掲示板「チームオンコロジー」
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治療とその選択
T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/08/19
初めまして。突然の投稿失礼いたします。先月右乳房温存手術を受けた妻(57才)の術後予防治療の選択に悩んでいる夫です。
7/14、乳房温存術とセンチネルリンパ節生検手術を行いました。(術前診断T1N0M0)術中迅速診断でセンチネル転移なく(0/2)リンパ節かく清なし。
病理組織の顕微鏡検査レポートが先日できあがりました。
術前の針生検、画像等での検査結果と大きくは違いませんでしたが、以下の通りです。
7×10mm(1 slice厚)の浸潤癌及びDCIS。T1N0M0。浸潤性乳管癌。硬癌。脈管侵襲なし。
NG2 (nuclear atypia 3, mitotic counts 1)
組織断端陰性。
ER(-),PgR(-),Her-2(+) score 3+.
主治医からはFEC→タキソール+ハーセプチン→ハーセプチン単独を標準としてすすめられています。
が、妻は(私も)脱毛、骨髄抑制を含む強い副作用を怖いと思っていてやりたくありません。調べれば調べるほどそう思ってしまいます。果たして抗ガンが作用なのかしら、なんて。
ホルモン陰性、Her2が強陽性ということで、この一ヶ月素人なりに考えたり調べたりしてきて、次のような組み合わせを(同じ院内の)腫瘍内科のDrに相談してみました。
UFTとハーセプチンの併用です。
UFTはCMFとの非劣性試験の結果や、経口で副作用が少なそうなことから、抗腫瘍効果はのぞめないものの、増殖抑制効果はあるのではと素人なりに感じて選択しました。
ハーセプチンも術後化学療法無しの単独使用での大規模な結果はまだなさそうでしたが、Her2のために。全ての人に効果があるわけでないことも知りました。
作用するターゲットが違うので併用も慎重にやればいけるかもと勝手に思いました。
(アメリカで10年の治療研究経験のある)Drからは、「前例がない上、併用は効果と毒性が不明であるため勧めない。やりたくない。UFTの長期使用の弊害もわからないし、ハーセプチンとの併用の相乗効果もわからない。どうしてもと言うならハーセプチン単独の方がいいと思う」とのことでした。
ハーセプチンの製造元の医薬情報センター等にもお聞きしましたが、そのようなデータの集積はないとのことでした。
ちなみにadjuvant onlineによると10年以内の死亡が4.9%、FEC→THで2.2%の減少
再発が18.8%、FEC→THで9.7%の減少だそうです。Her2を加味すると、もっと再発率は上がるのでしょうか。
標準治療から大きくはずれていて、エビデンスも前例もない以上、自己責任と納得して、担当医と相談しながら今後二人で決めていくしかないと思っています。奨めないという治療を強引にお願いするのも、やはり自信もなく気がひけます。最初に診断して下さった別の病院の医師にもお聞きしようと思っています。まだ悩み中です。Drから「実際は手術でもうガン細胞は全部取り切れてるかも知れない」なんて言われると、ますます強い治療への気もそがれます。
リンパ節転移陰性、脈管侵襲もなく、断端陰性でも微少転移はすでに全身にあると考えるべきなの?そういう素朴な疑問も湧いてきます。
あまりに素人の無謀な選択なのか?なんとなく医師の反応を見ていると、自分がきっとおかしいのだ、甘いのだと悩みます。
実は妻はPCはやりません。なるべくかたより無く色々な記事を印刷して渡してはいますが、術後、苦悩から気力がだいぶ落ちてあまり読んでいないみたいです。用語も治療法もさまざまあって難しいですし。
最終的には妻が決定しなくちゃいけないとは思うのですが、僕の意識的、無意識的な誘導がどうしてもあるかと思います。ご意見いただければ幸いに存じます。長文失礼いたしました。
7/14、乳房温存術とセンチネルリンパ節生検手術を行いました。(術前診断T1N0M0)術中迅速診断でセンチネル転移なく(0/2)リンパ節かく清なし。
病理組織の顕微鏡検査レポートが先日できあがりました。
術前の針生検、画像等での検査結果と大きくは違いませんでしたが、以下の通りです。
7×10mm(1 slice厚)の浸潤癌及びDCIS。T1N0M0。浸潤性乳管癌。硬癌。脈管侵襲なし。
NG2 (nuclear atypia 3, mitotic counts 1)
組織断端陰性。
ER(-),PgR(-),Her-2(+) score 3+.
主治医からはFEC→タキソール+ハーセプチン→ハーセプチン単独を標準としてすすめられています。
が、妻は(私も)脱毛、骨髄抑制を含む強い副作用を怖いと思っていてやりたくありません。調べれば調べるほどそう思ってしまいます。果たして抗ガンが作用なのかしら、なんて。
ホルモン陰性、Her2が強陽性ということで、この一ヶ月素人なりに考えたり調べたりしてきて、次のような組み合わせを(同じ院内の)腫瘍内科のDrに相談してみました。
UFTとハーセプチンの併用です。
UFTはCMFとの非劣性試験の結果や、経口で副作用が少なそうなことから、抗腫瘍効果はのぞめないものの、増殖抑制効果はあるのではと素人なりに感じて選択しました。
ハーセプチンも術後化学療法無しの単独使用での大規模な結果はまだなさそうでしたが、Her2のために。全ての人に効果があるわけでないことも知りました。
作用するターゲットが違うので併用も慎重にやればいけるかもと勝手に思いました。
(アメリカで10年の治療研究経験のある)Drからは、「前例がない上、併用は効果と毒性が不明であるため勧めない。やりたくない。UFTの長期使用の弊害もわからないし、ハーセプチンとの併用の相乗効果もわからない。どうしてもと言うならハーセプチン単独の方がいいと思う」とのことでした。
ハーセプチンの製造元の医薬情報センター等にもお聞きしましたが、そのようなデータの集積はないとのことでした。
ちなみにadjuvant onlineによると10年以内の死亡が4.9%、FEC→THで2.2%の減少
再発が18.8%、FEC→THで9.7%の減少だそうです。Her2を加味すると、もっと再発率は上がるのでしょうか。
標準治療から大きくはずれていて、エビデンスも前例もない以上、自己責任と納得して、担当医と相談しながら今後二人で決めていくしかないと思っています。奨めないという治療を強引にお願いするのも、やはり自信もなく気がひけます。最初に診断して下さった別の病院の医師にもお聞きしようと思っています。まだ悩み中です。Drから「実際は手術でもうガン細胞は全部取り切れてるかも知れない」なんて言われると、ますます強い治療への気もそがれます。
リンパ節転移陰性、脈管侵襲もなく、断端陰性でも微少転移はすでに全身にあると考えるべきなの?そういう素朴な疑問も湧いてきます。
あまりに素人の無謀な選択なのか?なんとなく医師の反応を見ていると、自分がきっとおかしいのだ、甘いのだと悩みます。
実は妻はPCはやりません。なるべくかたより無く色々な記事を印刷して渡してはいますが、術後、苦悩から気力がだいぶ落ちてあまり読んでいないみたいです。用語も治療法もさまざまあって難しいですし。
最終的には妻が決定しなくちゃいけないとは思うのですが、僕の意識的、無意識的な誘導がどうしてもあるかと思います。ご意見いただければ幸いに存じます。長文失礼いたしました。
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Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
中川 智恵(東京都)
2010/08/19
あべっち様
初めまして。都内で乳腺科医師をしております中川と申します。
奥様のご病気、治療法に対しての御心配と苦悩されるお気持ちお察しいたします。また、ご投稿を拝見させていただくと、ご自身でよくお調べになり、たくさんの医師の意見を伺うようご尽力されておられるお姿に敬服いたしました。
少し私の思うところを述べさせていただきます。
これまで乳癌は、手術だけで治癒が望める病気と考えられていた時代がありました。ところが、どんなに大きな手術をしても、どんなに初期の段階の乳癌であっても数年たって再発を来してくるものがあります。これを説明するには例え初期の段階であっても、乳癌が存在した時点で体のどこかの部分に癌が潜んでいるのではないかという考え方です。この潜んでいる癌を微小転移と呼んでいます。もはや乳癌は乳房だけの病気ではなく“全身病”であるといった考え方がなされるようになりました。全身病を直すには、手術だけではなく全身に効果がある治療が必要になってくる場合があります。
“場合がある”といったのは、微小転移が後々本当に再発を来してくるかと言えば全部が全部というわけではないからです。乳癌の中でもいくつか特徴をもったものがその危険性が高いことが分かっており、その一つがHer-2:3+です。ご存知のように抗がん剤投与後にハーセプチンという薬剤を使用することによってそういった方の再発リスクを下げる可能性があるということが分かってきました。また、他の再発リスクを決める指標(腫瘍径、リンパ節転移、NGなど)の中でも、このHer-2が示すリスクが重いことなども近年分かって来ました
。
一度乳癌が再発してしまうと、完治することがまずほとんどないため長生きしていただくために副作用のある抗がん剤を長期に渡りやり続けなくてはならないような状況も起き得ます。主治医の先生もそうであったように医療者としては、まず何とかできうる限りの手段を使って再発せず過ごしていただきたいと考えますので、現段階で一番効果があり、かつ安全性を実証された標準治療というものをお奨めさせていただくわけです。
ただし、現在の標準治療が奥様にとっての最適な治療かどうかは現段階ではわからない部分があります。抗がん剤、ハーセプチンがもたらすリスク軽減のメリットは薬が効く場合と効かない場合があるため必ずというわけではありませんし、副作用によるデメリットと秤にかけて、リスク軽減の%を多いととるか、少ないととるかは個人の考え方や生活背景なども密接に関わってくるので大変難しいところです。
主治医の先生とともに、ご本人が納得でき、できうる限りの効果と安全性が実証された治療のおとしどころを見つけることが必要となると思います。それを患者さんと一緒に見つけることができるかが医療者としての腕のみせどころと言ったところでしょうか。
それから、抗がん剤の副作用に対しての不安の点ですが、実際抗がん剤を受けながら、お仕事をされている方もいらっしゃいますので、主治医の他、看護師、薬剤師、またもし機会があれば、実際に抗がん剤を受けておられる患者様から抗がん剤の副作用とはどういうものかという情報を今一度ご確認されてみるのはいかがでしょうか?もちろん個人差がありますので参考意見ではありますが、少しでもお気持ちが軽くなる方のきっかけになればと思います。
あとは何よりも気にかかるのが患者様である奥様ご本人のお気持ち、お考えです。あくまで治療をされるのはご本人でありますので、ご本人が今治療に対し分からないこと、お困りになられていること、不安に思っていることなどを相談する場をお持ちでしょうか?用語も治療法も一般の方には本当に難しいと思います。また、あべっち様ご自身も心配されていたようにお二人だけでご相談されると意識的、無意識的な誘導をしているのではないかと考えてしまうこともあると思います。是非遠慮せず主治医の先生だけでなく、医療スタッフにも気軽に相談してみて頂きたいと思います。
初めまして。都内で乳腺科医師をしております中川と申します。
奥様のご病気、治療法に対しての御心配と苦悩されるお気持ちお察しいたします。また、ご投稿を拝見させていただくと、ご自身でよくお調べになり、たくさんの医師の意見を伺うようご尽力されておられるお姿に敬服いたしました。
少し私の思うところを述べさせていただきます。
これまで乳癌は、手術だけで治癒が望める病気と考えられていた時代がありました。ところが、どんなに大きな手術をしても、どんなに初期の段階の乳癌であっても数年たって再発を来してくるものがあります。これを説明するには例え初期の段階であっても、乳癌が存在した時点で体のどこかの部分に癌が潜んでいるのではないかという考え方です。この潜んでいる癌を微小転移と呼んでいます。もはや乳癌は乳房だけの病気ではなく“全身病”であるといった考え方がなされるようになりました。全身病を直すには、手術だけではなく全身に効果がある治療が必要になってくる場合があります。
“場合がある”といったのは、微小転移が後々本当に再発を来してくるかと言えば全部が全部というわけではないからです。乳癌の中でもいくつか特徴をもったものがその危険性が高いことが分かっており、その一つがHer-2:3+です。ご存知のように抗がん剤投与後にハーセプチンという薬剤を使用することによってそういった方の再発リスクを下げる可能性があるということが分かってきました。また、他の再発リスクを決める指標(腫瘍径、リンパ節転移、NGなど)の中でも、このHer-2が示すリスクが重いことなども近年分かって来ました
。
一度乳癌が再発してしまうと、完治することがまずほとんどないため長生きしていただくために副作用のある抗がん剤を長期に渡りやり続けなくてはならないような状況も起き得ます。主治医の先生もそうであったように医療者としては、まず何とかできうる限りの手段を使って再発せず過ごしていただきたいと考えますので、現段階で一番効果があり、かつ安全性を実証された標準治療というものをお奨めさせていただくわけです。
ただし、現在の標準治療が奥様にとっての最適な治療かどうかは現段階ではわからない部分があります。抗がん剤、ハーセプチンがもたらすリスク軽減のメリットは薬が効く場合と効かない場合があるため必ずというわけではありませんし、副作用によるデメリットと秤にかけて、リスク軽減の%を多いととるか、少ないととるかは個人の考え方や生活背景なども密接に関わってくるので大変難しいところです。
主治医の先生とともに、ご本人が納得でき、できうる限りの効果と安全性が実証された治療のおとしどころを見つけることが必要となると思います。それを患者さんと一緒に見つけることができるかが医療者としての腕のみせどころと言ったところでしょうか。
それから、抗がん剤の副作用に対しての不安の点ですが、実際抗がん剤を受けながら、お仕事をされている方もいらっしゃいますので、主治医の他、看護師、薬剤師、またもし機会があれば、実際に抗がん剤を受けておられる患者様から抗がん剤の副作用とはどういうものかという情報を今一度ご確認されてみるのはいかがでしょうか?もちろん個人差がありますので参考意見ではありますが、少しでもお気持ちが軽くなる方のきっかけになればと思います。
あとは何よりも気にかかるのが患者様である奥様ご本人のお気持ち、お考えです。あくまで治療をされるのはご本人でありますので、ご本人が今治療に対し分からないこと、お困りになられていること、不安に思っていることなどを相談する場をお持ちでしょうか?用語も治療法も一般の方には本当に難しいと思います。また、あべっち様ご自身も心配されていたようにお二人だけでご相談されると意識的、無意識的な誘導をしているのではないかと考えてしまうこともあると思います。是非遠慮せず主治医の先生だけでなく、医療スタッフにも気軽に相談してみて頂きたいと思います。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あい(東京都)
2010/08/20
はじめまして。
3年前に術前化学療法を始め、手術、放射線照射、を経て現在ホルモン治療中の乳癌患者です。
まず、奥様の治療に対して大変熱心なご様子に敬服するばかり - 私の主人に貴方の爪の垢を頂きたいものです。
私も最初の1年間は、何故こんなにも次々と治療を受けなければならないのか、と悩んだ時もありました。何もしなくても何も起こらない人だっているのに。
でも、心身ともに元気を取り戻した今、乳癌の治療について知れば知るほど本当に良い治療をして戴いているんだ、とつくづく思います。
事前に考慮することは大切だとは思いますが、
抗がん剤の副作用をあまり心配し過ぎないで下さい。
確かに私が大丈夫だったからといってあべっち様の奥様も大丈夫、なんて無責任にいえないのは事実ですが、主治医は患者本人の状態などを十分考慮しながら治療を進めてくださいますし、副作用に対する対策も随分と進歩しています。
それに、副作用は延々続くものではありませんが、治療を受けなかった為に「再発・転移するかもしれない」という思いは多分消えることがないのではないでしょうか。
あべっち様と奥様が納得した上で今後の方針を立てられることを願っています。
3年前に術前化学療法を始め、手術、放射線照射、を経て現在ホルモン治療中の乳癌患者です。
まず、奥様の治療に対して大変熱心なご様子に敬服するばかり - 私の主人に貴方の爪の垢を頂きたいものです。
私も最初の1年間は、何故こんなにも次々と治療を受けなければならないのか、と悩んだ時もありました。何もしなくても何も起こらない人だっているのに。
でも、心身ともに元気を取り戻した今、乳癌の治療について知れば知るほど本当に良い治療をして戴いているんだ、とつくづく思います。
事前に考慮することは大切だとは思いますが、
抗がん剤の副作用をあまり心配し過ぎないで下さい。
確かに私が大丈夫だったからといってあべっち様の奥様も大丈夫、なんて無責任にいえないのは事実ですが、主治医は患者本人の状態などを十分考慮しながら治療を進めてくださいますし、副作用に対する対策も随分と進歩しています。
それに、副作用は延々続くものではありませんが、治療を受けなかった為に「再発・転移するかもしれない」という思いは多分消えることがないのではないでしょうか。
あべっち様と奥様が納得した上で今後の方針を立てられることを願っています。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/08/20
中川先生、あい様。
それぞれのお立場からあたたかい、心のこもった返信をありがとうございました。
妻(介護職)は、術後仕事を休み静養中です。手術の傷はだいぶ良くなりまして、家事や自分の畑の世話くらいはできるようになってきました。しかし気力はやはり落ちているようで、病気と向き合うのを避けている感じでした。
PCも本も読まず、今後のことは全て僕におまかせと言う感じで、時々そういう彼女を責めてしまう時もありました。
一方僕は昨年50才を前に百姓となりました。ここ南房総の山の中で(自然農と言いますが)耕さない、草や虫を敵としない、無肥料、無農薬で、機械を使わない全て手作業でのお米作りなどをしています。
昨日妻は担当医の女性医師と一人で面談してきて、「放射線を先にやってもよいので、もう少し時間をかけて考えてよい。標準治療でも副作用は最小限に抑えることができるので安心して。」と言われたそうです。
妻は、副作用で脱毛したり、免疫力が下がったりして外に出られなくなって農作業を手伝えなくなることを一番に心配しているのです。でも、あい様の投稿を拝読し、だいぶ安心もしたみたいです。
僕は僕で、いまだに強い抗ガン剤(特にE)への恐怖と疑問を感じてしまいますが、中川先生のHER2や微少転移の解説を拝読し、心の中では標準治療も選択肢の中に戻しました。がまだまだ悩みそうです。しかし、増殖性の強い微少転移がある、そしてそれを全滅、或いは激減、弱体化させるのだという立場に立てば猶予はそう長くないはずです。
北大で新しいがんワクチンが開発されているようですね。医学も日々進歩して心強いです。
田舎の小さな集落で、事の重大さから御近所には本当のことは言えなくなっています。妻は僕と数人の同僚しか相談相手がいず、僕は実は誰も相談相手がいなかったことに改めて気づきました。ちょっと二人で煮詰まり気味でした。
この掲示板は妻が告知された二ヶ月前ほど前から時々拝読していました。病理診断の結果が出たら相談してみようとずっと思っていました。感謝しています。
お二人の投稿を印刷して、妻に見せました。何度も読んでおりました。
作業をさぼってPCに向かっている僕を尻目に、外で草取りなんかいそいそとやっていました。今まで一度も言い出さなかったのですが、(院内にある)患者の会に今度行ってみようかなと言い出しました。
御礼の言葉に代えましてお伝えさせていただきます。
この掲示板にそぐわない個人的なことを書き過ぎたかも知れません。お許し下さい。
それぞれのお立場からあたたかい、心のこもった返信をありがとうございました。
妻(介護職)は、術後仕事を休み静養中です。手術の傷はだいぶ良くなりまして、家事や自分の畑の世話くらいはできるようになってきました。しかし気力はやはり落ちているようで、病気と向き合うのを避けている感じでした。
PCも本も読まず、今後のことは全て僕におまかせと言う感じで、時々そういう彼女を責めてしまう時もありました。
一方僕は昨年50才を前に百姓となりました。ここ南房総の山の中で(自然農と言いますが)耕さない、草や虫を敵としない、無肥料、無農薬で、機械を使わない全て手作業でのお米作りなどをしています。
昨日妻は担当医の女性医師と一人で面談してきて、「放射線を先にやってもよいので、もう少し時間をかけて考えてよい。標準治療でも副作用は最小限に抑えることができるので安心して。」と言われたそうです。
妻は、副作用で脱毛したり、免疫力が下がったりして外に出られなくなって農作業を手伝えなくなることを一番に心配しているのです。でも、あい様の投稿を拝読し、だいぶ安心もしたみたいです。
僕は僕で、いまだに強い抗ガン剤(特にE)への恐怖と疑問を感じてしまいますが、中川先生のHER2や微少転移の解説を拝読し、心の中では標準治療も選択肢の中に戻しました。がまだまだ悩みそうです。しかし、増殖性の強い微少転移がある、そしてそれを全滅、或いは激減、弱体化させるのだという立場に立てば猶予はそう長くないはずです。
北大で新しいがんワクチンが開発されているようですね。医学も日々進歩して心強いです。
田舎の小さな集落で、事の重大さから御近所には本当のことは言えなくなっています。妻は僕と数人の同僚しか相談相手がいず、僕は実は誰も相談相手がいなかったことに改めて気づきました。ちょっと二人で煮詰まり気味でした。
この掲示板は妻が告知された二ヶ月前ほど前から時々拝読していました。病理診断の結果が出たら相談してみようとずっと思っていました。感謝しています。
お二人の投稿を印刷して、妻に見せました。何度も読んでおりました。
作業をさぼってPCに向かっている僕を尻目に、外で草取りなんかいそいそとやっていました。今まで一度も言い出さなかったのですが、(院内にある)患者の会に今度行ってみようかなと言い出しました。
御礼の言葉に代えましてお伝えさせていただきます。
この掲示板にそぐわない個人的なことを書き過ぎたかも知れません。お許し下さい。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
上野 直人(海外在住)
2010/08/21
いくつかの事実だけを確認させて頂きます。
1.7×10mm(1 slice厚)の浸潤癌及びDCIS。浸潤癌の大きさを知る必要があります。
2.UFTとハーセプチンの併用です。
限りなくエビデンスが低いです。
3.ハーセプチンも術後化学療法無しの単独使用での大規模な結果はまだなさそうでしたが、
この臨床試験の結果はでないでしょう。
4.標準治療から大きくはずれていて、エビデンスも前例もない以上、自己責任と納得して、担当医と相談しながら今後二人で決めていくしかないと思っています。
基本的に自己責任だとといって医療を薦める医師がいたら、かなり倫理的に問題です。医療は基本的に人を傷つけないことが前提です。ですので、患者が自己責任だといっても、間違った医療を提供することはまずいです。
5.あまりに素人の無謀な選択なのか?なんとなく医師の反応を見ていると、自分がきっとおかしいのだ、甘いのだと悩みます。
あなたがおかしのではなく、不明確な情報と、おかしな治療を自己責任のもとあたようとする医師に問題があると思いますよ。
1.7×10mm(1 slice厚)の浸潤癌及びDCIS。浸潤癌の大きさを知る必要があります。
2.UFTとハーセプチンの併用です。
限りなくエビデンスが低いです。
3.ハーセプチンも術後化学療法無しの単独使用での大規模な結果はまだなさそうでしたが、
この臨床試験の結果はでないでしょう。
4.標準治療から大きくはずれていて、エビデンスも前例もない以上、自己責任と納得して、担当医と相談しながら今後二人で決めていくしかないと思っています。
基本的に自己責任だとといって医療を薦める医師がいたら、かなり倫理的に問題です。医療は基本的に人を傷つけないことが前提です。ですので、患者が自己責任だといっても、間違った医療を提供することはまずいです。
5.あまりに素人の無謀な選択なのか?なんとなく医師の反応を見ていると、自分がきっとおかしいのだ、甘いのだと悩みます。
あなたがおかしのではなく、不明確な情報と、おかしな治療を自己責任のもとあたようとする医師に問題があると思いますよ。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
としこ(東京都)
2010/08/21
はじめまして。
昨年4月~11月に術前治療でEC→wP、今年1月になって手術、右全摘・左温存(メッシュ充填)、左右ともにリンパ郭清(右16・左13ともに転移なし)、左のみ放射線、現在アリミデックスでホルモン療法中の乳がん患者です。
あべっちさんが奥さまのためにいろいろなことを調べ、考えている姿に頭が下がります。
一患者ではありますが、自分の経験から何か言えることはないかと思い考えてみました。
私は右のしこりがとても大きかった(治療前は3.5センチ)ことや大学病院で手術がいっぱいで2カ月近くも待たなくてはならないことから「先に抗がん剤をしよう」という主治医の判断に迷うことなく治療を開始しました。
その当時は何も勉強もしていなかったし手術があとということで周囲の方がびっくりしていましたが、私は「病気だから治療する」「がんだから抗がん剤で治療する」という図式は当たり前で疑う(?)ことなく治療に入りました。
軽い脱毛や倦怠感、歯茎の出血などいろいろな副作用はありましたし、先の見えない不安にかられることもありましたが、今は手術も終え、普通の生活を送っています。リンパ郭清もしていますがまったく問題なく腕も動き、握力が術前よりアップしてる力持ちさんです(笑)
あいさんも書いておられるように、抗がん剤の副作用は人によって全く違いますので、私が元気だから奥さまも元気に過ごせるとは言えません。
ただ昔と違って今は吐き気もとてもよくコントロールされますし、副作用には医療者側もいろいろな形で対応してくださると思います。それこそネットではいろいろな例が見つかると思います。
抗がん剤は怖いという言葉を最近はよく耳にしますが、なぜそのような治療があるのか、なぜみんなが頑張って治療していくのかを理解した上できちんと捉えてほしいなと思います。
あべっちさんの奥さまの病院には乳がん認定看護師さんや、がん看護専門看護師さんはいらっしゃいませんか?相談室などあればいろいろな心配事に対して、よい助言をして頂けると思います。
私は今、キャンサーネットジャパンの乳がん体験者コーディネーター養成講座を聴講していますが、その中の土井卓子先生の講義でとても印象深かった言葉があります。
乳がんの初期治療には全身療法(ホルモン療法・化学療法・分子標的療法)と局所療法(手術療法・放射線療法)がある。
全身療法は生命を守るために行う治療
局所療法は病巣をコントロールするための治療 であると。
この二つの療法の複合療法によって初めて初期治療は達成されるし、再発すると完治はないという中で、まずは初期治療をしっかりやることが大切になるのだと思います。
患者仲間とよく話すのですが、患者は足し算されるのはとても苦手です。嫌なんですよね。もうこれでおしまい!と思ったところに「次はこれ」「次はこれ」と足されていくと「やりたくない!」という気持ちに支配されてしまう。
