掲示板「チームオンコロジー」

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患者と医療者のコミュニケーション
乳がん(浸潤性小葉癌)の術前検査と治療について
yum(福島県) 2021/03/20
2月末に針生検をし、やっと先日浸潤性小葉癌と診断されました。現時点で報告を受けた内容は以下です。
・左胸外側上部乳がん(浸潤性小葉癌) エコー検査で確認できるサイズは2cm程度
・先日のエコー検査で腋窩リンパ節肥大箇所があったため細胞診をしたところ、リンパ節にも転移ありでした。
・ホルモン受容体陽性、HER2陰性、ki-67 4〜5%
小葉癌と診断される前(3月12日の診察時)の予定では25日に造影剤CT検査、心臓エコー。29日に循環器診療。のみでした。
しかし、18日に小葉癌と判明し、MRIの検査も急遽追加となりました。(30日)
リンパ節転移もあり、他臓器への転移もあるのではないかと不安で仕方がないのですが、特に骨シンチグラフィなどの検査は追加されておりません。
CTも内臓のみとの事で、頭部などの転移は確認しないようなお話でした。今の状態で骨や他臓器などへの転移をきちんと調べなくても大丈夫なのでしょうか?
そして、2月25日に生検をしてから小葉癌との診断が出るまで3週間がかかっており、そこから更に手術まで3週間です。ここまで時間がかかるものなのでしょうか?
私としては左胸全摘でとお願いしております。全摘しても抗がん剤をやる可能性は高いと言われましたが、小葉癌でホルモン受容体陽性の場合、抗がん剤は効きづらいなどの情報もありますが、方向性としてやはり抗がん剤も使用した方がいいのでしょうか?
もしくは、今後の治療の為に遺伝子検査も受けた方がいいでしょうか?(高額なのは承知しております)
また、万が一他臓器への転移が見られた場合手術自体しないということもありあるのでしょうか?
セカンドオピニオンも少し考えておりますが、セカンドオピニオンを受けた方がいいでしょうか?
子供もまだ小さいので、とにかくどんな治療でも効果のあるものは全て受ける覚悟でおります。

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Re:乳がん(浸潤性小葉癌)の術前検査と治療について
M(愛媛県) 2021/03/26
この度はこちらの掲示板にご投稿頂き有難うございました。乳癌と診断され、検査が続いてご不安なことと思います。ご質問頂いた内容について、JTOPメンバーで相談させていただき、回答させて頂きます。

まずは診断にかかる期間については、ある程度時間がかかるのは様々なプロセスが必要だからで、2,3週間かかるのは標準的ではないかと思います。お書きくださっているように乳癌で浸潤性小葉癌、という診断だけはなく、今後の治療に重要なホルモン受容体、HER2、ki-67を調べるためには「免疫染色」という方法をそれぞれに追加して判定をしていますので、早くお知りになりたいと思われご不安を感じられたりすることもあると思いますが、そのくらいかかってしまうことが標準的だと思います。
次にCT検査についてですが、他臓器への転移を調べる検査として今回予定されているものと思います。施設によって検査に差はあるかもしれませんが、通常疑うような症状がある場合以外には、骨転移や脳転移が有るかどうかを全員調べるような検査は推奨されていないのが現状だと思います。
そして、万一ですが他臓器への転移がみられた場合、状況によりますが薬物療法が主体の治療となり、手術をしない可能性もありうると思います。

今後は検査の後、手術の日程も予定されているようにお見受けしましたが、検査結果や今後の方針をお聞きになる外来受診もその前に予定されているのではないかと思います。
どのような手術になるのか術式や術後の病理検査の結果をふまえての薬物療法など、こちらの掲示板では一般的なお答えしか出来ないのですが、直接診ている主治医からよくお聞きになられるのが良いと思います。浸潤性小葉癌であることだけではなく、病変の大きさやリンパ節転移の状況など、ご自身の状況を総合してみた上で、抗がん剤を含めて薬物療法を考えていくようになると思います。またご質問頂いた遺伝子検査は術後の再発リスクや抗がん剤の必要性を判断するもののことでしょうか。こちらも適応にご自身があてはまるかどうか、また検査をするかどうかはよく相談が必要だと思いますので、こちらも主治医にご相談頂くのが良いと思います。

受診の際にぜひ、お聞きになりたいことを主治医へ質問できるよう、質問したいことや疑問に思っていることをメモなど準備して持っていってはいかがでしょうか。直接主治医に聞きにくい場合には、予め周囲の看護師など他の医療者に質問したいことがあることを相談しておいても良いかもしれません。
また、何よりご自身が納得し治療に向かえることが一番だと思いますので、主治医から説明を聞かれたうえでやはり他の医師の意見も聞きたいと思われる場合には、セカンドオピニオンを受けることも選択肢のひとつと思います。

どうぞご自身が納得して治療を進められますよう、JTOPメンバー一同お祈りしております。

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