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治療とその選択
肺がんタグリッソ後の治療について
まる(東京都) 2020/11/21
非小細胞肺がんのタグリッソ後治療について教えてください。

患者治療歴は以下の通り
70代 女 EGFR陽性、PD-L1>80%
・放射線+カルボプラチン+パクリタキセル(完了)
・イミフィンジ(2ヶ月で中止:がん性胸膜炎)
・アリムタ(6ヶ月で中止:多発脳転移)
(→脳転移はガンマナイフで消失)
・タグリッソ(9か月で肺原発付近増悪)
現在は、他臓器転移も見られず。咳はあるが、普通に家事を行える状態。

タグリッソ耐性にあたり、医師からは次はドセタキセル、その次はTS-1、その後は治療終了を提案されました。

まだ元気であり、ドセタキセル以外もあると思いますが、以下について一般的にはどう考えられるでしょうか。

1.原発付近の増悪だけで、脳には効いているかもしれないタグリッソを止めてドセタキセルで脳転移再発が早まらないか。
(タグリッソ耐性とはいえ多少はがんの勢いは抑えてると思うが、突然やめていきなりがんが勢いを増すことは無いのか)
2.他の先発のEGFR薬にかえたり、増悪してもタグリッソ継続もあると聞くが、どんな場合か。
3.アリムタとタグリッソの交互に使用する研究があるらしいが、本件にはアリムタ再使用の可能性はないのか。
4.使用履歴のあるイミフィンジとは作用箇所が違うので、免疫チェックポイントのキイトルーダを試す価値は無いか。

以上よろしくお願いいたします。





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Re:肺がんタグリッソ後の治療について
S(鳥取県) 2020/11/22
まるさま

鳥取で腫瘍内科をしているSと申します。投稿ありがとうございました。

難しい状況ですね。3次治療以降のご相談ですので、ガイドラインなどで決まっている治療を提示することが次第に難しくなってきます。今回も含めて担当の先生とよくご相談になり、理解と納得を深めながら一つずつ決断されることが大切だと思います。

1. ご心配のことが起きる可能背性はありますが、実際に起きるかどうかは予測困難です。
2. 他のEGFR薬に変更することはあり得ます。ただし、一般的かといわれると難しいです。タグリッソが効かなくなった特定の遺伝子変異ではお示しの治療に関する報告があります。タグリッソ継続も勿論選択肢の一つです。進行が緩徐な場合に、1.の可能性を危惧して多少増悪してもタグリッソを継続することは臨床上ではあり得ます。これは、実際にまるさまを診察している医師でないと判断できませんので、担当の先生とよくご相談になってみてください。
3. アリムタ再投与の可能性はあります。ただし、確立した治療法であるとは言い難いので、担当の先生とよくご相談になってみてください。
4. イミフィンジとキートルーダが作用する分子標的は、確かに厳密には異なります。ただし、同じような作用部位ですので、明確に異なる治療効果を発揮するという根拠もお示しできないのが現状だと思います。

詳細な内容をご質問いただいています。これまでの治療歴もありますので、簡単にお答えすることも難しいかもしれません。このような場合はセカンドオピニオンを含めて担当の先生にご相談いただき、まるさまが納得される決断につながることを願っています。

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Re:肺がんタグリッソ後の治療について
まる(東京都) 2020/11/23
s先生

ごていねいにありがとうございました。
なかなか難しい選択であるのは分かりました。主治医にも相談してみます。
また、セカンドオピニオンもしてみたいと思いました。

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