掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
術前病理結果の違い
ミケ(東京都) 2019/03/24
健診先のクリニックで要精密検査となり、浸潤性乳管癌と診断されました。病理結果はホルモン受容体陽性、HER2 +1、グレード1でしたが、その後紹介状と組織片を持って診察した病院ではグレード3と告げられました。グレード1と聞いていたのですが、と尋ねると、こちらで見たところグレードは3でしたね、とのことでした。

術前術後の病理結果が異なるのは納得できるのですが、術前に同じ検体の病理結果を見てグレードが異なるという事はあるのでしょうか?

すでに手術を受けたので心理的な影響以外の実害はありませんが、ずっとそれが謎でご意見を伺いたく投稿いたしました。

どうぞよろしくお願いします。

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Re:術前病理結果の違い
S(神奈川県) 2019/03/25
ミケ様、ご投稿を有難うございました。医師のSと申します。チームで話し合いました結果としての回答を申し上げます。

手術前の組織検体 (生検標本) の検討の結果が2つの医療機関で異なっていたということですね。掲示板で回答できるのは一般的な内容にとどまりますことを理解いただければと存じます。

日本乳癌学会が編集する『乳癌取り扱い規約』 http://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g4/q27/ に書かれている通り、核グレードという概念があります。これは核異型スコアと核分裂像スコアを総合して決定されます。「グレード」が医療機関で異なっていたとのこと、おっしゃっているものが核グレードだとすれば、それぞれの医療機関に核グレード決定の根拠となる核異型スコアと核分裂像スコアをお尋ねされるのがよいかもしれません。また、上記の核グレードのほかに「組織グレード」という概念もあることを申し添えます。こちらである場合もそれぞれの項目について具体的にどのような結果(点数)が導かれ最終的な結果に至ったのかお尋ねすることが疑問の解決に繋がるかもしれません。

ミケ様ご自身のご記載にもございます通り、手術により採取された組織 (手術標本) に関しては生検の結果と異なることがございます。手術標本の結果につきましても十分に主治医の先生と話し合っていただき、今後の治療方針を決定していただければ幸いに存じます。過去の疑問につきましてそのままにせず、このような場をご利用されながら治療に向き合うご姿勢に感銘を受けております。

今後もご心配なこと疑問に思うことはその都度お尋ねになるのがよろしいかと存じます。もし主治医に聞きにくい場合は、事前に伝えたいことをメモにとり、看護師や薬剤師等の医療従事者に先に聞いてもらう方法もありますので試してみてはいかがでしょうか。

もちろん、なにかございましたら、またどうぞ本掲示板をご利用くださいませ。ミケ様が納得のいく医療を受けられるようチーム一同応援しております。

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Re:術前病理結果の違い
ミケ(東京都) 2019/03/31
S先生、チームの皆さま、ご回答いただきまことにありがとうございました。グレードの判断材料がいくつかあり、それぞれをどう判断するかで、人によって結果が異なる可能性があるということですね。それが分かれば十分です。ありがとうございました。

術後病理結果が出まして、そこでもグレード3で、ki67も高値でしたので、当初の見立てを楽観して治療を先延ばしせず、本当に良かったです。

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