医療者側がもっと全体的な治療についてしっかり説明していない(もちろん全部話てくれるところもあるのでしょうが)とそれがどんどん大きくなり逃げる方向にしか患者は行きたくなくなります。なにせ患者は自分にとって都合のよいことしか最終的には聴いちゃいないのですから。。。
でも最初にこの初期治療の大切さ、全体としてどんな治療がありうるのかをすべて話してもらい、そこから引き算で治療を考えていくのならば、気持ちは少しは楽なのではと思っています。
話がまとまらなくて申し訳ありません。
あべっちさんも寄せられたコメントを読まれてまたいろいろ考えていらっしゃると思いますが、今ある標準治療は世界最高水準だということで視野のひとつに入れておいてほしいと思い書かせていただきました。
奥さまとあべっちさんがこれからよい方向に納得して進まれて行くことを願ってやみません。
昨年4月~11月に術前治療でEC→wP、今年1月になって手術、右全摘・左温存(メッシュ充填)、左右ともにリンパ郭清(右16・左13ともに転移なし)、左のみ放射線、現在アリミデックスでホルモン療法中の乳がん患者です。
あべっちさんが奥さまのためにいろいろなことを調べ、考えている姿に頭が下がります。
一患者ではありますが、自分の経験から何か言えることはないかと思い考えてみました。
私は右のしこりがとても大きかった(治療前は3.5センチ)ことや大学病院で手術がいっぱいで2カ月近くも待たなくてはならないことから「先に抗がん剤をしよう」という主治医の判断に迷うことなく治療を開始しました。
その当時は何も勉強もしていなかったし手術があとということで周囲の方がびっくりしていましたが、私は「病気だから治療する」「がんだから抗がん剤で治療する」という図式は当たり前で疑う(?)ことなく治療に入りました。
軽い脱毛や倦怠感、歯茎の出血などいろいろな副作用はありましたし、先の見えない不安にかられることもありましたが、今は手術も終え、普通の生活を送っています。リンパ郭清もしていますがまったく問題なく腕も動き、握力が術前よりアップしてる力持ちさんです(笑)
あいさんも書いておられるように、抗がん剤の副作用は人によって全く違いますので、私が元気だから奥さまも元気に過ごせるとは言えません。
ただ昔と違って今は吐き気もとてもよくコントロールされますし、副作用には医療者側もいろいろな形で対応してくださると思います。それこそネットではいろいろな例が見つかると思います。
抗がん剤は怖いという言葉を最近はよく耳にしますが、なぜそのような治療があるのか、なぜみんなが頑張って治療していくのかを理解した上できちんと捉えてほしいなと思います。
あべっちさんの奥さまの病院には乳がん認定看護師さんや、がん看護専門看護師さんはいらっしゃいませんか?相談室などあればいろいろな心配事に対して、よい助言をして頂けると思います。
私は今、キャンサーネットジャパンの乳がん体験者コーディネーター養成講座を聴講していますが、その中の土井卓子先生の講義でとても印象深かった言葉があります。
乳がんの初期治療には全身療法(ホルモン療法・化学療法・分子標的療法)と局所療法(手術療法・放射線療法)がある。
全身療法は生命を守るために行う治療
局所療法は病巣をコントロールするための治療 であると。
この二つの療法の複合療法によって初めて初期治療は達成されるし、再発すると完治はないという中で、まずは初期治療をしっかりやることが大切になるのだと思います。
患者仲間とよく話すのですが、患者は足し算されるのはとても苦手です。嫌なんですよね。もうこれでおしまい!と思ったところに「次はこれ」「次はこれ」と足されていくと「やりたくない!」という気持ちに支配されてしまう。
医療者側がもっと全体的な治療についてしっかり説明していない(もちろん全部話てくれるところもあるのでしょうが)とそれがどんどん大きくなり逃げる方向にしか患者は行きたくなくなります。なにせ患者は自分にとって都合のよいことしか最終的には聴いちゃいないのですから。。。
でも最初にこの初期治療の大切さ、全体としてどんな治療がありうるのかをすべて話してもらい、そこから引き算で治療を考えていくのならば、気持ちは少しは楽なのではと思っています。
話がまとまらなくて申し訳ありません。
あべっちさんも寄せられたコメントを読まれてまたいろいろ考えていらっしゃると思いますが、今ある標準治療は世界最高水準だということで視野のひとつに入れておいてほしいと思い書かせていただきました。
奥さまとあべっちさんがこれからよい方向に納得して進まれて行くことを願ってやみません。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/08/22
上野先生、としこ様コメントをありがとうございました。大変参考になります。
上野先生、ありがとうございます。
>>7×10mm(1 slice厚)の浸潤癌及びDCIS。
>浸潤癌の大きさを知る必要があります。
すみません。よく意味がわかりませんでした。「充分に大きいことを知れ」という意味でしょうか。正確には7の前に(15枚のうち)「スライス5に」という言葉が入っています。
担当医の医師(後期研修医)とは術後妻が抜糸を受けた以外、術後の治療について説明を受ける機会をまだ持っていません。電子カルテの情報を自宅で毎日チェックし自分で調べています。初診で手術の仮予約までして下さって、画像診断の結果では放射線が先ということでしたが、手術直前針生検の組織診断結果がカルテにアップされ、ホルモン陰性、HER2強陽性だと調べて知りました。
入院当日の面談で、術後はまずFEC~という抗ガン剤治療をすることになる、脱毛するのでかつらを買っていただくことになります、といきなり言われ、妻はもう涙ぐんでしまってました。
「ハーセプチン単剤ってのはどうですか?」と何気なくお聞きしたところ、「標準治療ではない、けれどそれ以前に単剤では自費診療になる」と言われ、経済的に無理とその場は諦めました。
しかし薬剤部で聞いたところ、そのようなことはないとの回答、その後二転ほどあって「上に聞いたら、そのような患者様も院内にいる。レセプト審査上も大丈夫」とのこととなりました。建設的な話し合いとかけ離れたごたごたになってしまいました。
この、妻の頭を越した僕の何気ない質問のせいで、少ない面談時間を失い、その後もフランクに疑問をお尋ねする意欲や機会は作れませんでした。僕と担当医とはその後ちょっと微妙な緊張関係に多分あります。
病理診断の結果をカルテで確認し、担当医との受診日の前に腫瘍内科医に意見を聞いたのもそういう経緯があります。「ちょっとわからないので、あとで調べて今度お答えしますね」で済んだ話です。
しかしながら・・・自己責任という言葉は、僕が先日の投稿で勝手に用いたことばであり、腫瘍内科のDrからは、きちんと「標準治療が最善であり、それ以外はおすすめしない」と言われております。これも先に述べましたが、「どうしてもと言うなら効果は不明で一般的にはおすすめしないが、ハーセプチン単独という選択肢はある」ということです。
自己責任と納得・・・と申しましたが、医療側の立場を想像して考えてみれば、効果や安全性の証明されていない、ましてや危険の伴うかも知れない治療法を行うわけにはいかないでしょうし、何か調子が悪くなったとき、それが何による影響なのかわからない、従って対処の仕方もわからないことになりますね。自己責任と言うとちょっと格好いいですが、傲慢な言い方だったかなと反省しています。
としこ様
このたびは貴重なお話ありがとうございました。
副作用は色々あったけれど、割と軽かったのでしょうか。でも倦怠感一つでも気力は下がりませんか?きちんと治療を前向きにお受けになって、そして今お元気で過ごされているご様子、それどころか以前より嵐を乗り越えて更にたくましくなられたようですね。
大変励みになります。
初期治療が大切だということもよくわかりました。
>乳がん認定看護師さんや、がん看護専門看護師さんはいらっしゃいませんか?
大きな病院ですから、きっといらっしゃると思います。相談室も一度うかがったことがあります。今度色々またお聞きしてみようかと思います。
当たり前で疑う(?)ことなく治療に入られたとのこと、僕はおそらく猜疑心が強いのでしょうね。
妻は脱毛などの目や数値に見える副作用を主に心配しているようですが、僕はそのこともありますが、むしろ目に見えない部分を心配してしまうのです。
癌という恐ろしく強く狂った暴走細胞をたたくのですから、正常細胞も少なからず影響を受けるはずです。その中には今後健康的に生きるというための大切な細胞の、再生してこない破壊もあるのではないか、やめたらいずれは元に戻ると言われていますが、それがどのくらい元の健康度に近い形まで戻るのか心配なのです。そうした場合、もしその時点でもガン細胞が全滅していないのなら、そこからの再発に向けての増殖スピードは更に増してしまうような、そんなことを思ってしまっていました。不勉強ゆえの杞憂なのでしょうね。
ここ数日皆さんのおかげで、まず標準治療もやってみなくちゃ副作用もわからないじゃないか、という思いも出てきました。ありがとうございました。
上野先生、ありがとうございます。
>>7×10mm(1 slice厚)の浸潤癌及びDCIS。
>浸潤癌の大きさを知る必要があります。
すみません。よく意味がわかりませんでした。「充分に大きいことを知れ」という意味でしょうか。正確には7の前に(15枚のうち)「スライス5に」という言葉が入っています。
担当医の医師(後期研修医)とは術後妻が抜糸を受けた以外、術後の治療について説明を受ける機会をまだ持っていません。電子カルテの情報を自宅で毎日チェックし自分で調べています。初診で手術の仮予約までして下さって、画像診断の結果では放射線が先ということでしたが、手術直前針生検の組織診断結果がカルテにアップされ、ホルモン陰性、HER2強陽性だと調べて知りました。
入院当日の面談で、術後はまずFEC~という抗ガン剤治療をすることになる、脱毛するのでかつらを買っていただくことになります、といきなり言われ、妻はもう涙ぐんでしまってました。
「ハーセプチン単剤ってのはどうですか?」と何気なくお聞きしたところ、「標準治療ではない、けれどそれ以前に単剤では自費診療になる」と言われ、経済的に無理とその場は諦めました。
しかし薬剤部で聞いたところ、そのようなことはないとの回答、その後二転ほどあって「上に聞いたら、そのような患者様も院内にいる。レセプト審査上も大丈夫」とのこととなりました。建設的な話し合いとかけ離れたごたごたになってしまいました。
この、妻の頭を越した僕の何気ない質問のせいで、少ない面談時間を失い、その後もフランクに疑問をお尋ねする意欲や機会は作れませんでした。僕と担当医とはその後ちょっと微妙な緊張関係に多分あります。
病理診断の結果をカルテで確認し、担当医との受診日の前に腫瘍内科医に意見を聞いたのもそういう経緯があります。「ちょっとわからないので、あとで調べて今度お答えしますね」で済んだ話です。
しかしながら・・・自己責任という言葉は、僕が先日の投稿で勝手に用いたことばであり、腫瘍内科のDrからは、きちんと「標準治療が最善であり、それ以外はおすすめしない」と言われております。これも先に述べましたが、「どうしてもと言うなら効果は不明で一般的にはおすすめしないが、ハーセプチン単独という選択肢はある」ということです。
自己責任と納得・・・と申しましたが、医療側の立場を想像して考えてみれば、効果や安全性の証明されていない、ましてや危険の伴うかも知れない治療法を行うわけにはいかないでしょうし、何か調子が悪くなったとき、それが何による影響なのかわからない、従って対処の仕方もわからないことになりますね。自己責任と言うとちょっと格好いいですが、傲慢な言い方だったかなと反省しています。
としこ様
このたびは貴重なお話ありがとうございました。
副作用は色々あったけれど、割と軽かったのでしょうか。でも倦怠感一つでも気力は下がりませんか?きちんと治療を前向きにお受けになって、そして今お元気で過ごされているご様子、それどころか以前より嵐を乗り越えて更にたくましくなられたようですね。
大変励みになります。
初期治療が大切だということもよくわかりました。
>乳がん認定看護師さんや、がん看護専門看護師さんはいらっしゃいませんか?
大きな病院ですから、きっといらっしゃると思います。相談室も一度うかがったことがあります。今度色々またお聞きしてみようかと思います。
当たり前で疑う(?)ことなく治療に入られたとのこと、僕はおそらく猜疑心が強いのでしょうね。
妻は脱毛などの目や数値に見える副作用を主に心配しているようですが、僕はそのこともありますが、むしろ目に見えない部分を心配してしまうのです。
癌という恐ろしく強く狂った暴走細胞をたたくのですから、正常細胞も少なからず影響を受けるはずです。その中には今後健康的に生きるというための大切な細胞の、再生してこない破壊もあるのではないか、やめたらいずれは元に戻ると言われていますが、それがどのくらい元の健康度に近い形まで戻るのか心配なのです。そうした場合、もしその時点でもガン細胞が全滅していないのなら、そこからの再発に向けての増殖スピードは更に増してしまうような、そんなことを思ってしまっていました。不勉強ゆえの杞憂なのでしょうね。
ここ数日皆さんのおかげで、まず標準治療もやってみなくちゃ副作用もわからないじゃないか、という思いも出てきました。ありがとうございました。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
としこ(東京都)
2010/08/22
あべっち様
つたないコメントに丁寧にお答えくださりありがとうございますい。
何度も読み返して投稿したつもりでも、やはり気になってまた何度も読み返してうまく伝えきれなかったかなと感じていたので、今朝コメントを読んでかえって申し訳なく思っています。
何の疑いもなく治療に入ったと書きましたが、私は単純に「病気だから治療するのが当たり前で、がんだからその治療は抗がん剤になる」と思っただけです。もちろん副作用があるとは思いましたがそれは対処できないものではないし、主治医がこれをやろう!と言ってくれたものを信頼して始めました。
「一緒に頑張りましょう」と告知の時に言ってくれた主治医を心から信頼しています。
過ぎてしまえば、という感じで昨年の今頃は毎週毎週タキソールの点滴に通っていたのに、そういうこともあったなぁというもう遠い思いでのような感じになっています。治療としても経験としてもとても大事だった時間ですが、「今生きてる自分」を愛おしく思うこの一瞬の方が今は大事なのかもしれません。
副作用は人によって感じ方が違うと思いますのでこれが辛い、あれが辛い、と言えるものではないように思います。
もちろん脱毛はかなりショックでしたし、ウィッグも使いましたが、私の場合は抜け方が他の人よりは少なく(もちろんその時は自分しかわからないのでこんなものかと思ってました)ヒナのようにはなりましたが全部は抜けず、しかもタキソールになってからもう生えてきてました。おかげでオペの時はもう自毛でOK。そんな人もいます。そんな私でもテレビでシャンプーのCMは見たくありませんでした。
常にウィッグはさすがに暑いので、基本的にはタオルの帽子やバンダナなど使っていました。もちろんとてもショックで悲しいことですが、つるつるになった仲間も今は続々と自毛デビューしています。治療後数カ月はかかりますがそれは保障します!
入院してすぐに、「術後は治療で脱毛するからかつらを買うように」というお話は患者の気持ちを無視した医師側の都合のいい冷たい話でしかないと感じます。もちろん必要なことですが、脱毛という本当に大きなことをどんな気持ちで患者が迎えるかを理解してないとしか言えません。奥さまの気持ちを考えると切ないです。
化学療法中は身体中だるくてひたすら横になる、そんな日もありました。出かけた電車の中で「疲れた」と思うことが増えたりもしました。その程度は人によって本当に感じ方が違うと思います。動けない人もいれば全然平気な人もいます。疲れたら横になる。そういう気持ちでいればいいと思いますし、全てを恐れることはありません。いつもいつも疲れているわけでもありません。そういうこともある、のです。
白血球の減少もありますが、だから全てが制限されるわけではありません。その時期に手洗いうがいを特に気をつける、人ごみにはマスク、というごく基本的なことを守るくらいでしょうか。
いろいろなことはあまり気にし過ぎるとかえって何もできないように思います。たくさんの人の経験を聴きましたが、本当にいろいろなんですよ。私は普通にしていたいと思い、できるだけ普通に出歩いていました。
>不勉強ゆえの杞憂なのでしょうね
患者にはある日突然なるのです。何もわからないのが当たり前です。私はもっと何も知りませんでした。あべっちさんの努力には本当に頭がさがります。
自分の経験を誰かの何かのやくにたてたいと勉強していますが、知ることは大きな力になると思います。この掲示板もとても大きな力です。
奥さまが行こうかなとおっしゃったという患者会もきっと大きな力になってくれるものと思います。
私もまだまだ治療中の患者です。これからたくさん悩むこともあると思いますし、凹むこともあると思います。再発転移に対する不安も心から消えることはありません。
よく言いますが「1人じゃない」のです。特に乳がんにはたくさんの仲間がいるし、こうして答えてくれる先生やたくさんの人たちがいます。ありがたいなと思います。
これからまだ先は長い道のりです。どうぞ心穏やかにあべっちさんと奥さまが過ごされますように。
つたないコメントに丁寧にお答えくださりありがとうございますい。
何度も読み返して投稿したつもりでも、やはり気になってまた何度も読み返してうまく伝えきれなかったかなと感じていたので、今朝コメントを読んでかえって申し訳なく思っています。
何の疑いもなく治療に入ったと書きましたが、私は単純に「病気だから治療するのが当たり前で、がんだからその治療は抗がん剤になる」と思っただけです。もちろん副作用があるとは思いましたがそれは対処できないものではないし、主治医がこれをやろう!と言ってくれたものを信頼して始めました。
「一緒に頑張りましょう」と告知の時に言ってくれた主治医を心から信頼しています。
過ぎてしまえば、という感じで昨年の今頃は毎週毎週タキソールの点滴に通っていたのに、そういうこともあったなぁというもう遠い思いでのような感じになっています。治療としても経験としてもとても大事だった時間ですが、「今生きてる自分」を愛おしく思うこの一瞬の方が今は大事なのかもしれません。
副作用は人によって感じ方が違うと思いますのでこれが辛い、あれが辛い、と言えるものではないように思います。
もちろん脱毛はかなりショックでしたし、ウィッグも使いましたが、私の場合は抜け方が他の人よりは少なく(もちろんその時は自分しかわからないのでこんなものかと思ってました)ヒナのようにはなりましたが全部は抜けず、しかもタキソールになってからもう生えてきてました。おかげでオペの時はもう自毛でOK。そんな人もいます。そんな私でもテレビでシャンプーのCMは見たくありませんでした。
常にウィッグはさすがに暑いので、基本的にはタオルの帽子やバンダナなど使っていました。もちろんとてもショックで悲しいことですが、つるつるになった仲間も今は続々と自毛デビューしています。治療後数カ月はかかりますがそれは保障します!
入院してすぐに、「術後は治療で脱毛するからかつらを買うように」というお話は患者の気持ちを無視した医師側の都合のいい冷たい話でしかないと感じます。もちろん必要なことですが、脱毛という本当に大きなことをどんな気持ちで患者が迎えるかを理解してないとしか言えません。奥さまの気持ちを考えると切ないです。
化学療法中は身体中だるくてひたすら横になる、そんな日もありました。出かけた電車の中で「疲れた」と思うことが増えたりもしました。その程度は人によって本当に感じ方が違うと思います。動けない人もいれば全然平気な人もいます。疲れたら横になる。そういう気持ちでいればいいと思いますし、全てを恐れることはありません。いつもいつも疲れているわけでもありません。そういうこともある、のです。
白血球の減少もありますが、だから全てが制限されるわけではありません。その時期に手洗いうがいを特に気をつける、人ごみにはマスク、というごく基本的なことを守るくらいでしょうか。
いろいろなことはあまり気にし過ぎるとかえって何もできないように思います。たくさんの人の経験を聴きましたが、本当にいろいろなんですよ。私は普通にしていたいと思い、できるだけ普通に出歩いていました。
>不勉強ゆえの杞憂なのでしょうね
患者にはある日突然なるのです。何もわからないのが当たり前です。私はもっと何も知りませんでした。あべっちさんの努力には本当に頭がさがります。
自分の経験を誰かの何かのやくにたてたいと勉強していますが、知ることは大きな力になると思います。この掲示板もとても大きな力です。
奥さまが行こうかなとおっしゃったという患者会もきっと大きな力になってくれるものと思います。
私もまだまだ治療中の患者です。これからたくさん悩むこともあると思いますし、凹むこともあると思います。再発転移に対する不安も心から消えることはありません。
よく言いますが「1人じゃない」のです。特に乳がんにはたくさんの仲間がいるし、こうして答えてくれる先生やたくさんの人たちがいます。ありがたいなと思います。
これからまだ先は長い道のりです。どうぞ心穏やかにあべっちさんと奥さまが過ごされますように。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あい(東京都)
2010/08/22
こんにちは、あいです。
奥様が患者会に興味を示されたとのこと、私まで嬉しくなってしまいます。まずは患者本人がうつむいている顔を上げ前を向く!
他の患者さんとも話すのですが、私達の本音は、
特別扱いされたくない、癌になっても私は私なのだから
でも、さりげなく気遣っては欲しい
奥様は罹患したことで迷惑をかけているのでは、と考えあべっち様に対して申し訳ない気持ちで一杯だと思います。ですから、できることなら無かったことにしてしまいたい事実に対しあべっち様が一生懸命になられている姿を見るのは頼もしく有難いに違いないのですが、そればかりになってしまうと正直重荷のようなものを感じてしまうかもしれません。
ちょっと肩の力を抜いてみませんか。
1週間や2週間で状況が激変するわけではないのですから。
あべっち様が少し乳癌から離れ農作業に専念してみるのもいいと思います。口であれこれ言うのではなく、まず、奥様が病気になられたからといって基本的な生活は変わらないこと、治療のために一時期今までのようにはいかなくても何とかなる、というところを示して頂けると奥様の気持ちに余裕が生まれ冷静に今後のことを考えられるようになると思います。
何が何でも化学療法を受けた方がいいとは申しませんが、自分が治療を受けることで周囲に迷惑をかけるのは申し訳ないから、という理由で躊躇することが無いようにしてあげてください。奥様が、乳癌とはどういう病気なのか、ご自身がおかれている状況はどうなのかを判断し、自分はどうしたいのかを意識して治療方法を選び取っていただきたいと思います。
残念ながら、一度癌になってしまうとどんな形にしても一生癌と付き合っていかなくてはならないのです。付き合っていくのは他でもない、奥様ご本人なのです。
偉そうなことばかり並べてしまいお気に障りましたらごめんなさい。
暑い毎日が続いていますが、実りの秋はもうすぐですね。
あべっち様が丹精こめて育てられた新米は、奥様にとってどんな治療よりも良薬となることでしょう。
奥様が患者会に興味を示されたとのこと、私まで嬉しくなってしまいます。まずは患者本人がうつむいている顔を上げ前を向く!
他の患者さんとも話すのですが、私達の本音は、
特別扱いされたくない、癌になっても私は私なのだから
でも、さりげなく気遣っては欲しい
奥様は罹患したことで迷惑をかけているのでは、と考えあべっち様に対して申し訳ない気持ちで一杯だと思います。ですから、できることなら無かったことにしてしまいたい事実に対しあべっち様が一生懸命になられている姿を見るのは頼もしく有難いに違いないのですが、そればかりになってしまうと正直重荷のようなものを感じてしまうかもしれません。
ちょっと肩の力を抜いてみませんか。
1週間や2週間で状況が激変するわけではないのですから。
あべっち様が少し乳癌から離れ農作業に専念してみるのもいいと思います。口であれこれ言うのではなく、まず、奥様が病気になられたからといって基本的な生活は変わらないこと、治療のために一時期今までのようにはいかなくても何とかなる、というところを示して頂けると奥様の気持ちに余裕が生まれ冷静に今後のことを考えられるようになると思います。
何が何でも化学療法を受けた方がいいとは申しませんが、自分が治療を受けることで周囲に迷惑をかけるのは申し訳ないから、という理由で躊躇することが無いようにしてあげてください。奥様が、乳癌とはどういう病気なのか、ご自身がおかれている状況はどうなのかを判断し、自分はどうしたいのかを意識して治療方法を選び取っていただきたいと思います。
残念ながら、一度癌になってしまうとどんな形にしても一生癌と付き合っていかなくてはならないのです。付き合っていくのは他でもない、奥様ご本人なのです。
偉そうなことばかり並べてしまいお気に障りましたらごめんなさい。
暑い毎日が続いていますが、実りの秋はもうすぐですね。
あべっち様が丹精こめて育てられた新米は、奥様にとってどんな治療よりも良薬となることでしょう。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/08/23
としこ様、あい様
何度もお付き合い下さり、ありがとうございます。返信遅くなりましてすみません。
患者さんの側からの体験談をお聞きすると、勇気が出ます。妻はお二人の投稿を拝読し「うるうるした」と申していました。
僕も患者の一人です。もう20年以上になりますが、心臓に人工弁という金属の弁を装着しています。
両親も、どちらも5年前に癌と診断されましたがそれぞれの治療や手術を経て、いまだ健在です。母は手術翌日、不幸にも術後脳梗塞となってしまい、麻痺、失語、高次脳機能障害となってしまいました。しかも急性期リハビリの体勢が整っていず、寝たきりのまま10日後、今の病院へ転院させ、妻と5ヶ月に渡るリハビリをしました。
特に転院した初日に、介護のプロである妻のアドバイスで、導尿の管を頼んで外してもらい、トイレのそばの部屋だったこともあり、毎日何度もトイレ誘導をさせ自立を戻しました。病院のリハビリメニューの他にスタッフの許可を得て、母の肩を抱いて廊下を何周も歩いてもらいました。
リハビリ専門棟へ移る45日後には主治医から「脳梗塞でこれほど回復するのは珍しい」とねぎらいのお言葉を頂きました。涙が出そうでした。
医師や看護士さんも若い方が多かったのですが、一緒になって頑張って下さって、退院の際には要介護3だった母は今要支援1です。再発なく術後治療も卒業しました。苦しかったけど、あの45日間はなんだか皆で一丸となって頑張った、同じ釜の飯を食ったようなそんな思い出なんです。
これまで患者として、家族としてさまざまな医療スタッフとの関わりがありました。嫌な経験もたくさんあります。
やはり言葉ですね。言葉には気持ちが入ります。一言でいいんです。としこ様の先生が言われたという「一緒に頑張りましょう」とか。
ここ数日、自分の作用・副作用について考えたりしています。あい様のご指摘にも考えさせられました。(蛇足ですが、昔ながらの6月手植えです。新米を食べられるのは11月になります。まだまだです苦笑。)
明日は最初に診断して下さった別の病院の先生へアドバイスを頂きに行って来ます。
大病院ではありませんが、 メモしようとノートを取り出した際、「あ、僕がここに書きますから大丈夫ですよ」とおっしゃった先生です。
妻は「どうしても標準治療じゃないとだめなの?FECをとばしてタキソールに行くわけにはいかないの?」と言っています。
よく考えたら今の病院でFEC→TH以外の選択肢があるのかないのかも聞いてないことに気づきました。
僕も付き添いますが、まずはそういうとこからお聞きしようと思っています。なるべく僕はしゃしゃりでずに。自分は薬ではありません。副作用も作用に変えられるよう努力
してみますね。
連日しつこくて申し訳ありませんが、どなたか、もしわかったら教えて下さいませんか?
