掲示板「チームオンコロジー」

Bulletin board

治療とその選択
乳がん 胸骨傍リンパの腫れ
koko(東京都) 2017/09/17
宜しくお願いします。
2017年4月に左乳房全摘しました。充実腺癌(左胸CD)
術後はホルモン療法(フェマーラ)です。
全体:75×35×30  浸潤部分のみ最大径25 グレード1  
浸潤度:f ly- v+
断片:(ー) リンパ節転移(ー)0/10(レベルⅠⅡ)
ER、PgR:100% HER2:0% MIB1:28(hot spot)
ルミナールA  ステージⅡA

術後5か月で造影剤CT、腫瘍マーカーしました。
結果腫瘍マーカーCEA:4.7⇒3.7 CA15-3:25⇒23
術前から胸骨傍リンパに腫れがあり、今回のCTでも変化はありませんでした。
主治医は、経過観察6か月後再検査との事。
主治医は、マーカーの数値は、範囲内ですし、そんなに気にしないよういわれましたが、転移があるからマーカーに大きな変化が無いのか気になり、フェマーラでは、薬が効かず、この先肺や骨に転移するのかと心細いのです。
主治医を信頼していますが、診察の時、ショックで質問できませんでした。
次からは、質問をメモしてよく聞きたいと思います。
胸骨傍リンパに腫れがあるケースについて、予後等教えて下さい。

Re:乳がん 胸骨傍リンパの腫れ
豊田昌徳(兵庫県) 2017/09/20
kokoさま
はじめまして。
腫瘍内科医の豊田と申します。
マーカーや画像検査に変化がなくても、胸骨傍リンパ節が腫れてみえるとのこと、心配ですね。
一方で、マーカーや画像検査に変化がないことは、kokoさまにとって良い結果であったように思います。
画像も診ずにお話することではありませんが、主治医が胸骨傍リンパ節を転移と考えておられるのか、転移ではないと考えておられるのかが大切なように思いました。文面からは、主治医は転移ではないと考えておられるように思いましたが、如何でしょうか?
信頼されておられる主治医に直接疑問をお尋ねし、胸骨傍リンパ節転移を疑っておられた場合には、今後の治療法や予後について、再度主治医と話し合われるのが良いと思います。疑問が残るようならセカンドオピニオンで疑問を解決するのも一つの方法と思われますし、主治医以外の医療者に相談してみてもよいかもしれません。
十分な返答になっていないかもしれませんが、予後の予測や告知は、掲示板でお答えできる内容ではありませんので、ご容赦下さい。
kokoさまの治療が、医療者との円滑なコミュニケーションの下に行われる事を祈っています。
Re:乳がん 胸骨傍リンパの腫れ
koko(東京都) 2017/09/20
豊田先生、早々にコメント有難う御座います。
豊田先生の仰られるとおり、その場できちんと主治医に質問ができなかったのが、悔やまれます。
検査の結果が自分の期待とは違っただけで、真っ白になり、
「分かりました」と診察を終えてしまいました。
主治医は、質問すれば答えて下さるので、予約をお願いして、
自分なりに納得できるように主治医によく質問してみます。

どうしてこんな当たり前のことが出来ずに自ら不安になってしまうのか情けなくもあります。

ネットでも、胸骨傍リンパ節転移を検索してみましたが、私のようなケースは見つけられませんでした。
腋窩郭清したのに、転移見つからず、胸骨傍リンパに腫れがあるのはあまり無いことでしょうか?
以前は開胸してして、胸骨傍リンパ節を取ったとありました。
一般的にはどんな治療法があるのでしょうが?先生方のお考えを聞かせて頂けると幸いです。
宜しくお願いします
Re:乳がん 胸骨傍リンパの腫れ
豊田昌徳(兵庫県) 2017/09/20
kokoさま
診察室では頭が真っ白になって、あとから質問や疑問が湧いてくることはよくあることと思いますので、ご自身が感じておられる不安を情けなく思わなくてよいと思います。
知りたい事を整理して、事前にこれとこれについて詳しく知りたいと主治医に伝えてから、主治医より説明を受けられるのが最善かと思われます。
前にも述べましたが、主治医が胸骨傍リンパ節に転移があると考えておられるのかどうか、が大切だと思います。
また、その治療法についてですが、私の個人的な考えでは、掲示板でお話する内容の範疇を超えているように感じております。是非、その治療法についても、主治医にお尋ねになられ、ご理解やご納得が十分でなければ、セカンドオピニオンを受けられるのがよいと思います。
kokoさまが、主治医チームと今まで以上に良好な関係を築いていかれることを応援しています。
診断や治療内容を相談する掲示板ではありませんので、十分なお答えになっていないと思いますが、ご容赦下さい。
Re:乳がん 胸骨傍リンパの腫れ
TT(東京都) 2017/09/20
kokoさま

