掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
抗がん剤効果と副作用の関連
ゾフ(千葉県) 2013/06/02
乳がん2bで、皮下全摘後にFEC終了,タキソール中、この後ホルモン療法予定です。

とても丁寧に副作用の説明を受け、ネットでも充分調べて悲壮な覚悟で開始するも、脱毛以外にコレと言った副作用を感じません。遠くの病院へ片道3時間かけて行き、その後に仕事に戻り、週末はドライブや温泉巡りをしています。
余談ですが、脱毛も長年悩まされた若年性の薄毛が正真正銘(?)の薄毛になったので気になるものではありません。

こうなってくると、効いているのか気になり始めました。副作用は効いている証拠です、と説明したサイトも複数ありました。医師に、まだまだ耐えられるのでもっと色々出来ないか聞いて苦笑されました。

副作用の出方と効果の関係は何かあるのでしょうか。
ドセタキセル効奏と末梢神経障害発現は無関係と言う記事だけ見つけられました。

   
Re:抗がん剤効果と副作用の関連
zoe(愛媛県) 2013/06/06
ゾフ様

投稿ありがとうございます。
外来化学療法チームの薬剤師ですが、少しでもお役に立てればと思いコメントさせてください。
「治療と仕事の両立、週末はドライブや温泉巡り」と前向きにお過ごしになられているご様子とても大切に思います。

抗がん剤の治療効果と副作用(有害事象)の関係性についてですが、 結論からすると治療効果に個人差があると説明されるように副作用も同様にはっきりとわからないのが現状だと思います。そのため、現実的には副作用が出ていないことを前向きに捉えることも考え方の一つになるのではないでしょうか?
一部の分子標的治療薬という抗がん剤では臨床試験のサブ解析として、皮膚障害が強く現れた患者群や、血圧が高くなった患者群は治療効果が高い可能性があると言われている程度です。

投稿内容からすると、術後補助化学療法→ホルモン療法が予定されており、治療目標は「治癒」と考えられます。手術をして、がんを取り去ったのになぜ治療をする必要があるのか?を主治医の先生としっかり相談されて決められたことと想像します。術後補助治療となるとターゲットとなる病変がないため、治療効果を認識しにくいことは事実です。

メンタル面が治療に及ぼす影響の根拠があるか不明ですが、チーム医療の中心にいる患者さんが納得のいく決断をされ、前向きに人生を歩んでいただけますようにお祈り申し上げます。
ありがとうございます
ゾフ(東京都) 2013/06/09
zoe様、とてもあたたかいコメント頂戴し、嬉しいです。
自分でも奇妙な質問だと思うのですが、ご指摘の通り術後補助療法のため、何と戦っているのか時々混乱します。

化学療法前に薬剤師さんが何と、2時間も時間をとって丁寧に副作用などを説明して下さいました。私のネットで得た怪しげな質問にも根拠づよく答えて貰いました。その後も点滴中の様子を見に来てくれたり、ハッキリしなくても何となく違和感が有れば相談に来てね漢方薬も提案出来るからとか、健康食品の注意点などを教えて下さいます。

抗がん剤という響きで挫けそうだった私は、本当に助けられました。
そういう面でメンタルが安定している事も、副作用を軽減しているのかも知れませんね、感謝しつつ後半戦のホルモン療法に入ろうと思います。

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