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治療とその選択
甲状腺癌骨転移低分化癌
池田(兵庫県) 2019/05/03
78歳男性
昨年末月甲状腺骨転移発覚
1月末甲状腺全摘手術
3月胸骨陽子線治療
4月ヨード治療
見た目に非常に元気ですが、全摘手術後濾胞性乳頭癌との診断でしたが、ヨードの取り込みがほぼ無く、低分化癌と言われました。
もう分子標的薬しか治療が日本では無いようですが、アメリカでは違った治療は無いでしょうか?
また日本でも何か治験でしている治療があれば教えて欲しいです。

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Re:甲状腺癌骨転移低分化癌
M(神奈川県) 2019/05/13
神奈川県で病院薬剤師をしておりますMと申します。
池田様、返信が遅くなって本当に申し訳ありません。
治療の選択肢について日本での治験や海外での状況まで御自身で色々お調べになっておられ、とても素晴らしいと思います。池田様の投稿につきまして鳥取で腫瘍内科をしておられるS先生をはじめ、J-TOPのメンバーで話し合いました。

まずは、担当医を中心に種々の医療者(看護師・薬剤師・臨床心理士・医療ソーシャルワーカーなど)と良くお話し合いになりながらこれからの治療展開も検討されることを強くお勧めします。一般的な治療内容は既に池田様はご存知のようです。お近くには兵庫県立がんセンターや甲状腺疾患で有名な隈病院などがあります。全国的にも有名な施設です。このような施設にセカンドオピニオンを依頼すると種々の情報を入手できると思います。

また、各都道府県のがん診療連携拠点病院には「がん相談支援センター」といい、治療やそれに伴う副作用、経済的支援や医療者とのコミュニケーションを相談できる窓口が設置されています。こちらはその施設で治療していない患者さんでも利用できるのが特徴です。国立がん研究センターのがん情報サービスというWebページから検索することができます。

臨床試験についてご自身で調べられる場合は、以下のサイトがお役に立つかもしれません。
「臨床研究情報ポータルサイト」
(https://rctportal.niph.go.jp)

この他に、「一流患者と三流患者」という書籍ではGoogle scholarの利用も紹介されています。但し、治療法を見つけることができたとしても、保険適応や臨床試験の有無などで実行可能かどうかの問題は残ってしまいます。

最後に、ゲノム医療について簡単にお伝えします。網羅的遺伝子解析を行うことで、治療につながる遺伝子変異があるかどうか検索します。検査を実施できる施設は限られ、現時点では自費診療で行います。今年度中にはこの検査が保険適応になるので、標準的治療をするなどしながら保険適応になるのを待つのもいいかもしれません。その他、「高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する」と判定されると免疫チェックポイント阻害薬の適応にもなります。

池田様の納得のいく治療に巡り合えますことをJ-TOPのメンバー一同、心から願っています。

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Re:甲状腺癌骨転移低分化癌
池田(兵庫県) 2019/06/01
M様 JTOPの皆様ご検討有難うございました。
わかりやすい説明、感謝申し上げます。

残されている選択肢がほぼ無い現状でさえ、副作用を受け入れ治療するのか、時期も含め悩みます。
末期だからこそ甘い言葉の商売を感じさせる医療?に時に流されそうになってしまいます。
戴いたお返事を読み返し、正しい判断が出来るよう悔いなきよう努めたいと思います。

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