掲示板「チームオンコロジー」

Bulletin board

治療とその選択
再発性子宮頸ガン
ひより (鹿児島県) 2011/11/11
私は38歳です。夫・子供2人の4人家族です。再発性子宮頸ガンだと、わかったのは最近です。9月あたりから咳が止まらず10月に病院にいき最初は内科でレントゲンをとり、結果左の入口らへんに大きな影があったので紹介状を書いてもらい呼吸器科で色々と検査をしました。それで私は4年前に子宮ガンになり抗がん剤・放射線・直接子宮にあてる放射線治療をして2年間までは定期的にガン検診を受けていました。2年前から色々とあってガン検診を受ける事ができないままきました。4年前に医者には99.9%再発することはないと言われていたので安心しきてたのが悪かったと今になって後悔しても遅いと思ってます。PETでの検査結果は、左肺上葉肺癌・多発リンパ節転移・左胸膜播種・子宮頸ガンの放射線化学療法後、再発所見なしとでました。
子宮ガンで治療した病院では、再発性子宮頸ガンだと言われ、延命を望むなら治療は抗がん剤しかないと言われました。放射線治療は、やっぱり望めないのでしょうか?完全に完治は望めなくても子供のために少しでも長く生きたいので、どうか良い治療がないかと思ってカキコした次第です。まだ治療するうえで何処の病院でするかも決めてません。どうか助けてください。

   
Re:再発性子宮頸ガン
向原徹(兵庫県) 2011/11/11
ひより様

はじめまして、神戸大学病院、腫瘍・血液内科の向原と申します。

お辛いですね。ただ、99.9%再発することはないと言われれば私でも検診は受けなかったでしょうし、そのためで今のことが起こっている訳でないですから、どうかそのことで後悔しないでください。

もしPET検査で書かれている部位、つまり肺、多発リンパ節、胸膜、にご病気が本当にあるとすれば、やはり放射線療法は多くの場合そぐわないと言わなければいけません。放射線療法は限られた範囲に病変がかたまって存在する場合に威力を発揮しますので、実際にみていないので断言はできませんが、胸膜のように平面方向にご病気がある場合、放射線療法はしづらいのです。通常は化学療法などの薬物療法が施されます。

ひとつ主治医の先生に確認をとられたほうがよいと思うのは、子宮頸がんの再発と考えられた理由です。もちろんその可能性もあると思いますが、新しいがんが肺にできること(肺がん)もないわけではないからです。その場合、使う薬が異なってくることもあります。腫瘍の一部をとるような検査はされましたか?99.9%再発はない、と言われていたと聞くと、なおさら確認されたほうがよいと思います。

残念ながら、ここでは、この化学療法がよいですよ、と書くことはできません。その決定はとても重要なステップなので、元来直接あって診せていただき、患者さまと相談しながら行うべきことだからです。ただ子宮頸がんの再発であれ、肺がんであれ、お身体の具合にもよりますが、有効性の示された化学療法はあります。どうか医療者と、ご家族といいチームを組まれて進んでいかれるようにお祈りいたします。
Re:再発性子宮頸ガン
ひより (鹿児島県) 2011/11/11
向原先生、お忙しい中相談にのってもらい、有難うございます。相談にのってもらい言葉がないほど嬉しい思いで涙が止まりません。


もう一つ相談があります。

結果がでるまでにいたり4ヶ所の病院をまわりました。
最初は近くの内科で紹介状を書いてもらい、ある病院の呼吸器科で胸部レントゲン検査・採血・胸部CT検査・喀痰細胞診検査・気管支鏡検査・頭のMRI・PETです。それで、呼吸器科の主治医の先生は、ここには婦人科がないのと放射線治療ができない事で4年前にお世話になった主治医の先生に紹介状を書いてもらい、そこで検査したのは採血で採血の結果CEA(EIA)37.2/SCC(EIA)56.20/LD(LDH)192 採血の結果の判断で再発性子宮頸ガンだと言われました。帰りぎわに、とりあえず子宮ガン検査をしましょうと言われ、、、治療をする日が決まったら電話してねと言われてる感じです。そこの病院での内科の先生・放射線の先生は放射線はできると言ってたのを待合室で聞こえてしまい、診察室に入ると放射線は無理だねって言われたのです。その前に行った呼吸器科の病院の先生は放射線治療ができると言われました。
PETで受けた病院の先生や呼吸器科の主治医の先生、4年前お世話になってた婦人科の先生の治療方針や病名とかが意見が違うので、何を信じて良いのか、このまま婦人科の先生に言われた治療方針で良いのか悩んでるところです。子宮ガンの検査が、わからず病名を言われても納得いかず他の病院の方で、もう一度子宮ガン検査を受け、これまで受けた検査のデータCD-ROMとPETのレントゲンとか持ってるので、それをもって違う病院で、もう一度確かめたいのですが、それよりも早く治療を受けたほうが良いのか悩んでます。