横からすみません。
看護師をしているTと言います。
タイトルからずれた投稿をお許しください。

多くの患者さん、あるいは研修などから教えていただいたことですが、「少なからずいいニュースではないニュースを診察室で聞いた時、患者さんが冷静でいられることは難しいもの」だと、多くの医療者は勉強していると思います。
ですから私たちも、「きっと、頭は真っ白だろう、何をお助けできるか、、、」と常々考えているところです。

一つの案ですが、「今は頭が真っ白ですが、整理して質問が出て来たら次回の診察でもいいですか?」
とだけ聞いてみることもできます。
とはいえ、多くの場合で、一旦説明された内容は理解して、納得してしたんだけどな、と後から思うことも多々あると伺います。計らずも思考停止してしまうそうです。

また、冷静(に見える様子で)に帰った患者さんこそ、バタバタとした外来の1日を終えて、無事に電車に乗れただろうか、いま何を考えていらっしゃっるだろうかとむしろ気になっていたりします。
「ちょっといいですか?うまく整理がつかなくて・・・」
と声をかけてくださって、なんとも整理のつかない気持ちや、考えを、先生の説明を、診察後に一緒に整理できると実は私たちも安心して「お気をつけておかえりください」と送り出させていただくことができます。

ですから、頭が真っ白になったこと、どうぞ、残念に思わないでください。

いま、これだけ整理できていること、本当に心からkokoさんのお力に感服しています。
Re:乳がん 胸骨傍リンパの腫れ
koko(東京都) 2017/09/21
豊田先生、TTさん、アドバイス有難う御座います
暖かいお言葉に感謝いたします。

よく整理して、来週通院して、先生に質問させて頂くことにします。
ずっと、今の主治医に診て頂きたいと思っています。

お会いしたこともない豊田先生や看護婦さんにも親身にアドバイスを受けることができ、「応援してますよ」と声をかけて頂けるなんて感激です。心が軽くなります。

私のための治療を考えて下さる主治医ですから、曖昧にせず、私も病気や治療に向き合い理解するようにしなければなりませんね。
有難うございました。次は良い報告が出来ると思います。
Re:乳がん 胸骨傍リンパの腫れ
koko(東京都) 2017/11/09
随分と月日が経ってしまいましたが、昨日、主治医に不安に思っていることを質問出来ました。
先生に前回動揺して質問できなかったことを話し、質問させて頂きたい旨を話すと、
「なあに?」と時間を取ってくださいました。メモを見ながら、話をすると、丁寧にお答えくださり、ほっとしました。


胸骨傍リンパ節の腫れは、6ミリでひとつあること。術前の検査からあり、今まで6か月変化が無い事。手術で摘出したがんは、胸の外側であり、腋窩リンパ郭清に転移が無かった事。ガンの可能性もあるが、違う他の事が原因の可能性もある事。
半年ごとに、造影剤CTで経過観察をする。予後は判らない。

今後今まで通り、ホルモン剤処方の為2か月毎に通院、来月は、健側も含めて、エコー、マンモをして頂く事になりました(一年ぶり)。
看護師さんが、不安があれば相談にいらしゃいと声をかけてくださいました。
この病院で良かった。先生も、看護師さんも信頼できます。

アドバイス頂いた通り、短い時間でよく診て頂けるよう、私も自分なりの準備を怠ることなく受診に臨み治療して生きたいと思います。
こちらで、アドバイス頂き、勇気を頂き本当に感謝です。
有難うございました。

記事内容を変更することはできません。記述を修正したい場合はコメント欄を使って補足・訂正を行ってください。