掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
術前化学療法について
koo(神奈川県) 2015/03/25
はじめて投稿します。
2週間前に妻が乳癌の告知をうけました
現在はMRIとCTの結果待ちです

現在の病理組織診断報
浸潤性乳管癌(硬がん)
HER2:3+
ホルモン感受性:陰性

現段階の治療プランは

FEC3~4ヶ月→ドセタキセル+ハーセプチン3~4ヶ月→手術
→放射線→ハーセプチン1年です。

HER2陽性タイプは抗がん剤+ハーセプチンの方が効果があると
調べていくうちにわかりました
そこで最初に"FEC"をもってくる利点はあるのでしょうか?
又最初に抗がん剤を投与して細胞組織が変化し
ハーセプチンの効果が薄くなる事はあるのでしょうか?

がん治療とは本人が選択し治療をしていく
事もしりました だからこそいろんな
情報をがほしいです。

よろしくお願い致します。

   
Re:術前化学療法について
Y.K(神奈川県) 2015/03/28
お答えします。
乳癌の薬物療法において標準治療とされるお薬が、アンスラサイクリン系及びタキサン系のお薬であり、これらをしっかり使うことで予後が改善する事が期待されることになります。一方、アンスラサイクリン系のお薬とハーセプチンはともに、心臓の機能に影響を与えてしまう可能性がありますが、タキサン系のお薬にはそのような影響が殆ど無い事が分かっています。そこでハーセプリンはタキサン系のお薬と一緒に使う事になりました。こうして、しっかり治療をする事で癌が完全に消えてしまった場合、更に予後がよいという結果もえられています。
抗癌剤の投与の順番など施設によって多少の違いはあるでしょう。
まずは主治医の先生に、疑問を投げかけて頂き、納得できる説明をしてもらう事が大切に思います。安心して治療を受けるためにも、良好なコミュニケーションをとり、信頼関係を構築して頂く事が何よりも大切だと考えます。
治療方針に納得するためにセカンドオピニオンを聞きに行くという方法もあります。その際は予約制ですし、必要な資料を揃えておかないと的確な相談に乗れないため、迅速な準備が必要になります。癌拠点病院であれば相談支援窓口がありますから、具体的な事はその担当者に聞くと良いかも知れません。
円滑に治療が進む事を祈念しております。
Re:術前化学療法について
koo(神奈川県) 2015/03/28
Y.K様
貴重な情報ありがとございます。
進捗なんですが
MRI.CTの結果が出ました。
L乳房全域とリンパに浸潤していて
遠隔転移はなしでした。
そこで
手術の方なんですが
術前化学療法で完全奏功したとしても
乳房全摘と腋窩リンパ郭清するとの事でした
やはり一度癌に侵された細胞部分は
再発リスクが高いのでしょうか?

主治医に聞いた方がいいのだと
思うのですが結果を聞くまで
妻は毎日泣いて悲観的
になっており遠隔転移がない事で
少し治療に前向きになってきたところ
余計な不安はさせたくなく
突っ込んだ話しができませんでした。

よろしくお願い致します。
Re:術前化学療法について
YK(神奈川県) 2015/03/28
そういうときこそ、セカンドオピニオンをお受け下さい。抗癌剤の治療方針に関しては大きく違う事は無いかも知れませんが、手術のやり方に着いては、治療の効果をみてからの判断になると思います。

このサイトの位置付けとして、セカンドオピニオンと考えられる内容に関しては、残念ながらお答えするわけにはいかないのです。その点、何卒ご理解下さい。
私たちは、医療者との良好なコミュニケーションを取るためのアドバイザーです。
県内にもがん診療における拠点病院はいくつかあります。ganjoho.jp をみると検索できるでしょう。

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