掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
オキシコンチンの服用を自己判断で中止する事に成功しました
たかはし(栃木県) 2007/01/08
上野先生
アチコチに投稿させて頂いております(たかはし)です。
2005年9月の入院以来、抗ガン剤と放射線の併合治療を受けている間に、肺と肋膜と肋骨の癒着部に痛みが起きて初めは5mgを朝1錠、夜1錠と服用し、肺繊維化症が確認されがんの治療が
中断したときが痛みのピークで、朝5mg5錠、夜5mg5錠を服用するまでに至っていたのですが、繊維化症の治療の為自宅療養をするようになって2006年1月末に退院をし、オキシコンチンはそのまま継続して朝5錠、夜5錠を服用しておりました。
9月に入りましてから、家内と二人で夜8時の薬の時間に迄は帰宅する事にしていたのですが、車のトラブルで帰宅が深夜の1時になってしまいました、その間痛みが起きるのではないかと
心配して居りましたが全く痛みが起きる事なく帰宅する事が出来たのですが、その時にもしかして痛みが既に無くなっていたのにも関わらず服用して居たのではないかと思いまして、製薬メーカーのHPから情報を得て一週間に1錠ずつ減量する事に挑戦して4週間目には朝、夜とも各1錠にまで減量しました。
そして最後の1錠をを止めてから主治医に経過を報告しました処、こんなケースは初めてだから少し待つようにと言われチームの各ドクターとの話し合いが持たれたようで、30分ほどして
全く中止するにはリスクもあるので非常用にと朝.夜各1錠分を
14日間分処方されました。
2006年10月以降全く服用して居りません。
癒着部分の痛みも全くなくなりました、主治医はこんなケースは初めてだからと原発部のCTやMRIや骨シンチ等の検査をしてとにかく様子を見ましょうと言う事で今日に至っているわけですが、お陰様で私はオキシコンチンの副作用の便秘から解消されとてもお腹の具合が快適になりました。
このように事は本来患者自身が勝手にする事は医師の領域を侵し侮辱し不快な思いをさせる事になるわけですが、痛みの辛さを味わってしまうと服用する事で安心感を得るという患者自身の依存度が高まり服用しなくても良い筈なのに服用を続けているケースが多いのではないかと思うのですが。
主治医は、驚きと戸惑いと、呆れ、でも私の挑戦が偶然んから生まれそれが成功した事をとても喜んでくれていますが、先生はどのように思われますか?。
患者はこのような事はしてはいけないのでしょうか。

Re:痛み止めの自己管理
上野直人(海外在住) 2007/01/11
> 痛みの辛さを味わってしまうと服用する事で安心感を得るという患者自身の依存度が高まり服用しなくても良い筈なのに服用を続けているケースが多いのではないかと思うのですが。 主治医は、驚きと戸惑いと、呆れ、でも私の挑戦が偶然んから生まれそれが成功した事をとても喜んでくれていますが、先生はどのように思われますか?。 患者はこのような事はしてはいけないのでしょうか。<

痛み止めに関してどのように管理するかは医療従事者だけによって判断できないのは当然のことだと思います。痛みの程度、副作用によっては用量をあげたり、さげたいりするのが大切だと思います。さてこれを誰が言い出しっぺになるのは、患者でも医療従事者でも良いのではないでしょうか。ただし、それを現実に行うかは患者と医療従事者の合意が必要です。勝手にやったでは、医療従事者は患者のことを信頼できなくなります。患者の多くが医療に精通しているのではないだけに、どのように痛み止めを使用するから、患者と医療従事者の間にルールを作る必要があります。実際には私はそのように患者のケアを管理しています。また、いかにはやく、患者が医療従事者と連絡がとれるシステムがあるかが重要です。この連絡体制の確立をしないまま、疼痛管理をすると患者の満足度が減ります。高橋さんの場合は医療従事者とコミュニケーションがよくとれているのでうまくいったんじゃないですか?
Re:オキシコンチンの服用を自己判断で中止する事に成功しました
佐藤 由美子(愛知県) 2007/01/11
たかはしさん、ごぶさたしてます。こんにちは。

いつも治療に前向きに取り組まれているご様子を拝見して、感服しております。
オキシコンチンの中止についての記事を読ませていただき、正直に申し上げて、最初は少し違和感を感じました。しかし、その後の上野先生の返信を読んで、その通りだなぁと思いました。コミュニケーションが最も重要です。

この記事を読まれた、同じように痛み止めの副作用に悩んで減らしたいと思っている方いらっしゃると思います。
ぜひ、周りの医療従事者に相談していただきたいと思います。
Re:オキシコンチンの服用を自己判断で中止する事に成功しました
たかはし(栃木県) 2007/01/13
上野先生、佐藤由美子様

お返事有り難うございます、仰られるとおり主治医との信頼関係が崩れるような事だけはしない積もりで居ります。
オキシコンチンの中止に付いては偶然の結果なのだと思っておりますが、主治医は私を一日でも長く延命させようと努力して頂いて居りますそれを裏切るような行為だけはしない積もりでおります。
我が侭勝手な患者だと思っているのかも知れませんし、私も主治医に甘えている事が多くあるのかもしれません、只、コミニュケーションだけは崩れて居りませんので今後は更に勝手な
行動を慎み主治医の期待に応えたいと思います。
只、私の気持ちの中には現在もガンの治療を1年も中断している事に怯えがあり常に転移の不安を抱えている事は事実なんです、主治医も繊維化症の治療とガン治療を同時にだけは出来ないと常に私には言って呉れておりますが、そのことで私がやけになることのないようにだけは気遣いをして頂いている事は十分に伝わって来ますので今後は更に注意をして療養に専念したいと思います。
この度は本当に有り難うございました。

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