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エッセイを読んで
乳癌のホルモン治療選択について
さつき(神奈川県) 2019/06/04
フェマーラを5年続けて体に感じる副作用もなくここまで来ていたのであと5年フェマーラを飲み続けるつもりでいましたが骨の検査で若年成人比較で70%になってしまい主治医より
フェマーラを続けるのならリクラスト点滴すればよいと言われましたが人に聞いたり調べた結果結構な副作用があるとのことで怖くて点滴の選択はせずタモキシフェンに変更して約1っか月ほどになりますが早くもおりものの増加たまにですがつらい肩こりの自覚症状が出てきてこのまま5年もタモキシフェンを続けて大丈夫か心配になりました。
タモキシフェンからフェマーラへの変更は推奨されていますが私の場合で効果があるのか不安です。フェマーラからタモキシフェンは単なる気休めなのではと心配です。
教えて頂ければと思います。宜しくお願い致します。

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Re:乳癌のホルモン治療選択について
B(茨城県) 2019/06/11
さつき様

茨城県の乳腺外科医です。
ホルモン治療をフェマーラからタモキシフェンに変更したところ、体調の変化があり、今後どうするべきか悩んでいらっしゃるのですね。掲示板への記載をありがとうございます。

タモキシフェンに変更したことに意義があるのか不安、タモキシフェンの症状がつらい、骨密度低下の心配の大きく3点について考えてみたいと思います。

1.タモキシフェンに変更したことに意義があるのか不安
タモキシフェンからフェマーラのようなアロマターゼ阻害剤に変更のエビデンスはあります。さつき様の懸念のようにフェマーラ5年後のタモキシフェン5年治療についてはたしかな抗腫瘍効果のエビデンスがあるとは言えない状況下とは思いますが、再発リスクが低いわけではない方に対し、ホルモン治療10年が推奨、という大きな枠組みの中では検討できる選択肢ではないかと思います。もともとの状態から予想される再発リスクと、ホルモン治療を継続することによるメリットとのバランスにはなります。

2.タモキシフェンの症状がつらい
ホルモン治療を開始、あるいは変更をすると今までとは違う体調に悩まされることはよくあるのではないかと思います。アロマターゼ阻害剤の開始後、倦怠感や頭痛・関節痛などはいかがだったでしょうか。皆さんを拝見していると治療の継続により徐々に体が適応してくることも多いようです。おりものがあまり多いようであれば、一度婦人科の診察設けられても良いかもしれませんね。

3.骨密度低下の心配
骨密度はどこの部位をどういった検査で行うかによって計測値が異なることがあります。また、もともと痩せ型の方は低めであることもあります。フェマーラによって下がったのか、もともとの傾向があったのかなどは個別の評価が必要かと思います。タモキシフェンに変更したから骨密度が必ずしも改善するわけでもありません。現在骨密度が若年成人の70%とのことですので、骨密度低下の他の原因はないかの検索や、生活習慣の見直し、薬物療法など、何らかの対応は必要かと思います。リクラストへの不安もお有りとのことですが、他にどのような対処が今できるのかなど、主治医の先生ともご相談してみてください。

ホルモン治療に限らず、治療はなんのために行うのか、治療を安全に実施するために何ができるのか、どのようなオプションがあり何を選択するのか、主治医の先生とご相談の上、良い選択ができますように。

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Re:乳癌のホルモン治療選択について
さつき(神奈川県) 2019/06/11
B先生返信ありがとうございます。
お忙しい中丁寧にいろいろアドバイス頂きとてもうれしかったです。
薬には必ず副作用があるのでどう選択するかほんとに悩むところです。
B先生が答えて下さったおかげで少し気分が楽になりました。
本当にありがとうございました。

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