掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
乳がんにおけるホルモン療法の効果と予後
あーち(東京都) 2020/06/07
ルミナルAで、温存手術後、放射線治療+タモキシフェン5年間服用しましたが、10年以上たって再発しました。

そのようななか、約20%程度のエストロゲン受容体陽性乳がんは、抗エストロゲン剤の効果が低く、予後の悪い高リスクな症例であることを知りました。
https://www.amed.go.jp/news/release_20181113.html

リンク先の研究では、Fbxo22タンパク質の発現がカギを握るようです。自分が高リスクかどうか知りたいので、調べてみたいと考えています。ただ、この研究成果は、現在臨床の場で活かされているのでしょうか?

ご教示いただければ幸いです。

Re:乳がんにおけるホルモン療法の効果と予後
S(東京都) 2020/06/08
あーちさん、ご質問ありがとうございます。東京で腫瘍内科医をしているSと申します。Fbxo22タンパク質については、ホルモン受容体陽性乳がんの予後に関係する因子として研究されておりますが、臨床への応用や治療選択のツールとしてはまだ開発されておりません。また、このタンパク質を正確に測定する方法はまだありません(臨床現場で検査として行うことはできません)。
ご病気の状態によっておすすめできる治療は変わってきます。ホルモン受容体陽性乳がんでは、ここ数年で有効性が確認された新しい薬もいくつか承認されています。主治医と十分ご相談いただいた上で、治療法を選択いただければと思います。治療がうまくいくことを願っております。
Re:乳がんにおけるホルモン療法の効果と予後
あーち(東京都) 2020/06/08
Sさま
ご回答ありがとうございました。
論文では、まだ症例数が少ないようですし、大規模スタディもこれからのようですね。
今後の進展を見守っていきたいと思います。

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