最初にもお聞きしたように、
adjuvant onlineによると10年以内の死亡が4.9%、FEC→THで2.2%の減少
再発が18.8%、FEC→THで9.7%の減少だそうです。Her2を加味すると、どのくらい上がると考えたらよろしいのでしょうか。
Ana M. Gonzales-Angulo氏らの、早期乳癌(T1a、T1b)と診断され、診断時の腫瘍の大きさが1cm以下で、リンパ節転移、遠隔転移がなかった(N0、M0)患者の後ろ向き調査によると 、5年間の無再発生存率はHER2陽性群77.1%とありますが。
何度もお付き合い下さり、ありがとうございます。返信遅くなりましてすみません。
患者さんの側からの体験談をお聞きすると、勇気が出ます。妻はお二人の投稿を拝読し「うるうるした」と申していました。
僕も患者の一人です。もう20年以上になりますが、心臓に人工弁という金属の弁を装着しています。
両親も、どちらも5年前に癌と診断されましたがそれぞれの治療や手術を経て、いまだ健在です。母は手術翌日、不幸にも術後脳梗塞となってしまい、麻痺、失語、高次脳機能障害となってしまいました。しかも急性期リハビリの体勢が整っていず、寝たきりのまま10日後、今の病院へ転院させ、妻と5ヶ月に渡るリハビリをしました。
特に転院した初日に、介護のプロである妻のアドバイスで、導尿の管を頼んで外してもらい、トイレのそばの部屋だったこともあり、毎日何度もトイレ誘導をさせ自立を戻しました。病院のリハビリメニューの他にスタッフの許可を得て、母の肩を抱いて廊下を何周も歩いてもらいました。
リハビリ専門棟へ移る45日後には主治医から「脳梗塞でこれほど回復するのは珍しい」とねぎらいのお言葉を頂きました。涙が出そうでした。
医師や看護士さんも若い方が多かったのですが、一緒になって頑張って下さって、退院の際には要介護3だった母は今要支援1です。再発なく術後治療も卒業しました。苦しかったけど、あの45日間はなんだか皆で一丸となって頑張った、同じ釜の飯を食ったようなそんな思い出なんです。
これまで患者として、家族としてさまざまな医療スタッフとの関わりがありました。嫌な経験もたくさんあります。
やはり言葉ですね。言葉には気持ちが入ります。一言でいいんです。としこ様の先生が言われたという「一緒に頑張りましょう」とか。
ここ数日、自分の作用・副作用について考えたりしています。あい様のご指摘にも考えさせられました。(蛇足ですが、昔ながらの6月手植えです。新米を食べられるのは11月になります。まだまだです苦笑。)
明日は最初に診断して下さった別の病院の先生へアドバイスを頂きに行って来ます。
大病院ではありませんが、 メモしようとノートを取り出した際、「あ、僕がここに書きますから大丈夫ですよ」とおっしゃった先生です。
妻は「どうしても標準治療じゃないとだめなの?FECをとばしてタキソールに行くわけにはいかないの?」と言っています。
よく考えたら今の病院でFEC→TH以外の選択肢があるのかないのかも聞いてないことに気づきました。
僕も付き添いますが、まずはそういうとこからお聞きしようと思っています。なるべく僕はしゃしゃりでずに。自分は薬ではありません。副作用も作用に変えられるよう努力
してみますね。
連日しつこくて申し訳ありませんが、どなたか、もしわかったら教えて下さいませんか?
最初にもお聞きしたように、
adjuvant onlineによると10年以内の死亡が4.9%、FEC→THで2.2%の減少
再発が18.8%、FEC→THで9.7%の減少だそうです。Her2を加味すると、どのくらい上がると考えたらよろしいのでしょうか。
Ana M. Gonzales-Angulo氏らの、早期乳癌(T1a、T1b)と診断され、診断時の腫瘍の大きさが1cm以下で、リンパ節転移、遠隔転移がなかった(N0、M0)患者の後ろ向き調査によると 、5年間の無再発生存率はHER2陽性群77.1%とありますが。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/09/02
まだ情けなく最後の逡巡をしています。すみません。
妻は患者会へも出かけ、FEC→THを受ける決心をしました。
かつらも先輩の残したものを借りられるそうです。
これから担当医と面談です。
よろしければどなたかご意見を下さるとありがたいです。
BCIRG 006試験の3回目の解析結果報告によると、アンスラサイクリンを含まないTCHのようなレジメンもあるようですね。心毒性が幾分低そうで、FECで3ヶ月待たずともハーセプチンも同時に開始できるのかもと思いました。
そのような選択肢があるのかどうか、担当医にお尋ねしてみようと思います。
で、もしだめと言われたら、FEC→THに決めようと思っています。
もう一つだけ、妻のようなホルモン陰性、HER2陽性サブタイプの場合、5年以内の再発率、FEC→THでの減少率はどのくらいとされていますでしょうか?よくわかりませんでした。
自分は23%前後、12%前後と勝手に思っていますが大きく外れていますでしょうか。
自分もある程度納得したいです。そうすれば、今後後方支援となって妻を支えて二人で乗り切っていけると思うのです。
何度もすみません。よろしくお願い致します。
妻は患者会へも出かけ、FEC→THを受ける決心をしました。
かつらも先輩の残したものを借りられるそうです。
これから担当医と面談です。
よろしければどなたかご意見を下さるとありがたいです。
BCIRG 006試験の3回目の解析結果報告によると、アンスラサイクリンを含まないTCHのようなレジメンもあるようですね。心毒性が幾分低そうで、FECで3ヶ月待たずともハーセプチンも同時に開始できるのかもと思いました。
そのような選択肢があるのかどうか、担当医にお尋ねしてみようと思います。
で、もしだめと言われたら、FEC→THに決めようと思っています。
もう一つだけ、妻のようなホルモン陰性、HER2陽性サブタイプの場合、5年以内の再発率、FEC→THでの減少率はどのくらいとされていますでしょうか?よくわかりませんでした。
自分は23%前後、12%前後と勝手に思っていますが大きく外れていますでしょうか。
自分もある程度納得したいです。そうすれば、今後後方支援となって妻を支えて二人で乗り切っていけると思うのです。
何度もすみません。よろしくお願い致します。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
そら (神奈川県)
2010/09/03
あべっち 様
はじめまして。
今年の6月に全摘手術をしたステージⅡaのHer2陽性患者です。
「最後の逡巡をしています。」
その気持ち、とてもよくわかります。
私も、2週間前には同じ状況でした。
8月25日に1回目のEC治療を受けたばかりです。
あべっちさんの抗がん剤に対する不安は治療に伴う苦痛よりも
「正常細胞まで弱らせてしまう、そんな過激な物を使って体に良いわけがない」といった点かと思います。
私も、それが一番心に引っかかっていました。
実際に抗がん剤を受けてみて薬の作用の強烈さには驚きました。
最初の3日間は飲めず、食べられず、身動きすらとれませんでしたが、
30日には何事もなかった位に立ち直って出勤し、今週はずっと残業で
朝7時前に家を出て車で1時間通勤、帰りも夜7時過ぎです。
奥様がかなり落ち込んでいらっしゃったみたいですが、まだ辛いお気持ちのままでしょうか?
手術が終わり今は大きなガンの塊も無くなって、今のところ転移もないので、治療中にも関わらず、自分は病気じゃないと思うことにしています。
実際に今、手術前と変わらず、ガン告知前と同じ身体状態だから気にしないことにしました。
だって、検査を受けてなかったらまだガンだと知らず健康だと思って何の症状もなく過ごしているはずですから。。。
絶対に再発したくないので最大限の再発予防策として
EC-TC-ハーセプチン+放射線+内分泌療法のフルコースを約1年+5年かけて全部クリアします。
1連の点滴治療が終わったら絶対再発しない=私は治ったと信じて過ごすことに決めています。
治療方法を決定するまでは再発率、生存率など数字は気になりましたが、
20人に一人しかかからない=5%と言われてる乳がんにかかり、その中でも少数派のHer2陽性グループに入りました。
ガンだとわかるまでは20人の19人側にいて安心してたんだから、ステージ1の5年生存率が90何パーセントと言ったって、また自分が20人の1人側にならないとも限らない。
これからの事を心配したって運命が変わるわけじゃない。
とにかく、今、普通に暮らせている。それだけで十分。
あべっちさんは無農薬野菜などをご自身で作っていらっしゃるとのことでガンと闘うにはとても良い環境でうらやましいです。
ガンに良い食生活の本なども沢山あるので奥様とお二人で仲良く取り組まれればとても良い治療の励みになりそうですね。
化学療法はまだ、本音はやらない方が良いのではと思いながらも、これだけ強烈な薬ならガン細胞もたまらないだろうなと思いました。(笑)きっとガン細胞は全滅する、気がしました。
あべっちさんの奥様はステージが進んでいないので迷いは大きいと思いますが、逆にそれだけ完治の確率が高くなると考えて奥様を応援してあげて下さい。
はじめまして。
今年の6月に全摘手術をしたステージⅡaのHer2陽性患者です。
「最後の逡巡をしています。」
その気持ち、とてもよくわかります。
私も、2週間前には同じ状況でした。
8月25日に1回目のEC治療を受けたばかりです。
あべっちさんの抗がん剤に対する不安は治療に伴う苦痛よりも
「正常細胞まで弱らせてしまう、そんな過激な物を使って体に良いわけがない」といった点かと思います。
私も、それが一番心に引っかかっていました。
実際に抗がん剤を受けてみて薬の作用の強烈さには驚きました。
最初の3日間は飲めず、食べられず、身動きすらとれませんでしたが、
30日には何事もなかった位に立ち直って出勤し、今週はずっと残業で
朝7時前に家を出て車で1時間通勤、帰りも夜7時過ぎです。
奥様がかなり落ち込んでいらっしゃったみたいですが、まだ辛いお気持ちのままでしょうか?
手術が終わり今は大きなガンの塊も無くなって、今のところ転移もないので、治療中にも関わらず、自分は病気じゃないと思うことにしています。
実際に今、手術前と変わらず、ガン告知前と同じ身体状態だから気にしないことにしました。
だって、検査を受けてなかったらまだガンだと知らず健康だと思って何の症状もなく過ごしているはずですから。。。
絶対に再発したくないので最大限の再発予防策として
EC-TC-ハーセプチン+放射線+内分泌療法のフルコースを約1年+5年かけて全部クリアします。
1連の点滴治療が終わったら絶対再発しない=私は治ったと信じて過ごすことに決めています。
治療方法を決定するまでは再発率、生存率など数字は気になりましたが、
20人に一人しかかからない=5%と言われてる乳がんにかかり、その中でも少数派のHer2陽性グループに入りました。
ガンだとわかるまでは20人の19人側にいて安心してたんだから、ステージ1の5年生存率が90何パーセントと言ったって、また自分が20人の1人側にならないとも限らない。
これからの事を心配したって運命が変わるわけじゃない。
とにかく、今、普通に暮らせている。それだけで十分。
あべっちさんは無農薬野菜などをご自身で作っていらっしゃるとのことでガンと闘うにはとても良い環境でうらやましいです。
ガンに良い食生活の本なども沢山あるので奥様とお二人で仲良く取り組まれればとても良い治療の励みになりそうですね。
化学療法はまだ、本音はやらない方が良いのではと思いながらも、これだけ強烈な薬ならガン細胞もたまらないだろうなと思いました。(笑)きっとガン細胞は全滅する、気がしました。
あべっちさんの奥様はステージが進んでいないので迷いは大きいと思いますが、逆にそれだけ完治の確率が高くなると考えて奥様を応援してあげて下さい。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/09/04
ここは日本で、試験の行われたアメリカとは違うんだということを忘れてました。焦ってぎりぎりで見つけたので調査不足でした。
まだカルボプラチンCは日本では乳癌の保険適用になっていないそうで。
なんだかいい恥っさらしです。
担当医からは「一理あるけど、ただ請求上の問題などがあるので、腫瘍内科とも相談してみて数日中に電子カルテに結果を掲載する」とお返事を頂きました。
多分だめなんでしょうね。来週からのFECの予約もすませて、薬剤師さんから副作用などの説明も二時間ほど受けてきました。
その方が途中で「乱暴なお薬ですけど」と二度ほどおっしゃったんです。ご自分の判断でいつもそのようにお話されているのか、病院の方針なのかはわかりませんが・・・・
「こういう言葉が聞きたかった」とも思いました。できれば薬剤師さんからではなく医師から。こういう一言の重みは大きいです。
そら様
コメントありがとうございました。同じHER2陽性の方とお話ができてうれしいです。
つい最近EC治療をお受けになったんですね。大変な中コメントありがとうございます。
その後体調はいかがですか。
>最初の3日間は飲めず、食べられず、身動きすらとれませんでしたが、
やっぱり怖いですね。
でもお仕事もされながらなんですね。すごいなぁ。
妻は色々な方のお話を聞いても、「もうすぐ外に出られなくなる、寝たきりになるかも」と、心のどこかで思っているようです。少なくとも今年いっぱいは休むつもりのようで、仕事の再開は来年以降になりそうです。
見かけは元気で一時期の落ち込みは払拭し、「もう決めた」と草刈りなどしていますが、やはり頭の中はそのことが離れないようです。
僕もそうですが。
そらさんの投稿も拝読させていただきました。ちょうど妻が入院中に投稿されていたんで
すね。全く何が納得いかないって、乳癌になったってことが一番納得がいかないんですね。
よろしければこれからも一緒に少しうしろを歩かせて下さいね。
まだカルボプラチンCは日本では乳癌の保険適用になっていないそうで。
なんだかいい恥っさらしです。
担当医からは「一理あるけど、ただ請求上の問題などがあるので、腫瘍内科とも相談してみて数日中に電子カルテに結果を掲載する」とお返事を頂きました。
多分だめなんでしょうね。来週からのFECの予約もすませて、薬剤師さんから副作用などの説明も二時間ほど受けてきました。
その方が途中で「乱暴なお薬ですけど」と二度ほどおっしゃったんです。ご自分の判断でいつもそのようにお話されているのか、病院の方針なのかはわかりませんが・・・・
「こういう言葉が聞きたかった」とも思いました。できれば薬剤師さんからではなく医師から。こういう一言の重みは大きいです。
そら様
コメントありがとうございました。同じHER2陽性の方とお話ができてうれしいです。
つい最近EC治療をお受けになったんですね。大変な中コメントありがとうございます。
その後体調はいかがですか。
>最初の3日間は飲めず、食べられず、身動きすらとれませんでしたが、
やっぱり怖いですね。
でもお仕事もされながらなんですね。すごいなぁ。
妻は色々な方のお話を聞いても、「もうすぐ外に出られなくなる、寝たきりになるかも」と、心のどこかで思っているようです。少なくとも今年いっぱいは休むつもりのようで、仕事の再開は来年以降になりそうです。
見かけは元気で一時期の落ち込みは払拭し、「もう決めた」と草刈りなどしていますが、やはり頭の中はそのことが離れないようです。
僕もそうですが。
そらさんの投稿も拝読させていただきました。ちょうど妻が入院中に投稿されていたんで
すね。全く何が納得いかないって、乳癌になったってことが一番納得がいかないんですね。
よろしければこれからも一緒に少しうしろを歩かせて下さいね。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
がじゅまる (千葉県)
2010/09/04
あべっち様
初めまして、来月手術予定の40歳乳がん患者です。(ホルモン/+、Her2/3+)
ACx4クール、タキソールx4クールの術前化学療法を、先週で完投いたしました。
私もHer2強陽性であり、ハーセプチンが有効とわかっていても術前化学療法には保険適用外
だったため踏み切れず、やっぱり手術を先に行えばよかった、と一時後悔したこともありました。
訳があるのでしょうけれど、保険適用外の壁は大きいと感じます。
がん患者という目を向けられない場が私には必要だと思ったため、職場では社長以外には病気のことを告げておらず、抗がん剤を始める前は、仕事を続けられるのか、夏もマスクを手放せないのではないかなど最悪のことしか考えられず不安な日々でしたが、終わってみれば、普通の生活をつづけながら風邪ひとつひかず、仕事をしながらよくがんばったねと先生も驚かれていました。大きな壁をひとつ乗り越えられたことが、今後の長い治療の自信につながると思っています。
「もうすぐ外に出られなくなる、寝たきりになるかも」
奥様、どうかそう思わないで下さい、きっと大丈夫です。数日間を経ると、個人差が大きいそうですが体は必ず徐々に回復していきます。自己治癒力を信じてあげてください。抗がん剤を入れた後は、なるべく早く体から排出することが大切なのだそうです。水分摂取と排泄や入浴、私個人的にはゲルマニウム温浴ですっきり汗をかくことで、気分転換にもなり復活が早まった気がします。気分の良い時にはお好きなことを是非なさって下さい。「楽しいうれしい」を感じるだけでも免疫アップ=回復につながるのだと思います。
私の主人も、「同じ苦しみをわかってあげられなくてごめんね」と泣いたことがありました。愛する人に同じ苦しみを一緒に味わって欲しいはずはありません。家族が寄り添ってくれるだけで十分力を与えられ、辛い時間を乗り越えることができました。あべっち様は、奥様のためにもご自身が輝いていてくださいね。
僭越ながら、この掲示板で交わされているコメントを、自分も同時に励まして頂いている気持ちで
いつも拝見しています。患者会に入るタイミングがつかめなかった私ですが、同じがん患者だからこそできる「気持ちのサポート」、それによって不安をやわらげることも、治療のベースには必要なのだと私自身が痛感しています。患者同士もチームであると・・
医学的な疑問は、医療者の方やチーム.comを活用させて頂くことにして、ちょっと不安に感じること、体験者にちょっとだけ聞いてみたいことなど、赤裸々なお話をやり取りしてみる場が欲しいとずっと感じておりました。
私自身も、今後の治療や生活について先輩方のご経験を参考にさせていただきたいので、よろしければどなたでも、以下メールアドレスにてやり取りをさせていただけないでしょうか?
がじゅまる ikamk0831@msn.com
この掲示板上で不適切なことになるかもしれませんし、生意気な事を申しているのは承知の上ですが、掲示板で励まし合った同士、ご縁なのかなと心が温かくなり、ついこのような提案をしてしまっております。
そらさん
1回目の投薬を終えられ、お元気そうで安堵いたしました。
「1連の点滴治療が終わったら絶対再発しない=私は治ったと信じて過ごすことに決めています。」すごい!共感です!一足先にkayoさんと連絡を取り合っております。よろしければメールを下さいますとうれしいです。
管理者様
勝手を致しまして申し訳ございません。適当な時期に削除いたしますので
何卒お許しくださいますようお願い申し上げます。
初めまして、来月手術予定の40歳乳がん患者です。(ホルモン/+、Her2/3+)
ACx4クール、タキソールx4クールの術前化学療法を、先週で完投いたしました。
私もHer2強陽性であり、ハーセプチンが有効とわかっていても術前化学療法には保険適用外
だったため踏み切れず、やっぱり手術を先に行えばよかった、と一時後悔したこともありました。
訳があるのでしょうけれど、保険適用外の壁は大きいと感じます。
がん患者という目を向けられない場が私には必要だと思ったため、職場では社長以外には病気のことを告げておらず、抗がん剤を始める前は、仕事を続けられるのか、夏もマスクを手放せないのではないかなど最悪のことしか考えられず不安な日々でしたが、終わってみれば、普通の生活をつづけながら風邪ひとつひかず、仕事をしながらよくがんばったねと先生も驚かれていました。大きな壁をひとつ乗り越えられたことが、今後の長い治療の自信につながると思っています。
「もうすぐ外に出られなくなる、寝たきりになるかも」
奥様、どうかそう思わないで下さい、きっと大丈夫です。数日間を経ると、個人差が大きいそうですが体は必ず徐々に回復していきます。自己治癒力を信じてあげてください。抗がん剤を入れた後は、なるべく早く体から排出することが大切なのだそうです。水分摂取と排泄や入浴、私個人的にはゲルマニウム温浴ですっきり汗をかくことで、気分転換にもなり復活が早まった気がします。気分の良い時にはお好きなことを是非なさって下さい。「楽しいうれしい」を感じるだけでも免疫アップ=回復につながるのだと思います。
私の主人も、「同じ苦しみをわかってあげられなくてごめんね」と泣いたことがありました。愛する人に同じ苦しみを一緒に味わって欲しいはずはありません。家族が寄り添ってくれるだけで十分力を与えられ、辛い時間を乗り越えることができました。あべっち様は、奥様のためにもご自身が輝いていてくださいね。
僭越ながら、この掲示板で交わされているコメントを、自分も同時に励まして頂いている気持ちで
いつも拝見しています。患者会に入るタイミングがつかめなかった私ですが、同じがん患者だからこそできる「気持ちのサポート」、それによって不安をやわらげることも、治療のベースには必要なのだと私自身が痛感しています。患者同士もチームであると・・
医学的な疑問は、医療者の方やチーム.comを活用させて頂くことにして、ちょっと不安に感じること、体験者にちょっとだけ聞いてみたいことなど、赤裸々なお話をやり取りしてみる場が欲しいとずっと感じておりました。
私自身も、今後の治療や生活について先輩方のご経験を参考にさせていただきたいので、よろしければどなたでも、以下メールアドレスにてやり取りをさせていただけないでしょうか?