Re:再発性子宮頸ガン
向原徹(兵庫県) 2011/11/12
ひより様

こんばんは。

がんにはいくつかの組織型(顕微鏡診断)があり、その代表例が扁平上皮癌といわれるものと、腺癌といわれるものです。子宮頚癌の多くは扁平上皮癌です。肺からは、扁平上皮癌も腺癌もできます。

SCCというマーカーは扁平上皮癌、CEAは腺癌で上昇しやすいマーカーで、参考にはしますが絶対ではありません。ひよりさんのマーカーでは、SCCもCEAも上昇しているので、なんとも言えないかもしれませんね。

今回は気管支鏡検査をされたということですが、そこで腫瘍の一部をとってくる生検はしませんでしたか?どうしても生検でうまくとれない場合もあるのですが、もしとれていたなら、子宮頸癌の手術でとった組織と類似のものか比べるのが理想的です。

今回は、再発と判断した根拠がkeyになると思いますので、上に書いたようなことも参考にしていただいて、納得がいくまでお話をされるのがよいと思います。

放射線に関しては、先ほど書いたように、胸膜にあるというのが確かであれば難しいのかな、と想像はしますが、なぜだめなのか、呼吸器の先生はあてられるといったけど、ということを正直に医師に疑問を投げかけるのが大切だと思います。

勇気がいることだと思います。ただ納得せず進んでいくのは、ひよりさまは勿論、医師も望んでいないことのはずです。
Re:再発性子宮頸ガン
さとう(東京都) 2011/11/14
ひよりさま

掲示板を拝見しました。
お子さんのためにも頑張ろうとされているのですね。

治療だけには限らず、どんなことでもそうだと思いますが、
自分がしっかり信じたこと程、がんばれるような気がします。

向原先生も書かれていましたが、
今感じられている疑問や不安を医師にお伝えしてはいかがでしょうか?
直接だと言い難い状況もあるかもしれませんので、看護師さんなど、ひよりさんがお話しやすい人に相談してみると気が楽かもしれません。

私は、看護師だから看護師のことを話しますが、
看護師は、どんな時も患者さんの気持ちと身体に寄り添った看護をしたいと思っていると思います。
きっと、ひよりさんの近くにもこんな看護師さんが沢山いると思います。
Re:再発性子宮頸ガン
ひより (鹿児島県) 2011/11/19
妹達2人と家族で治療を始まる前に旅行をして返事が遅くなりました。旅行をする前にも妹と母が私の治療の事で、ひどい喧嘩になりそれが苦しくなって過呼吸で救急車に運ばれてしまい、そこでも担当の先生は出張だったのでいなかったのですが違う医師に色々と聞きました。今の担当の先生は日本産婦人科専門医らしくがん治療認定医や婦人科腫瘍専門医でもないので色々と他の先生に聞いていたんだと思います。紹介状を書いてもらって今の担当の先生にお願いしたのは2人の子供を産んだ時の担当の先生でいて安心できると思って決めたんですが、やっぱり出産とは違い、そゆう専門の先生の方が良いのじゃないかと悩んだりしてしてます。気管支鏡検査をされて腫瘍の一部をとってます。それが4年前の子宮頸癌のと同じなのかも今の担当の先生は採血だけで判断したことに不安になったりして、データはあると思うので、そこら変真剣に向き合って知識がある先生の方が良いのですが勇気ができず今だに治療の予約も入れてない状態です。それか、担当の先生は化学治療の先生に、あとはまかせると言っていたので、そこで色々と聞こうかとも思ってます。最近悲観的な自分がいて、つらいです。毎日不安の中にいる感じを少しでも前に向いて頑張るように来週あたり聞いてみようと思います。
向井先生、また忙しい中本当に、ありがとうございます。向井先生のコメントで救われてる1人です。感謝でいっぱいです。

さとうさんのような看護師さんがいたら、私もとらうまはなかったんだと思います。2人目の子供を産んで入院してる時に3食の食事をもってきてくれず、自分に対してあてつけのような態度な看護婦さんだったので何も言えず絶食が続いた時もあって、それで早く退院して、、、それ以来看護婦さんに対しての、とらうまがぬけないままです。そゆう看護婦さんだけじゃないと、わかっています。それでも看護婦さんも1人の人間なので私との相性が悪かったんだと思います。
さとうさんも忙しい中コメントして下さい本当に、ありがとうございます。

記事内容を変更することはできません。記述を修正したい場合はコメント欄を使って補足・訂正を行ってください。