掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
副作用対策の漢方薬開始時期について
キャベツ(愛知県) 2009/10/14
よろしくお願いします。
乳癌術後にゾラテックスとタスオミンにて今年5月よりホルモン治療をしています。
副作用のためか?ホルモン治療開始してから睡眠が3時間~5時間です。睡眠時間が少ない日が続くと気分が沈んでしまします。
主治医に相談したところ「熟睡出来ないのは疲れてないんじゃない?運動してみて。まあ婦人科で漢方を処方してもらうとよく効くけど、すぐに薬に頼ろうとせずそのうち身体が慣れてくるから、様子をみたら。」との事。
毎朝1時間ほどウォーキングや軽いジョギングを始めましたが睡眠時間は長くなりません。普通どれくらいで身体が慣れてくるものなのでしょうか?また、どの状態まで?どのぐらい我慢すればいいのでしょうか?
漢方薬を飲み始めると、ホルモン治療中ずっと飲まなくてはいけないのですか?

   
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
佐治(東京都) 2009/10/16
こんにちわ

不眠もホルモン剤で経験する副作用のひとつです。
どれくらい続くかというのを、はっきり確認したことはないのですが、内服2,3年後にお会いしたときには言われることはないので、極端に長くつづくようではないようです。
個人差はあるとおもいます。

確実な対処法があるわけではありませんが、睡眠薬をある程度使用いただくこともあります。

のぼせなどで漢方医の先生の助けをかりることはあります。不眠に対して効くかは経験上では不明ですが。。
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
キャベツ(愛知県) 2009/10/19

2~3年不眠とは辛いですね。
睡眠薬も考えてみたいと思います。
お忙しい中ありがとうございました。
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
佐治(東京都) 2009/10/19
すみません。一点だけ。
2-3年間はつづくというより、2,3年後までこの訴えが続いている患者さんには幸いあったことがなかったので、これまでにはよくなるのではという意味でした。
わかりずらくてすみません。

ただ、忙しそうに自分がしているので、遠慮して患者さんがおっしゃらないだけかもしれません。

患者さんで、経験者のかた情報いかがでしょうか。。

Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
上野 直人(海外在住) 2009/10/21
不眠をつからいですね。

朝起きたときはかなり不眠によりしんどいのですか?
また、昼寝をされているのでしょうか。

人間がどれだけ寝る必要があるかは、量よりも、朝の目覚めのさわやか度が健態度が大きいのですが
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
kaoringamba(東京都) 2009/10/27
副作用軽減のために、実際に漢方薬を服用している者です。
私の経験というか、今の状況をお話しします。少しでも参考になればよいのですが。。。

昨年2月よりタスオミンを服用し、ありえない(!)ほどの、のぼせ、滝汗、不眠を経験。これでは暮らしていけない、と思い、3カ月ほど遅れて漢方薬を処方してもらいました。
最初は生薬で、症状に合わせて細かく組み合わせを変えていましたが、一日3度煎じていては仕事もままならないので、そのまた3ヶ月後、ツムラのエキス剤に切り替えてもらいました。今はカミショウヨウサンとサンソウニントウを飲んでいます。
結果、明らかに寝つきは良くなりました。ただ、夜中に数度目が覚めてしまいますが。
疲れているときは1度きりなのですが、普段はカーッと体が熱くなるたびに目を覚まします。大体2時間おきですね。
でも、その2時間は熟睡しているようで、途中で目が覚めてもすぐまた寝てしまうので、今はこれが自分の睡眠のリズム、と思っています。

当初は、漢方薬で劇的に症状が改善される!と期待を持っていましたが、2年めも苦労しているので、本当に、これ、いつまで飲み続けるのだろう、と思わなくもないですが、冷えや疲れやすさなどが、気がつけば少なくなっているので、体質改善も兼ねて飲んでいます。

また、お昼以降はカフェインを摂らないよう気をつけています。
旅先であったり、翌朝の仕事によっては、眠剤も併用しています。

何時間寝れば十分と思えるか、また睡眠のリズムなど、早くご自身のペースをつかめるといいですね。
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
キャベツ(愛知県) 2009/10/27
上野先生
ありがとうございます。
昼寝はしていません。目覚めは悪くはないのですが、夕方ひどく疲れてしまいます。

kaoringambaさん経験談ありがとうございます。
漢方薬ですぐ簡単に、よくなるわけではないのですね・・・。
ホルモン治療は抗がん剤に比べて楽に思われがちですが、長く続けなくてはいけない治療になるので、思っているより辛い治療のよう感じています。10年間続けることになる可能性もあると聞きました。

先日婦人科にて精神安定剤を処方していただき気分の落ち込みや睡眠時間は(睡眠中にカーっつとほてりだし、寝汗で目覚めてしまいますが・・・)改善されたのですが今度は、突然いらいらしてきて感情のコントロールが出来なくなってきました。
早く元気になりたい!と気持ちばかりが焦りますが、自分の身体の状態や睡眠のリズム、ペースをつかんで気長に付き合って行かないといけないのですね。

Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
上野 直人(海外在住) 2009/10/27
目覚めが悪くないと聞いて安心しました。夕方の疲れに関しては様々な原因が考えられますが。特に内科的に疾患が無い場合は、やはり、軽度運動あるいは散歩趣味に打ち込むなどしてみてはいかがでしょうか?
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
キャベツ(愛知県) 2009/10/30
上野先生に心配していただいてたなんて光栄でうれしく幸せな気分になりました。ありがとうございます。夕方の疲れは内科を受診してみようと思います。
手術をした病院は外科専門なので、症状ごとに病院巡りをしています。一つの病院で総合的に私の症状を診てくださる(チーム医療をされている)病院だったらなぁ・・・愛知県にチーム医療をされている病院はあるのですか?このサイトで調べることが出来ればと思います。

毎日40分~1時間のウォーキングと軽いジョギングは続けています。出来るだけ笑ってニコニコしているのですが、どうしょうもない気分の落ち込みとイライラが突然襲ってきます。
婦人科の先生に相談し漢方薬「温経湯」を処方していただきました。
が成分に「甘草」「人参」とありました。「甘草」「人参」「葛根」には女性ホルモン作用がある?のでエストロゲン受容のある乳がん患者は摂取してはいけないと聞いたことがあるのですが、飲み続けて大丈夫なのでしょうか?
イライラにはkaoringanbaさんが処方されているカミショウサンが効果があるように思うのですが・・・?
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
佐治(東京都) 2009/10/30
「甘草」「人参」に関しては、昔やはり聞かれて調べたことがあるので、かわりに書いておきますね。

基本的には、植物には人とおなじエストラジオールはなく、植物性エストロゲンとよばれるジェニステインなどが含まれているものがあります。これらは、たしかにエストロゲンと似た作用をしますが、構造がちがうためか、理由ははっきりしませんが、知る限りでは乳がん細胞の増殖効果はほぼありません。逆に条件によっては増殖を抑制します。自分が実験で使用しても少なくとも刺激作用はありませんでした。予防効果?という報告もあります。
ただし、これらはあくまでも細胞実験や研究のはなしではあります。

漢方の専門ではないので、
それぞれに含まれる植物性エストロゲンの種類や、本当にふくまれるかまではわかりませんが、すくなくとも、使用してはいけないという証拠は現時点ではないとおもいます。
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
キャベツ(愛知県) 2009/11/03
佐治先生の説明で安心しました。
不安が解消され漢方薬を続けていくことが出来ます。
お忙しい中、ありがとうございました。
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
ひかり (北海道) 2009/11/03
私もキャベツさんと同じような副作用を経験しました。
私の場合はゾラデックスでの副作用でしたが、仕事を持っていたので昼寝する時間なんてないし、2~3時間おきに目が覚めてしまい、熟睡感がありませんでした。

集中力がなくなり、イライラし、楽しいはずの趣味も全く楽しいと思えなくなり、笑顔も出ないし、外に出るのが億劫になりました。
でも同僚はこんな状態だった事、全く気付いてなかったそうですが。笑。

そんな事が続いて受診したある日、主治医は私の話を聞いた後で「鬱って知ってる?」と聞いてきました。
副作用で更年期障害的な症状が出る事も、鬱状態になる人がいる事も知っていましたが、自分がそうなっているなんて全く思いませんでした。

主治医に眠剤を勧められ服用し、とにかく熟睡しました。
その後腱鞘炎(手首関節痛)が酷くなり、大好きな運動もままならなくなった事もあり、メリット、デメリットを天秤にかけゾラデックスを15ヶ月で中止しました。

それと同時に内科で漢方薬を処方していただきました。
ツムラの加味逍遙散と酸棗仁湯を今も服用しています。
回数を減らしたり数ヶ月休んでみたり、逆に増やしてみたりと自分の体調に合わせて変えています。

漢方薬と言えども全く副作用が無い訳ではないと内科医から言われており、乳腺での血液検査の結果表などもたまに見せてと言われています。
それで肝臓等の状態をみているようです。
漢方薬にも強い薬、弱い薬があるようで、何週間か服用してみて効果によって変更などするみたいですよ。

また、エストロゲンと似た作用と言うのも気になり加味逍遙散についてツムラに電話し、乳がん患者である事を伝え問い合わせしました。
回答では「正直なところどうしてホットフラッシュが軽減される効果があるのか、分からないのです。ですからもし心配であれば飲まない方が良いかも知れませんね」でした。

加味逍遙散は血流をよくするので、肩凝りなどにもいいそうですよ。
空腹時に服用するのがいいみたいですが、結構胃がやられる事もあり、そんな時は空腹時でなくてもいいと言われました。
気長に服用する事が大事みたいです。

キャベツさん、不眠が強いようでしたらたまに眠剤を使ってみるのも1つの手ではあるかと思います。
質の良い睡眠は大切ですね。良い眠りが得られますように。!(^^)!
Re:副作用対策の漢方薬開始時期について
キャベツ(愛知県) 2009/11/06
ひかりさん貴重な体験話ありがとうございます。
漢方で元気になれる!不眠とはおさらば!と楽しみにしていたのですが、良くなるどころか寝汗はひどくなり、睡眠時間は4時間弱、おまけに便秘になってしまいました。調剤薬局に相談したところ処方された2週間は飲んだ方がいいとのこと。(辛)
睡眠不足はよくないんですよね。そのためか白血球の数値もまだ3000を超えてくれません。

マイケルジャクソンが睡眠を得るために薬に走ってしまった気持ちがよくわかります。(笑)
次回受信日に漢方薬の変更と睡眠薬の相談をしてみます。

名古屋で「乳癌患に詳しい漢方医」をご存知の方いらっしゃいましたらお教えください。

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