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治療とその選択
非浸潤性小葉がんの治療について
ふみ(東京都) 2019/05/19
45歳です。二次検診で石灰化の変化を認められて、マンモトーム生検をし、左胸下方に非浸潤性小葉がんの疑いとなりました。

二次検診では経過観察かマンモトームかどちらかを選択で良いと言われ、マンモトームを選択しました。
マンモトーム時にそれ程悪くなさそうだからクリップは入れないと言われましたが、今回疑いとの結果でショックを受けています。
左胸の上方のもう一ヶ所の石灰化も、マンモトーム生検をしました。まだ結果待ちです。

確定診断を受けるため、外科的生検をし、確定したら3週間の放射線治療とのこと。2回目のマンモトームでも疑いが出たら、外科的生検を二ヶ所行うかどうかなど検討し直すようです。

外科的生検は、マンモトームをした位置を追って行うので、早い方がいいと一応、一週間後に予定しています。


非浸潤小葉がん治療の選択肢として、主治医の先生に言われている今の予定は、標準的なものでしょうか?
非浸潤性小葉がんの選択肢はどのようなものかいろいろ知りたく質問しました。
外科的生検をした時点で、がん部分をすべて取り去るということでしょうか?
乳房全摘が安全でしょうか?
右にも石灰化はあります。予防的にホルモン治療はすべきでしょうか?
知識を得て確かな治療を行いたいです。よろしくお願いします。




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Re:非浸潤性小葉がんの治療について
ふみ(東京都) 2019/05/20
投稿者ですが、追って投稿します。
結果待ちであった、もう一箇所のマンモトーム生検の結果は、良性でした。

そのため、当初の予定通り、外科的手術による生検で、最初の疑い部分の診断をつけることになりました。

質問が整理できたので、改めて質問させて下さい。
1、マンモトームの生検で非浸潤小葉がん疑いと出たが、乳がん症例数の多い病院でセカンドオピニオンをしたら疑いではなく、確定診断が出来る可能性はあるのか。つまり、病理診断は経験数などで変わるのか、知りたいです。

2、マンモトーム生検でクリップを留置しなかったので、早めに外科的な生検をした方が良いと言われたが、やはり急ぐ必要があるのか?ドクターは他院で受けてくれないことはないが早い方が良いとのこと。
セカンドオピニオンをしてからでは、場所が特定できなくなるか。

3、非浸潤小葉がんの治療の選択肢はどんなことがあるのか。

以上です。

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Re:非浸潤性小葉がんの治療について
S(千葉県) 2019/05/31
千葉県で乳腺外科医をしておりますSと申します。非浸潤性小葉がんの疑いと言われご心配のところお返事が遅くなり申し訳ございませんが、J-TOPメンバーで話し合いましたので質問にご回答させて頂きます。

はじめに、非浸潤性小葉癌は、“がん”と言う名前がついていますが治療が不要な病変であることをご承知おき下さい。以前は他の乳癌と同じように治療されていた事もあるため、なんとも分かりにくく、良く医師と患者さんの間でも混乱の原因になりますが、現在では浸潤癌へと進行していく悪性腫瘍ではない事が分かっています。ただし非浸潤性小葉癌の存在は今後対側の乳房も含めた浸潤性乳がんの発生リスクが高い事を意味するため、両側乳房を定期的にチェックすることが大切になります。
非浸潤性小葉癌の疑い、と言う病理結果が癌ではない良性の可能性もある“疑い”なのか、治療が必要な乳癌の可能性もある疑いなのかによって大きく方針が変わります。今回の疑いが非浸潤性小葉癌と良性病変の間で迷う病理所見なのであれば、外科的生検は行う必要がないかもしれません。画像上の石灰化から乳癌を疑い、石灰化を含む組織を切除した結果、そこに浸潤癌や非浸潤性乳管癌が無ければさらにその周囲を追加切除する意味は乏しいからです。非浸潤性小葉癌と他の悪性腫瘍、非浸潤性乳管癌や浸潤性小葉癌で迷う病理所見であったり、画像上は浸潤癌や非浸潤性乳管癌を疑っているのであれば、追加の切除をして治療が必要な悪性腫瘍ではない事を積極的に確認した方が良いと思われます。
以上をふまえて主治医の先生に質問したり、良く話し合って頂ければと思います。

1、マンモトームの生検で非浸潤小葉がん疑いと出たが、乳がん症例数の多い病院でセカンドオピニオンをしたら疑いではなく、確定診断が出来る可能性はあるのか。つまり、病理診断は経験数などで変わるのか、知りたいです。

非浸潤性乳がんの診断は難しい事があり、マンモトーム生検をした結果が“疑い”病名であれば、なおさら診断が難しい病変であることが予想されます。病理診断にも専門医制度がありますが、専門医の間でも意見が変わる可能性があります。ですから病理診断のセカンドオピニオンは可能ですが、その結果が今後の方針決定にどの程度有用か、良く主治医の先生と相談されることが重要かと思います。また病理診断と治療方針のセカンドオピニオンを合わせて行っている施設もあります。

2、マンモトーム生検でクリップを留置しなかったので、早めに外科的な生検をした方が良いと言われたが、やはり急ぐ必要があるのか?ドクターは他院で受けてくれないことはないが早い方が良いとのこと。セカンドオピニオンをしてからでは、場所が特定できなくなるか。

時間が経つと生検を行った瘢痕が不明になる事があります。マンモトーム後の瘢痕をたよりに外科的生検をするのであれば場所が不明になる前の方が良いのは間違いありませんが、治療が必要な癌の疑いで外科的生検をするのであれば、その前にMRIなどで精査をした方が良い場合もあります。瘢痕が不明となる前にクリップを挿入したり、繰り返しエコーを行って分かりにくくなる瘢痕を記録していく方法もあります。

3、非浸潤小葉がんの治療の選択肢はどんなことがあるのか。
治療は不要です。

ふみさまが主治医の先生と良く話し合われて、納得して検査、治療を受けられますようチーム一同願っています。

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