掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
ホルモン治療をするべきかについて
ぱんだ(兵庫県) 2015/07/14
昨年11月に左乳がんで全摘出しました。

病理診断結果は、浸潤径13×11ミリ、核グレード2、脈管侵襲 血管・リンパ管ともあり、ER・PGRとも1パーセント、HER2 スコア3、KI67 90% センチネルリンパ節生検 リンパ節転移なし
でした。

1月よりハーセプチン+タキソール3か月(12回)、4月末よりFEC 3か月(4回)を行いました。

今後はハーセプチン9か月とホルモン療法(飲み薬)を勧められておりますが、ER・PGRとも1パーセントであり、ホルモン療法をするべきかどうか迷っています。

私のような場合、ホルモン療法による子宮体がん発生のリスクと、ホルモン療法をしない場合の再発のリスクはどちらが高いのでしょうか。子どもが小さいため、絶対に再発はしたくないのでどんな治療でも受けたいのですが、子宮体がんになっては元も子もありません。
乳がんは再発すると完治は難しいと聞きますが、子宮体がんは早期に発見できれば完治できるのでしょうか。

40歳、閉経前です。
どうぞよろしくお願いします。

   
Re:ホルモン治療をするべきかについて
Y.Kojima(東京都) 2015/07/15
ご質問ありがとうございます。
頂いた情報からしますと、しっかり治療を受けられている様ですね。副作用の強い治療が一段落しつつあり、お疲れさまです。
お察しの通り、ER、PgRの発現が1%というのは低い値であり、主治医の先生はぱんださんの絶対に再発させたくない、という意向を組んで今回の様な提案をされているのかも知れませんね。因みにタモキシフェンを5年間服用して子宮体癌にかかる割合は0.5%程度と考えられます。ぱんださんの病状についてよく把握されている主治医の先生に今一度、再発リスクについて話し合われては如何でしょうか?
Re:ホルモン治療をするべきかについて
ぱんだ(兵庫県) 2015/07/17
早速のご回答ありがとうございます。

主治医と相談しようと思いますが、最終的には自分で決めないといけないので、やはり迷うところです。
前回主治医に聞いたところでは、最近の治療の規定では1パーセントでもホルモン受容体があればホルモン治療をすることに変った、とのことでした。
私の再発リスクについては明確な回答はありませんでした。
ホルモン治療をして子宮体がんになったら後悔するだろうし、しなくて再発しても後悔するだろうしどう決断したらいいかわかりません。
Re:ホルモン治療をするべきかについて
fm(神奈川県) 2015/07/23
お返事遅くなり申し訳ございません。薬剤師をしている者です。ご参考になればと思い追記させていただきます。
どんな薬にも副作用はあります。リスクがゼロでない限り、ホルモン剤内服による子宮体がんに対してご不安な気持ちもごもっともだと思います。現在の乳癌ガイドライン2015のもととなった研究ではタモキシフェン服用によって子宮体がんになるリスクは54歳以下ではほとんどないと考えられています。一方で、何も飲まなくても子宮体がんになる確立も、これまたゼロではありません。
不性器出血がないかなど日頃から注意すること、また定期的な検診についても主治医の先生とご相談されてもよろしいと思います。

主治医やまわりの医療スタッフは、ぱんださんが納得して治療を受けられることを一番に考えていると思います。一人で決めなければ!と抱え込まず今のお気持ちをお話されてみてはいかがでしょうか。

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