掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
腋下の副乳がんの術後療法について
まめ (沖縄県) 2011/04/28
右腋下の浸潤性小葉癌、乳管癌。
1月リンパ郭清しましたが転移なし。腋の近くにはっきりとわかる副乳があるので、副乳癌だろうとのこと。
ER70% PgR70% HER2(-)。ステージ1。悪性度1。
(乳房側)断片にDCISあり、迷いましたが、3月右副乳・乳房切除。癌細胞なし。
3月末よりホルモン療法開始。
4月初旬、術後の右腋下に腫粒が触れ切除。結果は良性だったが、放射線をすすめられ、放射線科受診。
放射線科医には、腋下のみへの予防的照射は例がなく、通常の乳房温存手術後の照射に比べて、リンパ浮腫、肩関節の動きに支障が出る可能性が圧倒的に高い。年齢や生活状況を考えると、照射せずに、経過観察を薦めるといわれました。

術後、一旦はホルモン療法だけでOKとなった直後に、良性ではありましたが腫粒が出現したことで、念のための放射線と考えたようなのですが、主治医も、放射線科の医師がそういうなら、照射はやめたほうがいいですね、といいます。私も日常生活が保てなくなる副作用を覚悟してまで放射線を受ける気にはなれません。

しかしそうなると、術後療法がホルモン治療だけで本当に大丈夫なのか、非常に不安になってしまいました。「念のため」の放射線を受けないということは、再発リスクが上がる、でも代わりの治療はない、ということに、気持ちがすっきりしません。主治医は、腋下の乳癌、しかも副乳の乳腺の癌は非常にイレギュラーなケースで術後療法のセオリーがないと言います。現段階での抗がん剤は必要ないとも言われています。

この病気になって、自分の死生観をしっかり考える時間を与えられたと思っています。主治医を信じてついてゆこうと何度も考えるのですが、ゆらゆらと気持ちがゆれて、どこに相談しらたよいか困っていたところ、このサイトを見つけ、書き込みさせていただきました。まとまらない文章ですみません。どうぞよろしくお願いいたします。

   
Re:腋下の副乳がんの術後療法について
Dr NO(東京都) 2011/05/03
 乳がんの治療方法には、大きく分けると、①手術、②放射線治療、③内分泌療法(ホルモン剤)、④化学療法(抗がん剤)があります。①、②は局所治療、③、④は薬物で全身治療です。通常、乳がん治療はこれらを組み合わせて行われます。現在は、サブタイプ(ホルモン感受性、HER2など、から決められます)と進行度(ステージ)から治療方法を決定していきます。副乳がんも例外ではありません。
 局所治療として、最終的な乳房切除+腋窩リンパ節郭清という手術の後に放射線治療をするメリットは何でしょうか。局所再発のリスクが高い可能性があるのでしょうか。
 全身治療として、内分泌療法だけで十分なのでしょうか。化学療法の必要性はないのでしょうか。
 そのあたりを担当医とご相談なさってはいかがでしょうか。 
Re:腋下の副乳がんの術後療法について
まめ (沖縄県) 2011/05/06
ありがとうございます。
よくわかりました。

局所再発に関しては、可能性がないとは言い切れない、しかし抗がん剤は副作用のリスクを考えると現段階では必要ない、との説明を受けています。主治医の考える不安要素に、私が必要以上に過敏に反応してしまったということもあると思います。

諸状況により、セカンドオピニオンを受けることが難しいので、この掲示板を見つけて書き込んでしまいました。こうして書くことで頭の中が整理できます。

ありがとうございました。

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