掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
乳がん マイクロパピラリーとher2+
ポクリ (京都府) 2013/11/21
6年前、左炎症性乳がん発症、術前抗がん剤の後、
全摘手術しました。術後も、放射線、抗がん剤、
ホルモン療法しました。しかし、2年後反対側の
右側胸に4センチのがんと左胸からお腹にかけて、
皮膚転移。
しかし、ホルモン療法の変更と、エンドキサンが
効いて、寛解しました。約四年その状態が続きま
したが、今年5月に反対側の右側に2cm程のがんが
見つかりました。
先月全摘手術をし、病理に出された所、
再発ではなく、原発と言われました。
形状がマイクロパピラリー、そしてher2+です。
調べてみると、かなり最悪なのですね。
それで、これからタキソール+カルボプラチン+
ハーセプチンと言われてます。
ただ、今までアドリアマイシン、タキソール、経口
抗がん剤、、と、やっており、血管がボロボロで、
白血球も低いままです。
出来るなら、ホルモン+ハーセプチンにしたいの
ですが、今の主治医は、賛成しません。
どのように思われますか?
よろしくお願い致します。

   
Re:乳がん マイクロパピラリーとher2+
向原徹(兵庫県) 2013/11/23
ポクリさま

こんにちは。神戸で腫瘍内科医をしているものです。

2つのご病気(お話だと、左乳癌→皮膚転移と右乳癌)をお持ちの時には、より患者さんの健康に影響を及ぼし易い方の治療を行っていくのが基本です。しかし、実際には、どちらのご病気がより深刻か、予測するのが難しいこともあります。その場合は、できうる限り両方をカバーできる治療を考えていくのが基本です。

お話ですと、左乳癌は皮膚転移という形で出てきてしまった訳ですが、4年間もの間上手く抑えてこれたのですね。これは何らかのお薬を使われながらであったのでしょうか?

また今回の右乳癌のホルモン受容体はいかがでしょうか?

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