掲示板「チームオンコロジー」
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患者と医療者のコミュニケーション
乳癌初期治療終了後…子宮頸がん検査高度異形成
えみ(埼玉県)
2020/02/15
以前「トリプルネガティブ乳癌の予後について」投稿させていただきました。
乳癌の手術(全摘)終わり、術前抗がん剤治療でしたので無治療となりました。
病理検査の結果はグレード3、術前化学療法効果1a、MIB190%以上…と増殖能の高い癌でした。心配してもきりがないので、「取りあえず悪いものは取りきれた」と思い、出来るだけ普通の生活をと思っておりますが。
乳癌が発覚した同じ時期に、子宮頸がんの検査でも「要精密検査」と出てしまい、婦人科の受診もしておりました。組織検査の結果は「HSIL」でしたが、まずは乳癌の治療を優先しましょうとのことで、乳癌の治療中は組織検査も行わず、経過を診ていただいておりました。私自身も乳癌の治療のことで精一杯でしたので、正直なところ、子宮頸がん前がん状態ということはあえて意識の外においてありました。
乳癌の初期治療が終わったので、先日婦人科の検査に行き、細胞診、コルポスコピー、ねらい生検おこないました。まだ結果待ちですが…3年前から中等度異形成~高度異形成と経過しているので、今後は治療のことも検討することになるのかなあと…何とも言えない気持ちになってしまいました。
乳癌と子宮頸がんの関連性はないこと、乳がん治療の抗がん剤は全く子宮頸がんには効果がないことなどは、医師から聞いております。治療するとしたら閉経後なので「子宮全摘」になるそうです。
乳癌との関連性はないにしても、癌になりやすい体質ということはあるのでしょうか?
子宮頸がんと診断されてはいませんが、高度異形成が続くようなら安心のためにも子宮全摘の手術をしたほうが良いのでしょうか?
乳癌の手術後、体調が戻るのに少し時間がかかったので、積極的に手術をしたいとも今は思えません。
とはいえ…子宮頸がんになるかもしれない「前がん状態」で経過をみているのもなあと(乳癌の再発の心配とダブルですよねぇ)。
愚痴になってしまいましたが、医療者の方のご意見や、経験者の方のお話などいただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
乳癌の手術(全摘)終わり、術前抗がん剤治療でしたので無治療となりました。
病理検査の結果はグレード3、術前化学療法効果1a、MIB190%以上…と増殖能の高い癌でした。心配してもきりがないので、「取りあえず悪いものは取りきれた」と思い、出来るだけ普通の生活をと思っておりますが。
乳癌が発覚した同じ時期に、子宮頸がんの検査でも「要精密検査」と出てしまい、婦人科の受診もしておりました。組織検査の結果は「HSIL」でしたが、まずは乳癌の治療を優先しましょうとのことで、乳癌の治療中は組織検査も行わず、経過を診ていただいておりました。私自身も乳癌の治療のことで精一杯でしたので、正直なところ、子宮頸がん前がん状態ということはあえて意識の外においてありました。
乳癌の初期治療が終わったので、先日婦人科の検査に行き、細胞診、コルポスコピー、ねらい生検おこないました。まだ結果待ちですが…3年前から中等度異形成~高度異形成と経過しているので、今後は治療のことも検討することになるのかなあと…何とも言えない気持ちになってしまいました。
乳癌と子宮頸がんの関連性はないこと、乳がん治療の抗がん剤は全く子宮頸がんには効果がないことなどは、医師から聞いております。治療するとしたら閉経後なので「子宮全摘」になるそうです。
乳癌との関連性はないにしても、癌になりやすい体質ということはあるのでしょうか?
子宮頸がんと診断されてはいませんが、高度異形成が続くようなら安心のためにも子宮全摘の手術をしたほうが良いのでしょうか?