がじゅまる ikamk0831@msn.com
この掲示板上で不適切なことになるかもしれませんし、生意気な事を申しているのは承知の上ですが、掲示板で励まし合った同士、ご縁なのかなと心が温かくなり、ついこのような提案をしてしまっております。
そらさん
1回目の投薬を終えられ、お元気そうで安堵いたしました。
「1連の点滴治療が終わったら絶対再発しない=私は治ったと信じて過ごすことに決めています。」すごい!共感です!一足先にkayoさんと連絡を取り合っております。よろしければメールを下さいますとうれしいです。
管理者様
勝手を致しまして申し訳ございません。適当な時期に削除いたしますので
何卒お許しくださいますようお願い申し上げます。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
kayo(東京都)
2010/09/04
はじめまして。あべっちさんへの皆さんからのすばらしいメッセージは、患者となって2年目の私にとっても、長期治療を続ける力となりヒントとなっています。今さら私が投稿するまでもないのですが、FECの予約をされてきたとのこと、どうしても1点だけ…ひとつ前に投稿された「がじゅまるさん」の後押しも兼ねて…と思い投稿させていただきます。
実は、コメントをされている「そらさん」ご自身が化学療法をされることに戸惑いを感じられて、こちらの掲示板で質問(トリプルポジティブの術後治療)された時に、ひとりの患者としての経験を寄せた者です。FEC、Weeklyパクリタキセル、温存手術、放射線を経て、現在ハーセプチンとホルモン療法を行っています。
奥様が心に秘めているかもしれない抗がん剤(特にFEC)の不安についてですが、投与する前は、私も同じようなことが頭をよぎりました。みんなからは大丈夫!と言われるけれど、ひと段落してしまった患者の余裕なのではないか?そんなふうに奥様もどこかで半信半疑に思われているかもしれません。それは、それで仕方がないこと、今は、素直に受け入れるべきことなのかもしれません。でも、がじゅまるさんもおっしゃっていますが、気持ちひとつで副作用を軽減できることは、確実だと思います。私の場合は、ヨガを続けていましたので、それがある日突然生活の一部から消えてしまうのは逆によくない、ヨガのレッスンを続けたことで治療への意欲も生まれました。
乱暴なFECでも、脱毛と白血球低下以外は、ひどい副作用(捉え方の違いかもしれません)と言えるようなものがなかった私は、副作用を抑える薬を飲むことによって、体調が崩れそうになったので、最終的には、その服用をやめました。もしかしたら…奥様も副作用が軽いことも考えられますよね、数週間後には、畑仕事や草刈りに精を出していらっしゃるかもしれませんよ。
脱毛や爪の変色などの体の変化は、細胞って、たんぱく質って?そんな小さい体の一部分からあらためて見つめ直すきっかけとなりました。正常細胞も影響を受けた体のはずなのに、化学療法終了とともに毛は生え、爪も肌も徐々に戻り、本来自分にある生命力のようなものを感じています。
土を押し上げ、ふっくら顔を出した芽のような感じ…きっとあべっちご夫妻もわかってくださる日がくるかと。
おこがましい内容かと思いましたが、ひとつのご参考になれば幸いです。
そらさん、
あんなに迷われていた(今も迷っていらっしゃるとのことですが)そらさんが、こうして、すでに経験者として力強い意志を持って、コメントされているのを読んで、私も本当にうれしくなりました。がじゅまるさんと連絡を取っていますので、患者仲間として、あらためてお話ができれば、うれしいです。
管理人さま
個人的な内容を投稿してしまい、申し訳ありません。がじゅまるさんからの提案を含め、よい方向で患者どうしの輪が出来上がっておりますので、どうぞご了承いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
実は、コメントをされている「そらさん」ご自身が化学療法をされることに戸惑いを感じられて、こちらの掲示板で質問(トリプルポジティブの術後治療)された時に、ひとりの患者としての経験を寄せた者です。FEC、Weeklyパクリタキセル、温存手術、放射線を経て、現在ハーセプチンとホルモン療法を行っています。
奥様が心に秘めているかもしれない抗がん剤(特にFEC)の不安についてですが、投与する前は、私も同じようなことが頭をよぎりました。みんなからは大丈夫!と言われるけれど、ひと段落してしまった患者の余裕なのではないか?そんなふうに奥様もどこかで半信半疑に思われているかもしれません。それは、それで仕方がないこと、今は、素直に受け入れるべきことなのかもしれません。でも、がじゅまるさんもおっしゃっていますが、気持ちひとつで副作用を軽減できることは、確実だと思います。私の場合は、ヨガを続けていましたので、それがある日突然生活の一部から消えてしまうのは逆によくない、ヨガのレッスンを続けたことで治療への意欲も生まれました。
乱暴なFECでも、脱毛と白血球低下以外は、ひどい副作用(捉え方の違いかもしれません)と言えるようなものがなかった私は、副作用を抑える薬を飲むことによって、体調が崩れそうになったので、最終的には、その服用をやめました。もしかしたら…奥様も副作用が軽いことも考えられますよね、数週間後には、畑仕事や草刈りに精を出していらっしゃるかもしれませんよ。
脱毛や爪の変色などの体の変化は、細胞って、たんぱく質って?そんな小さい体の一部分からあらためて見つめ直すきっかけとなりました。正常細胞も影響を受けた体のはずなのに、化学療法終了とともに毛は生え、爪も肌も徐々に戻り、本来自分にある生命力のようなものを感じています。
土を押し上げ、ふっくら顔を出した芽のような感じ…きっとあべっちご夫妻もわかってくださる日がくるかと。
おこがましい内容かと思いましたが、ひとつのご参考になれば幸いです。
そらさん、
あんなに迷われていた(今も迷っていらっしゃるとのことですが)そらさんが、こうして、すでに経験者として力強い意志を持って、コメントされているのを読んで、私も本当にうれしくなりました。がじゅまるさんと連絡を取っていますので、患者仲間として、あらためてお話ができれば、うれしいです。
管理人さま
個人的な内容を投稿してしまい、申し訳ありません。がじゅまるさんからの提案を含め、よい方向で患者どうしの輪が出来上がっておりますので、どうぞご了承いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/09/05
がじゅまる様、kayo様ありがとうございました。先行く仲間からのコメントありがたいです。返信遅くなりましてすみません。この暑さで草刈りだけでもへとへとで、なかなかPCに向かう余力がありません。
印刷して妻にも読んでもらっています。
がじゅまる様
同じ県内同士ですね。投稿記事も拝読しておりました。
ハーセプチンは術前だと保険適用にならないのですか。
臨床試験の報告などを見ると、すぐ自分も使えるように錯覚してしまいますが、そういうものではないようですね。きっと医療側の方々もジレンマを感じながら日々格闘されておられるのでしょうけれども、それにしてもなんだかなぁという感じですね。
御主人は泣いて下さったんですね。いい人だなぁ。。夫の会も必要かも。
これから祭りの打ち合わせを兼ねて飲み会です。月末の神社のお祭りでは幟(のぼり=10mくらいの太い真竹)を持って歩かなければなりません。班の役員もやっていて、飲み会も多く(元々そういうのは苦手です)、何かと気ぜわしいです。同じように僕らも御近所にはほとんど話せていないので、正直気が重いです。
kayo様
ヨガのレッスンを続けられて治療への意欲も維持されたんですね。
妻も農作業を、自分の畑を世話する楽しみを無理しない程度に続けるのがいいのかもと思いました。
>もしかしたら…奥様も副作用が軽いことも考えられますよね、数週間後には、畑仕事や草刈りに精を出していらっしゃるかもしれませんよ。
確かに。。そうかも知れませんね。
取り急ぎありがとうございました。行って来ます。
印刷して妻にも読んでもらっています。
がじゅまる様
同じ県内同士ですね。投稿記事も拝読しておりました。
ハーセプチンは術前だと保険適用にならないのですか。
臨床試験の報告などを見ると、すぐ自分も使えるように錯覚してしまいますが、そういうものではないようですね。きっと医療側の方々もジレンマを感じながら日々格闘されておられるのでしょうけれども、それにしてもなんだかなぁという感じですね。
御主人は泣いて下さったんですね。いい人だなぁ。。夫の会も必要かも。
これから祭りの打ち合わせを兼ねて飲み会です。月末の神社のお祭りでは幟(のぼり=10mくらいの太い真竹)を持って歩かなければなりません。班の役員もやっていて、飲み会も多く(元々そういうのは苦手です)、何かと気ぜわしいです。同じように僕らも御近所にはほとんど話せていないので、正直気が重いです。
kayo様
ヨガのレッスンを続けられて治療への意欲も維持されたんですね。
妻も農作業を、自分の畑を世話する楽しみを無理しない程度に続けるのがいいのかもと思いました。
>もしかしたら…奥様も副作用が軽いことも考えられますよね、数週間後には、畑仕事や草刈りに精を出していらっしゃるかもしれませんよ。
確かに。。そうかも知れませんね。
取り急ぎありがとうございました。行って来ます。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あい(東京都)
2010/09/05
あべっち様、奥様
こんにちは、あいです。
治療、決められたのですね。
脅すわけではありませんが、化学療法を受けて全く辛く無かった人はいないと思います。
大丈夫、と声を掛けてくださる方々も御自身の治療中はそれなりに大変な思いをされていたと思います。
でも、人間ってすごいんですよ。
今が元気だと辛かったことも思い出になるんです。
最後のハーセプチンから2年経った私は、皆様の投稿を読ませていただきながら懐かしささえ感じるのです。
そんな時、涙なんて忘れていて笑みが浮かび、
元気を取り戻したぞ! と実感しています。
そして、10年前に手術をされ最近転移された、なんてお話を聞くと、今ならそうならなくて済んだかもしれないのに、
と思ってしまいます。
収穫はまだ、とのこと、失礼しました。
奥様のFECが終わる頃でしょうか。楽しみですね。
楽しみがあると、辛いことを乗り越えるにも励みになりますよね。
構えず、油断せず、のんびりと治療に望んでください。
こんにちは、あいです。
治療、決められたのですね。
脅すわけではありませんが、化学療法を受けて全く辛く無かった人はいないと思います。
大丈夫、と声を掛けてくださる方々も御自身の治療中はそれなりに大変な思いをされていたと思います。
でも、人間ってすごいんですよ。
今が元気だと辛かったことも思い出になるんです。
最後のハーセプチンから2年経った私は、皆様の投稿を読ませていただきながら懐かしささえ感じるのです。
そんな時、涙なんて忘れていて笑みが浮かび、
元気を取り戻したぞ! と実感しています。
そして、10年前に手術をされ最近転移された、なんてお話を聞くと、今ならそうならなくて済んだかもしれないのに、
と思ってしまいます。
収穫はまだ、とのこと、失礼しました。
奥様のFECが終わる頃でしょうか。楽しみですね。
楽しみがあると、辛いことを乗り越えるにも励みになりますよね。
構えず、油断せず、のんびりと治療に望んでください。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
佐治重衡(埼玉県)
2010/09/05
みなさま投稿ありがとうございました。
投稿から、いろいろな経験者のかたがサポートをされていく様子をみておりました。
このようなピアサポートが、病院のなかでもあればよいなと感じております。日本ではまだまだですが、可能性を感じております。
投稿から、いろいろな経験者のかたがサポートをされていく様子をみておりました。
このようなピアサポートが、病院のなかでもあればよいなと感じております。日本ではまだまだですが、可能性を感じております。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
小川 (東京都)
2010/09/06
がじゅまる様 kayo様
ご投稿いつもありがとうございます。
当サイトを運営しておりますJ-TOP事務局の小川と申します。
がじゅまるさんからのご提案等、了解いたしました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ご投稿いつもありがとうございます。
当サイトを運営しておりますJ-TOP事務局の小川と申します。
がじゅまるさんからのご提案等、了解いたしました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/09/07
担当医がTCHに関して、腫瘍内科Drとの相談結果を電子カルテに掲載して下さいました。
「・BCIRG006は解析としては中間報告までしかでておらず、現在適応の通って
いるものではない。
また、ハーセプチンを入れていない群との比較であり、アンスラサイクリンを含んだ群との解析は為されていない。
再発などで段々使用する薬剤が少なくなってきて、いよいよになってきたときには肺癌などの病名をつけて投与することもやぶさかではないが、1st-lineとしてはその後の治療の内容・保険の問題が難しくなり、都合がつかなくなる可能性が出てくる。
担当医(○○)がその後も責任を持ってそういう対応に当たれるので有れば、問題ないが。との内容でした。」
ということでした。
え~そうかな、AC→THとTCHとの比較もあるのでは?と思って、よく見直してみるとTのサイクル数、投与量が2群で異なっている。あ、それともTCHでなくC→THで比較しないとということかな?なぜそういう試験となったかわかりようもないけれど、そういうことなのかしら・・・?
いずれにしても、やはりプロだなぁ、よく勉強されていると感心しました。(当たり前ですね)
治療を受けるのは誰でもない妻なのですが、自分にも納得が必要でした。
入院当日、担当医から「術後にはFEC→THという抗ガン剤治療となります。脱毛するのでかつらを用意して下さい」といきなり言われ、涙ぐんでしまった妻を見て、僕は副作用の少ない方法を探すことを決意しました。他にも探せばあると思ったんです。
その決意は間違っていなかったと思います。副作用が少なく効果が最大の治療をのぞむのは自分の中では当たり前。脱毛ひとつとっても、妻と僕にはなかなか受け入れられなかったのです。
しかし、この3週間を振り返ってみるに、結局僕が貴重な妻の面談時間をつぶして腫瘍内科医や別の医師に尋ねたのは「UFTとハーセプチン併用」という「限りなくエビデンスの低い」「おかしな治療」と、日本では適用になってもいない、レセプトに「肺癌」と嘘を書かないといけない外国の方法でした。自分なりに調べてそのつど大真面目に尋ねました。まったくは~という感じですよね。お恥ずかしい次第です。
HER2の怖さを納得したくて、こちらで再発率やFEC→THでの減少率もお尋ねしてみました。(残念ながらお返事はいただけませんでしたが)先日担当医からは25%、10%程度ではないかと言われ、その数字にまたはぁぁという感じでした。
正直今夜はまだ少し迷いがあります。しかし他に現実的に方法はないのだと思った(一種あきらめに近い感じ)のも事実です。いったい僕はこの3週間何をしてきたのだろう・・・自分には必要な時間だったと思っていますが。
一方で担当医や標準治療に壁、のようなものも少し感じてしまいました。(すみません)
予約したFEC開始まであと2日です。僕なりにもっと消化し、その日を迎えたい。そうすれば、妻が2クールくらいで「もうやめたい」と言ったときに、「やめちゃえ」でなく、「一緒に乗り切ろう」と僕なりに支えられると思うのです。
僭越なことばかり申しました。
この3週間私のしつこい投稿にお付き合いいただき、黙って見守って下さった皆様、そしてお忙しい中コメントをお寄せ下さった中川先生、上野先生、佐治先生、自らのご経験を投稿して下さったあい様、としこ様、そら様、がじゅまる様、kayo様
ありがとうございました。心より感謝しております。
(よろしければ、ですが)またいつの日か妻の経過などをお伝えさせていただきたいと思っています。
あい様
何度もお付き合い下さりありがとうございました。
皆さんのおかげで妻は割と早い段階で決意し、その後も(私の逡巡をよそに)ぐらつくことはありませんでした。
今日は二人で町のショッピングモールへ出かけ、ウィッグを買ってきました。5000円くらいでしたが、なかなかいいのがありましたよ。
長い髪がばさっと抜けるのはショックなので、早めにうんと短く髪の毛を切っておこうと二人で相談したりしています。10月には心穏やかに二人で稲刈りができればと思っています。(今日やっと出穂しました。)
>最後のハーセプチンから2年経った私は、皆様の投稿を読ませていただきながら懐かしささえ感じるのです。
私たちもかくありたいものです。僕も何年かたって懐かしく、また気恥ずかしくこちらを拝見するのかも知れませんね。
「・BCIRG006は解析としては中間報告までしかでておらず、現在適応の通って
いるものではない。
また、ハーセプチンを入れていない群との比較であり、アンスラサイクリンを含んだ群との解析は為されていない。
再発などで段々使用する薬剤が少なくなってきて、いよいよになってきたときには肺癌などの病名をつけて投与することもやぶさかではないが、1st-lineとしてはその後の治療の内容・保険の問題が難しくなり、都合がつかなくなる可能性が出てくる。
担当医(○○)がその後も責任を持ってそういう対応に当たれるので有れば、問題ないが。との内容でした。」
ということでした。
え~そうかな、AC→THとTCHとの比較もあるのでは?と思って、よく見直してみるとTのサイクル数、投与量が2群で異なっている。あ、それともTCHでなくC→THで比較しないとということかな?なぜそういう試験となったかわかりようもないけれど、そういうことなのかしら・・・?
いずれにしても、やはりプロだなぁ、よく勉強されていると感心しました。(当たり前ですね)
治療を受けるのは誰でもない妻なのですが、自分にも納得が必要でした。
入院当日、担当医から「術後にはFEC→THという抗ガン剤治療となります。脱毛するのでかつらを用意して下さい」といきなり言われ、涙ぐんでしまった妻を見て、僕は副作用の少ない方法を探すことを決意しました。他にも探せばあると思ったんです。
その決意は間違っていなかったと思います。副作用が少なく効果が最大の治療をのぞむのは自分の中では当たり前。脱毛ひとつとっても、妻と僕にはなかなか受け入れられなかったのです。
しかし、この3週間を振り返ってみるに、結局僕が貴重な妻の面談時間をつぶして腫瘍内科医や別の医師に尋ねたのは「UFTとハーセプチン併用」という「限りなくエビデンスの低い」「おかしな治療」と、日本では適用になってもいない、レセプトに「肺癌」と嘘を書かないといけない外国の方法でした。自分なりに調べてそのつど大真面目に尋ねました。まったくは~という感じですよね。お恥ずかしい次第です。
HER2の怖さを納得したくて、こちらで再発率やFEC→THでの減少率もお尋ねしてみました。(残念ながらお返事はいただけませんでしたが)先日担当医からは25%、10%程度ではないかと言われ、その数字にまたはぁぁという感じでした。
正直今夜はまだ少し迷いがあります。しかし他に現実的に方法はないのだと思った(一種あきらめに近い感じ)のも事実です。いったい僕はこの3週間何をしてきたのだろう・・・自分には必要な時間だったと思っていますが。
一方で担当医や標準治療に壁、のようなものも少し感じてしまいました。(すみません)
予約したFEC開始まであと2日です。僕なりにもっと消化し、その日を迎えたい。そうすれば、妻が2クールくらいで「もうやめたい」と言ったときに、「やめちゃえ」でなく、「一緒に乗り切ろう」と僕なりに支えられると思うのです。
僭越なことばかり申しました。
この3週間私のしつこい投稿にお付き合いいただき、黙って見守って下さった皆様、そしてお忙しい中コメントをお寄せ下さった中川先生、上野先生、佐治先生、自らのご経験を投稿して下さったあい様、としこ様、そら様、がじゅまる様、kayo様
ありがとうございました。心より感謝しております。
(よろしければ、ですが)またいつの日か妻の経過などをお伝えさせていただきたいと思っています。
あい様
何度もお付き合い下さりありがとうございました。
皆さんのおかげで妻は割と早い段階で決意し、その後も(私の逡巡をよそに)ぐらつくことはありませんでした。
今日は二人で町のショッピングモールへ出かけ、ウィッグを買ってきました。5000円くらいでしたが、なかなかいいのがありましたよ。
長い髪がばさっと抜けるのはショックなので、早めにうんと短く髪の毛を切っておこうと二人で相談したりしています。10月には心穏やかに二人で稲刈りができればと思っています。(今日やっと出穂しました。)
>最後のハーセプチンから2年経った私は、皆様の投稿を読ませていただきながら懐かしささえ感じるのです。
私たちもかくありたいものです。僕も何年かたって懐かしく、また気恥ずかしくこちらを拝見するのかも知れませんね。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/09/14
9/9時間切れFEC突入。以来6日目。
当日夕方より絶不調となり、二日間ほどは何も食べられない状態。
以後少しづつは食べたり動いたりはできるようになりました。
しかし・・・僕に言わせれば、なんだかエネルギーが薄くなったと言うか、生気がなくなった感じがして辛いです。
何ヶ月も入院している人みたい。
一緒に晩酌もできなくなり、妻はすぐ疲れて横になってばかり。
微小転移があるのだったら、この不調さはついでにそれも
やっつけているのかも知れませんが、もしもうなかったら?
なかったなら初めからやる必要なかったわけだけど。
わからないからやるわけだけども。
色々なことに納得がいかなくていらいらしています。
当日夕方より絶不調となり、二日間ほどは何も食べられない状態。
以後少しづつは食べたり動いたりはできるようになりました。
しかし・・・僕に言わせれば、なんだかエネルギーが薄くなったと言うか、生気がなくなった感じがして辛いです。
何ヶ月も入院している人みたい。
一緒に晩酌もできなくなり、妻はすぐ疲れて横になってばかり。
微小転移があるのだったら、この不調さはついでにそれも
やっつけているのかも知れませんが、もしもうなかったら?
なかったなら初めからやる必要なかったわけだけど。
わからないからやるわけだけども。
色々なことに納得がいかなくていらいらしています。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
佐藤由美子(愛知県)
2010/09/14
あべっち様
こんばんは。薬剤師の佐藤と申します。
以前から掲示板読ませていただいておりました。
いよいよ始まったのですね。
医療従事者として、
化学療法を受けておられる患者さんのそばにいるのが日常となりますと、
つい、患者さんの苦しみに鈍感になっているかもしれないな、と
あべっち様の投稿を読んで感じています。
初めてのご経験で、とてもお辛い思いをされているのが伝わってきました。
読ませていただいた限りでは、現在の奥様のご体調については、
おそらく皆さんこのように過ごされているんだろうと、
私が思っているのと同じような症状です。
すでにご存知かもしれませんが、
化学療法を受けられている間は、
普段よりもお身体をいたわって過ごしていただきたいと考えています。
食欲がないときには、消化の良い、ニオイなどが苦にならないものを
探して、召し上がっていただく。
めん類や果物などが好まれているように思います。
体がだるいときには、お時間の許す限りゆっくり休んでいただく。
ただ、軽い体操などを少し行った方がすっきりすると仰る方もいます。
ふだんどおり、とは、なかなかいかないと思いますが、
奥様の主治医の先生や、周りの看護師、薬剤師にも、
化学療法中の過ごし方についてぜひ相談していただいて、
出来うる限り、奥様に快適に過ごしていただけることを願っております。
こんばんは。薬剤師の佐藤と申します。
以前から掲示板読ませていただいておりました。
いよいよ始まったのですね。
医療従事者として、
化学療法を受けておられる患者さんのそばにいるのが日常となりますと、
つい、患者さんの苦しみに鈍感になっているかもしれないな、と
あべっち様の投稿を読んで感じています。
初めてのご経験で、とてもお辛い思いをされているのが伝わってきました。
読ませていただいた限りでは、現在の奥様のご体調については、
おそらく皆さんこのように過ごされているんだろうと、
私が思っているのと同じような症状です。
すでにご存知かもしれませんが、
化学療法を受けられている間は、
普段よりもお身体をいたわって過ごしていただきたいと考えています。
食欲がないときには、消化の良い、ニオイなどが苦にならないものを
探して、召し上がっていただく。
めん類や果物などが好まれているように思います。
体がだるいときには、お時間の許す限りゆっくり休んでいただく。
ただ、軽い体操などを少し行った方がすっきりすると仰る方もいます。
ふだんどおり、とは、なかなかいかないと思いますが、
奥様の主治医の先生や、周りの看護師、薬剤師にも、
化学療法中の過ごし方についてぜひ相談していただいて、
出来うる限り、奥様に快適に過ごしていただけることを願っております。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
古屋 由加(広島県)
2010/09/15
あべっち さんへ
広島大学病院 臨床研究部で 治験コーディネーターをしております看護師の古屋です。
記事を拝見し、私も他癌腫の臨床試験で患者さんを見守る家族の方とお話をする機会があるのでコメントさせて頂きますね。
治療が始まり身体的にも精神的にもお辛い状況にある奥様を
隣で見守る複雑なお気持ち。
あべっちさんも奥様と一緒に闘っていらっしゃるのだと感じます。
治療の副作用は治療開始直後の急性期からその後遅延性に出てくるもの、
繰り返し投与を受けるうちに現れてくるものもあり
闘病中の奥様とそれを見守るあべっちさんの 闘いも続いていくと考えると
>微小転移があるのだったら、この不調さはついでにそれも
>やっつけているのかも知れませんが、もしもうなかったら?
>なかったなら初めからやる必要なかったわけだけど。
これは当然の思いです。
目に見えない小さな細胞レベルの効果を期待しての治療も
画像や腫瘍マーカーで 悪い徴候がないことを確認するけれど
その分副作用で辛い生活を続けて行かなければならないだろうか? と
気持ちの落とし所のなさに 複雑な思いが伝わってきます。
でも、奥様にとっては「自分が辛い思いをしている」ということを理解してくれているあべっちさんの存在は救いだと思います。
そばでみているあべっちさんもお辛いでしょうが、一番辛いのは奥様ご本人。それを分かっているからこそのあべっちさんのジレンマだと思います。
奥様にとっては、頑張らなくていい、疲れてすぐ横になれる ことが辛くても楽で居られるのだと。
病院では闘病、だけどご自宅では療養だと。
治療で経験した自覚症状に対しては、主治医、看護師、薬剤師に相談し、医学的対応と自宅での過ごし方など奥様が自分なりの対処方法も身につけていけると思います。
今の奥様にあべっちさんができることが見えてくるかもかもしれません。
お二人で晩酌ができる日を目標に治療を乗り越えられるよう祈っております。
広島大学病院 臨床研究部で 治験コーディネーターをしております看護師の古屋です。
記事を拝見し、私も他癌腫の臨床試験で患者さんを見守る家族の方とお話をする機会があるのでコメントさせて頂きますね。
治療が始まり身体的にも精神的にもお辛い状況にある奥様を
隣で見守る複雑なお気持ち。
あべっちさんも奥様と一緒に闘っていらっしゃるのだと感じます。
治療の副作用は治療開始直後の急性期からその後遅延性に出てくるもの、
繰り返し投与を受けるうちに現れてくるものもあり
闘病中の奥様とそれを見守るあべっちさんの 闘いも続いていくと考えると
>微小転移があるのだったら、この不調さはついでにそれも
>やっつけているのかも知れませんが、もしもうなかったら?
