掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性
MM(神奈川県) 2011/11/16
こんにちは。
妻が炎症性乳がん治療中です。

炎症性乳がんは進行が早く、再発もしやすく、予後も悪いと聞いています。
その為、つい悲観的になってしまうのですが、何とか希望を持ち続けてがんばっています。
炎症性乳がんの治療法について、HP上で上記タイトルの記事を見つけました。http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/news/201111/522426.html&cnavi=1
他にあまり情報がないのでご存知の方がいらしましたら、何でもよいので、お知らせいただけると幸いです。
妻も使える抗がん剤も少なくなってきており、今後少しでも希望を持って生活していけるようにと思っております。
何とぞ宜しくお願いいたします。

   
Re:ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性
朝倉義崇 (沖縄県) 2011/11/17
沖縄県で血液内科を中心に診療している医師です。
奥様が炎症性乳がんにて闘病中とのこと、本当にお疲れ様です。下記情報がご参考になれば幸いです。

非小細胞性肺がん以外のがんを対象として、初めて開発されたALKに対する分子標的薬であるクリゾチニブの治験(第一相試験)が行われています。詳細は下記URLをご参照ください。
第一相試験というのは、効果を確認するのが第一の目的ではなく、副作用の程度や、適正な投与量を決定することが目的の試験です。
このため、試験に参加するに当たっては通常いくつかの条件がありますので、日本での実施施設なども含めた情報は問い合わせ窓口で教えていただけると思います。
よろしくお願いします。

http://www.clinicaltrials.jp/user/cteDetail.jsp?clinicalTrialId=5007&language=ja
Re:ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性
MM(神奈川県) 2011/11/19
お気づかいと貴重な情報ありがとうございます。
さっそく問い合わせてみます。
本当にありがとうございます。
また他に何かありましたら、お教えいただけると幸いです。
Re:ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性
KEN(愛媛県) 2011/11/21
ご心配のことと思います。ALK阻害剤が肺がん以外にも、たとえば炎症性乳癌に効果があるかもしれないというのを以前研究会で聞きました。まだ開発の初期段階で臨床応用は難しいと思いますが、以下のURLを訪ねてみてはいかがでしょう。
AACR-NCI-EORTC International Conference MOLECULAR TARGETS and
CANCER THERAPEUTICS関連】
○ ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性(2011.11.15)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/news/201111/522426.html&cnavi=1
Re:ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性
上野 直人(海外在住) 2011/11/27
ALK阻害剤は現段階ではPhase I段階ですので、臨床試験以外の形ではお勧めできません。Dana FarberのDr. Massimo Cristofanilliが研究しています。
Re:ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性
MM(東京都) 2012/08/10
こんにちは。
乳がんに対するALK阻害剤はその後、いかがでしょうか?
妻は肝臓や骨に転移してしまし、オキシコンチンで痛みを抑えています。
今の抗がん剤も十分効いているとは言えない状態の様です。
もし、新たな抗がん剤を使える可能性があるのなら、希望と勇気を頂けると思うのですが、そうでないと精神的にも非常に厳しくなりそうです。
ALKについての情報は肺がんに対しては豊富なようですが、日本では乳がんについての情報をなかなか得られません。
もし、新たな情報をご存じの方がいらっしゃれば、お知らせいただけると希望の芽がひとつ育つのですが。。。
Re:ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性
KEN(愛媛県) 2012/08/12
奥様のことご心配でしょう。お察し申し上げます。もう一度企業の開発の人に問い直してみましたが、残念ですがやはり第一相以降進んでいないようです。
Re:ALKが炎症性乳癌に対する抗癌剤の標的になる可能性
上野 直人(海外在住) 2012/08/13
ALKは、第1相試験を超えていません。世界的にも、これらの治験を行っているのは、MDアンダーソンがんセンターのみかもしれません。また、FGF, EGFR, HDACなども標的として開発中ですが、これもMDアンダーソンがんセンターのみの治験です。

炎症性乳がんの最新情報あるいは、活動にかんしては、
https://www.facebook.com/InflammatoryBreastCancer?ref=hl
このサイトでが一番アップデートされています。

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