東京で腫瘍内科医をしているSと言います。
人道的見地から実施される治験(拡大治験と言います)の情報は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページで公開されています。
https://www.pmda.go.jp/review-services/trials/0019.html#2
これは、本来承認を目指して行われていた治験が患者さんの募集終了しているが、効果が高いことが期待される場合に、薬が承認されるまでの間に原則として治験と同様の条件に合う患者さんにご参加いただくことを目的として行われているものです。
治験の参加条件(適格規準と言います。病気の種類や状態、その他の体調や採血の値などが含まれます)は薬や医療機器によって変わってきます。山田さんに合った治験があるかどうかは主治医の先生とよくご相談いただければと思います。

ありがとうございます。

治験の参加基準から外れていたら、難しいですか？

この度はご投稿を有難うございました。医師のSと申します。チームで話し合いました。回答を申し上げます。拡大治験の場合、治験の基準に合致しなくてもその治療を受けられる可能性がございます。もともと本制度は「治験の適格基準から外れた患者を救う制度」として始まったものです。下記のサイトが参考になるのではないかと存じます。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/t009/201706/551798.html
まずはこの制度を利用されたいというご希望を主治医にお伝えなさるのがよろしいかと存じます。