掲示板「チームオンコロジー」

Bulletin board

治療とその選択
LH-RH agonist +AIの治療
まさみ(石川県) 2013/09/16
ER、PGR強陽性、HER2陰性乳がん患者です。
術前抗がん剤、手術、放射線が終わり現在ホルモン治療をしています。
年齢は50歳です。治療前は周期は乱れていましたが生理はありました。
子宮内膜症による卵巣嚢腫があるためノルバデックスは使えないとのことでゾラデックスで生理を止め、血液検査で閉経確認後(FSH3.98、E2 10未満)フェマーラと併用していました。
併用10ヶ月後に再度血液検査をしたところ(FSH7.78、E2 64)とE2値が上昇したためフェマーラからアリミデックスに変更しました。
AI剤は閉経後の薬なのでこのままE2値が下がらないまま服用しても効果があるのでしょうか?

LH-RHagonistでは卵巣機能抑制が不十分なのでE2レベルが上昇し、このような場合には外科的に卵巣摘除を考慮すべきと聞いたこともあります。
しかし年齢的にE2値はそのうち落ち着いてくるのではないかと思い卵巣摘出はしたくありません。

今後どのような治療の選択肢がありますでしょうか。
主治医との話し合いの参考にさせていただきたいのでよろしくお願い致します。

   
Re:LH-RH agonist +AIの治療
Tsugawa(神奈川県) 2013/09/17
通常はタモキシフェンを使用します。卵巣嚢腫がおありとのことでしたが、その後、婦人科でみていただいていますか?現在の状況はいかがでしょうか?
アロマターゼ阻害剤は卵巣刺激作用があるので、化学療法による無月経が続いていても慎重に投与することが推奨されています。月経が再開してしまう恐れがあるからです。通常はタモキシフェンを投与し、年齢や1年以上月経の無いことを確認して、アロマターゼ阻害剤に切り替えることが多いと思います。
今回、ゾラデックス投与下での、FSH、E2の検査値の意味はよくわかりません。
担当医、婦人科医師とご相談ください。
Re:LH-RH agonist +AIの治療
まさみ(石川県) 2013/09/18
津川先生、大変お忙しい中、ご回答下さいましてありがとうございます。

卵巣嚢腫は左右ありましたが、右の内膜症性嚢腫はゾラデックスで生理を止めてから消失しました。
現在も婦人科で6ヶ月ごとにエコーと子宮頚がん体癌の検査をしていただいています。

実はご回答を拝見する前に今日主治医の診察がありまして、アロマターゼ阻害剤の卵巣刺激作用について正に説明を受けたところです。
卵巣嚢腫のフォローを丁寧にしながらノルバデックスに変更することも提案されました。

ですが今日はいろいろ迷ってしまい返事することができずもう1ヶ月今のままの治療で様子見をしていただくことにしました。
今日もFSHとE2の検査をしましたがゾラデックス投与下の値は当てにならないのですね。

迷った理由はやはり副作用による卵巣嚢腫の悪化があるかもしれないことと、アロマターゼ阻害剤の方がノルバデックスより治療成績がよいのではと思ったからです。

診察から帰ってきて津川先生のご回答を読ませていただいたので、もう一度よく考えて次の治療までに答えを出したいと思います。
ありがとうございました。






記事内容を変更することはできません。記述を修正したい場合はコメント欄を使って補足・訂正を行ってください。