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家族関係とコミュニケーション
残された時間が少なくなって来たと悲観している家族への対応について
中田(福岡県) 2020/08/27
70代後半の父が肺がんで治療中です。
もうすぐ3年になります。
最近、胸水による息切れを感じたり、
胸水を抜いたり、抗がん剤のせいか吐き気や嘔吐が多かったり、
父本人が自分はもう僅かしか生きられないんだ、と悲観的になっています。

以前は自分で車を運転して近くのホームセンターに行ったり、スーパーに行ったりしていましたが、全く行かなくなりました。
コロナのせいもありますが、すっかり気落ちしてしまっているようです。
いつも身体を動かしていないと気が済まないタイプの人だったのに、
今はほとんど座ったままか、
横になっているようになりました。
コロナが流行っていたので、半年以上通院以外の外出を控えていました。
それが原因なのか、精神的にうつ病のようになってしまっているのか、全く分かりません。
元気がなく、食欲もなく、いつもしょんぼりしていて、寂しそうな悲しそうな顔ばかりするのでこちらもどうしてあげたらいいのか、声をかける事もはばかられるくらいです。
やろうと思えば軽作業は問題なく出来ますし、身の回りの事も自分で出来ますので、PSが下がっているわけでもないとは思います。
恐らく自分の命が肺がんに支配されて終わる事への恐怖感や苦痛などへの不安が強いのだと思います。
早く死にたいと口にする事もあります。

どのように接したら良いのでしょうか。
父に少しでも寄り添う為に、
私に出来る事はどんな事なのでしょうか。

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Re:残された時間が少なくなって来たと悲観している家族への対応について
Ery(千葉県) 2020/08/30
中田さん

はじめまして。専門看護師のEryと申します。
お父様のご病気のことも落ち込んだ様子もご心配ですね。

 ご投稿いただいた内容からは、お父様の気持ちが沈みがちになる背景には、ご病気のこと、体調のこと、年齢的なこと、コロナで自由がきかない社会情勢で希望が持てない、などが考えられるのかと推察しました。実際にお父様を診ておられる主治医の先生や担当の看護師などに、家での様子や中田さんがご心配されていることをご相談いただき、心のケアの専門家の診断や治療が必要かご判断いただくとよろしいと思います。またそういった症状には緩和ケアチームも対応できると思います。
 上に挙げたような原因やそれ以外のことが原因だとしても、うつのような症状や気持ちの落ち込みには、短期間お薬を調整することで症状が軽くなることが多いです。また、恐怖心や不安が強い方には薬物療法や心の専門家のカウンセリングなどが効果的です。そして、身体のつらい症状を取り除いたり、食事や睡眠がお父様のペースでできるようにしていくことは気持ちのつらさを和らげるのに効果的であると言われています。抗がん剤の副作用がおつらいようでしたら、支持療法(副作用対策)の調整や、場合によっては少し治療をお休みしたり治療間隔を検討するなど、工夫できる点を主治医や看護師とご相談されると良いと思います。

 ご家族としては、お父様を近くで見守っていることがつらく感じたり、何かしてあげたいというお気持ちからケアに手を掛けたくなることがあるかもしれません。私が同じようなご心配をされているご家族にお伝えしていることは、ご本人のペースに合わせてご本人が食べたい、これをしたい、と思った時にすぐにできるようにサポートして差し上げてください、ということです。例えば食欲がない時に、時間で食事を勧められることは患者さんにとっては負担に感じられることもあります。以前のように食べられないことがつらく感じられる方も多いです。体調の悪い時には食べたい時に食べられるだけで大丈夫ですので、ご本人の好みのものをいくつか準備しておき、水分はいつでも摂れるようにご準備しておく、といった感じです。
 水分が摂れない、夜眠れない、急に様子が変わる、など見られるようでしたら、お早めに主治医にご相談されることをお勧めします。また中田さんご自身もご家族の立場で気持ちのつらさが強くなり、日常生活に影響があるようでしたら、我慢せずにお父様の主治医・看護師、心の専門家などにご相談されると良いと思います。

お父様のつらさが和らぎ、中田さんのご心配が減ることをお祈りしております。

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