掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
肺がんの治療について
とし40(奈良県) 2019/11/29
肺がん(線がん)でカルボプラチン+パクリタキセルと放射線治療後、イミフィンジを二週間毎に受けてきましたが、4ヶ月経過時のCTで肝転移が見つかりました。イミフィンジが効いていなかったと判断し、次の抗がん剤として、シスプラチン+アリムタを提案されています。
この薬剤の判断で問題無いでしょうか?また、キイトルーダを追加する必要性の有無はどのように考えれば良いでしょうか。

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Re:肺がんの治療について
M(秋田県) 2019/12/01
とし40様
はじめまして。呼吸器内科医のMと申します。この度は治療を切り替えなければならない大変な時期に当掲示板にご相談いただきありがとうございます。私はじめ、JTOP掲示板に関わる多くの職種の方々と検討させていただき、返答させていただきます。
まずこれまで肺腺がんという病気に対して、放射線の治療と抗がん剤の治療を施行して、その後にイミフィンジという免疫のお薬をご使用されていましたね。ただ肝臓に転移が見つかったために新しい治療を検討中とのことですね。
一つ目のご質問に対しては、現在主治医からご提示された治療法に関してですが、シスプラチンというお薬とアリムタというお薬の組み合わせに関しては、診療ガイドラインなどと照らし合わせても問題ないと考えます。
この2種類のお薬の組み合わせは、治療開始前の段階で肝臓や他の臓器にがんの病気が認めている方の治療方法として第一選択の一つになります。今後主治医より治療に関しての説明や副作用の説明があると思いますので、とし40様が治療を続けながら大切にしたい価値観やご希望が、提示された副作用の内容を考慮しても受容できるようでしたらば、選択肢としては問題ないと考えます。
その上でキイトルーダというお薬の上乗せに関してもご質問があるようですので、併せて返答させていただきます。
おそらくご自身でもお調べになったと思われますが、最近の肺がんの治療方法としてシスプラチンとアリムタの組み合わせにキイトルーダというお薬の上乗せ効果が報告されてきているのは事実です。しかしながら以下の点において注意が必要です。
①この治療で効果が確認されたのは1次治療で投与された場合です。
1次治療というのは、最初に行うお薬の治療のことです。とし40様の場合は2種類目の治療になりますので2次治療ということになります。現時点ではそのような場合の有効性(治療効果)や安全性(副作用が大丈夫かどうか)が確認されていません。
②これまで使用されていたイミフィンジというお薬と大きな違いがない点
これまでイミフィンジというお薬をご使用されていましたが、今はそのお薬の効果がなくなってしまったと考えざるをえません。今効果が期待できないお薬と同じ作用のお薬を投与することは、副作用の懸念ばかりが大きくなってしまい一般的には行いません。
以上の理由から、今のとし40様の治療にキイトルーダを上乗せすることはお勧めできないと思います。
雑多な回答になってしまいましたが、以上になります。
少しでも治療効果があることをお祈り申し上げます。またこの掲示板に書かれたような治療に関しての疑問や生活の不安、疑問などに関しては、ぜひ通われている病院の医療スタッフとご相談いただければと思います。なかなか言い出しにくいこともあるかと思いますが、とし40様の通われている病院に『がん相談支援室』や『患者相談支援室』などありましたら、まずそちらに足を運んでみることもおすすめさせていただきます。
困ったことがありましたら、いつでもこの掲示板にお立ち寄りください。

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Re:肺がんの治療について
とし40(奈良県) 2019/12/03
M様
ご丁寧な回答ありがとうございました。
今後の治療方法確定において大変参考になりました。
主治医と相談して決めていきたいと思います。
ありがとうございました。

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Re:肺がんの治療について
とし40(奈良県) 2019/12/10
本日、別の治療方法を提案されました。
シスプラチン+アリムタよりもドセタキセル+ラムシルマブのほうがより経過が良い場合が多いので、そちらをおすすめするとのことでした。
肝転移したことによるプラチナ製剤の効き具合に疑問を感じて調査した統計に基づく考え方とのことです。
私としてはファーストラインをいきなり失う感覚でとらえてしまい不安もあるのですが、どのように考えれば良いでしょうか?

