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治療とその選択
リンパ再発の抗がん剤の生存率
なな(埼玉県) 2016/03/06
リンパ再発の場合、抗がん剤で生存率はどのくらい変わりますか?
内服の抗がん剤だと効果はどのくらいですか?

   
Re:リンパ再発の抗がん剤の生存率
濱嶋 (海外在住) 2016/03/08
ななさま

リンパ再発について色々とご心配のこととお察しいたします。
質問にありました抗がん剤の使用の場合の生存率、内服の抗がん剤の効果などは、それぞれのガンの特徴、病状の進行具合、そして、どの抗がん剤を選択するかによって全く異なるので一概には言えません。
ななさんがどの程度主治医の先生から治療方針を聞いているのか、また現在すでに治療中なのか分かりませんが、まずは病状を把握している主治医の先生にそれぞれ治療法のベネフィット、リスク(治療成績、生存率がどの程度か、起こりうる副作用など)を確認していただくのがよいかと思います。

再発ということで不安も多いかと思いますが、疑問を解決して最善の治療を受けられることを祈っております。
Re:リンパ再発の抗がん剤の生存率
なな(埼玉県) 2016/03/08
ありがとうございます。
治療成績ってどういう意味ですか?
生存率は健存率を聞いても数字をあげるのは難しいですか?
Re:リンパ再発の抗がん剤の生存率
濱嶋 (海外在住) 2016/03/11
治療成績とは抗がん剤の効果のことで、具体的には治療によって患者さんがどの程度長く生きられるか、なおる可能性はどの程度か、病気の進行をどの程度抑えられるか、などを見ています。 また、医療者が生存率という言葉を使う場合には、なおる(治癒する)確率を必ずしもいっているわけではなく、治療によってある一定期間(2年、5年など)生きている確率を示す場合がほとんどです確率はあくまでも100人中、何人の方に結果が現れるかを示す指標に過ぎないので、ななさんの将来を確実に予想するわけではなく、数字では表せないことも大いにあり得るかと思います。そのために、治療方針を考える際には、その確率の数字のみに捉われているのではなく、個々のケースで利点や欠点などを総合的に考慮して、また患者さんの希望に沿って決定していきます。

例えば、主治医の先生に質問する際には、
ななさんの状態が点滴や抗がん剤の治療によって
1. なおる可能性があるものなのか(ここでの、認識のずれが医者と患者さんの間で起きていることもあります。)
2. なおる可能性や病気の進行をどの程度抑えられるかが、薬剤によりどの程度違うのか

といったような尋ね方をしてみるのはどうでしょうか。もし、主治医の先生からお話を聞いて、別の意見も確認したいということであればセカンドオピニオンの受診などもいいかもしれません。

ななさんの不安や疑問が解消されて、治療がうまくいくことをお祈りしております。

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