掲示板「チームオンコロジー」
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患者と医療者のコミュニケーション
若い患者さんへの乳がん告知について
村上 (広島県)
2012/05/14
皆さん方もよくご存じの様に、乳がんは30代で罹患する方も少なくありません。私より若い方、子供さんが小さい方へがんの告知をすることもよくあります。
お年の方にがんの告知をするのとは違って、私たち医療者もかなり気を遣っているつもりなのですが、実際に説明を受けられた患者さんの方から、私たち医療者への苦言、ご意見はありませんでしょうか。
私たち医療者は、実際にお話をした患者さんがどのように感じておられるのか、本当のところを知らないのです。
お年の方にがんの告知をするのとは違って、私たち医療者もかなり気を遣っているつもりなのですが、実際に説明を受けられた患者さんの方から、私たち医療者への苦言、ご意見はありませんでしょうか。
私たち医療者は、実際にお話をした患者さんがどのように感じておられるのか、本当のところを知らないのです。
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Re:若い患者さんへの乳がん告知について
えど(広島県)
2012/05/15
31歳で乳がん告知を受けました。
念のための検査の結果を一人で聞きに行った際に、
医師から淡々とした口調で言われ、
こんなあっさりとがん告知されるんだと驚きました。
せめて家族の同席を勧めてくださるなどしてほしかったと感じています。
一人で告知を受けとめるのはとても重たかったです。
それをさらに自分の口から家族に説明するのもしんどかったです。
両親も自分の子供ががんだということ、今どういう状態かを、きちんと医師から説明を受けたいはずです。
告知から次の検査結果を聞く受診まで10日以上あき、その間状況が分からず両親と悶々と過ごしたことは忘れられません。
若年性だから・・・と配慮してくださる先生に告知してもらえる患者さんは幸せだとこれを読んで思いました。
念のための検査の結果を一人で聞きに行った際に、
医師から淡々とした口調で言われ、
こんなあっさりとがん告知されるんだと驚きました。
せめて家族の同席を勧めてくださるなどしてほしかったと感じています。
一人で告知を受けとめるのはとても重たかったです。
それをさらに自分の口から家族に説明するのもしんどかったです。
両親も自分の子供ががんだということ、今どういう状態かを、きちんと医師から説明を受けたいはずです。
告知から次の検査結果を聞く受診まで10日以上あき、その間状況が分からず両親と悶々と過ごしたことは忘れられません。
若年性だから・・・と配慮してくださる先生に告知してもらえる患者さんは幸せだとこれを読んで思いました。
Re:若い患者さんへの乳がん告知について
村上 (広島県)
2012/05/15
えどさん
コメント有り難うございました。
つらかった出来事を思い出させてしまいました。
申し訳ありません。
でもこのサイトは日々患者さんに癌告知をしている多くの医療者が見ています。
えどさんのコメントから何かを感じ取り、明日からの医療の現場で患者さんへ優しい医療を提供するヒントを得た医療者もきっといると思います。
そしてそのことを通じて、優しいがん医療を受けることができるようになる患者さんがきっとおられます。
有り難うございました。
私はがんの告知にあたって必ず守っていることがあります。
それは、画像診断でいくらがんを疑っても、それだけではがんの宣告をしないことです。
かならず細胞診か組織診で確定してから告知します。
そしてがんを疑っているのであれば、次の説明の日にできればご家族とご一緒に来ていただくようにします。
「どなたか一緒にお越しになっていただくことはできますか?」と声をかけると「それは乳がんだからですか?」と聞き返されます。
そのように聞き返すのは当然ですよね。
それに対しては「今日の診察を見ると乳がんでないとは言い切れないからです。もし結果が悪性であったら、いろいろとご相談することがあります。お一人でお聞きになると、よく分からなかったりしますし、あとでご家族に説明するのがきっと大変だと思いますから。」とお答えします。
これがベストとは思いませんが、これが今の私のスタイルです。
他の医療者の方はどのようにされていますか?
