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治療とその選択
非小細胞肺がんの転移巣に対する局所地固め療法と放射線併用療法について
山内 政人(福島県) 2019/05/28
現在、肺がん治療で2018年10月からタグリッソを服用しています。骨に3箇所転移がありますが薬の効果で転移巣と肺の腫瘍も縮小しており、腫瘍マーカーも基準値内です。
5月8日の医学誌「JournalofClinicalOncology]の情報で少数転移を伴う非小細胞肺がんに対する「局所地固め療法+放射線併用療法」の無増悪生存期間の優位性が確認されたとのことでした。
現在、骨転移に対する治療としてランマークの注射をしており転移巣の増悪もなく日常生活に支障となる痛み等もありませんが、5月に実施した骨シンチの検査では転移巣は消えていません。
この場合、骨転移に対する放射線治療はいずれ必要となるかと思われますが、今後、痛みがひどくなってから放射線治療をするのがいいのか、局所地固め療法が生存期間を延ばす効果があるのであれば、いますぐにでも転移巣に対し放射線治療をして転移巣を少なくしていったほうが良いのか迷っています。
今後の治療の方向性の選択肢としてご教示いただければと思います。よろしくお願いいたします。

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Re:非小細胞肺がんの転移巣に対する局所地固め療法と放射線併用療法について
S(鳥取県) 2019/05/31
山内さま
投稿ありがとうございます。鳥取で腫瘍内科をしているSと申します。
この掲示板では治療方針に対するコメントはできないことをご容赦ください。
教えて頂いた報告の内容が学会で報告された際には非常に驚きました。オリゴメタスタシスという言葉が注目され、山内さまがお考えのように根本的に治療の方向性が変るかもしれないと思ったからです。ただし、ご紹介いただいた臨床試験は第II相というもので、筆者らが述べているように患者さんの数も少ないので、現時点では実臨床を変えるには至らないと思います。また、山内さまはタグリッソ内服中です。骨転移の部位次第では放射線療法による重篤な合併症の危険が高くなりますから、担当医と慎重に相談なさった方がいいと思います。論文中ではEGFRまたはALK遺伝子変異がある方は8名と少なかったので、タグリッソを内服される方に対する局所療法の有効性について別途臨床試験を実施中と記載してありますね。
まずは、山内さまの疑問を担当医に直接聞いてみることが先決のように思いました。疑問を解消しきれない場合はセカンドオピニオンを利用することも選択肢にしてみてください。私だったら、教えて頂いた5月の骨シンチの結果からは、「治療が上手くいっているので、このまま継続」と判断すると思います。
最後に、前回と同じコメントをさせて頂きます。長い治療になると思いますので、担当医をはじめとする医療者とコミュニケーションをとりながら、納得のいく治療を進めていかれることを願っています。

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Re:非小細胞肺がんの転移巣に対する局所地固め療法と放射線併用療法について
山内 政人(福島県) 2019/06/01
S 先生
早速のご返事ありがとうございます。
臨床試験については第Ⅱ相であること、タグリッソを内服される方に対する局所療法の有効性について別途臨床試験を実施中など、貴重な情報大変参考になりました。
S先生のご指摘のとおり今の治療はうまくいっていると思いますので、今後の治療方針については、S先生のご意見を参考にして主治医と相談させていただきます。
本当にありがとうございました。

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