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治療とその選択
トリプルネガティブ乳がんステージ1の術前化学療法について
匿名(新潟県) 2020/08/01
7/11針生検、7/27に 浸潤性乳管がんの所見、basal-like subtypeが鑑別にあげられる p63は二層性を失う CK5/6びまん陽性 標本内にin situ成分は目立ちません 核グレード:Grade2(病理検査結果報告書による)とわかりました。

45歳、7月初めにしこりが大きくなっていることに気づき(しこり自体は昨年くらいからあった)針生検にて左側脇近く乳がんの告知 しこり大きさ 楕円形で約2×1.6cm(外側)1.8cm×1.3cmほど(内側)とのこと
7/30に居住県のがんセンター受診、マンモグラフィー・超音波検査・視触診によりリンパ節転移なしのステージ1と診断 しこりの大きさもクリニックで受けた超音波検査の時とほぼ同じ

10月上旬手術の予定、来週乳房MRI撮影ののち、8/20の診察で全摘または部分切除の術式決定
basal-like subtype=トリプルネガティブとのことですが、診察時、トリプルネガティブには触れられず、術前化学療法の話もありませんでした。
(術後の治療の話もありません)
針生検はクリニックで組織採取し、外部検査機関に委託、がんセンターではその標本プレパラートを顕微鏡で検査し、手術前診断とするようです。
何となくですが、担当医があまり病理検査報告書を見ていなかったような印象もありました。
トリプルネガティブでステージ1の場合、術前化学療法はしないのが一般的なのでしょうか?
また、しこりの大きさはステージ1なのですが、クリニックで受診した超音波画像上ではしこりの周囲に少々(具体的な大きさは不明)の境界不明瞭部分を認めており、おそらくそれが浸潤した部分だと思っているのですが、浸潤部分はしこりの大きさとして含めないものなのでしょうか?
自分では、脇のリンパ節には微少転移があるのではないかという感覚を持っていて、浸潤部分を含めると、5cmより少し小さいくらいなのではないかと思っています。
次回診察時に乳房MRIと顕微鏡検査の結果を聞くことになっていますが、トリプルネガティブは進行が早いと聞いているので、手術までの間、無治療で大丈夫なのかと不安になっています。

Re:トリプルネガティブ乳がんステージ1の術前化学療法について
S(鳥取県) 2020/08/02
匿名様

投稿ありがとうございます。本掲示板では治療方針について直接コメントすることができません。ご容赦ください。

担当の先生は診察前に予め匿名様の検査結果を確認されていると思いますのでご安心ください。今回のご相談はまさに担当の先生に直接聞いてみられるのが一番だと思われる内容です。確かに手術までの待機時間は不安が多いと思います。術前療法のメリット・デメリットなどを含めて質問し、ご納得のうえでしっかりとした治療を選択してください。手術待機時間に関しても、お住まいの地域の中心的ながん拠点病院であることを考えると、やむを得ない時間のようにも思えます。

乳癌に対する術前化学療法に関して、日本のガイドラインでは以下をご参照頂けると思います。
http://jbcs.gr.jp/guidline/2018/index/yakubutu/y1-cq-6/

ステージ1のトリプルネガティブ乳癌に対する術前化学療法とすると以下をご参照頂けると思います。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31373601/

英語の論文ですが、triple-negativeで検索していただくなどして内容をご確認いただけると思います。本ガイドラインではトリプルネガティブの場合、ステージ2、3であれば術前療法を推奨するとしています。手術前後の治療で、日本では保険適応がない薬剤についても記載されています。記載されていることを全て実行できるわけではないことにご留意ください。

心配に思っておられることを是非質問してみてください。診察室ではうまく聞けないこともあると思いますから、質問内容を紙に書き出して準備しておくといいと思います。それでも話しにくかったら、看護師さんが助けてくれると思いますよ。
乳房MRIでは手術に関する重要な情報を確認されます。結果説明では重要な相談があると思います。状況に応じて納得できるようなお気持ちの準備をしておかれることが大切だと思います。手術の日程に関しては、現時点では仮の日程だと思います。急がなければならない病状であれば考慮してくださると思います。他の患者さんの治療との兼ね合いもありますけれど、ある程度は交渉できるのではないかと思います。

匿名様の治療が納得と満足のいくものになることを祈っています。
Re:トリプルネガティブ乳がんステージ1の術前化学療法について
匿名(新潟県) 2020/08/04
S様
返信ありがとうございます。
色々調べた結果、やはりステージ1だと術前化学療法はしないほうが多いようですね。
温存できると言われ、温存したい気持ちはありますが、ステージ2に進行していた場合
(放射線治療が怖いのも事実です)のことを考えると怖いこと、再建も考えていますが、あまり良いニュースがないため、できうる限りの最善のことをやっておきたい気持ちが強いです。
乳房MRIを受けてから結果がどうなるのか気になりますが、最終的なステージは手術の後だと思いますので、きちんと質問を用意して次回診察の際に詳しく聞いてみたいと思います。
大変ありがとうございました。

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