>なかったなら初めからやる必要なかったわけだけど。
これは当然の思いです。
目に見えない小さな細胞レベルの効果を期待しての治療も
画像や腫瘍マーカーで 悪い徴候がないことを確認するけれど
その分副作用で辛い生活を続けて行かなければならないだろうか? と
気持ちの落とし所のなさに 複雑な思いが伝わってきます。
でも、奥様にとっては「自分が辛い思いをしている」ということを理解してくれているあべっちさんの存在は救いだと思います。
そばでみているあべっちさんもお辛いでしょうが、一番辛いのは奥様ご本人。それを分かっているからこそのあべっちさんのジレンマだと思います。
奥様にとっては、頑張らなくていい、疲れてすぐ横になれる ことが辛くても楽で居られるのだと。
病院では闘病、だけどご自宅では療養だと。
治療で経験した自覚症状に対しては、主治医、看護師、薬剤師に相談し、医学的対応と自宅での過ごし方など奥様が自分なりの対処方法も身につけていけると思います。
今の奥様にあべっちさんができることが見えてくるかもかもしれません。
お二人で晩酌ができる日を目標に治療を乗り越えられるよう祈っております。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あい(東京都)
2010/09/15
おはようございます、あいです。
始まりましたか、、、辛いですよねぇ、とにかく訳がよく分からない、というのが一番辛い、、、。
術前化学療法では腫瘍が小さくなったり、と効果を具体的に体感できるので治療の励みにもなりますし、逆に効き目が無かった場合やめる、という選択もありましたが、術後でははっきりした数字で出てこない分、余計辛いこともあるかもしれませんね。
「術後にやるくらいなら術前にしましょう。」
医師から言われた時は訳が分からず、”抗がん剤”に脅えるばかりでしたが、今になると”納得”です。
私の主治医は素っ気無い方であまり積極的に説明してくださるタイプではありません。それでもハーセプチンに対しては思い入れがあるのかな、と当初より感じていました。
治療も山場を越えた、というか多分私がもう無駄に心配をしない段階になった頃、主治医に言われたことがあります。
「早期で腫瘍を取りきったようでも再発してしまう患者さんがいる、そういう人はHER2陽性が多かったんです。そこを何とかしたい、と開発されたのがハーセプチンなんです。今回もハーセプチンが無かったらかなり厳しかったと思います。」
ハーセプチンだけで済むならもう少し楽なんですけど、抗がん剤を併用しないと十分な効果が得られないとか。そう言われると素人の私は従うしかありません。
今まで乳癌で命を落とされた方ってどれ位いらっしゃるんでしょう、助けてあげたいのに何もできず悔しい思いをしてきた医療従事者やご家族、、、
そういった方々の思いの集大成が現在の標準治療 ー 私はそう思います。そして上野先生がいつも仰るように「標準治療は普通の治療ではなく、最善の治療」
ハーセプチンが初期治療の補助療法として使われるようになってからまだ日が浅いので、予後の改善にどれぐらい寄与しているのかはこれから、でしょうが、5年後、10年後、目覚しい成果をあげているのでは、、、あげてもらわなくては私も困ります。
でも、辛いですよね、今見ているのが辛い、、、
でも、忘れないで下さい、奥様の方がもっと辛いんです。何がどう大変かは当事者しか分かりません。昔は ”夫婦は一心同体” なんて言いましたけど、心も体も別物ですよ、やっぱり。
だから、あべっち様、辛さや悩みはこの掲示板などでぶちまけっちゃって、奥様には「なんとかなる」という気持ちで接してください。自分のせいであべっち様がいらいらしていると思うと奥様余計悲しくなっちゃいますから。
やっと涼しくなってきましたね。次回の投与後は幾分楽になりますように。
始まりましたか、、、辛いですよねぇ、とにかく訳がよく分からない、というのが一番辛い、、、。
術前化学療法では腫瘍が小さくなったり、と効果を具体的に体感できるので治療の励みにもなりますし、逆に効き目が無かった場合やめる、という選択もありましたが、術後でははっきりした数字で出てこない分、余計辛いこともあるかもしれませんね。
「術後にやるくらいなら術前にしましょう。」
医師から言われた時は訳が分からず、”抗がん剤”に脅えるばかりでしたが、今になると”納得”です。
私の主治医は素っ気無い方であまり積極的に説明してくださるタイプではありません。それでもハーセプチンに対しては思い入れがあるのかな、と当初より感じていました。
治療も山場を越えた、というか多分私がもう無駄に心配をしない段階になった頃、主治医に言われたことがあります。
「早期で腫瘍を取りきったようでも再発してしまう患者さんがいる、そういう人はHER2陽性が多かったんです。そこを何とかしたい、と開発されたのがハーセプチンなんです。今回もハーセプチンが無かったらかなり厳しかったと思います。」
ハーセプチンだけで済むならもう少し楽なんですけど、抗がん剤を併用しないと十分な効果が得られないとか。そう言われると素人の私は従うしかありません。
今まで乳癌で命を落とされた方ってどれ位いらっしゃるんでしょう、助けてあげたいのに何もできず悔しい思いをしてきた医療従事者やご家族、、、
そういった方々の思いの集大成が現在の標準治療 ー 私はそう思います。そして上野先生がいつも仰るように「標準治療は普通の治療ではなく、最善の治療」
ハーセプチンが初期治療の補助療法として使われるようになってからまだ日が浅いので、予後の改善にどれぐらい寄与しているのかはこれから、でしょうが、5年後、10年後、目覚しい成果をあげているのでは、、、あげてもらわなくては私も困ります。
でも、辛いですよね、今見ているのが辛い、、、
でも、忘れないで下さい、奥様の方がもっと辛いんです。何がどう大変かは当事者しか分かりません。昔は ”夫婦は一心同体” なんて言いましたけど、心も体も別物ですよ、やっぱり。
だから、あべっち様、辛さや悩みはこの掲示板などでぶちまけっちゃって、奥様には「なんとかなる」という気持ちで接してください。自分のせいであべっち様がいらいらしていると思うと奥様余計悲しくなっちゃいますから。
やっと涼しくなってきましたね。次回の投与後は幾分楽になりますように。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/09/15
佐藤様 古屋様 あい様 温かいコメントありがたく拝読いたしました。
FEC7日目。
だいぶ元気を取り戻して来たようです。ここ数日は味がよくわからないとこぼしていました。
今日は(いつもは年に一回も食べないのに)突然すき焼きが食べたいとか言い出すので、一緒に町のスーパーまで調達に。(自給自足暮らし模索中。牛肉なんてうち常備してません。)更にかんぴょう巻きが食べたいとのことでそれも購入。
帰りにマックでアイスコーヒーを買うと、「やっとのどを通った」と。
今までお茶とかを飲んでいるようで、あまりのどを入っていかなかったようです。
佐藤様
ありがとうございました。
>めん類や果物などが好まれているように思います。
まさに、最初の二日間は冷や麦少しと梨ひと口だけでした。。のどごしの感覚が鈍るのかしら・・・
古屋様
ありがとうございました。
> 奥様にとっては、頑張らなくていい、疲れてすぐ横になれることが辛くても楽で居られるのだと。
そうですね。ありがとうございます。今日は本人の希望でFEC後初めて草刈り機を少し使ってました。(家の周りを少しだけですけど)
疲れたら機械を置いてシャワーを浴びてすぐ布団に直行です。それがいいのでしょうね。
あい様
いつもありがとうございます。
主治医の先生はハーセプチンに思い入れがあったのですね。
僕らも8月「希望のちから"LIVING PROOF"」という映画を早速借りてきて見ました。
開発者の医師の物語です。
100パーセントのHER2陽性の患者さんに効くわけではなさそうですが、もしかしたら効くタイプかも知れない、早く投与して欲しい。FECとは同時に投与できません。3ヶ月待たされることになります。それでTCHという方法を調べたのですが・・・・
FEC7日目。
だいぶ元気を取り戻して来たようです。ここ数日は味がよくわからないとこぼしていました。
今日は(いつもは年に一回も食べないのに)突然すき焼きが食べたいとか言い出すので、一緒に町のスーパーまで調達に。(自給自足暮らし模索中。牛肉なんてうち常備してません。)更にかんぴょう巻きが食べたいとのことでそれも購入。
帰りにマックでアイスコーヒーを買うと、「やっとのどを通った」と。
今までお茶とかを飲んでいるようで、あまりのどを入っていかなかったようです。
佐藤様
ありがとうございました。
>めん類や果物などが好まれているように思います。
まさに、最初の二日間は冷や麦少しと梨ひと口だけでした。。のどごしの感覚が鈍るのかしら・・・
古屋様
ありがとうございました。
> 奥様にとっては、頑張らなくていい、疲れてすぐ横になれることが辛くても楽で居られるのだと。
そうですね。ありがとうございます。今日は本人の希望でFEC後初めて草刈り機を少し使ってました。(家の周りを少しだけですけど)
疲れたら機械を置いてシャワーを浴びてすぐ布団に直行です。それがいいのでしょうね。
あい様
いつもありがとうございます。
主治医の先生はハーセプチンに思い入れがあったのですね。
僕らも8月「希望のちから"LIVING PROOF"」という映画を早速借りてきて見ました。
開発者の医師の物語です。
100パーセントのHER2陽性の患者さんに効くわけではなさそうですが、もしかしたら効くタイプかも知れない、早く投与して欲しい。FECとは同時に投与できません。3ヶ月待たされることになります。それでTCHという方法を調べたのですが・・・・
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
としこ(東京都)
2010/09/16
おはようございます。
久しぶりに掲示板をのぞいて、あべっちさんの苦しんでる姿に胸が痛くなりました。それでもすき焼きの為に買いだしに行ったり、一緒にマックでアイスコーヒーを飲めたりというお話にほっと胸をなでおろしています。
心強いコメントがあり大きな支えになっておられることと思います。私自身も患者の立場で読んで頷いております。
私は術前でした。毎日毎日しこりを触っては溜息をついて8カ月という長い期間を過ごしました。術後の抗がん剤の方は何も見えないところで辛い治療が始まるわけですから、気持ちのもっていきようがなくて大変だろうなぁと思う反面、このしこりを抱えてあとどれくらい過ごすのだろうとか、効かなかったらどうなるんだろうという不安もたくさんありました。
最終的には劇的には効きませんでしたが、それなりの縮小効果はあり左の温存もしやすくなったと思います。右は散らばったあちこちの場所で小さくはなったのですが、範囲が広いので全摘は変わりませんでした。それは納得していたことなので受け入れられました。
リンパは郭清したものの左右ともにそこに転移はありませんでした。画像上でも腫れていたリンパは平らになりその点でもきちんと効いてくれたものと思います。
術後に抗がん剤をやったがん友からは「術前の人はずっとがんを抱えての治療だから気持ちがきついと思う」と言われた時にちょっとほっとした気持ちになったことを覚えています。
それまでなんともなかったのに(オペもまだですから)抗がん剤治療を始めた途端に本当に病人に、がん患者になってしまった気がして、怒りをどこにもぶつけられない、悶々とした気持ちになりました。治療を始めたことによって元気じゃなくなるなんて、普通の人にはわかりませんよね。
オペはそれなりにいろいろありますが、疼痛コントロールも今はしっかりしていますし、結構元気です。でも抗がん剤治療は厳しい。それは事実です。
そしてもう目に見えないものを叩くということで余計になんでこんな辛い思いをするんだろう…という思いでいっぱいになってしまいますよね。
それでもこれまでたくさんの患者さんや医療関係者が今の最善の治療を導き出してくれたのです。並の治療ではない世界最高の最善の治療です。それを信じて闘うしかありません。
あべっちさんの奥さまには、優しいあべっちさんがついておられます。寄り添って一緒に買い物に行ってくれる、珈琲を飲んでくれる、それだけでも本当に心は救われます。
できることをやり、食べられるものを食べ、無理をしない。それでよいのです。何よりもそこにあべっちさんがおられるのですから。
二回目からは辛い部分もまた出てくるでしょうし、どういう風になるかの予測がついて楽になる部分もあると思います。本当に人それぞれですが必ずまた奥さまと晩酌を楽しめる夜がやってきます。
乳がんは全身病です。そのために辛いですが治療があります。ハーセプチンも急がずゆっくりいきましょう。大丈夫ですよ。
「希望の力」ご覧になったのですね。私も見てDVDを買いました。たくさんの思いが薬には詰まっています。その恩恵をしっかりと受けて前に進みましょう。
次回投与のあとは少しでも楽にすごせますように。ちょっと肌寒いくらいの涼しさになってしまいましたが、あの猛暑よりは身体は楽だと思います。どうぞこれからも奥さまに寄りそっていてあげてください。以前コメントにもありましたが、うちの主人にも爪の垢を・・・です。
お二人にとって優しい時が流れていくことを心から祈っております。
久しぶりに掲示板をのぞいて、あべっちさんの苦しんでる姿に胸が痛くなりました。それでもすき焼きの為に買いだしに行ったり、一緒にマックでアイスコーヒーを飲めたりというお話にほっと胸をなでおろしています。
心強いコメントがあり大きな支えになっておられることと思います。私自身も患者の立場で読んで頷いております。
私は術前でした。毎日毎日しこりを触っては溜息をついて8カ月という長い期間を過ごしました。術後の抗がん剤の方は何も見えないところで辛い治療が始まるわけですから、気持ちのもっていきようがなくて大変だろうなぁと思う反面、このしこりを抱えてあとどれくらい過ごすのだろうとか、効かなかったらどうなるんだろうという不安もたくさんありました。
最終的には劇的には効きませんでしたが、それなりの縮小効果はあり左の温存もしやすくなったと思います。右は散らばったあちこちの場所で小さくはなったのですが、範囲が広いので全摘は変わりませんでした。それは納得していたことなので受け入れられました。
リンパは郭清したものの左右ともにそこに転移はありませんでした。画像上でも腫れていたリンパは平らになりその点でもきちんと効いてくれたものと思います。
術後に抗がん剤をやったがん友からは「術前の人はずっとがんを抱えての治療だから気持ちがきついと思う」と言われた時にちょっとほっとした気持ちになったことを覚えています。
それまでなんともなかったのに(オペもまだですから)抗がん剤治療を始めた途端に本当に病人に、がん患者になってしまった気がして、怒りをどこにもぶつけられない、悶々とした気持ちになりました。治療を始めたことによって元気じゃなくなるなんて、普通の人にはわかりませんよね。
オペはそれなりにいろいろありますが、疼痛コントロールも今はしっかりしていますし、結構元気です。でも抗がん剤治療は厳しい。それは事実です。
そしてもう目に見えないものを叩くということで余計になんでこんな辛い思いをするんだろう…という思いでいっぱいになってしまいますよね。
それでもこれまでたくさんの患者さんや医療関係者が今の最善の治療を導き出してくれたのです。並の治療ではない世界最高の最善の治療です。それを信じて闘うしかありません。
あべっちさんの奥さまには、優しいあべっちさんがついておられます。寄り添って一緒に買い物に行ってくれる、珈琲を飲んでくれる、それだけでも本当に心は救われます。
できることをやり、食べられるものを食べ、無理をしない。それでよいのです。何よりもそこにあべっちさんがおられるのですから。
二回目からは辛い部分もまた出てくるでしょうし、どういう風になるかの予測がついて楽になる部分もあると思います。本当に人それぞれですが必ずまた奥さまと晩酌を楽しめる夜がやってきます。
乳がんは全身病です。そのために辛いですが治療があります。ハーセプチンも急がずゆっくりいきましょう。大丈夫ですよ。
「希望の力」ご覧になったのですね。私も見てDVDを買いました。たくさんの思いが薬には詰まっています。その恩恵をしっかりと受けて前に進みましょう。
次回投与のあとは少しでも楽にすごせますように。ちょっと肌寒いくらいの涼しさになってしまいましたが、あの猛暑よりは身体は楽だと思います。どうぞこれからも奥さまに寄りそっていてあげてください。以前コメントにもありましたが、うちの主人にも爪の垢を・・・です。
お二人にとって優しい時が流れていくことを心から祈っております。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
そら (神奈川県)
2010/09/16
あべっち 様
こんにちは。
奥様の抗がん剤治療が始まり、どうなさっているかな?と
気にかかっていました。
やっぱり、強烈ですよね、副作用。
飲めない、食べられない、目が回って起きていられない、ドローンと布団に転がっているだけで、吐き気が襲って来てはしばらく吐き気と闘い、落ち着くとまた泥のように横になる。繰り返し。
私の場合は5日目にやっと食欲がもどり何とか幽霊のように歩けるようになりました。6日目から出勤し最初はふらふらしていましたが、仕事の後、実家の母の面倒を見に行くことができました。母の前では具合悪そうにできないので気合が入って大丈夫でした。そこからは、それまでの5日間がうそのように元気に過ごしていました。
ただ、白血球の下がり方がひどく、2週間目の検査で病院に行った日はマスクを忘れて行ってしまい、その夜37.8度の熱がでました。一晩で熱が下がり翌日も普通に出勤しました。
ちょうど2週間目から脱毛の兆候が現れ17日目には髪の残量は十分でしたが、抜け落ちる毛が気になり、出勤時カツラ着用に切り替えました。
3週間になった今、残り10%位と言った感じです。
昨日EC2回目の投与を受けてきました。
平岩正樹先生の書かれた「抗がん剤知らずに無くなる年間30万人」という著書の中で「目を覚ましている必要はない」という項を読み、単純に「眠っちゃえばよいのか。。」と思い、吐き気の来る前に時間は早かったけれど眠ってしまいました。夜遅く目が覚め(前回吐き気のすごかった時間)気分が悪くなってきたので頓服を飲んで再び床につきました。
{この件については、私が勝手にそう思ったので、医学的に間違った解釈をしていかも知れませんので、間違っていた場合は医療関係者の方のご教示を頂けたらと思います。}
結果、今朝まで一度も吐き気が来ることなく、朝食も軽く食べて今もPCを扱っていられる状態です。
この調子ならあきらめていた4日目の18日土曜の娘の体育祭も見に行けるかもしれません。
Dr.が経過を聞いて薬の量を調整されたのかも知れませんが、昨日の外来の時はDr.や看護師さんや薬剤師さんに前回起こったことを話して、対処法を教わってきました。
「これでECの半分は終わった~♪あと2回」と思って過ごしています。
今回は少し上手に乗り越えて行ける気がします。
あべっちさんの奥様も今頃はずいぶんと回復されているのでは
ないでしょうか?
古谷さんが書かれていたように
<奥様にとっては、頑張らなくていい、疲れてすぐ横になれる ことが辛くても楽で居られるのだと。>
夫は体の症状については全然尋ねたりしませんが、家事を全面的にバックアップしてくれて、「寝てていいよ」と言ってくれます。私にとってはこれが一番ありがたいです。
旦那様が一緒に寄り添っていてくれる。一番心強い事です。
奥様の決意は早くブレていなかったようなので、きっと副作用の辛さはあっても、迷いはないのでは。。。と思います。
今のおくさまに一番必要な応援は「体の求めるままに過ごさせてあげる」ことだと思います。
愛情深く見守るご主人は奥様に代わってあげる事も出来ずそばで見ているのも辛いとは思いますが、頑張って下さい。
こんにちは。
奥様の抗がん剤治療が始まり、どうなさっているかな?と
気にかかっていました。
やっぱり、強烈ですよね、副作用。
飲めない、食べられない、目が回って起きていられない、ドローンと布団に転がっているだけで、吐き気が襲って来てはしばらく吐き気と闘い、落ち着くとまた泥のように横になる。繰り返し。
私の場合は5日目にやっと食欲がもどり何とか幽霊のように歩けるようになりました。6日目から出勤し最初はふらふらしていましたが、仕事の後、実家の母の面倒を見に行くことができました。母の前では具合悪そうにできないので気合が入って大丈夫でした。そこからは、それまでの5日間がうそのように元気に過ごしていました。
ただ、白血球の下がり方がひどく、2週間目の検査で病院に行った日はマスクを忘れて行ってしまい、その夜37.8度の熱がでました。一晩で熱が下がり翌日も普通に出勤しました。
ちょうど2週間目から脱毛の兆候が現れ17日目には髪の残量は十分でしたが、抜け落ちる毛が気になり、出勤時カツラ着用に切り替えました。
3週間になった今、残り10%位と言った感じです。
昨日EC2回目の投与を受けてきました。
平岩正樹先生の書かれた「抗がん剤知らずに無くなる年間30万人」という著書の中で「目を覚ましている必要はない」という項を読み、単純に「眠っちゃえばよいのか。。」と思い、吐き気の来る前に時間は早かったけれど眠ってしまいました。夜遅く目が覚め(前回吐き気のすごかった時間)気分が悪くなってきたので頓服を飲んで再び床につきました。
{この件については、私が勝手にそう思ったので、医学的に間違った解釈をしていかも知れませんので、間違っていた場合は医療関係者の方のご教示を頂けたらと思います。}
結果、今朝まで一度も吐き気が来ることなく、朝食も軽く食べて今もPCを扱っていられる状態です。
この調子ならあきらめていた4日目の18日土曜の娘の体育祭も見に行けるかもしれません。
Dr.が経過を聞いて薬の量を調整されたのかも知れませんが、昨日の外来の時はDr.や看護師さんや薬剤師さんに前回起こったことを話して、対処法を教わってきました。
「これでECの半分は終わった~♪あと2回」と思って過ごしています。
今回は少し上手に乗り越えて行ける気がします。
あべっちさんの奥様も今頃はずいぶんと回復されているのでは
ないでしょうか?
古谷さんが書かれていたように
<奥様にとっては、頑張らなくていい、疲れてすぐ横になれる ことが辛くても楽で居られるのだと。>
夫は体の症状については全然尋ねたりしませんが、家事を全面的にバックアップしてくれて、「寝てていいよ」と言ってくれます。私にとってはこれが一番ありがたいです。
旦那様が一緒に寄り添っていてくれる。一番心強い事です。
奥様の決意は早くブレていなかったようなので、きっと副作用の辛さはあっても、迷いはないのでは。。。と思います。
今のおくさまに一番必要な応援は「体の求めるままに過ごさせてあげる」ことだと思います。
愛情深く見守るご主人は奥様に代わってあげる事も出来ずそばで見ているのも辛いとは思いますが、頑張って下さい。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/09/17
としこ様、そら様、何度もコメントありがとうございます。
FEC後一週間。採血に昨日妻一人で行きました。
白血球は4400から2700へと減少。
昨日までごく少しのご飯しか食べられず、水もあまり飲めていなかったようで、体重がこの一週間で5kg減少。
担当医が「ちょっと副作用がきついですね。体力が落ちてしまいます。きつかったらFECはここでやめて、タキソール+ハーセプチンにいってもいいですよ」とおっしゃったそうです。(電子カルテによると副作用Grade2-3)
それを聞いて僕はまた悩んでしまいます。
何も今日結論出さなくていいので、これから二週間妻の調子を見ながら考えますけど。
逃げ道を用意してくれてうれしい気持ちと、なんで簡単にそういうこと言うかなぁと思う気持ちと。
やめたいのはやまやまだけど、本当にそれでいいのか?ってことです。
いくらなんでも一回で。
しかもFEC75です。(妻は163cmと割と大柄で、体表面積は1.6平方m、大きな病気も今までありません)
元々FECなんてできればやりたくなかったわけですから、一回でやめていいなんて言われてしまうと、「もう、やめちゃえ」なんて言いそうにもなります。
しかし・・・それでは効かない可能性が・・・
妻はそれでも「もう一回はやります」とけなげに答えて来たそうなんですが。
最初に「一緒に頑張りましょう」という言葉もなかった担当医。でもこういう時こそ、「もう少し一緒に頑張りましょう」とか「量を少し減らしてみましょう」とか「こうこうこういう理由で4回やることが効果的とされているんですよ」とか色々言いようがあると思うのですけどね。
としこ様
お久しぶりです。
術前の治療の選択肢は、腫瘍の大きさが10mmということから妻にはなかったようですが、それはそれで悩まれることなんですね。8ヶ月というのはほんとに長かったですね。
>治療を始めたことによって元気じゃなくなるなんて、普通の人にはわかりませんよね。
まったくまったく。一緒にいる僕にもわかりませんもの。
そら様
第二回目受けられたんですね。なるほど、眠っちゃえばよいのですね!
妻が辛そうな時は、そらさんの先日のコメントを思い出して、もう少しもう少しと耐えてきました。おかげさまでだいぶ食べられるようになってきました。
娘さんの体育祭が無事見られますようお祈りしております。
FEC後一週間。採血に昨日妻一人で行きました。
白血球は4400から2700へと減少。
昨日までごく少しのご飯しか食べられず、水もあまり飲めていなかったようで、体重がこの一週間で5kg減少。
担当医が「ちょっと副作用がきついですね。体力が落ちてしまいます。きつかったらFECはここでやめて、タキソール+ハーセプチンにいってもいいですよ」とおっしゃったそうです。(電子カルテによると副作用Grade2-3)
それを聞いて僕はまた悩んでしまいます。
何も今日結論出さなくていいので、これから二週間妻の調子を見ながら考えますけど。
逃げ道を用意してくれてうれしい気持ちと、なんで簡単にそういうこと言うかなぁと思う気持ちと。
やめたいのはやまやまだけど、本当にそれでいいのか?ってことです。
いくらなんでも一回で。
しかもFEC75です。(妻は163cmと割と大柄で、体表面積は1.6平方m、大きな病気も今までありません)
元々FECなんてできればやりたくなかったわけですから、一回でやめていいなんて言われてしまうと、「もう、やめちゃえ」なんて言いそうにもなります。
しかし・・・それでは効かない可能性が・・・
妻はそれでも「もう一回はやります」とけなげに答えて来たそうなんですが。
最初に「一緒に頑張りましょう」という言葉もなかった担当医。でもこういう時こそ、「もう少し一緒に頑張りましょう」とか「量を少し減らしてみましょう」とか「こうこうこういう理由で4回やることが効果的とされているんですよ」とか色々言いようがあると思うのですけどね。
としこ様
お久しぶりです。
術前の治療の選択肢は、腫瘍の大きさが10mmということから妻にはなかったようですが、それはそれで悩まれることなんですね。8ヶ月というのはほんとに長かったですね。
>治療を始めたことによって元気じゃなくなるなんて、普通の人にはわかりませんよね。
まったくまったく。一緒にいる僕にもわかりませんもの。
そら様
第二回目受けられたんですね。なるほど、眠っちゃえばよいのですね!
