掲示板「チームオンコロジー」

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患者と医療者のコミュニケーション
癌性髄膜炎について
古賀理恵子(佐賀県) 2010/02/26
はじめまして

大変お忙しいところ申し訳ありませんが、私の母(50歳)のことで相談させていただきたく、投稿致しました。

今年の1月に肺ガンからの癌性髄膜炎と診断され、現在タルセバを服用しています。
今は薬が効いており症状も日に日に改善しています。意識もはっきりしており、食欲もあり、家の中でベットに横になる時間も半日ほどです。
主治医の先生からは、タルセバ以外に効果的な方法がないと言われています。

本当にほかに治療の手立てはないのでしょうか。

 以下が今までの治療です
   肺腺癌(多発肺転移・胸膜播種)
   2006.10 イレッサ服用開始
   2009.01 脳転移 → 全脳照射+イレッサ継続
   2009.12 頭部MRI  消失したまま
         胸部CT   胸膜播種の増大
         イレッサの服用中止
   2010.01 癌性髄膜炎
         シャント術
   2010.02 タルセバ服用開始  


どんな些細なことでも構いませんので、教えていただければ本当に嬉しいです。
何卒よろしくお願い致します。

古賀理恵子
riekokoga@hotmail.co.jp

   
Re:癌性髄膜炎について
橋本 (東京都) 2010/02/27
がん患者さんを専門に診る病院に勤める薬剤師です。

イレッサやタルセバは、分子標的薬と呼ばれ、がん細胞表面又は細胞内の特定の場所に効果を発揮するお薬です。
特にアジア人、女性、喫煙歴なし、腺がんで特定の感受性遺伝子を持つ方に効果があることが臨床試験で認められたいます。

ご提示いただいた情報から推測させていただくと
主治医の先生は、お母様がイレッサやタルセバに反応しやすい(効きやすい)タイプと判断されて治療が行われているようにお見受けします。

肺がんの治療には、こういった分子標的薬での治療以外にも古くからある抗がん剤を使用しての治療もありますが、どういった治療を選択するかは、治療効果と副作用のバランスを考えて選択されます。

主治医の先生からは、イレッサやタルセバを選択されるときに検査結果を含めて治療効果の説明はありましたでしょうか?その際に他の選択肢の提示とそれぞれの副作用に関する説明はありましたでしょうか?

主治医の先生にその点を確認されることが治療を受けられる上で重要ではないかと思います。
Re:癌性髄膜炎について
上野 直人(海外在住) 2010/02/28
[タルセバ以外に効果的な方法がない]と主治医に言われた理由を教えてくれますか?
お母様は今後の治療にどうお考えなでしょうか?

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