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Re:肺がんの治療について
M(秋田県) 2019/12/11
とし40様
 呼吸器内科医のMです。先日はご丁寧にお礼のご返信までいただきありがとうございました。主治医より治療法の提示があったとのことで、あらためて返答させていただきます。
 現在主治医の先生がお悩みの点に関しては、呼吸器内科の腫瘍を専門にしている医師の間でも話題になり臨床試験なども検討されている項目です。簡単に以下に示させていただきます。
もともととし40様はプラチナ製剤を使用して放射線治療も行ってきました。その上で病気の進行が出てきてしまったので、次の治療をどうしようと考えられていると思います。
この時点の治療をどう考えるかが、プラチナ製剤をもう一度使用するかどうか悩むところです。
① プラチナ製剤を使用した2種類以上の抗がん剤の併用は1次治療(1種類目の治療)として推奨されています。プラチナ製剤を使用した抗がん剤治療は4回~6回行われるのが一般的です。とし40様の場合、放射線治療と併用してプラチナ製剤を2回使用されたかと思います。
そこで通常であれば4~6回は使用したいプラチナ製剤が2回しか入っていないので、今回のとし40様のように放射線治療後に病気の進行を認めた場合に、あらためて1次治療をやり直そうと考えるのが、最初に提示されたシスプラチン+アリムタの組み合わせの治療になります。
②ドセタキセル+ラムシルマブの治療は現在2次治療(2種類目の治療)として第一に推奨される治療の一つになります。先の説明との重複になりますが、放射線治療と一緒に行ったシスプラチンを使用した抗がん剤の治療を1次治療と考え、効果がなくなったので、今回の治療を2次治療として考える場合に提案される治療方法となります。
おそらくどちらが良いかどうかは現時点では決着がついていない問題と思います。放射線治療と一緒に行っていたプラチナ製剤の治療効果や副作用の出方、現在のとし40様の体調などとあわせて決定されることかなと思われます。
ハッキリした回答にならず申し訳ありませんが、どちらも正解な治療とも言えます。ですので改めて主治医から副作用の出方や、治療を行いながらとし40様が何を大切にしていきたいか・・何は嫌か・・など主治医含めた医療スタッフとの率直な話し合いの上で決めていただくことが最善の治療につながると思われます。
何かわからないことや、お困りのことがあればいつでもご質問ください。とし40様が少しでも納得いく治療をご選択され、治療効果があることをお祈り申し上げます。

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Re:肺がんの治療について
とし40(奈良県) 2019/12/11
M様
再びご丁寧な回答いただきありがとうございます。化学放射線治療の際はカルボプラチン+パクリタキセルを減薬(何割かは不明)で6回やっております。(毎回2種類ともやってました)
教えていただいた情報からするとプラチナ製剤での治療としては一応終わった状態と思われ、そのあたりも考慮しての主治医の意見だったかも知れません。
主治医に確認、相談して決めていきたいとおもいます。本当にありがとうございました。

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Re:肺がんの治療について
M(秋田県) 2019/12/11
とし40様
 たびたび返信させていただく呼吸器内科のMです。
少し紛らわしくなってすみません。おそらくとし40様が受けられた抗がん剤治療は、カルボプラチン+パクリタキセルの組み合わせの治療を1週間ごとに、放射線治療を受けている間に計6回受けられたのですね。
私の表現が混乱させてしまいすみませんでした。肺がんの抗がん剤治療の場合は3週間もしくは4週間に1回点滴を受ける場合と、高齢者や放射線療法を一緒に受けられる患者さんの一部の方が、とし40様と同じように毎週抗がん剤を受けていく方がいらっしゃいます。
毎週点滴を受けられる場合、3週間ごと(3回分の治療)をひとまとめにして考えて、計2回の抗がん剤治療を受けたと考えます。
もともと3週間ごとに受ける抗がん剤の投与量を、副作用が少なくなるようにと3分割して投与している方法になります。

ですので今回とし40様がうけられた治療に関しては2回分の治療とお考えいただければと思います。紛らわしくてすみません。
その認識の上で主治医との話し合いを受けていただくことをお勧めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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Re:肺がんの治療について
とし40(奈良県) 2019/12/12
M様
何度も丁寧な回答ありがとうございました。
おかげさまで状況がよく理解できました。参考にさせていただき治療方法を検討したいと思います。
ありがとうございました。

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