妻が辛そうな時は、そらさんの先日のコメントを思い出して、もう少しもう少しと耐えてきました。おかげさまでだいぶ食べられるようになってきました。
娘さんの体育祭が無事見られますようお祈りしております。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
佐藤由美子(愛知県)
2010/09/17
あべっち様
-5kgですか。それは少し心配ですね。
>以後少しづつは食べたり動いたりはできるようになりました。
このお言葉を軽視しすぎていたかな、と反省しています。
化学療法には副作用がつきもの。
それを、健康を害しない、日常生活に支障のないレベルでコントロールする。
これが現在一般的に行われている、化学療法中の過ごし方ですが、
「健康を害しない」「日常生活に支障がない」というのが、
実際のところ幅がありすぎて判断しづらいという問題があります。
そこで、私たち医療従事者は、
副作用のGradeという物差しを使っています。
Grade0が副作用のない状態、
Grade4が副作用によって命が脅かされている状態です。
一般的に、Grade2~3になったら、
そのままの治療を続けるのではなく、
減量するとか、副作用を和らげるための治療を重点的に行うとか、
化学療法の種類を変えるなど、
なんらかの対応をしなければならない、とされています。
「食欲不振」でいいますと、
Grade2は、
顕著な体重減少や栄養失調を伴わない摂食量の変化; 経口栄養剤による補充を要する
Grade3は、
顕著な体重減少または栄養失調を伴う(例: カロリーや水分の経口摂取が不十分); 静脈内輸液/経管栄養/TPN を要する
という状態です。
いつものように食べられないとはいっても、
体重がそんなに減らない程度で維持できればよいのですが、
このまま体重が減少してしまう状況が続きそうならば、
やはり治療の変更を考慮する必要があります。
もう一回トライされるのであれば、
食事にもっと様々な工夫をされてはいかがでしょうか。
たとえば、朝・昼・夕に限らず、食べられそうなときに食べたいものを何食かに分けて食べる。
普段は食べないような、アイスクリームやカップラーメン等が食べやすい方もいると聞いたことがありますので、
そのような手軽にカロリーを補う間食をする。
カロリー○イトのような、栄養補助食品を利用する。
そのような工夫で栄養を補っていければ、続けることも可能かもしれません。
いずれにしても、「無理なく」行えることが大切です。
(主治医の先生が「頑張りましょう」と言えないのは、このためかもしれませんね。)
勇気を持って決断されて、
初めての経験で辛い思いをなさったところで、
さらに新たな決断を求められる。
ほんとうに過酷な状況ですね。
心からあべっち様ご夫妻を応援しています。
-5kgですか。それは少し心配ですね。
>以後少しづつは食べたり動いたりはできるようになりました。
このお言葉を軽視しすぎていたかな、と反省しています。
化学療法には副作用がつきもの。
それを、健康を害しない、日常生活に支障のないレベルでコントロールする。
これが現在一般的に行われている、化学療法中の過ごし方ですが、
「健康を害しない」「日常生活に支障がない」というのが、
実際のところ幅がありすぎて判断しづらいという問題があります。
そこで、私たち医療従事者は、
副作用のGradeという物差しを使っています。
Grade0が副作用のない状態、
Grade4が副作用によって命が脅かされている状態です。
一般的に、Grade2~3になったら、
そのままの治療を続けるのではなく、
減量するとか、副作用を和らげるための治療を重点的に行うとか、
化学療法の種類を変えるなど、
なんらかの対応をしなければならない、とされています。
「食欲不振」でいいますと、
Grade2は、
顕著な体重減少や栄養失調を伴わない摂食量の変化; 経口栄養剤による補充を要する
Grade3は、
顕著な体重減少または栄養失調を伴う(例: カロリーや水分の経口摂取が不十分); 静脈内輸液/経管栄養/TPN を要する
という状態です。
いつものように食べられないとはいっても、
体重がそんなに減らない程度で維持できればよいのですが、
このまま体重が減少してしまう状況が続きそうならば、
やはり治療の変更を考慮する必要があります。
もう一回トライされるのであれば、
食事にもっと様々な工夫をされてはいかがでしょうか。
たとえば、朝・昼・夕に限らず、食べられそうなときに食べたいものを何食かに分けて食べる。
普段は食べないような、アイスクリームやカップラーメン等が食べやすい方もいると聞いたことがありますので、
そのような手軽にカロリーを補う間食をする。
カロリー○イトのような、栄養補助食品を利用する。
そのような工夫で栄養を補っていければ、続けることも可能かもしれません。
いずれにしても、「無理なく」行えることが大切です。
(主治医の先生が「頑張りましょう」と言えないのは、このためかもしれませんね。)
勇気を持って決断されて、
初めての経験で辛い思いをなさったところで、
さらに新たな決断を求められる。
ほんとうに過酷な状況ですね。
心からあべっち様ご夫妻を応援しています。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/09/17
佐藤様
丁寧で温かいコメント、心より感謝いたします。
Gradeのご説明など、大変よくわかりました。ありがとうございました。
Grade2-3とは何らかの栄養補充を要する状態ということなんですね。担当医の先生も口先だけで中止を口にされたわけでもないんですね。
妻に聞きますと、昨日担当医から「点滴していく?」って言われたそうです。
帰りが遅くなるからって断ったそうですが。(汗)
今日はおかげさまで、だいぶ食べられました。3食完食ではないにしろ、ちょこちょことプリンやがりがり君、パンなども食べてました。
夕方は、猿に襲われ始めた落花生のネットがけなどを一緒にやり、それは小一時間で疲れてしまってあがってましたが、お風呂の前にお腹が空いたと梅干しでご飯を一口、お風呂のあとには鶏団子なべでまたご飯を食べてくれました。
元々非常に体力のある妻、一週間前とは比べようもなく別人のような偉い弱りようですが、一方で底力の片鱗も僕は感じ始めています。「ご飯が食べられれば大丈夫。」
機械に頼らず汗かいてお腹いっぱい健康なお米を食べたい、食べさせたいと百姓になった自分ですから、妻がご飯を食べてくれることは何よりうれしいことです。
冷蔵庫に体重表を張って、これからしばらくは体重増大作戦開始です。
まずは二回目のFECを目指すつもりです。
>心からあべっち様ご夫妻を応援しています。
ありがとうございます。お心ずっと忘れません。
丁寧で温かいコメント、心より感謝いたします。
Gradeのご説明など、大変よくわかりました。ありがとうございました。
Grade2-3とは何らかの栄養補充を要する状態ということなんですね。担当医の先生も口先だけで中止を口にされたわけでもないんですね。
妻に聞きますと、昨日担当医から「点滴していく?」って言われたそうです。
帰りが遅くなるからって断ったそうですが。(汗)
今日はおかげさまで、だいぶ食べられました。3食完食ではないにしろ、ちょこちょことプリンやがりがり君、パンなども食べてました。
夕方は、猿に襲われ始めた落花生のネットがけなどを一緒にやり、それは小一時間で疲れてしまってあがってましたが、お風呂の前にお腹が空いたと梅干しでご飯を一口、お風呂のあとには鶏団子なべでまたご飯を食べてくれました。
元々非常に体力のある妻、一週間前とは比べようもなく別人のような偉い弱りようですが、一方で底力の片鱗も僕は感じ始めています。「ご飯が食べられれば大丈夫。」
機械に頼らず汗かいてお腹いっぱい健康なお米を食べたい、食べさせたいと百姓になった自分ですから、妻がご飯を食べてくれることは何よりうれしいことです。
冷蔵庫に体重表を張って、これからしばらくは体重増大作戦開始です。
まずは二回目のFECを目指すつもりです。
>心からあべっち様ご夫妻を応援しています。
ありがとうございます。お心ずっと忘れません。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/10/11
お久しぶりでございます。そら様へのコメントが続いている中、割り込んですみません。
あれから妻は頑張って体重を戻し、9/30FEC2回目投与にこぎつけました。
一回目の投与の際は完全回復に10日間くらいかかり、体重も4~5㎏減少、グレード2~3の副作用とのことで、今回は栄養ゼリーを用意したり、眠剤をもらったり、吐き気止めを多めに頂いたりと準備してのぞみました。
一回目よりは幾分楽なようだと本人も僕も思ってましたが、やはり水分がなかなか飲み込めなくて便秘が5日間ほど続いたこと、体重の減少、妻の希望もあり、先日一週間後の診察で、ここで中止ということとなってしまいました。
白血球数はFEC前は4400程度、一回目投与後一週間後2700、2回目投与時6300、投与後一週間後3300とそれほど悪くない数字だと言われました。
味覚がよくわからなくて、あまり食べられない上に美味しくない、口に苦みが残って夜中に不快で目が覚める、等もあり、亜鉛のサプリを飲み始めたところでした。(薬剤部と相談の上)
僕は「2回でやめていいとは思わない、妻はとても我慢強い人だけれど、もうやりたくないとこぼしている。僕にはどうしたらいいのか判断がつきません。」と担当医へ。
妻「私にも決められない、先生からやめていいとはっきり言って下さい」
すると担当医S医師「二度頑張ったんですから、次のTHへ行っていいですよ。あくまでも安全に入れるというのが大事なことですから。これ以上やると免疫面など?のマイナスの方が大きくなってしまう可能性が・・・」のようなことをおっしゃってました。
妻はほっとして思わず涙ぐんでました。
う~んやっぱり辛かったんだろうなぁ。端でみていても本当の辛さはわかってあげられないもの。ちょっとその瞬間はほっとしました。
二週間後からはTH(タキソール+ハーセプチン)に行くと決定。
初回投与の際は、インフュージョンショックとかいう、初回に起こりがちな発熱等のアレルギー症状?に備えるため一泊二日入院だとか。もう21日の予約も入れてしまいました。
タキソールも改良型のアブラキサンというのが最近出て、ステロイド剤の投与が不要、投与時間の短縮、毎週でなく3週にいっぺんの投与でいいとか(でもこれは保険適用上のことで、本来は毎週投与がのぞましいとか?)、こりゃいいことずくめだ、お祝いだなんて帰宅してしまったのです。
しかし、しかし・・・・やはり僕の悪いくせがまた頭をもたげてきてしまっているのです。
もう妻は脱毛してひなのようになっています。帽子やウィッグがなければ来客にも対応できません。時々脱毛の経過を妻の希望で写真に残しています。櫛をいれるたび、お風呂に入るたびに、涙ぐんでいました。
床に落ちた髪を丁寧に手で拾って集めています。お針さしを作るんだとか。はげ上がった妻の頭を見ると痛々しくて、胸がふさがれてもう早く辛い治療からは楽にしてあげたいとも思います。禿げちゃったね~大丈夫だよとハグしてやるしかありませんが。
しかし・・・・本当にそれでいいんだろうか・・・?と僕は少し思ってしまっているのです。
4クールやるのが再発への道をたどらないための標準治療のエビデンスなんでしょう?で、あるならば、2クールでやめたらいけないのではありませんか?それもEBMなのですか?このあときちんとTHを完遂したとして、再発率の減少は当初の10%からどのくらい見込めますか?
白血球も3000以上あるし、僕にはわからない辛さはいろいろあると思うけど、「はい、いいよ。次いっていいよ」でいいんだろうか・・・?
僕のそういう雰囲気を察して、妻は最近「やっぱり私3回目FECやろうかな。だってみんな途中でやめないで頑張ってるんでしょ」などとけなげに言い始めました。それを聞くとまた
悩んでしまいます。
色々なことが、すんなり納得できていません。どこが患者を傷つけない最善の治療なのかまだよくわからないでいます。こんなきつい治療に納得がいかなくて他の方法を色々調べて、結局どれもだめで、いざやったら今度は副作用が強いとストップがかかり、今度はそれが納得がいかなくてもやもやしているのです。
副作用が強いのは投与量が妻にとって多いからというのもあるのではありませんか?さじ加減というのがどれくらい許されているのでしょう。
たとえばもう一度だけFEC50くらいでやってみるとかなんてのはどうでしょうか。(本人次第ですが、今週聞いてみようかとも思い始めました。)2クールでやめちゃうよりいいように思うのですけど。それとも医師がそう判断されたのなら、もうその通りTHへ行った方がいいのでしょうか?
よろしかったらどなたかご意見下さるとありがたいです。
それにしても・・・・初回投与のアブラキサンとハーセプチンの値段・・・・・合計約12万円!(3割負担)僕らにはかなりきついです。
あれから妻は頑張って体重を戻し、9/30FEC2回目投与にこぎつけました。
一回目の投与の際は完全回復に10日間くらいかかり、体重も4~5㎏減少、グレード2~3の副作用とのことで、今回は栄養ゼリーを用意したり、眠剤をもらったり、吐き気止めを多めに頂いたりと準備してのぞみました。
一回目よりは幾分楽なようだと本人も僕も思ってましたが、やはり水分がなかなか飲み込めなくて便秘が5日間ほど続いたこと、体重の減少、妻の希望もあり、先日一週間後の診察で、ここで中止ということとなってしまいました。
白血球数はFEC前は4400程度、一回目投与後一週間後2700、2回目投与時6300、投与後一週間後3300とそれほど悪くない数字だと言われました。
味覚がよくわからなくて、あまり食べられない上に美味しくない、口に苦みが残って夜中に不快で目が覚める、等もあり、亜鉛のサプリを飲み始めたところでした。(薬剤部と相談の上)
僕は「2回でやめていいとは思わない、妻はとても我慢強い人だけれど、もうやりたくないとこぼしている。僕にはどうしたらいいのか判断がつきません。」と担当医へ。
妻「私にも決められない、先生からやめていいとはっきり言って下さい」
すると担当医S医師「二度頑張ったんですから、次のTHへ行っていいですよ。あくまでも安全に入れるというのが大事なことですから。これ以上やると免疫面など?のマイナスの方が大きくなってしまう可能性が・・・」のようなことをおっしゃってました。
妻はほっとして思わず涙ぐんでました。
う~んやっぱり辛かったんだろうなぁ。端でみていても本当の辛さはわかってあげられないもの。ちょっとその瞬間はほっとしました。
二週間後からはTH(タキソール+ハーセプチン)に行くと決定。
初回投与の際は、インフュージョンショックとかいう、初回に起こりがちな発熱等のアレルギー症状?に備えるため一泊二日入院だとか。もう21日の予約も入れてしまいました。
タキソールも改良型のアブラキサンというのが最近出て、ステロイド剤の投与が不要、投与時間の短縮、毎週でなく3週にいっぺんの投与でいいとか(でもこれは保険適用上のことで、本来は毎週投与がのぞましいとか?)、こりゃいいことずくめだ、お祝いだなんて帰宅してしまったのです。
しかし、しかし・・・・やはり僕の悪いくせがまた頭をもたげてきてしまっているのです。
もう妻は脱毛してひなのようになっています。帽子やウィッグがなければ来客にも対応できません。時々脱毛の経過を妻の希望で写真に残しています。櫛をいれるたび、お風呂に入るたびに、涙ぐんでいました。
床に落ちた髪を丁寧に手で拾って集めています。お針さしを作るんだとか。はげ上がった妻の頭を見ると痛々しくて、胸がふさがれてもう早く辛い治療からは楽にしてあげたいとも思います。禿げちゃったね~大丈夫だよとハグしてやるしかありませんが。
しかし・・・・本当にそれでいいんだろうか・・・?と僕は少し思ってしまっているのです。
4クールやるのが再発への道をたどらないための標準治療のエビデンスなんでしょう?で、あるならば、2クールでやめたらいけないのではありませんか?それもEBMなのですか?このあときちんとTHを完遂したとして、再発率の減少は当初の10%からどのくらい見込めますか?
白血球も3000以上あるし、僕にはわからない辛さはいろいろあると思うけど、「はい、いいよ。次いっていいよ」でいいんだろうか・・・?
僕のそういう雰囲気を察して、妻は最近「やっぱり私3回目FECやろうかな。だってみんな途中でやめないで頑張ってるんでしょ」などとけなげに言い始めました。それを聞くとまた
悩んでしまいます。
色々なことが、すんなり納得できていません。どこが患者を傷つけない最善の治療なのかまだよくわからないでいます。こんなきつい治療に納得がいかなくて他の方法を色々調べて、結局どれもだめで、いざやったら今度は副作用が強いとストップがかかり、今度はそれが納得がいかなくてもやもやしているのです。
副作用が強いのは投与量が妻にとって多いからというのもあるのではありませんか?さじ加減というのがどれくらい許されているのでしょう。
たとえばもう一度だけFEC50くらいでやってみるとかなんてのはどうでしょうか。(本人次第ですが、今週聞いてみようかとも思い始めました。)2クールでやめちゃうよりいいように思うのですけど。それとも医師がそう判断されたのなら、もうその通りTHへ行った方がいいのでしょうか?
よろしかったらどなたかご意見下さるとありがたいです。
それにしても・・・・初回投与のアブラキサンとハーセプチンの値段・・・・・合計約12万円!(3割負担)僕らにはかなりきついです。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
としこ(東京都)
2010/10/15
あべっち様
その後どうなさったかとても気になっておりました。奥さまは二回目のFECも頑張られたのですね。本当にお疲れ様でした。
苦しい副作用に耐え、頑張ったところでの中止決定。そしてそれに悩んでしまう心の揺れ。手にとるようにわかります。
確かに悩んだ末に強い抗がん剤治療を受け耐えて頑張って、無理ならあっさり中止してしまうなら始めから受けなくてもよかったのではないか。頑張って最後までやらないと意味がないのではないか。頭の中堂々巡りがはじまりますよね。
抗がん剤治療をやってみて、副作用が強くて中止したという話は聞いたことがあります。
私には、途中で中止した場合に生存率や再発率などはまったくわかりません。でも患者として思うことは、そんな数字などは何のあてにもならないじゃないかということです。
もちろんこの治療をすれば○%再発を抑えられる、とか生存率があがるとかいうことがあるから標準治療として選択されていることは理解できますが、受ける立場からしたら「治療としてあるからそれをやる」という思いだけです。私の場合は、かもしれませんが。
だから大事なことは、自分で決めて頑張って治療を受けた。それは決められた回数の途中までだったかもしれないけれど、自分ができる最大限のことを今はできた。頑張れた!という自信なのだと思います。
奥さまはHer2強陽性ということですからハーセプチンにうつるのが少し早くなったとしてもそれはとても効果があると思われるのでは?
アブラキサンはタキソで酔っ払い状態になった者としては嬉しい承認です。ショックも少ないから余計な薬もいらないし。何より投与時間がとても短くなったと聞いています。
それにしてもハーセプチンと二つで12万は高いですね!ウィークリーのパクリでの値段を考えると3週に一度のアブラキサンだと結構かかるのかな。ハーセプチンも安くなったとはいえまだまだかかりますよね。本当に気力体力財力を感じます。
きちんとお医者様からコメントがあると嬉しいですね。私は単なる患者の立場として思うことですのでそのつもりで読み流してくださいね。
何のアドバイスにもなりませんが、まずは奥さまとあべっちさんが気もちを前にもっていってこの先に進めることを心から祈っています。
その後どうなさったかとても気になっておりました。奥さまは二回目のFECも頑張られたのですね。本当にお疲れ様でした。
苦しい副作用に耐え、頑張ったところでの中止決定。そしてそれに悩んでしまう心の揺れ。手にとるようにわかります。
確かに悩んだ末に強い抗がん剤治療を受け耐えて頑張って、無理ならあっさり中止してしまうなら始めから受けなくてもよかったのではないか。頑張って最後までやらないと意味がないのではないか。頭の中堂々巡りがはじまりますよね。
抗がん剤治療をやってみて、副作用が強くて中止したという話は聞いたことがあります。
私には、途中で中止した場合に生存率や再発率などはまったくわかりません。でも患者として思うことは、そんな数字などは何のあてにもならないじゃないかということです。
もちろんこの治療をすれば○%再発を抑えられる、とか生存率があがるとかいうことがあるから標準治療として選択されていることは理解できますが、受ける立場からしたら「治療としてあるからそれをやる」という思いだけです。私の場合は、かもしれませんが。
だから大事なことは、自分で決めて頑張って治療を受けた。それは決められた回数の途中までだったかもしれないけれど、自分ができる最大限のことを今はできた。頑張れた!という自信なのだと思います。
奥さまはHer2強陽性ということですからハーセプチンにうつるのが少し早くなったとしてもそれはとても効果があると思われるのでは?
アブラキサンはタキソで酔っ払い状態になった者としては嬉しい承認です。ショックも少ないから余計な薬もいらないし。何より投与時間がとても短くなったと聞いています。
それにしてもハーセプチンと二つで12万は高いですね!ウィークリーのパクリでの値段を考えると3週に一度のアブラキサンだと結構かかるのかな。ハーセプチンも安くなったとはいえまだまだかかりますよね。本当に気力体力財力を感じます。
きちんとお医者様からコメントがあると嬉しいですね。私は単なる患者の立場として思うことですのでそのつもりで読み流してくださいね。
何のアドバイスにもなりませんが、まずは奥さまとあべっちさんが気もちを前にもっていってこの先に進めることを心から祈っています。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/10/16
とし子様
いつも私どもをお気遣い下さり、あたたかいコメントありがとうございます。何度も妻は読んでおりました。
一昨日担当医と面談。
副作用が強いので、21日のTH開始はまずアブラキサン抜きのハーセプチンだけにした方がいいとの提案でした。(アブラキサンは3週後からハーセプチンと一緒に)
2回でFECをやめてしまうことで、はっきりとエビデンスの数字などは言えなくなるが、普通は数日で食欲不振や倦怠感は収まるものだそうで、妻の場合はそれが10日くらい続くわけで変更がよいと思うとのこと。
抗ガン剤を6週間あけることへの不安もお尋ねしてみましたが、そこは心配しなくてもよい、(アブラキサンは一応新薬なので)同時投与でもし何か予期せぬ副作用が出た場合、それがどちらの薬剤によるものか判断が難しい、またハーセプチンのみで一回経験してもらうことで、身体と心に一種の安心を与えられるとのことでした。(これはよくわかりました。)
またFECのさじ加減については、効かなくなる恐れがあるためせいぜいFEC60が限界、しかし妻の場合は副作用が(白血球の減少などではなく)食欲不振と倦怠感が主なため、(FEC60に下げても)恐らくあまり軽減しないのではないかとのお答えでした。
数日考えさせて頂くことにして帰宅しました。
個人的には、本当の妻の辛さはわからないけれども、できればもう一回くらいFEC挑戦して欲しいと思ってもいます。もちろん本人が悲痛な覚悟でなく決心できて、しかもきちんと体重を維持すると覚悟ができたらです。
アブラキサンも抗ガン剤なんだし、もうそんなに気持ちが悪い、味がわからない、食事がおいしくない、のどが痛いなどが続くならもうやめさせてあげたいとも思います。
(色々な意味で僕は不満を持ってはいますが)担当医が判断したのだし。
あれほど拒否していた自分が、この後に及んでFECをもう一回ぐらいなどと思っているのは、一つにはどこかでアンスラサイクリン系はHER2陽性サブタイプ群に特に効果有りという報告を以前読んだこと(実際にはtopoⅡとかいう近傍の遺伝子だったかも?)と、皮肉にも何より(これが一番僕ら嫌がっていたと言う感じなんですが)脱毛したからなのです。
ある程度妻の脱毛頭にも慣れてきました。(苦笑)
草刈りなどしながら、僕なりにあーだこーだと考えるのですが、脱毛したってことは、少なくとも妻の毛根細胞にはあのFECがはっきりと効いたんだ。微小転移も何も見えない、そもそもあるかもわからないわけですが、確かに妻の髪の毛は悲惨なぐらい抜けた、これははっきりと見えた。
もし、微小転移がからだのどこかにあったとして、それはきっと毛根細胞と同じように(いやそれ以上に)叩かれているはずだと思えました。(そうでなかったら怒りますが)だからこそ、できればここは頑張って続けて欲しい、なんて思ってしまうわけです。苦しさがわからないからそんな勝手なこと思うわけでしょうけれども。
妻は患者の会の先輩に電話したり、娘に聞いたりしています。それをそれとなく聞いているとやっぱりやった方がいいと思いつつも、やりたくない方向のようです。(苦笑)
今回は妻の決定を尊重することに決めましたので、おそらく来週はハーセプチンへ行くことになりそうな気配です。としこ様がおっしゃるようにハーセプチンを早く入れたいという希望が、図らずも叶ったとも言えます。。。
妻はあれだけ嫌がっていた治療をやるだけやったし、僕は自分なりに限られた時間の中で考えた、それを信じて先に進むしかありません。
そら様へも是非お知恵をコメントして下さるようにお願い致します。
https://www.teamoncology.com/bbs/thread_dtl.php4?coid=1&cid=10&rid=2578&pg=&tid=2566
いつも私どもをお気遣い下さり、あたたかいコメントありがとうございます。何度も妻は読んでおりました。
一昨日担当医と面談。
副作用が強いので、21日のTH開始はまずアブラキサン抜きのハーセプチンだけにした方がいいとの提案でした。(アブラキサンは3週後からハーセプチンと一緒に)
2回でFECをやめてしまうことで、はっきりとエビデンスの数字などは言えなくなるが、普通は数日で食欲不振や倦怠感は収まるものだそうで、妻の場合はそれが10日くらい続くわけで変更がよいと思うとのこと。
抗ガン剤を6週間あけることへの不安もお尋ねしてみましたが、そこは心配しなくてもよい、(アブラキサンは一応新薬なので)同時投与でもし何か予期せぬ副作用が出た場合、それがどちらの薬剤によるものか判断が難しい、またハーセプチンのみで一回経験してもらうことで、身体と心に一種の安心を与えられるとのことでした。(これはよくわかりました。)
またFECのさじ加減については、効かなくなる恐れがあるためせいぜいFEC60が限界、しかし妻の場合は副作用が(白血球の減少などではなく)食欲不振と倦怠感が主なため、(FEC60に下げても)恐らくあまり軽減しないのではないかとのお答えでした。
数日考えさせて頂くことにして帰宅しました。
個人的には、本当の妻の辛さはわからないけれども、できればもう一回くらいFEC挑戦して欲しいと思ってもいます。もちろん本人が悲痛な覚悟でなく決心できて、しかもきちんと体重を維持すると覚悟ができたらです。
アブラキサンも抗ガン剤なんだし、もうそんなに気持ちが悪い、味がわからない、食事がおいしくない、のどが痛いなどが続くならもうやめさせてあげたいとも思います。
(色々な意味で僕は不満を持ってはいますが)担当医が判断したのだし。
あれほど拒否していた自分が、この後に及んでFECをもう一回ぐらいなどと思っているのは、一つにはどこかでアンスラサイクリン系はHER2陽性サブタイプ群に特に効果有りという報告を以前読んだこと(実際にはtopoⅡとかいう近傍の遺伝子だったかも?)と、皮肉にも何より(これが一番僕ら嫌がっていたと言う感じなんですが)脱毛したからなのです。
ある程度妻の脱毛頭にも慣れてきました。(苦笑)
草刈りなどしながら、僕なりにあーだこーだと考えるのですが、脱毛したってことは、少なくとも妻の毛根細胞にはあのFECがはっきりと効いたんだ。微小転移も何も見えない、そもそもあるかもわからないわけですが、確かに妻の髪の毛は悲惨なぐらい抜けた、これははっきりと見えた。
もし、微小転移がからだのどこかにあったとして、それはきっと毛根細胞と同じように(いやそれ以上に)叩かれているはずだと思えました。(そうでなかったら怒りますが)だからこそ、できればここは頑張って続けて欲しい、なんて思ってしまうわけです。苦しさがわからないからそんな勝手なこと思うわけでしょうけれども。
妻は患者の会の先輩に電話したり、娘に聞いたりしています。それをそれとなく聞いているとやっぱりやった方がいいと思いつつも、やりたくない方向のようです。(苦笑)
今回は妻の決定を尊重することに決めましたので、おそらく来週はハーセプチンへ行くことになりそうな気配です。としこ様がおっしゃるようにハーセプチンを早く入れたいという希望が、図らずも叶ったとも言えます。。。
妻はあれだけ嫌がっていた治療をやるだけやったし、僕は自分なりに限られた時間の中で考えた、それを信じて先に進むしかありません。
そら様へも是非お知恵をコメントして下さるようにお願い致します。
https://www.teamoncology.com/bbs/thread_dtl.php4?coid=1&cid=10&rid=2578&pg=&tid=2566
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
そら (神奈川県)
2010/10/17
あべっち さま
おはようございます。
治療を断念せざるを得ないほどの副作用が出てしまったこと
大変残念でした。
だけど、やらなかったよりはずっと良いし、メイン?のハーセプチン治療はこれから始める事ができるのですからきっと再発予防にはかなりの期待が持てるのではないでしょうか。きっと大丈夫!!。
他にもいっぱいお話したいことはあるのですが、今日は時間が無いので取り急ぎ一言だけでもと思い投稿しました。
短くて言葉が足りず、ごめんなさい。。。
おはようございます。
治療を断念せざるを得ないほどの副作用が出てしまったこと
大変残念でした。
だけど、やらなかったよりはずっと良いし、メイン?のハーセプチン治療はこれから始める事ができるのですからきっと再発予防にはかなりの期待が持てるのではないでしょうか。きっと大丈夫!!。
他にもいっぱいお話したいことはあるのですが、今日は時間が無いので取り急ぎ一言だけでもと思い投稿しました。
短くて言葉が足りず、ごめんなさい。。。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/10/17
そら様
ご自身とお父様のことで大変な中、コメント下さいましてありがとうございました。
お心充分に伝わっております。うれしく感謝しております。
娘さんの体育祭には無事行かれましたか?僕はなんとか祭りを乗り切りました。
また落ち着かれましたらお話させて下さいね・・・
ご自身とお父様のことで大変な中、コメント下さいましてありがとうございました。
お心充分に伝わっております。うれしく感謝しております。
娘さんの体育祭には無事行かれましたか?僕はなんとか祭りを乗り切りました。
また落ち着かれましたらお話させて下さいね・・・
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/10/17
上野先生、ありがとうございます。(僕への返信と勝手に解釈させていただき、こちらに転載させていただきました)
>全体像が見えないのですが。
>FECあるいはタキサン系の化学療法とトラスズマブ(ハーセプチン)で個々まで減量あるいは遅れが生じるというのは、なにかがおかしいです。おかしいというのは、掲示板における情報不足、僕が理解不足か、医療チームのマネージメントに問題があるか。なんとも言えないですけど。
>FECあるいはタキサン系の化学療法とトラスズマブ(ハーセプチン)はそこまで難しい処方するのが難しい薬ではないですし。仮に副作用が出ても、対処がやりやすい傾向の化学療法と分子標的薬です。
>もう一度、感情ぬきに、正確なデーターと奥様の情報だけで、主治医と事実確認されたらどうでしょうか。
なるべく細かく記述しているつもりですが、FEC4クール→TH→ハーセプチン単独を目標に9/9投与開始。しかしその後食欲不振、体重減少(約5kg )があり、担当医から中止を勧められました。(Grade2~3)
しかしおよそ10日後より復調、体重も少し戻し9/30二度目FEC投与。一回目よりは苦しくなさそうでしたが、やはり食欲不振、水分があまり摂取できず便秘が5日ほど続きました。(ほとんど一日中動けてはいました。)
一週間後10/7の血液検査でも悪い数字は出なかったものの、やはりFEC中止を勧められ、10/21よりTH(アブラキサン+ハーセプチン)にいくこととなりました。
ここはいちいち記述しなかったのですが、体調も復調し始めた10/11、二人で元馬小屋だった倉庫(10数年ほとんどほったらかしになってたと推測される)の荷物を出したり、庭で廃材を一日かけて燃やしたりしたのです。
その翌日、のどが痛い、飲み込みが違和感があると言い出しました。で、白血球の減少による感染症を心配し担当医に電話、指示を仰ぎました。(発熱したら再度連絡して抗生剤を飲むようにとのことでした)
しかし、結局その後発熱することもなく元気を維持、そのことは電子カルテの自己記録にも記載しておきました。10/14になって、その後の様子を心配して電話下さった担当医が、「TH一回目はアブラキサンはやめてハーセプチンだけにしよう」とおっしゃったのです。
すぐに二人で受診し、面談してきました。倉庫の掃除のせいでのどが痛いのでは?ということもお話しましたが、10/16の投稿にも書いたとおり、10/21にはハーセプチンのみ、11/11からアブラキサン+ハーセプチン4クール?という予定に現在はなっています。
FEC60云々は、2クールでFEC(妻はFEC75でした)をやめないで3回目に挑戦する選択肢として、減量のさじ加減をお聞きした際のお答えです。妻はもうFECはやめたいそうです。
データと言いましても投与一週後の血液検査、本人の訴えくらいしかありません。
先生のお考えでは、初回ハーセプチンのみででなく、アブラキサンも同時に始めるのが普通だということと受け取りましたが、それでよろしいでしょうか?
