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治療とその選択
ハーセプチン投与回数につきまして。
CL(千葉県) 2015/07/13
病理の結果、トリプルポジティブということで
12月よりハーセプチンの単独投与を行っています。
(抗がん剤は選択しませんでした。ホルモン治療はあまり値が高くなく
効くかどうかわからない、とのことで選択していません。)

本日11回目の投与が終わりました。
腫瘍内科の先生いわく、
「抗がん剤併用していないので、ハーセプチンの投与回数は
もうあまり関係ないかも。」
とのことでした。

「今回でハーセプチンをやめても別にいい、ということでしょうか。」
と伺うと、

「それはわからない。でも抗がん剤を併用しないという時点で
再発は未知数だから、いまやめるかどうかはそんなに問題ではない。
あなたが決めてもいい」

との回答でした。

この治療法を決めるにあたり、先生とはいろいろ話し合って
決めたつもりで、私は最後までやるのが当たり前だと思っていました。
今、このようにおっしゃる真意がよく私には理解できませんでした。

ハーセプチン治療は正直金銭的に大変です。
もし先生のおっしゃることを信じてもいいならリスクを承知の上で
やめることを検討しようと思っております。

漠然とした内容の質問で恐縮ですが、専門家の方にご意見を伺えたら
幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

   
Re:ハーセプチン投与回数につきまして。
S(京都府) 2015/07/15
CLさん

こんにちは。

京都で看護師をしております、Sと申します。

ご返信が遅くなって申し訳ありません。




投稿を拝見いたしますと、

主治医の先生と相談をして最後までハーセプチンの治療をしようと決断したのに、

11回目 を終えたところで、突然主治医の先生から

「やめても、続けてもあなたが決めてもいい」と言われてしまって、突き放された感じがして

戸惑われているのではないかとお察しいたします。

きっといろいろなことを考えて、ハーセプチンをしようという決断に至ったのだと推察いたします。




CLさんが抗がん剤治療を選択しなかった理由、

11回目を終えたところで、「やめても続けても」となったきっかけ

主治医の先生は、どうしてこのタイミングでCLさんにそのように告げられたのかその真意について

もう一度

主治医の先生と話し合ってみてはいかがでしょうか?




抗がん剤の治療にしても、ハーセプチンを使うにしても、ホルモン剤を使用するにしても

受けるのはCLさんですもんね。

CLさんの生活やご家族、大切にしていることなども主治医の先生に理解してもらって

それでどうするのが、CLさんに最も適しているのかを主治医の先生と一緒に意思決定することが、

後悔しない選択になるのではないかと思いました。




主治医の先生の話していることを信じてもいいかどうか、直接お答えすることはできませんが、

大切なことは、CLさんと主治医の先生が理解しあって、CLさんに最も適した方法を見つけることだと思います。




次の外来の時までに、CLさんが大切にしていることを整理して、主治医の先生とよく相談できることをお祈りしています。
Re:ハーセプチン投与回数につきまして。
CL(千葉県) 2015/07/15
S様

このたびはご多忙にもかかわらず、ごていねいに回答いただき、ありがとうございました。
大変うれしく思っております。

私が抗がん剤治療を選択しなかった理由は、ひとりで
事業をしている関係で、仕事と折り合いをつけながら
、というのが不可能だったことが大きな理由です。
また、後遺症(手足のしびれ等)が残ると、仕事が
難しくなることもありました。

その旨は主治医(乳腺外科の医師)も、腫瘍内科の先生も
了承くださっております。

11回目を終えたところで、「やめても続けても」となったきっかけは、腫瘍内科の先生に、
「ハーセプチンは17回か18回か?」
と、たずねたことです。
病院によって違うのでどっちなのかな、と、何気なく
伺ってみると、
「そんなにどっちでも問題ない。別に今やめてもそう問題
ないんじゃないかな。」

とのことでした。

主治医の先生とも腫瘍内科の先生とも理解、というよりは、
お互いの考えで妥協案を見出せる関係ではあります。

基本的に、医療者側は命の長さを優先にお考えになるのに対して、私のように、これからの長さより、今をどうにか生きて
いかないといけない、ということを優先せざるを得ない
患者側と「理解しあう」ということは難しいように
感じます。
お互いが、お互いを認め合う、というのが理想だと思って
おりますが、やはり大きな壁があることは
否めない気がします。

いろいろご心配いただき、感謝しております。
ありがとうございました。

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