乳癌の手術後、体調が戻るのに少し時間がかかったので、積極的に手術をしたいとも今は思えません。
とはいえ…子宮頸がんになるかもしれない「前がん状態」で経過をみているのもなあと(乳癌の再発の心配とダブルですよねぇ)。
愚痴になってしまいましたが、医療者の方のご意見や、経験者の方のお話などいただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
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Re:乳癌初期治療終了後…子宮頸がん検査高度異形成
HY(宮城県)
2020/02/29
えみ 様
ご投稿ありがとうございます。お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。腫瘍内科医のHYと申します。ご投稿拝読しました。あれこれと心配の種が尽きずご不安かと思われますが、まずは、乳癌の治療、お疲れ様でした。その段階まで来られたことには、いったん落ち着かれたのではないでしょうか。
同時期に2つのがんを伝えられては、自分はがんになりやすい体質なのか、とご心配になるのも最もです。この点は、近年の研究でがんが遺伝子の病気であることがわかってきてから、特定のがんになりやすい人とそうでない人がいるということは知られつつあります。ただ説明にあったとおり、現在乳癌と子宮頸癌を結びつける「体質」があることは知られていません。えみ様の今回の状況が、どのような背景によるものなのか現状わかる部分とわからない部分があるとは思いますが、ご不安に感じられるところがあるならば、一度そのことを担当主治医や看護師にご相談いただいてみてはいかがでしょうか。
子宮頸がんについては、高度異形成ということで、一般的には手術を行う方針ではありますが、えみ様もご経験の通り、手術は体に大きな負担がかかるものです。主治医も、そう言った負担や、子宮頸癌の進行のリスクや、何よりも乳癌の治療中であったえみ様の体調を考慮の上での現方針だったのではないかと推察します。先日検査をされたとのことですので、それらの結果を踏まえ、あとはえみ様の現在の体調と合わせて、診察を継続している主治医の先生からの方針の提案があると思います。もちろん、医学的には推奨される方針があったとしても、手術をはじめとする治療をするかしないか、するにしてもどの程度までの治療をするか、というのは、患者さんの価値観によって大きく分かれてくるところですので、えみ様の納得のいくように主治医の先生と話し合われて決めていただくのが一番大切ではないかと思います。
えみ様の治療がうまくいくことをお祈りしております。
ご投稿ありがとうございます。お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。腫瘍内科医のHYと申します。ご投稿拝読しました。あれこれと心配の種が尽きずご不安かと思われますが、まずは、乳癌の治療、お疲れ様でした。その段階まで来られたことには、いったん落ち着かれたのではないでしょうか。
同時期に2つのがんを伝えられては、自分はがんになりやすい体質なのか、とご心配になるのも最もです。この点は、近年の研究でがんが遺伝子の病気であることがわかってきてから、特定のがんになりやすい人とそうでない人がいるということは知られつつあります。ただ説明にあったとおり、現在乳癌と子宮頸癌を結びつける「体質」があることは知られていません。えみ様の今回の状況が、どのような背景によるものなのか現状わかる部分とわからない部分があるとは思いますが、ご不安に感じられるところがあるならば、一度そのことを担当主治医や看護師にご相談いただいてみてはいかがでしょうか。
子宮頸がんについては、高度異形成ということで、一般的には手術を行う方針ではありますが、えみ様もご経験の通り、手術は体に大きな負担がかかるものです。主治医も、そう言った負担や、子宮頸癌の進行のリスクや、何よりも乳癌の治療中であったえみ様の体調を考慮の上での現方針だったのではないかと推察します。先日検査をされたとのことですので、それらの結果を踏まえ、あとはえみ様の現在の体調と合わせて、診察を継続している主治医の先生からの方針の提案があると思います。もちろん、医学的には推奨される方針があったとしても、手術をはじめとする治療をするかしないか、するにしてもどの程度までの治療をするか、というのは、患者さんの価値観によって大きく分かれてくるところですので、えみ様の納得のいくように主治医の先生と話し合われて決めていただくのが一番大切ではないかと思います。
えみ様の治療がうまくいくことをお祈りしております。
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