掲示板「チームオンコロジー」
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治療とその選択
HER2陽性乳がんの抗がん剤治療について
えりぃ(東京都)
2016/08/29
初めて投稿させていただきます。よろしくお願いいたします。
左乳房温存手術を終え、病理結果によりHER2陽性(FISHで2.01)
乳がんであることがわかりました。
腫瘍1cm
ER 90%
PgR 50%
ki67 20%
センチネルリンパ生検 2つのうち1つに転移3mm
主治医からは大人しいタイプのがんだが、HER2が陽性なので
抗がん剤はしたほうがいいと勧められました。
タキソールとハーセプチンを12回
(タキソール終了後ハーセプチンは3wに一度、1年間)
主治医の考えでは、予後のいいタイプであること、またパクリタキセルとハーセプチンで良い臨床結果が出ていることなどでAC療
法は省略できると判断したようです。
しかし先日、院内カンファレンスでやはり標準治療であるAC療法をHER2療法の前にしたほうがいい、との意見が出たらしく、改めてどうするか聞かれました。
参考にしたいので、先生方のご意見を伺えればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
左乳房温存手術を終え、病理結果によりHER2陽性(FISHで2.01)
乳がんであることがわかりました。
腫瘍1cm
ER 90%
PgR 50%
ki67 20%
センチネルリンパ生検 2つのうち1つに転移3mm
主治医からは大人しいタイプのがんだが、HER2が陽性なので
抗がん剤はしたほうがいいと勧められました。
タキソールとハーセプチンを12回
(タキソール終了後ハーセプチンは3wに一度、1年間)
主治医の考えでは、予後のいいタイプであること、またパクリタキセルとハーセプチンで良い臨床結果が出ていることなどでAC療
法は省略できると判断したようです。
しかし先日、院内カンファレンスでやはり標準治療であるAC療法をHER2療法の前にしたほうがいい、との意見が出たらしく、改めてどうするか聞かれました。
参考にしたいので、先生方のご意見を伺えればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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Re:HER2陽性乳がんの抗がん剤治療について
古屋由加(広島県)
2016/08/31
えりぃさま
はじめして
がん領域の治療に携わっている看護師の古屋です。
掲示板へのご相談 拝見しました。
えりぃさまが
乳癌を発症されてから、手術を乗り越え、
これから術後の治療を開始するにあたり、
えりぃさまにとっては、
激動の日々であったとお察しいたします。
まず、
この掲示板はセカンドオピニオンとしての相談の場ではないことを
予めご了承ください。
えりぃさまのご病状を最も近くで理解し、
えりぃさまにとっての最善の治療は何のか?
それを一生懸命ご検討されているのは、
今の主治医の先生であることを尊重させて頂きます。
ご相談内容を拝見しますと
主治医の先生は、
えりぃさまの治療方針について様々な論文や研究結果などを参考に、
現在のえりぃさまの ご病状と、最新のエビデンス(科学的根拠)に基づきながら
AC療法の必要性を含めた、治療の選択肢をご検討されているのではないかと
うかがえます。
当初の治療方針では
パクリタキセル+ハーセプチン療法の臨床結果に基づく
主治医の先生のご提案であったと思いますが、
手術を終え、えりぃさまの乳癌に関する全ての検査結果の評価と、
様々な治療の選択肢について
院内カンファレンスでの多くの医師の中での検討が、
今回のAC療法の要否に至ったのだと考えます。
主治医の先生からのご提案ですから
えりぃさまに デメリット>メリット のような治療方針を提案することはまずないと考えます。
しかし、
えりぃさまの中で「最初はやらなくてもいいAC療法だったのに、
やっぱり必要? なぜ?」
という疑問が、AC療法の選択を躊躇させているのではないでしょうか?
その疑問をすっきりさせるためにも
AC療法を提案された根拠と
AC療法を「受けるメリット」と「受けないデメリット」も含めて
一度、主治医の先生にご相談されてみてはいかがでしょうか?
はじめして
がん領域の治療に携わっている看護師の古屋です。
掲示板へのご相談 拝見しました。
えりぃさまが
乳癌を発症されてから、手術を乗り越え、
これから術後の治療を開始するにあたり、
えりぃさまにとっては、
激動の日々であったとお察しいたします。
まず、
この掲示板はセカンドオピニオンとしての相談の場ではないことを
予めご了承ください。
えりぃさまのご病状を最も近くで理解し、
えりぃさまにとっての最善の治療は何のか?
それを一生懸命ご検討されているのは、
今の主治医の先生であることを尊重させて頂きます。
ご相談内容を拝見しますと
主治医の先生は、
えりぃさまの治療方針について様々な論文や研究結果などを参考に、
現在のえりぃさまの ご病状と、最新のエビデンス(科学的根拠)に基づきながら
AC療法の必要性を含めた、治療の選択肢をご検討されているのではないかと
うかがえます。
当初の治療方針では
パクリタキセル+ハーセプチン療法の臨床結果に基づく
主治医の先生のご提案であったと思いますが、
手術を終え、えりぃさまの乳癌に関する全ての検査結果の評価と、
様々な治療の選択肢について
院内カンファレンスでの多くの医師の中での検討が、
今回のAC療法の要否に至ったのだと考えます。
主治医の先生からのご提案ですから
えりぃさまに デメリット>メリット のような治療方針を提案することはまずないと考えます。
しかし、
えりぃさまの中で「最初はやらなくてもいいAC療法だったのに、
やっぱり必要? なぜ?」
という疑問が、AC療法の選択を躊躇させているのではないでしょうか?
その疑問をすっきりさせるためにも
AC療法を提案された根拠と
AC療法を「受けるメリット」と「受けないデメリット」も含めて
一度、主治医の先生にご相談されてみてはいかがでしょうか?
Re:HER2陽性乳がんの抗がん剤治療について
えりぃ(東京都)
2016/09/03
お忙しい中、お返事いただきありがとうございます。
このような掲示板で親身になったご意見を伺うことができて、嬉しく思っております。
他の医師がACを勧めた理由としては、やはり標準治療であるというのがメインなようです。メリットとしては数%の上乗せがあること、AC→PTX&ハーセプチン、の流れで良い臨床結果があること、です。
デメリットはやはり副作用がきついということ、上乗せがあるとはいえ数%、それも本当にあるのかどうかは断言できないこと、
万が一再発した場合、同じ薬が使えないこと、があるそうです。
他の医師とも話す機会がありましたが、色々な考え方があるのでがん治療で何が正しいかは正直わからない、医師は最善と思える治療を提案し決めるのは本人だ、とのお話でした。
もう少し時間があるので考えてみたいと思います。
本当にありがとうございました。
また何かありましたら相談させてください。
このような掲示板で親身になったご意見を伺うことができて、嬉しく思っております。
他の医師がACを勧めた理由としては、やはり標準治療であるというのがメインなようです。メリットとしては数%の上乗せがあること、AC→PTX&ハーセプチン、の流れで良い臨床結果があること、です。
デメリットはやはり副作用がきついということ、上乗せがあるとはいえ数%、それも本当にあるのかどうかは断言できないこと、
万が一再発した場合、同じ薬が使えないこと、があるそうです。
他の医師とも話す機会がありましたが、色々な考え方があるのでがん治療で何が正しいかは正直わからない、医師は最善と思える治療を提案し決めるのは本人だ、とのお話でした。
もう少し時間があるので考えてみたいと思います。
本当にありがとうございました。
また何かありましたら相談させてください。
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