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治療とその選択
アストラゼネカFLAURA試験でのタグリッソのPFSとOS
hiroko(埼玉県) 2021/03/15
アストラゼネカFLAURA試験によると、タグリッソのPFSの中央値が18.9か月、OSの中央値が38.6か月となっていますし、主治医からも同様の説明を受けました。この数値からするとあと19.7か月(中央値)生きることになります。
(あくまでも中央値ということは承知しています)
私の場合1stラインでタグリッソを服用したところ約19か月で耐性になり、次が抗がん剤治療と言われていますが、抗がん剤治療を何種類かやっても中央値で19.7か月は生きませんとも言われています。みなさんどういう治療をすれば、19.7か月も生きられるのでしょうか。素朴な疑問で恐縮ですが、私にとっては切実な問題ですので、よろしくお願いいたします。

Re:アストラゼネカFLAURA試験でのタグリッソのPFSとOS
S(神奈川県) 2021/03/18
hiroko様、この度はご投稿を有難うございました。J-TOPのメンバーで話し合いました結果を回答申し上げます。

先日ご投稿をいただきました内容を拝見し、hiroko様が FLAURA 試験について大変に細かくお調べになられたことが伝わって参りました (18.9か月、38.6か月、19.7か月という部分についてはかかりつけ医療機関様に再度ご確認くださいませ)。

hiroko様にとって、とても重要な内容をご質問としてご投稿してくださっている中、我々としても大変に心苦しいのですが、具体的な治療の内容を回答としてお示しすることが難しいと感じております。

昨今、肺がんの治療については免疫チェックポイント阻害剤の使用や肺がん細胞の遺伝子の特徴を捉えた上で方針を決める個別化医療の開発が進み、それらをまとめたガイドラインは毎年更新されております。従来の治療に加える形で治療選択肢は増えてきている状況にございます。肺がんの性質がどのようなものなのかかかりつけの医療機関にご確認いただくのが重要と考えます。

その上で、これから先の治療につきましてもこれまでと同様に hiroko 様の現在の状況 (ご体調を含む) や、今後、どのようなことを大切にして生活をされたいかなどを踏まえて総合的に決められていくものと考えられます。かかりつけの医療機関様とお話し合いを重ねていくことで、hiroko様にとって最もよい治療方法が決まることが望ましい状況と考えました。その際には、治療に関して新しい (更新された) 情報がないかもお尋ねされるのがよろしいかと存じます。

かかりつけ医療機関以外にも治療の選択肢を相談なされたい場合は、セカンドオピニオンをご利用されて今後の治療を考えてみることもご検討くださいませ。

hiroko様がよい形で治療を継続されますことを心からお祈り申し上げております。
Re:アストラゼネカFLAURA試験でのタグリッソのPFSとOS
hiroko(埼玉県) 2021/03/19
ご回答ありがとうございます。
タグリッソの治療が始まったとき「タグリッソ服薬手帳」をいただきました。その中にアストロゼネカの相談窓口があって、この件に関しては調査していると思い、藁をもすがる思いで聞いてみました。
タグリッソ耐性後の治療法としては、プラチナタブレット+第三世代(非プラチナ)・タグリッソ以外の分子標的薬・非プラチナ単剤・免疫チェック単剤・標的治療などを行って命をつないでいるということでした。カスタマーセンターの人ですので、詳細を聞いても分からないところがありました。
分からないのは最後の「標的治療」です。どういう治療を指しているのでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いします。
Re:アストラゼネカFLAURA試験でのタグリッソのPFSとOS
ブレイディ(海外在住) 2021/03/20
hiroko さん、こんにちは。投稿を読ませていただきました。治療をご継続されているお姿を想像しながらメッセージをしたためています。おそらくは具体的な治療の内容をお知りになりたいのだと思います。提案の一つとして考えていただければと思うのですが、FLAURAには日本の医師も何名か参加しているようです。現在の主治医と相談した上でFLAURAを担当した日本人医師のところへ セカンドオピニオンに行かれるのはどうでしょうか(日本のどの病院かについては主治医に確認してみてください)。タグリッソ後の治療に関連した一般的な情報も重要だと思いますが hiroko さんの治療経過や病理検査結果などの実情に即した情報収集も重要だと思います。セカンドオピニオンとして受診すればこれらの内容を包括的に対応してくれます。海外に住んでおり日本の実情が分からず的外れな書き込みかもしれません。セカンドオピニオンの場合、主治医から検査データや治療経過内容を受け取る必要がありと思いますのでその際はまず主治医にご相談ください。いい形に進みますよう遠方よりお祈りしています。
Re:アストラゼネカFLAURA試験でのタグリッソのPFSとOS
S(神奈川県) 2021/03/25
hiroko様、返信が遅くなりまして失礼いたしました。ご質問の標的治療につきましては、下記のサイトにおける 3) 分子標的薬 に詳しくかかれております。
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/drug_therapy/dt02.html

ここで簡単にまとめさせていただきますと、標的治療とは、がん細胞を分子生物学や生化学という手法を用いて詳しく調べることにより、そのがん細胞に特徴的な性質を割り出し、その性質を利用して (標的として狙い撃ちし) 治療に結びつけるというものです。まずは患者さんから採取したがん細胞を詳しく解析することが戦略を立てる上で重要になりますので、こちらにつきましては主治医にご確認いただくのが重要ではないかと思います。

この度はご質問を有難うございました。J-TOP一同、hiroko様の経過をお祈り申し上げております。

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