掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
タモキシフェンの副作用と骨転移について。
佐藤 真由美 (海外在住) 2012/12/17
先生方いつも本当に有益なそして心強いご回答、アドバイスありがとうございます。感謝しています。お忙しい中誠に申し訳ありませんが相談させてください、お願いします。
右胸温存手術を9月下旬にしてステージ1、グレード1、リンパ節転移ありませんでした。その後タモキシフェンを単独で1ヶ月半ほど前から服用しています。抗がん剤は必要なく放射線治療も先週終わりました。
10日ほど前から手術をした右側の腕が痛くてかなり不自由を感じています。(寝ているときとか何もしてないときはほとんど痛みを感じないのですがそれ以外は我慢のできる痛さをかんじます)タモキシフェンの副作用で骨痛とか関節炎になる場合があると書いてあったのでその影響かなと思いつつどうしても骨転移のことが頭を離れませんタモキシフェンの副作用で私のように強い骨、関節は筋肉(だと思うのですが)の痛みとか感じることは当たり前なのでしょうか?
骨シンチ検査はタモキシフェンをちょうど取り出す前に(1ヶ月半前に)検査をして問題ありませんでした。そこで先生方にご質問させていただきたいのですが骨転移は1ヶ月や2ヶ月転移で起こるということも多々あるのでしょうか?またもう一度骨シンチ検査をしたいのですがこれだけたて続けにしても(放射線の問題とか)体には問題なくまたきちんと骨の異常がある場合は発見できるものですか?もしたて続けに骨シンチができない場合はどのくらい通常間隔をあけるものですか?そして骨シンチ検査でなくこの右腕だけ検査するということもかのうでしょうか?(たとえばMRIとかCTとかで)
沢山質問してしまってすみません。右腕だけが痛くてほかの場所の骨はまったく痛くないのでそれも気になっています。
今週の水曜日にオンコロジストには会うのですが何せ海外在住で日本のようにお願いしてもなかなかすぐに検査もしてもらえないのでとっても困っています。先生方ご意見、アドバイスどうかよろしくお願いします。骨転移が怖くて・・・毎日脅えています。

   
Re:タモキシフェンの副作用と骨転移について。
杉山直子(東京都) 2012/12/19
佐藤さま

乳癌の診療に携わっていたものです。

海外で治療をされているとのこと、なおさらご心配の事と思います。

直接診察できないので、限られたお答えになることお許しください。

頻度としては、タモキシフェンはアロマターゼ阻害剤に比べて、筋、骨格系の副作用は起こりにくいとされていますが、実際には手のこわばりなどをおっしゃる患者さんがいらっしゃいます。
お困りの痛みがタモキシフェンによるものかどうかは、現時点では何とも言えませんが、可能性がないとはいえない、というところだと思います。

骨転移が短期間で起こるかについては、考えにくいと思います。シンチグラムで使用される放射性同位元素はとても弱いものでほとんど生体に影響ないと考えられていますが、骨シンチをもう一度するかどうかは、主治医の先生が佐藤さんの診察をした上で、判断されると思います。国による保険の違いなどもあるかもしれません。


次回の受診時には、率直に痛みがあり心配していることをお伝え頂くとよいと思います。もし、痛みが徐々に悪化してくるようであれば、副作用や骨転移以外の原因があるかもしれませんので、その旨を主治医にお伝えください。

ちょっとしたことでも大きな不安につながってしまうことと思います。
拝見した情報からは、早期の段階で治療なさっていらっしゃるようですので、心配するなというのは無理かもしれませんが、焦らずに治療を継続して頂けるとよいなと思います。
Re:タモキシフェンの副作用と骨転移について。
佐藤真由美 (海外在住) 2012/12/24
杉山先生お忙しいなかご親切に返信くださってありがとうございました。とても助かりました。先生のご意見を参考に主治医に会ったとき色々聞いてみます。
本当にありがとうございました。

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