掲示板「チームオンコロジー」
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家族関係とコミュニケーション
余命1ヶ月と宣告された祖父について、教えてください。
おおしま(北海道)
2020/10/15
祖父は今年の3月に肺がんが見つかり大学病院で手術をしました。術後も良好で約2ヶ月で退院。変わりなく元気だったのですが、7月に入ってから言語障害と記憶障害が現れ検査したところ脳転移発覚、余命1ヶ月と宣告された90歳です。
いきなりのことだったので、余命宣告された時には親戚一同すぐに理解することができず、とにかく祖父が気持ちよく最期を迎えられるように家で過ごそうという結論に至りました。9月の中頃までは少しずつできなくなることが増え、右半身麻痺で歩けなくなり、ご飯もお風呂もトイレも介護が必要、ろれつが回らないせいで話してくれたことも聞き取れず、訪問介護やケアマネージャーさんを利用しながらの生活になりました。
しかし、病院で処方されたステロイド薬をのむようになった9月末頃から回復し始めたのです。脳の腫れを抑えられているからだとはわかっているのですが、今では自力で立つこと以外すべて一人でできます。みんな嬉しいのです。でも同じくらい、精神的・肉体的にもいつまで続くのかと疲れ切っています。父の兄弟が多いので交代制で仕事を休み、毎日介護しているのですが、小さな町ということもあり、訪問介護などは週に一度来てくれるだけです。入院という選択肢もあるのですが、今のご時世、お見舞いに行くことはできません。
祖父と同じような症状の人がいないかたくさん調べましたが、治療をせずに回復した人の例を見つけることができずにいます。
余命宣告をされてからもうすぐ3ヶ月。今以上に回復することはないのでしょうか。また、今のままであるならあとどのくらいの時間が残されているのでしょうか。いきなり明日亡くなってしまうこともあるのでしょうか。
わからないことだらけです。どうかご意見お聞かせください。
いきなりのことだったので、余命宣告された時には親戚一同すぐに理解することができず、とにかく祖父が気持ちよく最期を迎えられるように家で過ごそうという結論に至りました。9月の中頃までは少しずつできなくなることが増え、右半身麻痺で歩けなくなり、ご飯もお風呂もトイレも介護が必要、ろれつが回らないせいで話してくれたことも聞き取れず、訪問介護やケアマネージャーさんを利用しながらの生活になりました。
しかし、病院で処方されたステロイド薬をのむようになった9月末頃から回復し始めたのです。脳の腫れを抑えられているからだとはわかっているのですが、今では自力で立つこと以外すべて一人でできます。みんな嬉しいのです。でも同じくらい、精神的・肉体的にもいつまで続くのかと疲れ切っています。父の兄弟が多いので交代制で仕事を休み、毎日介護しているのですが、小さな町ということもあり、訪問介護などは週に一度来てくれるだけです。入院という選択肢もあるのですが、今のご時世、お見舞いに行くことはできません。
祖父と同じような症状の人がいないかたくさん調べましたが、治療をせずに回復した人の例を見つけることができずにいます。
余命宣告をされてからもうすぐ3ヶ月。今以上に回復することはないのでしょうか。また、今のままであるならあとどのくらいの時間が残されているのでしょうか。いきなり明日亡くなってしまうこともあるのでしょうか。
わからないことだらけです。どうかご意見お聞かせください。
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Re:余命1ヶ月と宣告された祖父について、教えてください。
えみ(埼玉県)
2020/10/17
おおしま様
はじめまして。えみと申します。
投稿を拝読して、参考になればと…コメントさせていただきます。
私は乳癌患者で、この掲示板にお世話になり勉強させていただいております。相談業務の仕事をしております。
余命宣告をされたおじいさま、ご家族皆さんで介護されているのですね。
戸惑いながらも一生懸命なご家族の思いが伝わってきました。
介護認定を受けて訪問介護利用されているとのことですが、今後ご自宅で療養されるのであれば、訪問診療や訪問看護を利用されるとご本人もご家族も安心して生活できるかと思います。
体調が急変した時にも訪問していただけます。
コロナ禍のなか、病院入院は面会の制限がありますが、緩和病棟は(場所によってかもしれませんが)比較的面会ができると聞いています。
最後に…私自身、自分が病気になって感じていることですが、「自分自身がどう生きるか、最期をどんなふうに迎えたいか」ということも大切なことだと思いますが、支えてくれている家族が後悔しないような最期にしたいなあと、強く思うようになりました。
余命宣告されたおじいさま、ご家族に一生懸命介護されながらご自宅で過ごせることはとても幸せだと思います。ただ、ご家族が疲弊されるのはおじいさまも望んでいないかもしれません。
どうかあまり無理をなさらないように。
おじいさまとご家族が心穏やかに過ごせることを遠くから願っております。
はじめまして。えみと申します。
投稿を拝読して、参考になればと…コメントさせていただきます。
私は乳癌患者で、この掲示板にお世話になり勉強させていただいております。相談業務の仕事をしております。
余命宣告をされたおじいさま、ご家族皆さんで介護されているのですね。
戸惑いながらも一生懸命なご家族の思いが伝わってきました。
介護認定を受けて訪問介護利用されているとのことですが、今後ご自宅で療養されるのであれば、訪問診療や訪問看護を利用されるとご本人もご家族も安心して生活できるかと思います。
体調が急変した時にも訪問していただけます。
コロナ禍のなか、病院入院は面会の制限がありますが、緩和病棟は(場所によってかもしれませんが)比較的面会ができると聞いています。
