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気持ちの持ち方
ゆう(神奈川県) 2013/05/08
二年前の乳癌の告知、手術からお世話になった主治医が急病で病院から去られました。病気の不安なく前向きに考えられるようなれたのは主治医のおかげといっても過言ではありません。半年に一度の診察の私にとって新しい主治医とは前主治医とのような信頼関係は築く事は難しく、突然今までの安心感が覆るような心細さに襲われます。主治医に限らずですが、大切な人との突然の別れ、みなさんはどのようにして乗り越えられたか教えてほしいです。

   
Re:気持ちの持ち方
向原徹(兵庫県) 2013/05/10
ゆう様

腫瘍内科医をしています向原と申します。
医師としてゆう様のように言っていただけるのは、医者冥利に尽きることだろうと、うらやましく思います。

私はゆう様とは逆の立場のことが多いので、もしかしたらお気持ちを完全に理解することはできないかもしれません。

我々は、転勤した同僚の患者さまを引き受ける、ということが時にあります。そういうときは、前の主治医の診療スタイルをできるだけ引き継ごうと心がけたり、できるだけ信頼を勝ちとろうと努力をするものです。「前の主治医のほうがよかった」と思われたくないですからね。ただ、人と人との関係ですから、そんなに簡単に長い間診せていただいている患者さんのようにはしっくりはいきません。

主治医-患者関係はどこか、恋愛と共通したところがあるのかもしれませんね。前の恋人(主治医)とどうしても比べてしまうところがあるかもしれませんが、あまり何かにつき新しい恋人(主治医)と比べてしまうと、新しい恋人(主治医)のよいところを見逃してしまうかもしれないですよね。敢えてニュートラルな気持ちで診察に向かわれるのが、信頼関係を築く第一歩かもしれません。

きっと新しい主治医のほうも、なにがしか特別な思いでゆう様のことを診られていると思います。

焦らず育んでいかれることをお祈りします。
Re:気持ちの持ち方
ひろりん (東京都) 2013/05/12
ゆうさま

お気持ちよくわかります。
乳がん告知受けて10年目に入りますが、現在の主治医は3人目です。
最初の主治医は、術前化学療法、手術、放射線、ホルモン療法と一通りの治療が一段落した1年で転勤で変われらました。
そのときは、恋人に去られたような気持ちでした。
その後も年に1回か2回メールをしましたが短い返信をいただけました。
二人目の主治医は、よくお話を聞いてくださる方で、患者仲間でも評判のいい先生でしたので、割とすぐに打ち解けることができました。転勤で関西の方へ行かれました。
三人目の主治医になって約2年です。
向原先生が書かれているように前の先生と比較してしまうこともありましたが、こちらの気持ちをきちんとお話すると誠実に対応してくださいます。
遠慮しないで、こちらから会話していけば、先生も理解してくださり、信頼関係が築けると思います。
今の先生のいいところも気がつくようになると思います。
Re:気持ちの持ち方
みき(東京都) 2013/05/13
ゆうさま

この投稿にはっとさせられました。
私は病院というより、ぴんと来るお医者さんを探し探して、現在の主治医に巡り合い、治療を開始しました。
入院時以外、看護師さんや他の先生と話すこともないので、主治医だけを頼りにしてしまっている状況です。ここで、主治医が退職されたり、転勤されたりしたら、本当に愕然として途方にくれそうです。
でも、向原先生の投稿を読んで落ち着きました。恋人がいてもいなくても、たとえ途中で変わっても、私の人生は続くし、私を思っていてくれる家族や友人がいる。自分が元気でいることがまず大切なんだと改めて気づかされました。
新しい先生と、少しずつでも打ち解けることができたらいいですね。そして、快方へ向かっていかれることが、前の先生への恩返しにもなると思います。
陰ながら応援しています。ともにがんばりましょうね♪
Re:気持ちの持ち方
k (広島県) 2013/05/27
ゆうさんの主治医も急病とあるため、転勤とは違い何の前ぶれもない突然の別れだったのでしょうか?
私の主治医も、体調をくずされ病院を離れられました。

私は主治医の診察の、電子カルテや検査結果を見てだけでなく目の前の私の様子にあわせて対応して下さる絶妙な間の取り方が大好きでした。
一年検診で反対側の疑いが見つかった時、前向きに思えたのも病気の事だけでなく、私のつまらない悩みにも真っすぐに向き合って下さる主治医のおかげです。

そんな主治医との突然の別れに、ちゃんとお礼も言えなかった後悔と、他の患者さんからご自分の主治医の話を聞くたび寂しく心細く感じ、術後二年を迎えた今、そこに主治医がいて下さらない事に心が乱れます。

でも最近やっと、主治医の患者さんに対する思いは新しい主治医に引き継がれていると思い、主治医の回復を祈りながら、私がしっかりと地に足をつけ、自分の生活を頑張っていく事が主治医への一番の恩返しだと思えるようになりました。
まだ時々、心が折れそうになりますが向原先生の言われた「医者冥利に尽きる」と言ってもらえる日が来たら嬉しいです。

もし、この投稿が主治医の目に留まる事があれば・・・
今でも来院してすぐ受付先にある医師名のプレートの先生の名前を確認して安心される患者さん、「先生はもっと大きくなって帰って来て下さる」「先生を信じて待ちましょう」と話される患者さんを見て、先生の人柄を感じます。
私達は直接何もしてさしあげる事はできないけど、みんなの思いが大きなパワーとなって先生に伝わり、少しでも先生の力になりますように・・・
今は、ゆっくりと、しっかりと療養なさって下さいね。
会える日を楽しみに、毎日祈ってます。
Re:気持ちの持ち方
kei(兵庫県) 2013/06/02
前の主治医の先生が素晴らしい医師だったのですね。
去って行かれたのは残念ですね。

その医師に値する医師との出会いは難しいのかもしれませんね。気持ち的に…

私も主治医が代わった経験をしました。私の場合は前の医師が信頼関係が築けないような医師でしたけどね。今も短い診察時間で終わる医師とのコミニュケーションで信頼関係を築くなんて無理と思いました。
どの医師の診察を受けても、その場だけで終わってるように感じます。
じっくり心のケアまでなさる医師はいなくなられたように感じます。

乳腺外科、腫瘍内科においては、時間を取ってじっくり話を聞いてくださるような医師はいないのでは?と思いだしました。

術後1年半経とうとしていますが、精神的に立ち直れていないのでしょうね。悲観的に思うのは。。。

こんな人間もいることを知ってほしくて書き込みました。参考にはならないですけど…

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