割をして、素晴らしいチームを形成していると感じました。昨今、多忙で煩雑な日常業務に忙殺されそうになる小生ですが、皆様のレポートでmotivationを取り戻しております!
もうすぐFinalを迎えますが、唯一無二のすばらしい仲間,メンターと研修を楽しんでほしいなと思います。
体調(食べ過ぎ?)には気を付けて下さいね。
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
SHAZRINA(Kobe University Hospital) 2013/05/22
JME 2013は残り少なくなりました。涙もろい私にとっては寂しく感じる日々です。ただ今それぞれのグループは明日のJME presentationに向けて励んでおります。

さて、今日のJME programについてです:
①AM: MBTI (Vikki Thompson)
もう一度、それぞれのMBTIを知り、理解する機会となりました。JMEの6人もこの度初めて5週間一緒に生活することになり、それぞれのMBTIを知り、理解することでいい関係と環境に結びつくことにもなると思います。この知識と経験を是非日本に持ち帰って、Leadershipのessenceの一つにします。

②PM: Presentation preparation (free-time)
私はMDACCでのProton therapy for CNS と 小児腫瘍の臨床・現状の見学を希望し、Radiation Oncologist, Dr. McGowenと2時間過ごしました。Proton therapyは腫瘍に隣接する視神経や視交叉などの重要臓器に対する線量を減らし、脳腫瘍や小児腫瘍にも有用とされています。日本ではCNSや小児腫瘍を専門とする放射線治療医はまだまだ少ないですが、これからのこの分野の発展のために貢献できればと思います!

さてさて、presentationの準備に戻りま~す!
Re:Japanese Medical Exchange program 2013 現地リポート
JME 2013(MDACC) 2013/05/24
日中はそれぞれの希望をきいて頂き、optionalで見たい所を見させて頂きました。今回のscheduleには余裕が持たせてあり、その分参加者の希望を尊重すると言う最高の配慮がしてありました。夜はとうとう、Farewell party.
JME2013 memberで作成したmessage movieをmentorsにpresentしました!!!
日本に帰ってから私たちがそれぞれどのように成長してゆけるかが、今後問われていくことを意識しつつ修了証を受け取りました。常にmetor達の温かいsupportが私たちと共にあることに改めて勇気を頂けたひと時でした。May the mentors be with us!! (Koji)

昨日まではプレゼンの準備にいそしみ、昨日の夜は今夜のパーティーの為の準備。みんなで朝方まで頑張りましたよ!!そのお陰で、本日は寝坊。。。
でも今夜のパーディーのvideoは大成功!みんなに喜んでもらえました。喜んでくれているみなさんの顔をみてこっちもうれしくなりました。
JME2013,びっくりするくらいにいろんな所に行き、いろんな経験をしました。これが私の肥となって、今後の人生のエッセンスになるんだな。
そんなことを考えているうちに夜も更けて行く。。。こんな仲間にで出会えてよかった。
心の底からJ-TOPに関わっている皆様に感謝しています(Sayako)

JME2013missionついにコンプリートしました!修了書をいただくときにmentorにとても温かい言葉をいただきました。思わず感激の涙が込み上げてきました。5週間たくさんディスカッションを重ねて日米の差はありながらも同じ薬剤師として患者さんを想う気持ちは世界共通。とても勇気づけられました。mentor、一緒にいった仲間と過ごした5週間は私にとって本当に大切な大切な宝物になりました。関わってくださった皆様に心から感謝いたします!!!(A.Y.A)

ニホンノミナサンコンニチハ
正直5週間前にこんなにみんなと離れるのが寂しくなるなんて予想していませんでした。笑
帰りたくない。。。
たった5週間だったけれど、本当にたくさんの人に出会いました。人と人のつながりを強く感じた5週間でした。MDAという施設を通してそれぞれの科がどんな特色がありどんな職種を求めているのかがわかりました。どこもかしこもM.D, NP,PA,PharmDがいるわけではない。どうしたら一番うまくまわるのかを考えれば理解できます。例えば緩和にはよりnursing backgroundが必要で外科にはよりテクニカルにPAが必要。midlevelの分担に悩んでいたけれど今日参加したPalliative Care Unit Roundでチームがすべてを語ってくれた気がします。ここでの5週間たくさんみんなと話し合った、思いをぶつけ合った、自分に向き合った。日本に帰れば日常業務に追われてなんにもしなくても時間は過ぎて行く、まだまだ若い、ならばもっとチャレンジしようではないか!!!やりたいことがつながった、実践あるのみ。ここに来れたこと、全てを支えてくれた皆様にに感謝です。It's time to feedback in Japan, where I love.
メンターともっと話したい!!帰国が迫るにつれて焦りますがKeep in touch!離れていても一生私の大切なメンターに出会えたことがなによりの宝物です。(Futaba)

MDACCで過ごしてきた5週間は人生で一度限りの経験でした。Leadership, Multidisciplinary などについて学びましたが、自分を知ることが何より大切ということに気付きました。この度出会い、お世話になった皆様に感謝を表します。大好きなJMEのチームメンバーのことは忘れられません。。これからも宜しくお願いします。(Shazrina)