最後に…私自身、自分が病気になって感じていることですが、「自分自身がどう生きるか、最期をどんなふうに迎えたいか」ということも大切なことだと思いますが、支えてくれている家族が後悔しないような最期にしたいなあと、強く思うようになりました。
余命宣告されたおじいさま、ご家族に一生懸命介護されながらご自宅で過ごせることはとても幸せだと思います。ただ、ご家族が疲弊されるのはおじいさまも望んでいないかもしれません。
どうかあまり無理をなさらないように。
おじいさまとご家族が心穏やかに過ごせることを遠くから願っております。
Re:余命1ヶ月と宣告された祖父について、教えてください。
看護師H(福島県)
2020/10/21
おおしまさま
掲示板へのご投稿ありがとうございます。ご返信が遅くなって申し訳ございません。
ご家族の皆さまがおじい様のことを考えたうえで在宅療養を決断されたとのこと。がんの診断からこれまでおじい様の治療と生活を支えられてきたことは、身体的にも精神的にも相当に大変なことであったと思います。今回のおじい様の回復がご家族の喜びもあると同時に、今後の成り行きや介護への疲弊など大きな不安や心配があることも当然のことと思います。
患者さんがつらい状況にある時、ご家族は患者さんを身近に支える存在として懸命に支援しようとしますし、また周囲からもその役割を期待されることが多くあります。患者さんのために頑張らなければ、うまく支援しなければという思いから、疲労や落ち込みを感じ、また患者さんの状態によって気持ちが大きく揺れることも多くあります。ご家族が患者さんを支えるには、ご家族が自らの日常生活を大切にし、維持していくことも必要になります。疲労困憊の状態にならないよう身近な医療・福祉に関わる人からも遠慮なく多くの支援を受けていただきたいと思います。ご家族の思いを受けとめ一緒に考えてくださるはずです。
ご提案として、ご投稿くださったえみさんがおっしゃっているように訪問看護のご利用をおすすめします。訪問看護師は、身体評価も兼ねておじい様やご家族へのケアや調整など行ってくれる本当にこころ強い相談役となるはずです。まずは、関わってくださっているケアマネージャーさんにお困りごとやご家族の負担、訪問看護などについて相談してもよいかもしれません。また、病院の相談室やがん相談支援センターにアクセスする方法もあります。わからないことや相談なごとなどたくさんあるかと思いますが、焦らずにひとつひとつすすめていくとよいと思います。
おじい様の今後の治療、回復の見込みや残された時間などについては、やはり主治医とよくお話してみることが良いかもしれません。残された正確な時間はわからないとは思いますが、今の状態が長く続きそうなのか、急変の可能性が大きいのかなど主治医の意見を聞いてみた上で、皆さまでお話し合いをしみてはいかがでしょうか。今後起こりうることへの対応や方向性を決めておくことで先の見通しが立てられるかもしれません。
おじい様は、きっとご家族やご親戚に慕われる素敵なおじい様なんだろうなぁと想像しています。ふだんご家族の皆さまとはどんなお話をされるのでしょうか。ご家族の皆さまがしっかりとご自身をいたわりつつ、無理のない範囲でサポートしていただくことを願います。少しでも穏やかな日が続きますように。
何かありましたらいつでもこちらの掲示板へお越しください。お待ち申し上げております。
掲示板へのご投稿ありがとうございます。ご返信が遅くなって申し訳ございません。
ご家族の皆さまがおじい様のことを考えたうえで在宅療養を決断されたとのこと。がんの診断からこれまでおじい様の治療と生活を支えられてきたことは、身体的にも精神的にも相当に大変なことであったと思います。今回のおじい様の回復がご家族の喜びもあると同時に、今後の成り行きや介護への疲弊など大きな不安や心配があることも当然のことと思います。
患者さんがつらい状況にある時、ご家族は患者さんを身近に支える存在として懸命に支援しようとしますし、また周囲からもその役割を期待されることが多くあります。患者さんのために頑張らなければ、うまく支援しなければという思いから、疲労や落ち込みを感じ、また患者さんの状態によって気持ちが大きく揺れることも多くあります。ご家族が患者さんを支えるには、ご家族が自らの日常生活を大切にし、維持していくことも必要になります。疲労困憊の状態にならないよう身近な医療・福祉に関わる人からも遠慮なく多くの支援を受けていただきたいと思います。ご家族の思いを受けとめ一緒に考えてくださるはずです。
ご提案として、ご投稿くださったえみさんがおっしゃっているように訪問看護のご利用をおすすめします。訪問看護師は、身体評価も兼ねておじい様やご家族へのケアや調整など行ってくれる本当にこころ強い相談役となるはずです。まずは、関わってくださっているケアマネージャーさんにお困りごとやご家族の負担、訪問看護などについて相談してもよいかもしれません。また、病院の相談室やがん相談支援センターにアクセスする方法もあります。わからないことや相談なごとなどたくさんあるかと思いますが、焦らずにひとつひとつすすめていくとよいと思います。
おじい様の今後の治療、回復の見込みや残された時間などについては、やはり主治医とよくお話してみることが良いかもしれません。残された正確な時間はわからないとは思いますが、今の状態が長く続きそうなのか、急変の可能性が大きいのかなど主治医の意見を聞いてみた上で、皆さまでお話し合いをしみてはいかがでしょうか。今後起こりうることへの対応や方向性を決めておくことで先の見通しが立てられるかもしれません。
おじい様は、きっとご家族やご親戚に慕われる素敵なおじい様なんだろうなぁと想像しています。ふだんご家族の皆さまとはどんなお話をされるのでしょうか。ご家族の皆さまがしっかりとご自身をいたわりつつ、無理のない範囲でサポートしていただくことを願います。少しでも穏やかな日が続きますように。
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