担当医は執刀医でもありますが、卒業後4年目の後期研修医の若い医師(女性)です。その上に(ほとんど会ったことないですが)主治医がいます。乳腺センターは10人以上のDrがおり、一人での判断ではなさそうに思うのですが。(そこまでは聞けませんでしたが)
>全体像が見えないのですが。
>FECあるいはタキサン系の化学療法とトラスズマブ(ハーセプチン)で個々まで減量あるいは遅れが生じるというのは、なにかがおかしいです。おかしいというのは、掲示板における情報不足、僕が理解不足か、医療チームのマネージメントに問題があるか。なんとも言えないですけど。
>FECあるいはタキサン系の化学療法とトラスズマブ(ハーセプチン)はそこまで難しい処方するのが難しい薬ではないですし。仮に副作用が出ても、対処がやりやすい傾向の化学療法と分子標的薬です。
>もう一度、感情ぬきに、正確なデーターと奥様の情報だけで、主治医と事実確認されたらどうでしょうか。
なるべく細かく記述しているつもりですが、FEC4クール→TH→ハーセプチン単独を目標に9/9投与開始。しかしその後食欲不振、体重減少(約5kg )があり、担当医から中止を勧められました。(Grade2~3)
しかしおよそ10日後より復調、体重も少し戻し9/30二度目FEC投与。一回目よりは苦しくなさそうでしたが、やはり食欲不振、水分があまり摂取できず便秘が5日ほど続きました。(ほとんど一日中動けてはいました。)
一週間後10/7の血液検査でも悪い数字は出なかったものの、やはりFEC中止を勧められ、10/21よりTH(アブラキサン+ハーセプチン)にいくこととなりました。
ここはいちいち記述しなかったのですが、体調も復調し始めた10/11、二人で元馬小屋だった倉庫(10数年ほとんどほったらかしになってたと推測される)の荷物を出したり、庭で廃材を一日かけて燃やしたりしたのです。
その翌日、のどが痛い、飲み込みが違和感があると言い出しました。で、白血球の減少による感染症を心配し担当医に電話、指示を仰ぎました。(発熱したら再度連絡して抗生剤を飲むようにとのことでした)
しかし、結局その後発熱することもなく元気を維持、そのことは電子カルテの自己記録にも記載しておきました。10/14になって、その後の様子を心配して電話下さった担当医が、「TH一回目はアブラキサンはやめてハーセプチンだけにしよう」とおっしゃったのです。
すぐに二人で受診し、面談してきました。倉庫の掃除のせいでのどが痛いのでは?ということもお話しましたが、10/16の投稿にも書いたとおり、10/21にはハーセプチンのみ、11/11からアブラキサン+ハーセプチン4クール?という予定に現在はなっています。
FEC60云々は、2クールでFEC(妻はFEC75でした)をやめないで3回目に挑戦する選択肢として、減量のさじ加減をお聞きした際のお答えです。妻はもうFECはやめたいそうです。
データと言いましても投与一週後の血液検査、本人の訴えくらいしかありません。
先生のお考えでは、初回ハーセプチンのみででなく、アブラキサンも同時に始めるのが普通だということと受け取りましたが、それでよろしいでしょうか?
担当医は執刀医でもありますが、卒業後4年目の後期研修医の若い医師(女性)です。その上に(ほとんど会ったことないですが)主治医がいます。乳腺センターは10人以上のDrがおり、一人での判断ではなさそうに思うのですが。(そこまでは聞けませんでしたが)
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
そら (神奈川県)
2010/10/18
あべっち さま
こんばんは。
その後、奥様の体調はいかがですか?
全身療法の必要性を理解して抗がん剤治療の決心をしたのに、今度はその中止を受け入れなくてはならない。
あんなに、悩んで、考えて、決心して始めたのに。。。
納得行かない気持ちになるのも良くわかります。
どのDr.も常に自分の患者さんにとって一番良い経過、結果となるような治療を考えて下さっていると信じます。
主治医の先生はあべっちさんの奥様にはFEC4回ののちにTCHを行うのが当初、最善の再発予防策として勧められ、実際に始めてみたら有害事象の比重が普通の人よりも強く出てしまったため、患者さんの安全を第一に考えた結果2回でFECを切り上げてTCHに移るのが現時点での最善の方法と判断されたということだと思います。
このことを伝える際に診察室では「ここまででFECは終わりにしてハーセプチンに移ってもいいですよ。」との言葉に集約されてしまうので
>どうして、そう簡単にやめていいよと言っちゃうのかなあ
という感想を持ってしまうのかも知れません。
物事を説明するときに事実だけをシンプルに伝えると「冷たい」「割り切った」「簡単に」という印象を受けるのかも知れません。
かといってDrが思い入れや感情を含めて事実を伝えるというのは「誤解を招く」「解釈がいろいろできてしまう」危険があるかもしれません。
私自身はFECではなくECの抗がん剤2種類の投与だったので同じとは言えませんが、1回目より2回目、3回目と回を重ねるごとに副作用は楽になってきました。対処の仕方もだんだんうまくなってきたというのもあります。逆に回を重ねるごとに辛さが増したという話も聞きます。
主治医の先生には「1回目より回を重ねるごとに体の力は落ちたところからスタートしてるのだから気をつけなさい」とくぎを刺されました。
あべっちさんの奥様は副作用が強く出てしまったのですからそれだけ、ダメージ(正常細胞も、あるかもしれない微小ガンも)を受けているのではないでしょうか。
2回で辞めてしまうことには不安かもしれませんが、最初にやらないという決心をした時よりも2回分は余計にやったわけでその分の効果はきっとあるはずです。
ハーセプチンは入院で投与を受けられるということなのでFECの時よりも安心して受ける事ができるのではないでしょうか。私の行ってる病院はハーセプチン1回目も外来でやると言われ、ちょっと心細いです。だからちょっとうらやましいです。。。
21日からはハーセプチンですね。抗がん剤もまだTCがあるから何が起こるか分からないけど、とりあえずやってみるしかないですもんね。私も11月からの新しいTCHにまた不安もありますが、ガンになっちゃったんだから観念して頑張ります。
その時、その時点で一番良い方法をDrに提示してもらって、その根拠を良く聞いて納得して前に進みましょう。
なんとか体育際には娘が副団長を務める応援合戦だけは見に行く事ができました。太陽に当たるとくらくらして、そのあとまた2日間寝たきりでしたが。。。(笑)
こんばんは。
その後、奥様の体調はいかがですか?
全身療法の必要性を理解して抗がん剤治療の決心をしたのに、今度はその中止を受け入れなくてはならない。
あんなに、悩んで、考えて、決心して始めたのに。。。
納得行かない気持ちになるのも良くわかります。
どのDr.も常に自分の患者さんにとって一番良い経過、結果となるような治療を考えて下さっていると信じます。
主治医の先生はあべっちさんの奥様にはFEC4回ののちにTCHを行うのが当初、最善の再発予防策として勧められ、実際に始めてみたら有害事象の比重が普通の人よりも強く出てしまったため、患者さんの安全を第一に考えた結果2回でFECを切り上げてTCHに移るのが現時点での最善の方法と判断されたということだと思います。
このことを伝える際に診察室では「ここまででFECは終わりにしてハーセプチンに移ってもいいですよ。」との言葉に集約されてしまうので
>どうして、そう簡単にやめていいよと言っちゃうのかなあ
という感想を持ってしまうのかも知れません。
物事を説明するときに事実だけをシンプルに伝えると「冷たい」「割り切った」「簡単に」という印象を受けるのかも知れません。
かといってDrが思い入れや感情を含めて事実を伝えるというのは「誤解を招く」「解釈がいろいろできてしまう」危険があるかもしれません。
私自身はFECではなくECの抗がん剤2種類の投与だったので同じとは言えませんが、1回目より2回目、3回目と回を重ねるごとに副作用は楽になってきました。対処の仕方もだんだんうまくなってきたというのもあります。逆に回を重ねるごとに辛さが増したという話も聞きます。
主治医の先生には「1回目より回を重ねるごとに体の力は落ちたところからスタートしてるのだから気をつけなさい」とくぎを刺されました。
あべっちさんの奥様は副作用が強く出てしまったのですからそれだけ、ダメージ(正常細胞も、あるかもしれない微小ガンも)を受けているのではないでしょうか。
2回で辞めてしまうことには不安かもしれませんが、最初にやらないという決心をした時よりも2回分は余計にやったわけでその分の効果はきっとあるはずです。
ハーセプチンは入院で投与を受けられるということなのでFECの時よりも安心して受ける事ができるのではないでしょうか。私の行ってる病院はハーセプチン1回目も外来でやると言われ、ちょっと心細いです。だからちょっとうらやましいです。。。
21日からはハーセプチンですね。抗がん剤もまだTCがあるから何が起こるか分からないけど、とりあえずやってみるしかないですもんね。私も11月からの新しいTCHにまた不安もありますが、ガンになっちゃったんだから観念して頑張ります。
その時、その時点で一番良い方法をDrに提示してもらって、その根拠を良く聞いて納得して前に進みましょう。
なんとか体育際には娘が副団長を務める応援合戦だけは見に行く事ができました。太陽に当たるとくらくらして、そのあとまた2日間寝たきりでしたが。。。(笑)
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/10/18
そら様
コメント早速ありがとうございました。
おかげさまでFEC投与2回目からもうすぐ3週間、妻は元気になってきました。(咳がまだ出ていますが。)
今日は二人で(二週間ほどおだ架けして干していた)黒米(古代米のもち米です)というお米を脱穀しました。
昔ながらの足踏み脱穀機で籾をはずし、唐箕という道具を使って細かいわらなどを飛ばしました。勿論妻はマスクを二重にかけて。
なるべく資源を奪わない生活を模索して百姓になって一年半、こういうことになって人生とはままならないものだとつくづく思っております。
娘さんの体育祭、応援合戦は行かれたんですね!良かったです。気になっていたんです。妻もなんとか祭りを見に来ることができました。
>2回で辞めてしまうことには不安かもしれませんが、最初にやらないという決心をした時よりも2回分は余計にやったわけでその分の効果はきっとあるはずです。
ありがとうございます。そうですね。そう信じて次のコースへ進もうと思います。
そら様の病院は初回ハーセプチン外来ですか・・・?そういうことができるのなら僕らはお金がないのでそちらを選びたいくらいです。(恥)
こちらの病院は、海に面した個室が黙っていると標準みたいな感じなのですが、差額ベッド料が一日約1万2000円余り、一泊二日で2万5000円!。
うちから車で30分しかかからないし、しかもハーセプチン投与だけのために・・・本当に必要なのかな?できれば断りたかったです。
眺めは素晴らしいですけどね、7月の退院の時にもう二度と戻ってくるまいと誓ったんですが。
コメント早速ありがとうございました。
おかげさまでFEC投与2回目からもうすぐ3週間、妻は元気になってきました。(咳がまだ出ていますが。)
今日は二人で(二週間ほどおだ架けして干していた)黒米(古代米のもち米です)というお米を脱穀しました。
昔ながらの足踏み脱穀機で籾をはずし、唐箕という道具を使って細かいわらなどを飛ばしました。勿論妻はマスクを二重にかけて。
なるべく資源を奪わない生活を模索して百姓になって一年半、こういうことになって人生とはままならないものだとつくづく思っております。
娘さんの体育祭、応援合戦は行かれたんですね!良かったです。気になっていたんです。妻もなんとか祭りを見に来ることができました。
>2回で辞めてしまうことには不安かもしれませんが、最初にやらないという決心をした時よりも2回分は余計にやったわけでその分の効果はきっとあるはずです。
ありがとうございます。そうですね。そう信じて次のコースへ進もうと思います。
そら様の病院は初回ハーセプチン外来ですか・・・?そういうことができるのなら僕らはお金がないのでそちらを選びたいくらいです。(恥)
こちらの病院は、海に面した個室が黙っていると標準みたいな感じなのですが、差額ベッド料が一日約1万2000円余り、一泊二日で2万5000円!。
うちから車で30分しかかからないし、しかもハーセプチン投与だけのために・・・本当に必要なのかな?できれば断りたかったです。
眺めは素晴らしいですけどね、7月の退院の時にもう二度と戻ってくるまいと誓ったんですが。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
としこ(東京都)
2010/10/19
あべっち 様
主治医とのお話が進んだようで読んでちょっと安心しました。そらさんも書いておられますが、二回分はしっかり頑張ったのです。どうぞ自信をもって次に進んでくださいね。
海の見える個室。なんとなくどちらの病院かわかりました(*^_^*)個室はいいのですが確かに差額ベッド代は患者にはきついですよね。
私の行ってる大学病院は化学療法の初回は入院治療です。3週に一度のECの時は一週間、ウィークリーのパクリタキセルでは点滴翌日退院なのですが、私は月曜が治療日でその直前の土曜が病院休みの週だったので金曜入院でした。
ハーセプチンも当然ながら初回は入院です。友の一人はその時に発熱があり(39度の熱が出てしまいました)翌日退院予定が一日延びました。心臓への影響もありますので、やはり初回は入院で様子を見る方が安心かと思います。
全室個室がウリの病院もありますが、やはり差額ベッド代が希望もしないのにかかってしまう今のシステムには疑問が生じてしまいますね。もっと患者に優しいシステムになってほしいものです。
明後日にはハーセプチン投与の予定ですね。どうぞ心穏やかに安心して治療を受けてきてくださいね。
主治医とのお話が進んだようで読んでちょっと安心しました。そらさんも書いておられますが、二回分はしっかり頑張ったのです。どうぞ自信をもって次に進んでくださいね。
海の見える個室。なんとなくどちらの病院かわかりました(*^_^*)個室はいいのですが確かに差額ベッド代は患者にはきついですよね。
私の行ってる大学病院は化学療法の初回は入院治療です。3週に一度のECの時は一週間、ウィークリーのパクリタキセルでは点滴翌日退院なのですが、私は月曜が治療日でその直前の土曜が病院休みの週だったので金曜入院でした。
ハーセプチンも当然ながら初回は入院です。友の一人はその時に発熱があり(39度の熱が出てしまいました)翌日退院予定が一日延びました。心臓への影響もありますので、やはり初回は入院で様子を見る方が安心かと思います。
全室個室がウリの病院もありますが、やはり差額ベッド代が希望もしないのにかかってしまう今のシステムには疑問が生じてしまいますね。もっと患者に優しいシステムになってほしいものです。
明後日にはハーセプチン投与の予定ですね。どうぞ心穏やかに安心して治療を受けてきてくださいね。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/10/20
こんにちは。公共の掲示板なのに、いつまでもしつこくすみません。
10/7にFEC中止の決定、同時に10/21には入院でアブラキサン+ハーセプチンスタートと決定、しかし10/14、初回はアブラキサン抜きのハーセプチンのみと変更、11/11からアブラキサン+ハーセプチンという予定になっていました。新しいアブラキサンが出たことで、10/7薬剤師さんから一時間に渡りアブラキサンの説明も受けてきました。
ステロイド剤の投与も必要なく、投与時間が短く済み、しかも3週に一度ハーセプチンと一緒の日で済み、アルコールによる酔い?もなく、高額な薬だけど患者にとってはいいお話だと思っていました。
高額療養費というのがありまして、4回目の申請からは多数該当となり、自己負担の限度額が減額されます。先日アブラキサンとハーセプチンの値段を知り、今後予想される(特に12月の)負担額を考え二人で相談、今朝妻は「明日の入院でやはりアブラキサンも投与して欲しい」と電話しました。(7月の手術の際に限度額適用認定証を取得しています)
すると担当医から、「昨日の院内の検討会?でアブラキサンは術後の補助療法には使わないことになった。明日説明しようと思っていた。ので、毎週のタキソールで行きましょう」と言われたそうです。
そんな今更と思い、悪いとは思ったけど検討会のうんぬんをもう少し聞こうと、病院へ再び電話してしまいました。だったら始めからアブラキサンなんて言わなきゃいいのにと思いました。
受付の方が途中で担当医につないで下さって、説明してくれましたが、「アブラキサンはまだあまり日本での臨床の結果がない、申し訳ないが再発されたあるいは転移のある(腫瘍が見える)方からの投与からやっていくことになった。術後の補助療法としてはまだ保険適用にならない」とか。なんか二週間前と言ってることが違うような・・・
なんとかアブラキサンでと思ったのですが、それはレセプトに嘘を書くことになり、病院にとっても僕らにとってもいいことではないとのこと、ウイークリーパクリタキセルでひまし油でのアレルギーが強く出た場合などなら使える?とか。
3週に一度のドセタキセルという選択肢もないわけではないが、白血球減少、倦怠感などの副作用は毎週のパクリタキセルよりは強く出る可能性が高い。
FECで副作用が強く出た妻には毎週のパクリタキセル(タキソール)がお勧めとのこと、その説明はよくわかりました。
先ほどアブラキサンの発売元の製品情報室にお尋ねしたら、「添付文書で、術後療法での効果のエビデンスは残念ながらまだ出ていないと記載している、EBMに沿うというその病院の判断は理解できる」と誠実なお答えをいただきました。ありがとうございました。なるほど・・・誰も悪くはないのかも知れないけど・・・
しかし・・・すぐそこまでアブラキサンが来ていて、手が届かない感じがしています。TH(ウィークリーパクリタキセル+ハーセプチン)ならば、振り出しに戻っただけですもの。ふぅ。
明日明後日入院でのハーセプチン投与と同時にタキソールを開始するかどうか(担当医は明日ではなく、一週以上あけた方がいいとの立場のようでしたが)は明日まで妻と相談させてもらうことにしました。
としこ様
いつもありがとうございます。そういうわけで入院前日からすっかり疲れてしまいました(苦笑)が、いよいよ明日からハーセプチンです。
初回のパクリタキセルでも4泊入院されたってことですか?大変。
もう財力がなくて、でもなんとかいけるところまで治療を受けさせてやりたいと思っております。気を取り直して頑張ってきますね。また。。
10/7にFEC中止の決定、同時に10/21には入院でアブラキサン+ハーセプチンスタートと決定、しかし10/14、初回はアブラキサン抜きのハーセプチンのみと変更、11/11からアブラキサン+ハーセプチンという予定になっていました。新しいアブラキサンが出たことで、10/7薬剤師さんから一時間に渡りアブラキサンの説明も受けてきました。
ステロイド剤の投与も必要なく、投与時間が短く済み、しかも3週に一度ハーセプチンと一緒の日で済み、アルコールによる酔い?もなく、高額な薬だけど患者にとってはいいお話だと思っていました。
高額療養費というのがありまして、4回目の申請からは多数該当となり、自己負担の限度額が減額されます。先日アブラキサンとハーセプチンの値段を知り、今後予想される(特に12月の)負担額を考え二人で相談、今朝妻は「明日の入院でやはりアブラキサンも投与して欲しい」と電話しました。(7月の手術の際に限度額適用認定証を取得しています)
すると担当医から、「昨日の院内の検討会?でアブラキサンは術後の補助療法には使わないことになった。明日説明しようと思っていた。ので、毎週のタキソールで行きましょう」と言われたそうです。
そんな今更と思い、悪いとは思ったけど検討会のうんぬんをもう少し聞こうと、病院へ再び電話してしまいました。だったら始めからアブラキサンなんて言わなきゃいいのにと思いました。
受付の方が途中で担当医につないで下さって、説明してくれましたが、「アブラキサンはまだあまり日本での臨床の結果がない、申し訳ないが再発されたあるいは転移のある(腫瘍が見える)方からの投与からやっていくことになった。術後の補助療法としてはまだ保険適用にならない」とか。なんか二週間前と言ってることが違うような・・・
なんとかアブラキサンでと思ったのですが、それはレセプトに嘘を書くことになり、病院にとっても僕らにとってもいいことではないとのこと、ウイークリーパクリタキセルでひまし油でのアレルギーが強く出た場合などなら使える?とか。
3週に一度のドセタキセルという選択肢もないわけではないが、白血球減少、倦怠感などの副作用は毎週のパクリタキセルよりは強く出る可能性が高い。
FECで副作用が強く出た妻には毎週のパクリタキセル(タキソール)がお勧めとのこと、その説明はよくわかりました。
先ほどアブラキサンの発売元の製品情報室にお尋ねしたら、「添付文書で、術後療法での効果のエビデンスは残念ながらまだ出ていないと記載している、EBMに沿うというその病院の判断は理解できる」と誠実なお答えをいただきました。ありがとうございました。なるほど・・・誰も悪くはないのかも知れないけど・・・
しかし・・・すぐそこまでアブラキサンが来ていて、手が届かない感じがしています。TH(ウィークリーパクリタキセル+ハーセプチン)ならば、振り出しに戻っただけですもの。ふぅ。
明日明後日入院でのハーセプチン投与と同時にタキソールを開始するかどうか(担当医は明日ではなく、一週以上あけた方がいいとの立場のようでしたが)は明日まで妻と相談させてもらうことにしました。
としこ様
いつもありがとうございます。そういうわけで入院前日からすっかり疲れてしまいました(苦笑)が、いよいよ明日からハーセプチンです。
初回のパクリタキセルでも4泊入院されたってことですか?大変。
もう財力がなくて、でもなんとかいけるところまで治療を受けさせてやりたいと思っております。気を取り直して頑張ってきますね。また。。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
上野 直人(海外在住)
2010/11/04
返事が遅れて申し訳ありません。
1.浸潤癌とDCISの大きさは別々に知る必要があるという意味です。それぞての大きさが予後に関係します。
2.奥様が色々な症状の経験と思いがこの掲示板に書いているのは理解出来ます。しかし、治療の選択は確実に分かっている中で原則を守る必要があります、原則を外すことに確実に治療効果が下がること、また、副作用も多く変わることは良く知られています。つまり、癌治療は個人の好みを反映することが大切ですが、治療の科学的真実を曲げることは簡単にすることはまずいです。印象として、この掲示板を読んでいると、ここに出てくる医療従事者の患者とその家族への説明にはやや問題があります。お金の問題を前面に出した説明などをまずいです。また、初期の段階ですハーセプチンの単剤使用の示唆なんかもっともです。
1.浸潤癌とDCISの大きさは別々に知る必要があるという意味です。それぞての大きさが予後に関係します。
2.奥様が色々な症状の経験と思いがこの掲示板に書いているのは理解出来ます。しかし、治療の選択は確実に分かっている中で原則を守る必要があります、原則を外すことに確実に治療効果が下がること、また、副作用も多く変わることは良く知られています。つまり、癌治療は個人の好みを反映することが大切ですが、治療の科学的真実を曲げることは簡単にすることはまずいです。印象として、この掲示板を読んでいると、ここに出てくる医療従事者の患者とその家族への説明にはやや問題があります。お金の問題を前面に出した説明などをまずいです。また、初期の段階ですハーセプチンの単剤使用の示唆なんかもっともです。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/11/09
上野先生
お忙しい中お時間を割いて下さりコメントありがとうございます。
しかしながら今更言われてもと正直混乱もしてしまいました。
1.浸潤癌とDCISの大きさは別々に知る必要があるという意味です。それぞての大きさが予後に関係します。
電子カルテの病理レポートによると、
「切除標本を9sliceに全割し、全てのsliceの病理組織標本(15枚)を作製して検索しました.slice 5に7×10mm(1 slice厚)の浸潤癌及びDCISを認めます.
