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腋下のリンパ
どんぐり (愛知県) 2015/09/19
よろしくお願いします。
乳がん術後6年目。術側の腋あたりがナイフで切られたような痛みが走り腋下リンパを触ってみたら石のようにカチカチに固くなっていました。
術側腕、手、指に傷も炎症もないのですが、術後そのようなことが起こるのですか?
今はだいぶ治まってきましたが、まだグリグリしていて少し痛みもあります。
次回診察は10月中旬ですが、それまでに受診した方がいいのでしょうか?

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Re:腋下のリンパ
柏葉匡寛(岩手県) 2015/09/24
どんぐり様
ご心配の事でしょう、症状もあり不安な気持ちをお察しします。
6年も経って?とお思いだと思いますが、1番心配なリンパ節再発を否定する意味でも、予約を早め受診、検査を受ける事をお勧めします。
最近は初期治療も進歩して再発自体が減ってきた一方、5年以降の晩期再発と呼ばれる術後時間が経ってからの再発も問題になっています。万が一再発であったとしても、全身を検査して単独の再発であれば局所的な治療が主になる場合も多く、更に内服のホルモン剤を再開するメリットも報告されており、治癒の可能性も高いと思われます。
万が一良性のリンパ浮腫や炎症であっても、症状を改善する正しい対処、原因を明らかにする事ができます。悩まれて不安が増す事を考えても、早期の受診をお勧めします。

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Re:腋下のリンパ
どんぐり (愛知県) 2015/09/24
前回の手術ではリンパに問題がなかったので安心していましたが10月の予約を前倒しして受診してみます。
ありがとうございました。

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Re:腋下のリンパ
どんぐり (愛知県) 2015/10/21
受診しましたところ腫瘍マーカーは正常値でしたが組織検査で腋窩リンパにガンがみつかってしまいました。前回の手術ではリンパ転移が見つからず、放射線、2年間のゾラテックス、5年間のノルバティクスで治療を行いました。担当医の説明では再発というより前回とり残しの部分がホルモン治療が終わったことにより現れたとのことでした。今月末その部分の手術をします。リンパに再発したと考えていいのでしょうか?骨シンンチやペットの検査で詳しく調べても再発の場合は生存率に差がないから症状がでた時点で治療を考えていきましょうとのこと、現時点で詳しく調べる必要はないのですか?担当医から判断をゆだねられどうしたらいいのかわからず相談させていただきました。どうぞよろしくお願いします。

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Re:腋下のリンパ
向原徹(兵庫県) 2015/10/24
どんぐりさま

こんばんは。
腫瘍内科医をしているものです。
ご心配でしょうに、早く返事ができずすみません。

腋の下のリンパ節から癌が見つかったとのこと。他の部位のリンパ節に腫れがないことを前提にお話すると、やはり前回手術された乳癌がリンパ節再発している可能性が高いと思います。もちろん、乳房の温存術を受けられて、乳房にもしこりがあるような場合、全く新しい乳癌が腋窩リンパ節転移をともなってでてきた、などという可能性もありますが、今回みつかったのが、腋の下だけならば、繰り返しになりますが再発の可能性が高いと思います。

もし再発であれば、もともとの病気に近いところでの再発で、医学用語では「局所再発」といいます。局所再発のみの場合は、手術療法が行われることが多いのですが、局所再発で見つかっても、調べた結果、他の遠い部位に転移が同時に見つかることがあります。遠隔再発といいます。その場合は薬物療法が中心に行われます。

したがって、局所再発が見つかった場合、遠隔再発が同時にでていないか、画像診断をするのが一般的だと思います。この場合の画像診断は、CT、骨シンチが最も一般的にされるもので、最近はPETもされることが増えている、といった状況かと思います。

どんぐり様の場合、骨シンチやPETはされていない、とのことですが、CTはいかがでしょうか?

私が、「一般的に」と上に書いたのは、「絶対にこうしなければならない」というものではないからなのですが、一度主治医の先生と、「他の部位に病気がでてきている可能性と、その場合に今の治療方針=手術が変更になる可能性があるか」についてディスカッションされるのがよいと思います。

そう書くのは、万が一(そうあってほしくないですが)遠隔転移が同時にあったとしても、腋の下のリンパ節を手術でとることは、全く無益ともいえないからです。特に、癌がいるかどうかの診断を、針を刺して取ってきた少ない細胞でしている(細胞診)の場合はなおさらです。細胞診では詳細な癌の特長は分かりません。きちんとリンパ節をとって、癌のタイプを詳しく調べることによって、本当に再発なのかどうかを確認する材料にすることもありますし、再発時に癌の特徴がもともとの癌から変わることがあることも知られています。後者の場合、その後薬物療法を行う際の参考にすることがあります。

これから受けられようとしている治療や、検査に、ご自身が十分納得されて進まれることが何よりも大切です。よくお話をされてそうなることをお祈りしています。


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Re:腋窩のリンパ
どんぐり (愛知県) 2015/10/28
お忙しい中にもかかわらず、分かりやすく真摯にご回答いただきありがとうございます。

CT造影検査をし局所再発との判断で腋窩リンパ廓清手術となりました。(現時点で腫瘍マーカー正常値、肺レントゲン問題無し)他の臓器に転移はないであろうとこことから骨シンチ、ペット検査に関しては何か症状がでてからでいいのでは?とのことで今回は調べていません。

6年前の手術時の詳細。
乳房温存術(扇状)、放射線照射50グレイ、術後ゾラテックス2年、ノルバデックス5年を去年終了しています。
病理検査結果 
・浸潤性乳管癌(硬癌)  ・大きさ2.2cm ・核異型度スコア 2 ・脈管浸潤 なし ・ センチネル節生検 0/6 ・47歳 ・ER +60% PgR+80%  ・化学療法 なし  ・HER2スコア(染色法)0

術後の治療に化学療法の可能性はありますか?
白血数が3000前後のため心配です。
よろしくお願いします。

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Re:腋下のリンパ
向原徹(兵庫県) 2015/10/30
どんぐり様

腋窩リンパ節隔清を受けられたとのこと。
今後、どのような治療を行うべきか、については、明確な根拠がないのですが、今回とられたリンパ節のうち、いくつに癌細胞が含まれていたか、原発巣と同じくホルモン受容体が陽性か、などを参考に化学療法やホルモン治療をすべきか考えることになると思います。

画像診断については、この前書いたように、”絶対”ということはないですが、今後化学療法やホルモン治療をされるのであれば、その前にCTで見逃しやすいという意味で骨シンチはされてもよいのでは、と個人的には思います。経過観察をされる、という方針になれば、もしかしたら、症状がでた時点で考える、というのもよいかと思います。

どんぐり様の状況は、医学の教科書にも、”絶対こうしなさい”と書いているものではないのですので、よく相談なされて、よい方針を”すりあわせていく”のが大切だと思っています。

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