掲示板「チームオンコロジー」
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患者と医療者のコミュニケーション
終末期と緩和ケア
末期でも生きる(北海道)
2007/10/21
全く無知な疑問ですが
どうしてホスピスと緩和ケアは同じ病棟また同じ科なのでしょう?
がんの精神的苦痛は年代によっても違ってきます。
私はまだまだ「死」を受け入れるわけにはいきません。
それでも「受け入れろ」と言う姿勢に見えるのは「本人が余命6か月以内と知っている事」と言う条件があるそうですが、緩和ケアは早期からの介入ではないのでしょうか?しかも余命告知を受け入れられない私にとってはそれはもはや緩和ケアではない「エゴのおしつけ」にしか思えません。
そんな状況が打破されない限りは緩和=ホスピスの先入観は変わらないと思います。
人生半ば、まだ死にたくないですから
どうしてホスピスと緩和ケアは同じ病棟また同じ科なのでしょう?
がんの精神的苦痛は年代によっても違ってきます。
私はまだまだ「死」を受け入れるわけにはいきません。
それでも「受け入れろ」と言う姿勢に見えるのは「本人が余命6か月以内と知っている事」と言う条件があるそうですが、緩和ケアは早期からの介入ではないのでしょうか?しかも余命告知を受け入れられない私にとってはそれはもはや緩和ケアではない「エゴのおしつけ」にしか思えません。
そんな状況が打破されない限りは緩和=ホスピスの先入観は変わらないと思います。
人生半ば、まだ死にたくないですから
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Re:終末期と緩和ケア
伊藤高章(大阪府)
2007/10/22
「生きる」さん、ご投稿ありがとうございます。
おっしゃる通り、現在の緩和ケアの考え方は、がんの初期より様々な痛みを「緩和」するケアです。がんの治療が行われている各々の科で、どのような病気の進行状態においても、緩和ケアが行われるようになるのが理想です。旧来の、積極的な治療を尽くした後に行くホスピス病棟、という考え方とははっきり異なっているはずです。もっとも、WHO(世界保健機関)がこの方針変更を打ち出したのはここ数年のことで、残念ながらまだ医療者の側に考え方の混乱があるようです。
「生きる」さんの痛み(身体だけでなく人間関係の上でも、また心の上でも)を少しでも軽減できるように、多職種を含むチームが全力を尽くし、「生きる」ことを支えるのが、緩和ケアのはずです。「受け入れ」の話を別にして、チームがそのような意識で「生きる」さんのケアに臨むことを祈念しています。
今のような思いを、「生きる」さんを担当しておられる医療チームの方にお話しになってみてはいかがでしょうか?解ってくれる方が必ず居られると思います。
おっしゃる通り、現在の緩和ケアの考え方は、がんの初期より様々な痛みを「緩和」するケアです。がんの治療が行われている各々の科で、どのような病気の進行状態においても、緩和ケアが行われるようになるのが理想です。旧来の、積極的な治療を尽くした後に行くホスピス病棟、という考え方とははっきり異なっているはずです。もっとも、WHO(世界保健機関)がこの方針変更を打ち出したのはここ数年のことで、残念ながらまだ医療者の側に考え方の混乱があるようです。
「生きる」さんの痛み(身体だけでなく人間関係の上でも、また心の上でも)を少しでも軽減できるように、多職種を含むチームが全力を尽くし、「生きる」ことを支えるのが、緩和ケアのはずです。「受け入れ」の話を別にして、チームがそのような意識で「生きる」さんのケアに臨むことを祈念しています。
今のような思いを、「生きる」さんを担当しておられる医療チームの方にお話しになってみてはいかがでしょうか?解ってくれる方が必ず居られると思います。
Re:どうしてホスピスと緩和ケアは同じ病棟また同じ科なのでしょう?
上野 直人(海外在住)
2007/10/24
言っていることは十分に気持ちが伝わります。
問題はいくつかあります。ホスピス、緩和など様々な患者を思う気持ちが研究会、学会を作っているのですが、それがまさに現実の臨床の場に直結していることです。
本来なら、腫瘍を専門にしている医療従事者はすべて緩和とホスピスを理解して、日々の医療に生かす教育と能力を身につけていることが大切だと思います。緩和のアプローチは癌と診断を受けた患者、初期であろうが、末期であろうが、必要です。残念なことに多くの医療従事者はその教育を受けていないと思います。そのために、医療はどうしても癌の進行によりバトンタッチ医療になる傾向があるのだと思います。仮に、その教育を受けていても、いかに患者にバトンタッチ医療でないかと感じさせることが医療従事者の責務ですね。
問題はいくつかあります。ホスピス、緩和など様々な患者を思う気持ちが研究会、学会を作っているのですが、それがまさに現実の臨床の場に直結していることです。
本来なら、腫瘍を専門にしている医療従事者はすべて緩和とホスピスを理解して、日々の医療に生かす教育と能力を身につけていることが大切だと思います。緩和のアプローチは癌と診断を受けた患者、初期であろうが、末期であろうが、必要です。残念なことに多くの医療従事者はその教育を受けていないと思います。そのために、医療はどうしても癌の進行によりバトンタッチ医療になる傾向があるのだと思います。仮に、その教育を受けていても、いかに患者にバトンタッチ医療でないかと感じさせることが医療従事者の責務ですね。
Re:終末期と緩和ケア
上田(兵庫県)
2007/10/25
私の病院では緩和ケア医がいない為、医師、看護師、薬剤師が集まって、独学で緩和ケアを勉強し診療に活かしています。完治を目指す方にも必要に応じて緩和ケアの技術を用いており、緩和ケア=ホスピスという意識はありません。
「生きる」さんは主治医が代わったのでしょうか?
主治医が変わる病院の話を聞くと、そういったバトンタッチが残っているようですね。
「生きる」さんは主治医が代わったのでしょうか?
主治医が変わる病院の話を聞くと、そういったバトンタッチが残っているようですね。
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