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治療とその選択
両側非浸潤性乳がん全摘後のホルモン療法、婦人科系がんの不安について
MAO(東京都) 2020/02/26
タモキシフェンのホルモン治療が本当に必要なのか、婦人科系がんのリスクについてご意見をお聞かせください。

私は現在47歳、半年前に非浸潤性乳がんで全摘、同時にエキスパンダーを挿入し、先月に広背筋皮弁術で形成を行いました。これからホルモン療法を開始しましょうと主治医から提案されています。
・乳がんのタイプは非浸潤性、ER+、PgR+、HER20、MIB-1 Index 15でした。センチネルリンパ節への転移もありませんでした。
・私は29歳の時に対側を非浸潤性乳がんで全摘しております。ほぼ今回と同じ状況でしたが、この時、結婚の直前で出産希望もありましたので、ホルモン治療をせず対側の乳がん検診をかならず受けることでこの時の治療を終了しました。その後2人子どもを出産、片側で母乳育児もできました。
・術後8年で(38歳の時)広背筋皮弁術で再建しています。
・祖父が男性乳がんで40代でなくなっています
・3~4年位前から過多月経がひどくなり、既往歴が乳がんだったためピルは飲めず1年前にミレーナを挿入。現在月経の量はかなり少なくなりました。(※ミレーナを入れた翌々日の健康診断で、今回の乳がんがみつかりましたので、ミレーナ誘因の乳がんではないと思います。)

ご意見を聞きたいのが以下の点です。
1.両側全摘でタモキシフェンのホルモン治療をする必要があるのか
主治医は乳がんだけでなく他の臓器へのがんのリスクを考えて、とのことです。もちろんそれは理解していますが、両胸とも非浸潤性乳がんなので本当に必要なのかなと思いました。
2.タモキシフェンのホルモン治療をすることで子宮体がんや卵巣・卵管がんのリスクがあがるのではないか?
今年の婦人科健診でポリープと子宮筋腫がある(治療しているのは子宮筋腺症の過多月経でミレーナ挿入)

乳腺と婦人科両方の主治医を信頼していますが、どうしても乳腺と婦人科の両方同時に考えた場合どうなのかが納得できず今後の治療がこのままでいいのか不安になります。

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Re:両側非浸潤性乳がん全摘後のホルモン療法、婦人科系がんの不安について
S(鳥取県) 2020/03/03
MAOさま

お返事がおそくなり申し訳ありません。鳥取で腫瘍内科をしているSと申します。
専門の先生からアドバイスを頂きました。

MAOさまはお詳しそうなのでご存知のことばかりかもしれませんけれど…

1.片側の治療後にタモキシフェンを内服するのは対側乳がん予防の意味ですので、ご指摘のとおり意義については揺らぎます。ただし、MAOさまが乳頭乳輪を残す手術をしている場合、遺残している同側乳腺からの再発を予防する意味で処方している可能性があります。また、病理診断では非浸潤がんの診断でも範囲が広くてgradeが高い場合に微小浸潤がんが存在する可能性を危惧して処方している可能性があるそうです。思い切って担当の先生に聞いてみられるのが一番だと思います。
MAOさまの以前の病気やおじい様のお話からはBRCAという遺伝子について調べてみられるのがいいのではないかなと個人的には思いました。担当の先生とは良好なご関係のようですので、いろいろ相談してみられるのは如何でしょうか。

2.子宮体がんについてはご指摘の通りだと思います。ただし、閉経後の方では高くなりますが、閉経前の方ではリスクは変わらないそうです。卵巣・卵管がんについては科学的根拠がなさそうです。

担当の先生と納得のいくまでご相談になることが何より大切だと思いました。最後に決断するのはMAOさまですから、すっきりしない場合はセカンドオピニオンを利用して、他の専門医から情報を入手することもお役に立つと思います。

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