掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
乳がんの抗癌剤治療について
みどり (熊本県) 2015/06/08
はじめまして。
5月中旬に左胸乳がんの全摘手術を受けました。
40代女性 閉経前です。

病理結果は

浸潤径(腫瘍径):0.8x0.6㎝
リンパ節:1/12個
組織型:浸潤性乳管癌
核異型度:1
リンパ管侵襲:0
悪性度 MIB-1(Ki67):44%(増殖能)
p53: ±
HER2: 2+
ホルモン受容体 ER : 2+(95%)
        PgR: 2+(99%)

という結果でした。


主治医の意見は

リンパ節転移は1個なので、放射線は無し
HER2が中途半端な数値の為、再度詳しい検査に出しており

結果がプラスであればハーセプチン+抗がん剤治療+ホルモン治療


HER2がマイナスであれば、ホルモン治療のみにするか、
しこりは小さいが悪性度が高いので抗がん剤治療をプラスした方が良いかもしれませんとの事でした。

ご相談したい事は、

HER2がプラスであればハーセプチン+抗癌剤治療が必要との事ですが、

もしマイナスだったとして、やはり抗がん剤治療は必要でしょうか?

抗がん剤治療が必須であれば治療をするつもりですが、
「抗がん剤治療をした方が良い」の場合、どの程度必要なのか自分で判断がつきかねています。
ご助言を頂ければと思いますので、よろしくお願い致します。




   
Re:乳がんの抗癌剤治療について
HIRO(茨城県) 2015/06/08
みどりさんへ

手術後、今後の治療について決めることは大きな決断が必要になりますね。
本掲示板ではみどりさんの治療について個別のアドバイスをすることはできませんが、みどりさんがより適切な選択をされるためのアドバイスができればと思います。

今回みどりさんが提示された情報からみると、みどりさんが治療を受けられた御施設では乳癌の再発リスクについて、また治療の適応について、ガイドラインなどに基づきしっかりと検討されていらっしゃいます。
MIB-1(Ki67)の評価がやや高めに判断されていることにより、抗癌剤の適応について“不要とは安易にいえない”という状況をご説明されていると思われます。

現在はHER2の結果待ちであり、不安がお強いこととおもわれますが、ぜひ、この点については主治医の先生とご相談いただくのが、やはりよろしいかと存じます。
抗癌剤を行う場合に予想される効果と副作用を伺い、”抗がん剤治療をした方が良い”のかどうか、一番親身になっていただける医療者と共に考えていただくのが、最善なのだと考えます。

主治医以外の意見もお求めの場合には、セカンドオピニオンも一助になりますが、まずは、主治医の先生と、また御施設の医療チームとのご相談をぜひ行ってみてください。
Re:乳がんの抗癌剤治療について
みどり (熊本県) 2015/06/09
HIRO先生

ご助言有難うございます。
HIRO先生の仰る通り、主治医の先生にご相談したいと思います。
乳がんと分かってから自分でも色々と調べたつもりでしたが、
病理結果は、やはり個々で色々なパターンがあり
自分の検査結果と照らし合わせて検討する材料にはなりませんでした。
なので、治療方針についてどのように判断するべきなのか悩んでいましたが、
やはり主治医の先生にご相談するのがベストだと分かりました。

こちらの過去のコメントなども改めて読ませて頂き大変参考になりました。
有難うございました。

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