掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
乳がん治療の副作用?
ねこねこ(千葉県) 2014/07/08
こんにちは!
45歳、主婦、2年前にⅡaの乳がん左房全摘出手術を受け、現在ノルバデックスとリュープリンの治療を受けているものです。

昨年の冬と先月、生理のような出血があり、その都度、子宮内膜掻爬術を受けました。

結果は、2回とも、複雑型子宮内膜増殖症(異型なし)です。
ガイドライン上、子宮を摘出するほどの病状ではありませんが、乳がん患者でリスクが高いので摘出をすすめられました。

掻爬術は、とても苦痛…そして、私の母は子宮体がんの経験者です。
今後を考えると、摘出したほうが良いとも思えるのですが、左胸に続き、子宮まで失うことに女性としてためらいがあり、とても悩んでいます。

私の場合、摘出することが最善か否か、お分かりの方、もしくは、経験者の方がいらっしゃったらお話をきかせてください。
自分の気持ちの整理をしたいです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

   
Re:乳がん治療の副作用?
A(千葉県) 2014/07/14
ねこねこさん、こんにちは。

お体に様々なことがおき、ご心配されていることでしょう。

そのような中で葛藤を抱えながら、治療の選択をしなければならないこと、非常におつらい状況かと思います。

間違っていましたら大変申し訳ないのですが、下記のような葛藤がおありなのかと推察します。

<子宮を摘出する場合>
・子宮内膜掻爬術はとても苦痛があるため、その苦痛からは解放される。
・子宮を摘出すると、左胸と子宮の両方を失うことになり、女性としてのためらいがある
・がん化の不安からは解放される
・摘出によるリスクがある

<子宮を摘出しない場合>
・上記の不安から子宮をとらなければ、苦痛のある掻爬術を繰り返さなければいけない
・子宮を残すことで女性としての何かを保てる
・がん化のリスクは続く


ねこねこさんの場合、子宮をとらなかった場合のがん化の可能性がどれ位なのか、その可能性をねこねこさんがどのように感じられるのか、ねこねこさんにとって女性らしさとして価値をおくものは何かで、ねこねこさんにとっての摘出するかの是非が考えられると感じます。

患者さんの中には、がん化のリスクが少ないと感じるか、多いと感じるか、かなり個人差があります。

その個人差は、その方の価値観によって生まれています。

がん化のリスクが数%でも不安があり、可能性を“0”にしたい方もいれば、数%ならば様々なリスクを加味した上で経過をみる方、様々です。

おつらい気持ちや悩みをこの掲示板に打ち明けて下さったように、主治医の先生や身近な医療者、大切な方々にもお伝え頂けると、ねこねこさんをよくご存じかと思いますので、ねこねこさんの心情にそった情報の提供や治療選択をする上でのサポートが受けられるように感じます。

ねこねこさんがお気持ちの整理ができ、ご 自身で「これで良かった」のだと思えるような決断が周囲の方と一緒にできると幸いです。
Re:乳がん治療の副作用?
ねこねこ(千葉県) 2014/07/18
Aさん!お返事が遅れてすみません。

私の抱える悩みを的確に理解して下さり、尚且つ、お優しいコメントを頂けて大変嬉しく、涙が出ました。
がん化の可能性や、何をもって女性らしさ、と、感じるのか…
そのアドバイスに気付かされました。
実は、乳がんの手術の事、親、兄弟、子供、友人にも話していないので、今回のことも、誰にも相談出来ません。(主人には話しています)
そして、婦人科の先生が高圧的な方で、私が色々質問すると、めんどくさそうに「とっちゃえば」と、言ってきました。
それで、その言葉に不信感を抱き、考えることさえ怖くなってしまったのです。
そんな中、Aさんが立ち往生している私の背中を、そっと押してくださったので大変感謝しております。
来週、乳腺外来があるので、気持ちを整え、今後の治療の兼ね合いも含め、しっかりと話してこようと思います。

Aさん!
私に力を下さって、改めて感謝いたします。
ありがとございます。

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