掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
温存後の皮膚壊死について
ゆう(石川県) 2011/02/06
先日、温存手術を受けました。
術後1日目に、乳頭の血流が悪いということで、プロスタンディン軟膏を塗ることになりました。
術後2日目には、手術の傷跡部分の血流が悪いということで、更にプロスタンディン軟膏を塗られました。
術後4日目ですが、血流が悪い部分は、黒くなっていて、黒っぽい液が変わらず出ております。
薬の塗り方を教えてもらって、自宅で対処していますが、皮膚が壊死しないかと心配です。
このまま、プロスタンディン軟膏のみを塗っていて、血流は良くなり、通常の皮膚に戻るものなのでしょうか?
他に飲み薬を飲むなど、血流を良くする方法はありますでしょうか?
また、温存でも皮膚壊死を起こすことはあるのでしょうか?
教えていただきたく、よろしくお願いいたします。



   
Re:温存後の皮膚壊死について
中川 智恵(東京都) 2011/02/07
ゆう様

ご投稿ありがとうございます。
乳腺外科医&病理研修中の中川です。

術後の皮膚の状況でご心配とのことですが、
書き込みを頂いた日が術後4日目ということでよろしかったでしょうか?

傷を拝見することはかないませんので、何とも申し上げられないのですが、一般的に皮膚が完全に壊死に陥るか、改善をしてくるかはある程度時間が経たないと見極められないことがあります。少なくても2週間~と言われています。軟膏にはいろいろな種類がありますが、プロスタンディン軟膏は血管新生効果、肉芽形成促進などがうたわれています。形成外科や皮膚科の先生でも好んで使用される方はおられるようです。

改善するかどうかは軟膏ももちろん大事ですが、そういう状況を起こした原因がどの程度であったかということだと思います。

温存でも乳腺を皮膚にくっつけて残して来るのを避けるために非常に皮膚を薄くして、切除する範囲によってはとても広く剥がす場合もあります。また、熱を使ったメスなどを使用するため、火傷のようの状態が起きることもあります。発生した時の程度によって、軟膏をつけたりあるいは何もつけずに治ったり、結局は壊死を起こしてその部分を切除し縫い直す必要性が出てきたりします。

焦るお気持ち、心配なお気持ちお察しいたしますが、傷は実際見てみないと何とも言えない要素が非常に大きいですので、主治医の先生とよくご相談してじっくり治して頂ければと思います。

Re:温存後の皮膚壊死について
ゆう(石川県) 2011/02/07
中川先生、ありがとうございました。
書き込みをした日はが術後4日目です。
薬を塗り続け、様子をみてみます。
本当にありがとうございました。

Re:温存後の皮膚壊死について
ゆう(石川県) 2011/02/27
先日は、温存後の皮膚壊死について、ご回答ありがとうございました。
その後ですが、やはり手術した際にメスをいれた部分が皮膚壊死を起こし、今度全摘(同時にエキスパンダーを入れます)の際に、形成外科の医師が切除するそうです。場所は下部の胸の膨らみに沿って切除したため、下部に7cm×1cm位です。切り取ったら、引きつれたり、皮膚や体の状態がまた悪くなりそうで心配です。
壊死したら、もう切り取る以外に方法はないのでしょうか?
また引きつれたりと症状はひどくなるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

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