掲示板「チームオンコロジー」
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患者と医療者のコミュニケーション
Re: 乳がん骨転移について
三浦 裕司 (東京都)
2015/01/11
しゅん様
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
虎の門病院で腫瘍内科をしております三浦と申します。
再発ではないかという不安なお気持ちとのこと、何かしらお力になれれば幸いです。
まず、骨転移に限りませんが、再発の診断は時に血液検査や画像検査では難しい事があります。投稿いただきました内容を拝読する限りでは、必要な検査は全てお受けになっているように思います。場所的に針を刺して組織検査が比較的容易な部位であれば、組織検査をするのが確定的ですが、足の付け根(大腿骨頚部?)となるとそれも困難かと存じます。
このように、確定的な診断がつかない(不確定な)状況というのは、少なからず起こりえます。その際には、今後の選択肢について、メリットとデメリットの双方を考え、最もデメリットの少ない選択肢を患者さんと相談することです。おそらく、主治医の先生もこのような考えのもと現在の治療法になったのだと思います。
大事な事は、このような不確定な状況だからこそ、このメリット・デメリットについて、主治医と患者さんとが共有しておくことです。そして、しゅんさんが不安に思っている内容についても、具体的に主治医にお伝えする事も非常に大事な事だと思います。
主治医の先生に質問をする際の参考に、MDアンダーソンがんセンターの上野直人先生がお書きになったエッセイのURLを下記に示します。ご参考になれば幸いです。
http://www.teamoncology.com/column/column_ueno.php4?f=130206.inc
主治医の先生との相談がうまく行く事を祈っております。
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
虎の門病院で腫瘍内科をしております三浦と申します。
再発ではないかという不安なお気持ちとのこと、何かしらお力になれれば幸いです。
まず、骨転移に限りませんが、再発の診断は時に血液検査や画像検査では難しい事があります。投稿いただきました内容を拝読する限りでは、必要な検査は全てお受けになっているように思います。場所的に針を刺して組織検査が比較的容易な部位であれば、組織検査をするのが確定的ですが、足の付け根(大腿骨頚部?)となるとそれも困難かと存じます。
このように、確定的な診断がつかない(不確定な)状況というのは、少なからず起こりえます。その際には、今後の選択肢について、メリットとデメリットの双方を考え、最もデメリットの少ない選択肢を患者さんと相談することです。おそらく、主治医の先生もこのような考えのもと現在の治療法になったのだと思います。
大事な事は、このような不確定な状況だからこそ、このメリット・デメリットについて、主治医と患者さんとが共有しておくことです。そして、しゅんさんが不安に思っている内容についても、具体的に主治医にお伝えする事も非常に大事な事だと思います。
主治医の先生に質問をする際の参考に、MDアンダーソンがんセンターの上野直人先生がお書きになったエッセイのURLを下記に示します。ご参考になれば幸いです。
http://www.teamoncology.com/column/column_ueno.php4?f=130206.inc
主治医の先生との相談がうまく行く事を祈っております。
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