浸潤癌:7×10mm(以下省略)
非浸潤癌:solid, G2, necrosis(-), calcification(-)」
とありました。非浸潤癌の大きさについてはこれ以上の記述はありません。
2.>原則を外すことに確実に治療効果が下がること
>癌治療は個人の好みを反映することが大切ですが、治療の科学的真実を曲げることは簡単にすることはまずいです。
このご意見についてうかがいます。
「原則を外した」、或いは「治療の科学的真実を曲げた」というのは、どこの部分でしょうか。
FECを二度で中止したところ?それともアブラキサンをハーセプチンと同時ではなく3週遅らせようとしたところでしょうか?(アブラキサンは結局10/21のハーセプチン初回入院の前日、使えないことになりました。で、結局やはり同時には行わない方がよいとのことで、入院ではハーセプチンのみ、一週遅れで10/28よりウィークリータキソール開始。先週二度目のタキソールも無事終えました。今のところ副作用らしいものは全く出ておりません。明後日11/11ハーセプチン(2回目)とタキソール(3回目)の同時初投与です。)
実は、妻がアブラキサンをやはり投与して欲しいと担当医に申し出た背景(10/20投稿)には、先生が10/17にコメントされた「なにかがおかしいです。」も大きく僕らに影響したのでした。
確かにまだ若い担当医とは、妻の頭を飛び越えた議論やエビデンスのない選択肢を僕から
お尋ねしたり、といったことはありましたが、結局は、担当医が初めから勧める通りの標準治療をやっております。
「個人の好みを反映する」余地は今の病院には全くありません。この病院以外の選択肢も現実的にありません。これ以外にないということです。標準治療とはそういうものではないのですか?以前「治療の落としどころ」と中川先生もおっしゃっておられましたが、病院によってはいくつかの選択肢があるものなのでしょうか?
今後妻を再発させないための正しい道をお教え下さい。
FECは二度で中止となってしまいましたが、それは間違いでしたか?
またタキソールを一週遅らせたこともまずかったですか?(担当医からは、今後白血球が下がってきたら一週休むこともありうると言われています。)
過去には戻れません。やり直せないこともあります。
ので今後頑張ってウィークリータキソールを12回(3ヶ月)、同時に3週に一度のハーセプチンを一年間、(+どこかで放射線)でよろしいですか?
私信になりますが・・・先生、僕は(某グループについて詳しいことは知りませんが)のっ○さんの隠れファンです。(浮かれている余裕は今の僕らにはありませんが。。)
よろしくお願いいたします。
お忙しい中お時間を割いて下さりコメントありがとうございます。
しかしながら今更言われてもと正直混乱もしてしまいました。
1.浸潤癌とDCISの大きさは別々に知る必要があるという意味です。それぞての大きさが予後に関係します。
電子カルテの病理レポートによると、
「切除標本を9sliceに全割し、全てのsliceの病理組織標本(15枚)を作製して検索しました.slice 5に7×10mm(1 slice厚)の浸潤癌及びDCISを認めます.
浸潤癌:7×10mm(以下省略)
非浸潤癌:solid, G2, necrosis(-), calcification(-)」
とありました。非浸潤癌の大きさについてはこれ以上の記述はありません。
2.>原則を外すことに確実に治療効果が下がること
>癌治療は個人の好みを反映することが大切ですが、治療の科学的真実を曲げることは簡単にすることはまずいです。
このご意見についてうかがいます。
「原則を外した」、或いは「治療の科学的真実を曲げた」というのは、どこの部分でしょうか。
FECを二度で中止したところ?それともアブラキサンをハーセプチンと同時ではなく3週遅らせようとしたところでしょうか?(アブラキサンは結局10/21のハーセプチン初回入院の前日、使えないことになりました。で、結局やはり同時には行わない方がよいとのことで、入院ではハーセプチンのみ、一週遅れで10/28よりウィークリータキソール開始。先週二度目のタキソールも無事終えました。今のところ副作用らしいものは全く出ておりません。明後日11/11ハーセプチン(2回目)とタキソール(3回目)の同時初投与です。)
実は、妻がアブラキサンをやはり投与して欲しいと担当医に申し出た背景(10/20投稿)には、先生が10/17にコメントされた「なにかがおかしいです。」も大きく僕らに影響したのでした。
確かにまだ若い担当医とは、妻の頭を飛び越えた議論やエビデンスのない選択肢を僕から
お尋ねしたり、といったことはありましたが、結局は、担当医が初めから勧める通りの標準治療をやっております。
「個人の好みを反映する」余地は今の病院には全くありません。この病院以外の選択肢も現実的にありません。これ以外にないということです。標準治療とはそういうものではないのですか?以前「治療の落としどころ」と中川先生もおっしゃっておられましたが、病院によってはいくつかの選択肢があるものなのでしょうか?
今後妻を再発させないための正しい道をお教え下さい。
FECは二度で中止となってしまいましたが、それは間違いでしたか?
またタキソールを一週遅らせたこともまずかったですか?(担当医からは、今後白血球が下がってきたら一週休むこともありうると言われています。)
過去には戻れません。やり直せないこともあります。
ので今後頑張ってウィークリータキソールを12回(3ヶ月)、同時に3週に一度のハーセプチンを一年間、(+どこかで放射線)でよろしいですか?
私信になりますが・・・先生、僕は(某グループについて詳しいことは知りませんが)のっ○さんの隠れファンです。(浮かれている余裕は今の僕らにはありませんが。。)
よろしくお願いいたします。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
直人(海外在住)
2010/11/14
ネット上で細部の治療を推奨するのは原則不可能であることをまず理解してくださいね。
1.全身療法に関しての投与法、選択肢ははNCCNあるいは日本の乳がん治療などのガイドラインを参考にするべきです。まずその枠から外れるには、いくつかの条件を考慮する必要があります。1.患者に他の病気がある。2.病院全体のコンセンサスを得られる、3.経済的な理由などがあるかもしれません。主治医にどのエビデンスで奥様の治療を奨めているか明確に聴くべきです。答えられなければ問題です。つまり、納得ができてないのでこの掲示板で書くのも大切ですが、同じ質問を主治医に聞き、答えが出ないなら、セカンドオピニオンの取得をお勧めします。
2.次に治療をどこまで遅らせて良いかですが。化学療法をいかに遅らせないかが、治療成績と連動しています。つまり、副作用とのバランスを見ながら、化学療法のタイミングの原則を守る必要があります。主治医のすべての予後データーはどれだけのcomplianceを守れるかによります。つまり、主治医は減量と遅延させない、しかも副作用を予防と治療するというのが強く求められるます。患者の希望により遅延、あるいは減量は科学的に理由が無い限り、治る可能性のがんでは許されません。
つまり、治療の落とし処はこの副作用マネージメントに大きく左右されます。奥様の治療が大変つらいように掲示板で見受けるのですが。つらい部分は身体的におきているならば、それが副作用のマネージメントのへたさではないという確認が必要です。
FECが二回で終わったことに関しては是非セカンドオピニオンをお勧めします。つまり、後二回するべきかしないかが大きなポイントだと思います。
さらに、今後白血球が下がってきたら一週休むこともありうると言われていますと書いていますが、それもG-CSFなどを使用して遅らせないで対応する方法があります。
3.今後妻を再発させないための正しい道をお教え下さい。これは難しい問題ですね。答えはありません。基本的に全てのまともな治療を受けた後でも再発をするのではないかと患者とその家族は考えます。つまり、どこで一
線を引き、がんの再発の恐れとコーピングするかがとても大切になります。
4.私信になりますが・・・先生、僕は(某グループについて詳しいことは知りませんが)のっ○さんの隠れファンです。(浮かれている余裕は今の僕らにはありませんが。。
某、Pグループでですね。大好きです。某Pグループの○~ちゃんのファンです。お暇なときにこちらを楽しんでください。
http://web.me.com/uenonaoto/Journal_of_Perfume_Medicine/JPM_Magazine/JPM_Magazine.html
1.全身療法に関しての投与法、選択肢ははNCCNあるいは日本の乳がん治療などのガイドラインを参考にするべきです。まずその枠から外れるには、いくつかの条件を考慮する必要があります。1.患者に他の病気がある。2.病院全体のコンセンサスを得られる、3.経済的な理由などがあるかもしれません。主治医にどのエビデンスで奥様の治療を奨めているか明確に聴くべきです。答えられなければ問題です。つまり、納得ができてないのでこの掲示板で書くのも大切ですが、同じ質問を主治医に聞き、答えが出ないなら、セカンドオピニオンの取得をお勧めします。
2.次に治療をどこまで遅らせて良いかですが。化学療法をいかに遅らせないかが、治療成績と連動しています。つまり、副作用とのバランスを見ながら、化学療法のタイミングの原則を守る必要があります。主治医のすべての予後データーはどれだけのcomplianceを守れるかによります。つまり、主治医は減量と遅延させない、しかも副作用を予防と治療するというのが強く求められるます。患者の希望により遅延、あるいは減量は科学的に理由が無い限り、治る可能性のがんでは許されません。
つまり、治療の落とし処はこの副作用マネージメントに大きく左右されます。奥様の治療が大変つらいように掲示板で見受けるのですが。つらい部分は身体的におきているならば、それが副作用のマネージメントのへたさではないという確認が必要です。
FECが二回で終わったことに関しては是非セカンドオピニオンをお勧めします。つまり、後二回するべきかしないかが大きなポイントだと思います。
さらに、今後白血球が下がってきたら一週休むこともありうると言われていますと書いていますが、それもG-CSFなどを使用して遅らせないで対応する方法があります。
3.今後妻を再発させないための正しい道をお教え下さい。これは難しい問題ですね。答えはありません。基本的に全てのまともな治療を受けた後でも再発をするのではないかと患者とその家族は考えます。つまり、どこで一
線を引き、がんの再発の恐れとコーピングするかがとても大切になります。
4.私信になりますが・・・先生、僕は(某グループについて詳しいことは知りませんが)のっ○さんの隠れファンです。(浮かれている余裕は今の僕らにはありませんが。。
某、Pグループでですね。大好きです。某Pグループの○~ちゃんのファンです。お暇なときにこちらを楽しんでください。
http://web.me.com/uenonaoto/Journal_of_Perfume_Medicine/JPM_Magazine/JPM_Magazine.html
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/11/17
上野先生、ご丁寧な返信ありがとうございます。
ずっと先生の言葉を読み返していますと、やはりどうしても不安になります。
妻の術後療法、まだ始まって二ヶ月余りですが、結局エビデンスのない、効果の見通しもない、そういう間違った「まともでない」治療となっているのではないかと。
担当医(後期研修医)一人で判断しているとも思えませんので、この病院の科全体としての、標準治療とそのエビデンス(EBM)に対する認識の厳しさの度合いが、上野先生とは異なっているのだと感じます。
>患者の希望により遅延、あるいは減量は科学的に理由が無い限り、治る可能性のがんでは許されません。
FEC75を二回で中止することになったいきさつは、10/11、10/16の投稿で書いた通りです。
担当医からは「もうやめていい」と言われたので妻も「ではやめたい」となったわけです。
その時僕の「2回でやめていいのか?」という問いに、「はっきりとエビデンスの数字などは言えなくなるけど、安全に入れることが大切。」と言われました。
上野先生の病院では、おそらくFEC2回で医療側からやめさせる患者さんは、割合として相当少ないのでは?そういう気がしました。
妻がこの病院内にある患者会の代表の方にも改めて聞いたのですが、「途中でやめている人はたくさんいる」そうです。
(追記:「たくさん」とは言っていないそうです。修正させて下さい。すみません。)
これはこの病院だけのことなのか、一般的に日本の病院ではよくあるケースなのかよくわかりません。もう少し他の医療関係者の方々からのご意見もうかがいたい(たかった)です。
そのためにセカンドオピニオンがあるんでしょうけれど。今更聞いたところでどうなるのかという想いと、タキソール一回分以上くらいの料金はかかりますので、お聞きしてはみたいけれど悩むところです。
この病院、このあたりでの唯一と言ってもいい拠点病院となっています。うちは山の中で、この病院までは割と近いですが、他にこういう治療やセカンドオピニオンを受けられそうなある程度の病院となると、中心部まで二時間くらいかかります。現実として都会と異なり選択肢はないに等しいのです。
>つまり、後二回するべきかしないかが大きなポイントだと思います。
あと二回するという選択肢もあるのですか?
もう一度担当医に質問してみようかとは思いますが、その後のハーセプチンとタキソールの治療もすでに始まっております。
今更FECの残りを二回やるってことは、いつやるのかを含めてそれこそ無理なのでは?と思ってしまいます。
FECで妻は飲み込み時に違和感があり、水分、食事の摂取量が取れず、体重減少したのが中止の大きな理由となったと思いますが、こういう副作用のマネジメントも世の中には色々やりようがあったものなのかしら。
初回FECが終わって一週間後の診察で(採血結果は問題なし。また妻は健康体です。)「きつかったらFECはここでやめて、タキソール+ハーセプチンにいってもいいですよ」とすでに言われてました。
もっと僕も努力して無理矢理口をこじあけてでも食べさせるべきだったのか、あるいはもう二回苦しくても頑張らせるべきだったのか、妻ののどの違和感や悪心が楽になるようもっと担当医に訴えて、栄養の補充を含め、積極的な投与後の副作用対策を講じてもらうべきだったのか、今、妻ともちょっと責任の押し付け合いみたいになってる時があります。
妻なりに頑張って二回のFECを乗り越えました。あの時もう続けろとは僕からは強くは言えなかったのです。再発させないために、それでも今からでもやれることを前向きにやらなくてはなりません。
今更「どうもやっぱりFEC二回でやめたのは、あんまり良くなかったようだよ。」と言われるのは妻も辛いでしょうと思います。
とにかく明日はタキソール4回目です。白血球が下がっても「G-CSFなどを使用して遅らせないで対応する方法が」あるのですね。お教え下さってありがとうございます。とにかくこれ以上遅延することがないように、僕が担当医をマネジメントします。(傲慢ですね、すみません)
年末年始も病院が休みになるので1週遅れる(けどそのくらい大丈夫よ)とか言われてますが、これもまずいのですよね?
他の日本の病院では年末年始の化学療法は(ウィークリータキソールなど)どう対応されておられるのでしょうか?どなたか教えて下さいませんか?
なんとか遅れないように担当医に訴えてはみますが。(このままいくとタキソールが年末にかぶります。)取り敢えず(お会いしたことはありませんが主治医でもある)乳腺科のトップのDrへの予約を明日取ってみる、と妻は申しております。
別の病院でのセカンドオピニオンについてはもう少し話し合ってみます。
今投稿しようとしましたら、先生の3と4の記事がなくなっていました。のでそこの部分への返信は控えます。
時間をかけて言葉を尽くそうとすると長くなり、ますます他の方のおじゃまをするようで辛くなってきます。皆様に申し分けなく思っております。
よろしくお願いいたします。
ずっと先生の言葉を読み返していますと、やはりどうしても不安になります。
妻の術後療法、まだ始まって二ヶ月余りですが、結局エビデンスのない、効果の見通しもない、そういう間違った「まともでない」治療となっているのではないかと。
担当医(後期研修医)一人で判断しているとも思えませんので、この病院の科全体としての、標準治療とそのエビデンス(EBM)に対する認識の厳しさの度合いが、上野先生とは異なっているのだと感じます。
>患者の希望により遅延、あるいは減量は科学的に理由が無い限り、治る可能性のがんでは許されません。
FEC75を二回で中止することになったいきさつは、10/11、10/16の投稿で書いた通りです。
担当医からは「もうやめていい」と言われたので妻も「ではやめたい」となったわけです。
その時僕の「2回でやめていいのか?」という問いに、「はっきりとエビデンスの数字などは言えなくなるけど、安全に入れることが大切。」と言われました。
上野先生の病院では、おそらくFEC2回で医療側からやめさせる患者さんは、割合として相当少ないのでは?そういう気がしました。
妻がこの病院内にある患者会の代表の方にも改めて聞いたのですが、「途中でやめている人はたくさんいる」そうです。
(追記:「たくさん」とは言っていないそうです。修正させて下さい。すみません。)
これはこの病院だけのことなのか、一般的に日本の病院ではよくあるケースなのかよくわかりません。もう少し他の医療関係者の方々からのご意見もうかがいたい(たかった)です。
そのためにセカンドオピニオンがあるんでしょうけれど。今更聞いたところでどうなるのかという想いと、タキソール一回分以上くらいの料金はかかりますので、お聞きしてはみたいけれど悩むところです。
この病院、このあたりでの唯一と言ってもいい拠点病院となっています。うちは山の中で、この病院までは割と近いですが、他にこういう治療やセカンドオピニオンを受けられそうなある程度の病院となると、中心部まで二時間くらいかかります。現実として都会と異なり選択肢はないに等しいのです。
>つまり、後二回するべきかしないかが大きなポイントだと思います。
あと二回するという選択肢もあるのですか?
もう一度担当医に質問してみようかとは思いますが、その後のハーセプチンとタキソールの治療もすでに始まっております。
今更FECの残りを二回やるってことは、いつやるのかを含めてそれこそ無理なのでは?と思ってしまいます。
FECで妻は飲み込み時に違和感があり、水分、食事の摂取量が取れず、体重減少したのが中止の大きな理由となったと思いますが、こういう副作用のマネジメントも世の中には色々やりようがあったものなのかしら。
初回FECが終わって一週間後の診察で(採血結果は問題なし。また妻は健康体です。)「きつかったらFECはここでやめて、タキソール+ハーセプチンにいってもいいですよ」とすでに言われてました。
もっと僕も努力して無理矢理口をこじあけてでも食べさせるべきだったのか、あるいはもう二回苦しくても頑張らせるべきだったのか、妻ののどの違和感や悪心が楽になるようもっと担当医に訴えて、栄養の補充を含め、積極的な投与後の副作用対策を講じてもらうべきだったのか、今、妻ともちょっと責任の押し付け合いみたいになってる時があります。
妻なりに頑張って二回のFECを乗り越えました。あの時もう続けろとは僕からは強くは言えなかったのです。再発させないために、それでも今からでもやれることを前向きにやらなくてはなりません。
今更「どうもやっぱりFEC二回でやめたのは、あんまり良くなかったようだよ。」と言われるのは妻も辛いでしょうと思います。
とにかく明日はタキソール4回目です。白血球が下がっても「G-CSFなどを使用して遅らせないで対応する方法が」あるのですね。お教え下さってありがとうございます。とにかくこれ以上遅延することがないように、僕が担当医をマネジメントします。(傲慢ですね、すみません)
年末年始も病院が休みになるので1週遅れる(けどそのくらい大丈夫よ)とか言われてますが、これもまずいのですよね?
他の日本の病院では年末年始の化学療法は(ウィークリータキソールなど)どう対応されておられるのでしょうか?どなたか教えて下さいませんか?
なんとか遅れないように担当医に訴えてはみますが。(このままいくとタキソールが年末にかぶります。)取り敢えず(お会いしたことはありませんが主治医でもある)乳腺科のトップのDrへの予約を明日取ってみる、と妻は申しております。
別の病院でのセカンドオピニオンについてはもう少し話し合ってみます。
今投稿しようとしましたら、先生の3と4の記事がなくなっていました。のでそこの部分への返信は控えます。
時間をかけて言葉を尽くそうとすると長くなり、ますます他の方のおじゃまをするようで辛くなってきます。皆様に申し分けなく思っております。
よろしくお願いいたします。
Re:T1N0M0 Her2強陽性乳癌の術後予防治療について
あべっち(千葉県)
2010/12/26
しばらくおとなしくしてました。
その後妻の治療は(ウィークりーパクリタキセル+3週毎ハーセプチン)順調に進んでいます。
担当医からは年末一週あけても大丈夫と、いったんはそういう予約になりましたが、お願いして遅れずに年末も入れていただくことにしました。
FECが二回で終わったことで、タキソールはしっかり遅れずに完遂した方が良いと僕らは受け止めたのです。
そのことについて、同じ病院の腫瘍内科のDr(担当医ではなく)にも先日お尋ねしました。同じチームのようですからセカンドオピニオンとは言えませんが、
「FECは毒性が強く出たので中止した方が良かった。二回やっただけでも良かった。そういう患者さんはたくさんいる。どうしてもと言うなら入院してあと2回やる選択肢はあるが、副作用が再び強く出る可能性があり、おすすめしない。
タキソールとハーセプチンを同じ日に投与しないで、一週あけたのは担当医の機転。今後はハーセプチンが大事。年末は一週くらいあけても大丈夫」とのことでした。
でも、違うかも知れませんが、僕らは「あけても大丈夫」とはもう思えなかったので、そうしました。
29日がタキソール、もう10回目となります。
一月半ばでタキソールは終了。(ハーセプチンはその後も続きますが)
2月からは放射線の予定です。
7月に手術してもう暮れです。
妻はかゆみなど少しはありますが、食欲は大いにあり、それは大変ありがたいことです。せいぜいやっと穫れた新米をたくさん食べてもらおうと思っています。
また長くなっちゃいましたが、皆様に色々聞いて頂いて、またご意見、アドバイスを下さりありがとうざいました。
なんとか今後やれるところまで続けたいと思っております。
色々ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。
その後妻の治療は(ウィークりーパクリタキセル+3週毎ハーセプチン)順調に進んでいます。
担当医からは年末一週あけても大丈夫と、いったんはそういう予約になりましたが、お願いして遅れずに年末も入れていただくことにしました。
FECが二回で終わったことで、タキソールはしっかり遅れずに完遂した方が良いと僕らは受け止めたのです。
そのことについて、同じ病院の腫瘍内科のDr(担当医ではなく)にも先日お尋ねしました。同じチームのようですからセカンドオピニオンとは言えませんが、
「FECは毒性が強く出たので中止した方が良かった。二回やっただけでも良かった。そういう患者さんはたくさんいる。どうしてもと言うなら入院してあと2回やる選択肢はあるが、副作用が再び強く出る可能性があり、おすすめしない。
タキソールとハーセプチンを同じ日に投与しないで、一週あけたのは担当医の機転。今後はハーセプチンが大事。年末は一週くらいあけても大丈夫」とのことでした。
でも、違うかも知れませんが、僕らは「あけても大丈夫」とはもう思えなかったので、そうしました。
29日がタキソール、もう10回目となります。
一月半ばでタキソールは終了。(ハーセプチンはその後も続きますが)
2月からは放射線の予定です。
7月に手術してもう暮れです。
妻はかゆみなど少しはありますが、食欲は大いにあり、それは大変ありがたいことです。せいぜいやっと穫れた新米をたくさん食べてもらおうと思っています。
また長くなっちゃいましたが、皆様に色々聞いて頂いて、またご意見、アドバイスを下さりありがとうざいました。
なんとか今後やれるところまで続けたいと思っております。
色々ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。
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