掲示板「チームオンコロジー」

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連載コラムを読んで
「がん細胞を探すスペシャリスト」を読んで
山内 (滋賀県) 2011/10/20
国民の2人に1人ががんになる時代、非常に大切なお仕事をされておられる細胞検査士のみなさまには敬意を表します。しかし全国で6000人しかおられないとは、少なすぎますね。

以前テレビでお仕事の様子を拝見したことがありますが、実に緻密で地味にしんどいお仕事だと感じました。しかも人の生死にかかわるということで、ひとつの見逃しも許されない責任の重さ。
しかしこうしたスペシャリストでありながら、コラムの「賃金や雇用形態にも影響し、がん検診を支える細胞検査士が不安定な非正規雇用であるという状況」は、われわれがん患者にとっても憂慮すべきと思います。

細胞検査士の法的資格化が急がれると思われますが、コラムにはその展望は触れられていませんでした。現状はどのようになっているのでしょうか?

   
細胞検査士の資格について
小海志津子(島根県) 2011/10/26
 当サイトへの投稿、ありがとうございました。
ご質問の件について、お答えしたいと思います。
 細胞検査士の資格は、日本臨床細胞学会が行う認定試験に合格することで取得します。
これは、1969年(昭和44年)から実施されている、歴史と実績ある認定試験です。
資格取得後は、4年ごとに資格更新審査を受けなければなりません。
資格更新には、4年間に累積180単位の取得が必要です。
この単位は、年に2回実施される全国学会(25単位)や地方学会(5~10単位)への参加、学会発表や論文の投稿等によって得ることができます。
細胞検査士は、このような努力の積み重ねによってスキルを向上させ、精度の高い細胞診検査を提供しています。

細胞検査士に関するさらに詳しい情報については、下記のサイトを参考にしていただければ幸いです。

細胞検査士会トップ:
http://www.ctjsc.com/
細胞検査士とは:
http://www.ctjsc.com/ct/whatCT.htm#nani

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