コメント有り難うございました。
つらかった出来事を思い出させてしまいました。
申し訳ありません。
でもこのサイトは日々患者さんに癌告知をしている多くの医療者が見ています。
えどさんのコメントから何かを感じ取り、明日からの医療の現場で患者さんへ優しい医療を提供するヒントを得た医療者もきっといると思います。
そしてそのことを通じて、優しいがん医療を受けることができるようになる患者さんがきっとおられます。
有り難うございました。
私はがんの告知にあたって必ず守っていることがあります。
それは、画像診断でいくらがんを疑っても、それだけではがんの宣告をしないことです。
かならず細胞診か組織診で確定してから告知します。
そしてがんを疑っているのであれば、次の説明の日にできればご家族とご一緒に来ていただくようにします。
「どなたか一緒にお越しになっていただくことはできますか?」と声をかけると「それは乳がんだからですか?」と聞き返されます。
そのように聞き返すのは当然ですよね。
それに対しては「今日の診察を見ると乳がんでないとは言い切れないからです。もし結果が悪性であったら、いろいろとご相談することがあります。お一人でお聞きになると、よく分からなかったりしますし、あとでご家族に説明するのがきっと大変だと思いますから。」とお答えします。
これがベストとは思いませんが、これが今の私のスタイルです。
他の医療者の方はどのようにされていますか?
Re:若い患者さんへの乳がん告知について
古屋(広島県)
2012/05/15
えどさんへ
大変お辛い経験を
この場で勇気をもって発信して下さり
ありがとうございます。
自分の本当の病名を医師から告知を受けることに
年齢、病型関係なく
告知に際しては、細心の配慮がなされるべきだと思います。
私は臨床試験に携わっていますが、
必ず告知の前に主治医と「いつ、どのように、伝えるのか?」を確認しています。
必ずといっていいほど、家族同席になるので
夕方だったり、時間外の19時や20時になることもありますが
告知を受ける患者さんが「聴ける」環境にも配慮できる医療人でありたいと思います。
えどさんの 主治医の先生をかばうわけでないのですが
私達医療従事者は患者さんの今後を何歩も先まで見据えて
告知から治療のスケジュール、次の治療 などを視野に入れて動いています。
患者さんは それに着いていくだけでも精一杯だと言われたことがあります。
その時はどうか勇気をもって「先生、教えて下さい。」と、自分の居る場所を先生に尋ねて見て下さい。
先生に聞きにくいと感じたら看護師に声をかけてみて下さい。
検査結果が出るまでの約10日間 家族と過ごした悶々とした時間を経験したことで、今後はえどさんを含め家族にもそういう時間が少なくなるように。
貴重なお話 ありがとうございました。
大変お辛い経験を
この場で勇気をもって発信して下さり
ありがとうございます。
自分の本当の病名を医師から告知を受けることに
年齢、病型関係なく
告知に際しては、細心の配慮がなされるべきだと思います。
私は臨床試験に携わっていますが、
必ず告知の前に主治医と「いつ、どのように、伝えるのか?」を確認しています。
必ずといっていいほど、家族同席になるので
夕方だったり、時間外の19時や20時になることもありますが
告知を受ける患者さんが「聴ける」環境にも配慮できる医療人でありたいと思います。
えどさんの 主治医の先生をかばうわけでないのですが
私達医療従事者は患者さんの今後を何歩も先まで見据えて
告知から治療のスケジュール、次の治療 などを視野に入れて動いています。
患者さんは それに着いていくだけでも精一杯だと言われたことがあります。
その時はどうか勇気をもって「先生、教えて下さい。」と、自分の居る場所を先生に尋ねて見て下さい。
先生に聞きにくいと感じたら看護師に声をかけてみて下さい。
検査結果が出るまでの約10日間 家族と過ごした悶々とした時間を経験したことで、今後はえどさんを含め家族にもそういう時間が少なくなるように。
貴重なお話 ありがとうございました。
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