掲示板「チームオンコロジー」

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家族関係とコミュニケーション
治療の選択肢について
june bride の夫(神奈川県) 2014/06/24
妻が乳がんになり、できる限り一緒に戦ってきました。
しかし、残念ながら昨年 亡くなりました。
未だに悲しみが癒える事はありませんが、少しは落ち着いていろいろな事を考える事ができるようになりました。

今、闘病生活を思いだして思う事は、家族として、夫として もっと妻と楽しい時間を過ごしたかったという事です。

病気が進行すると、常にこれからどうしますか?と医師に判断を迫られたり、インターネットの情報に振り回されたりしました。

しかし、結局何もすることができず、不安を抱えたまま日々を過ごしたり、逆に妻を不安にさせてしまったりしたように思います。

治療は先生にお任せするので、ぜひ最善の治療を。
私は妻と楽しい事だけを考えて、少しでも楽しく過ごしたかったです。
それが、とても心残りです。。。
病気の事など忘れて、もっと楽しく過ごしたかったです。

転移、進行すると治す事が難しい病気なのですから。

Re:治療の選択肢について
いざわ (京都府) 2014/06/26
june bride の夫 様

貴重な書き込みをありがとうございます。
病院で看護師をしています。

病状が進行してくると、次の治療の選択肢、いま生じている症状を緩和するための処置や薬についての提案や選択肢、どこでどのように過ごしたいですかというような療養場の選択、などなどいろいろ選択しなければいけないような事態が続き、きっと気持ちに余裕がない日々を送られたのではないかと想像しています。

医療スタッフは、そのような時、どうしてもご本人・ご家族の意向に沿うようにと思いいろいろな選択を提示してしまうのですが、それはきっと大きな負担でもあるのだと思います。もっと医療者が、意志決定をゆだねてしまうのではなく、寄り添いながら一緒に意向を決めていけるようなスタンスが必要なのだろうと思います。

患者さんやご家族のそのような率直な気持ちをいつでも話し合えるような関係性が出来ると、もっとご家族の負担は軽減するだろうなと思います。そばにいる看護師がそっとご家族の負担感や辛さを聴いて、その方に合わせた選択肢の支援ができれば、よいなと思います。

ご家族の気持ちがよく分かりました。ありがとうございます。
Re:治療の選択肢について
K(岐阜県) 2014/06/27
june bride の夫さま

ご投稿ありがとうございました。
看護師のKと申します。

奥様と頑張って治療をされてきたんですね。
june bride の夫さまのご投稿を拝見して、まずは生きることを大事にして全力で病気に向かわれたのだなと感じました。

また、その時は、お二人にとって生きるための選択が一番大事だったのだと思いました。

振り返ると、やりたかったことは沢山ありますね。
でも、きっとその時々に奥様と一生懸命に考え、悩んで決めてきたことだと思います。

楽しいことに目を向ける余裕もなかったかも知れないですね。
楽しくなかったかもしれないですが、すごく大切なことのように思います。

 治療は先生にお任せするので、ぜひ最善の治療を。
 私は妻と楽しい事だけを考えて、少しでも楽しく過ごしたかったです。

 それが、とても心残りです。。。
 病気の事など忘れて、もっと楽しく過ごしたかったです。

 転移、進行すると治す事が難しい病気なのですから。

june bride の夫さまのこの思いに対して、何ができるかを考えました。

まず一番に思ったのは、今まさにjune brideさまのように治療に全力で向き合い、僅かな可能性に願いをかけて頑張っている患者さん、ご家族に、june bride の夫さまのお気持ちをお伝えすることは、患者さん、ご家族のお気持ちを楽にできることに繋がるかもしれないですね。

その時々、受け入れられること、受け入れられないことがあると思いますが、色々な気持ちを知ることはとても大切なのではないかと思いました。

今回は、勇気をもってお気持ちを教えてくださってありがとうございました。

もし、june bride の夫さまのお気持ちと異なる投稿でしたら申し訳ありません。

私たちも、このご投稿を真摯に受け止め、患者さんのQOLが上がるよう共に考えていきたいと思います。

看護師 K
Re:治療の選択肢について
ひろりん (東京都) 2014/06/28
転移乳がん患者です。
「何もすることができず、不安を抱えたまま日々を過ごした・・・」
今の私です。
「病気の事など忘れて、もっと楽しく過ごしたかったです。」
難しいかもしれませんが、そのように心がけようと思います。
家族・友人と「楽しいこと」を積み重ねます。
目が覚めたように感じました。
有難うございました。

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