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治療とその選択
ER+HER2+早期乳癌術後の化学療法選択について
チータン (長崎県) 2013/09/30
52歳早期乳癌 乳房温存手術を受け5週目になりました。

腫瘍サイズ7.7mm
核異型2 分裂度1→組織学的グレイド1
病理n0 転移リンパ数0
ER+++ 
PR-
ly-
v-
HER2陽性
病理断端-
乳頭腺管癌
Ki67 1%未満

45歳閉経で、6年間エストリオールを服用していました。

術後の治療について、主治医から二つの提案を受け、大変迷っています。


1.放射線治療+ホルモン療法
2.化学療法+ハーセプチン+ホルモン療法+放射線療法

主治医は1.を選択して、再発したときに後悔するようなら2.をと、
主人は、今最良の方法をとるなら2.を選択すべきだといいます。
仕事をしていること、知人に抗がん剤治療をうけ、大変苦しかったことを話に聞いて恐怖を感じ、ずっとまよっていますが、結論が出ません。
術後5週目に入っているので、タイムリミットになっています。

主治医は抗がん剤なしで、ハーセプチン単独治療は保険で認められていないので、できない。といいます。

とりあえず、放射線治療を受け(30回)、その間に考えるという選択はできるのでしょうか?

   
Re:ER+HER2+早期乳癌術後の化学療法選択について
Y.kojima(神奈川県) 2013/10/06
お返事が遅くなってしまいました。
チータンさんの様に0.6~1.0cmの大きさのHER2陽性乳癌の術後の治療は、NCCNのガイドラインでも抗癌剤の上乗せをしても良いし、しなくても良い、となっており、まだ確たるコンセンサスが無いところであります。それだけに主治医の先生方も患者さんご自身も悩まれることになり、心中お察し致します。二つの選択肢についての判断基準は、そうするとチータンさんが気にかけていらっしゃる様に、副作用のウェイトが重くなってくるでしょうか。ハーセプチンを1年間投与した後の長期間経過後の心毒性に関してもデータは少ないと思われます。また、抗癌剤の種類に関しては議論の余地があると思います。用いる抗癌剤によっても副作用のプロファイルが異なりますし、個人差もあります。知人の方がお受けになった抗癌剤治療が唯一無二のものでもありません。抗癌剤を用いるとすれば選択肢はあるか、それぞれの副作用はどの様なものか、について聞いてみるのも良いのではないでしょうか。
チータンさんが今後も主治医の先生方と良好なコミュニケーションを保ちつつ、治療を継続される事を願っております。

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