掲示板「チームオンコロジー」

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患者と医療者のコミュニケーション
血管痛が酷すぎる
まる(北海道) 2020/04/22
持病のクローン病の再燃につき絶食中でビーフリードにビタミン剤等混ぜ24時間点滴されています。

入院3日目にして6回の差し替え。嫌なので我慢してなんとか6回です。刺して滴下を始めた瞬間から痛みが酷く、ほぼ片手で生活しています。

すぐに漏れてしまい、熱感はないけど白くルート上の腫れが目立ち抜針後も1日冷やし続けますが痛み、腫れが収まりません。

カテーテルが嫌なのでさせそうな所があるうちは点滴でお願いしようと思いますがこんなにも酷いものでしょうか。

夜は一眠りもできません。助けて欲しいです。

   
Re:血管痛が酷すぎる
S(鳥取県) 2020/04/23
まるさま

「あなたの血管は頑張りすぎていませんか?」
このような言葉を目にされることがあるかもしれません。鳥取の腫瘍内科Sです。

ビーフリード、トリフリード、パレプラスなど浸透圧の高い点滴は、血管痛を引き起こしたり、まるさまのように血管外漏出をすると皮膚潰瘍をつくったりします。カテーテルがお嫌いということなので難しいですが、教えてくださった状況からはカテーテル留置を考えてみたいところです。周囲の医療者は、末梢点滴ルートでの対応はもう難しいと思っているのではないでしょうか。
「カテーテル」をどのように説明され、ご理解なさっているかが解らないので、誤解があったらお許しください。
中心静脈カテーテルは多くの場合、首や胸から挿入すると説明されることが多いのではないかと思います。カテーテルの太さや、挿入時の説明で出てくる合併症がとても心配ですよね。そこで、上腕(肘から肩の間)に挿入する中心静脈ポートや末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC:ピック)を検討してみられるのはいかがでしょうか。以前この掲示板にご相談いただいた際に私がお返事した内容です。よかったらご参照ください。
https://www.teamoncology.com/bbs/theme?coid=1&tid=5783#res_5792

出来れば主治医の先生と、難しい場合は看護師さんと、以下のような点を相談してみられることをお勧めします。まるさまからの質問も追加してください。
1.想定される点滴期間について
2.点滴の内容を変えることができないか
3.カテーテル留置と末梢点滴ルートのそれぞれに関する利点と欠点について
4.カテーテル留置の場合、カテーテルの種類を使いわけについて
どうして、まるさまがカテーテルをお嫌いで末梢点滴ルートで頑張られるのかを医療者にお伝え下さることも大切だと思います。何か解決案がみつかるかもしれません。
6日以上の点滴を予定している場合は、中心静脈栄養の有無に限らずPICC留置を検討してもよいとされます。3ヶ月以上の点滴期間の場合は最初から中心静脈ポートを検討するのがいいのかもしれません。私の患者さんは、まず皆さんPICCから始めています。留置時の安全性が優れている点と、私自身(内科医)が短時間で実施できるところが利点だと思っています。

まるさまの辛さがすこしでも楽になりますよう願っています。
Re:血管痛が酷すぎる
もーちゃん(大阪府) 2020/05/04
私の場合とまた違うかと思いますが、
私は、元々細い血管で抗がん剤治療を継続していました。
点滴漏れなどよくお越してましたし、拘束感もありしんどかったです。
ポート設置には、絶対何も起きないとは言えませんが、今後継続していく事考えるとオススメしたいです。
静脈ポート設置してから治療も辛くなくなり身体動かしやすくてもっと早くに設置してれば良かったと思う程です。
不安でいっぱいの中では、中々チャレンジしにくいかと思いますが、やってみてダメなら直ぐ抜こうという気持ちでしてみられるのはどうですか?
後患者さんを毎日見ておられる信頼出来る看護師さんに不安や気になる事お聞きになって見て下さい。
勿論主治医の先生との関係が上手くいっていれば先生としっかり話される事オススメします。

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